7月26日猛暑日。
かねてからの悲願だった「登山デビュー」ってことで、
徳島県、「塔の丸」、登頂してきました。
全国的な猛暑日の1日、涼しい風が吹き渡る中での登山、別世界、別天地でありました。
山の詳しいことをいろいろ語っても、きっと私のブログを日ごろよりお読みくださっている方にはよくわかんないだろうから(私自身がそうなので)
とにかく今日の記念すべき日の日記をベタで書きます。悪しからず。
若かりし頃からずっと登山したいと思っていた私のために、音楽仲間の
「ベースなかちゃん」が、初心者用のコースをご用意くださいました。
私はこの日のために2か月?ぐらい前から登山用の靴を買い、履き慣らすために、平地ですが靴を履いて何度か汗にまみれてウォーキングもしながら、とっても楽しみにしていました。
当日は5時起き。6:20自宅出発。7時集合。
集合地点からなかちゃん師匠の車に同乗して、目的地へ。
私にとってなかちゃんは「ベースなかちゃん」であり音楽仲間なのですが、
ミュージシャン的お付き合いの中で、「山」や「お城」もやってんだ~~~!!…ってことが判明し、
さらに文章を書く仕事もやってたんだ( ̄□ ̄;)!!
それでまあ、お山に連れてっていただくこととなったのです。
途中コンビニで私の身づくろいに長々と時間を費やし…
(歯磨きして日焼け対策メイクするところから…)
車の中で朝ごはんのおにぎりを食べ、なかちゃんの差し入れの「リポビタンD」を飲み。
登山口に到着。
登山口のすぐ傍の「夫婦池」
なかちゃんが持ってきてくれた小さい折り畳み椅子に腰掛けて登山靴に履き替え、
(初心者の私にとっては、こんな履き替えグッズ、みんな使ってるのかも知れないけど、めっちゃ便利で感心しまくり)
いよいよ登山。
「塔の丸」は、登山口から4km。
殆ど稜線を歩くとのことで、ハイキングな感じだし、山頂での四方の山々の風景が絶景…とのことで、
ベテランなかちゃんは、入門者はまずここへご案内する…とのことです。
TAKAMIちゃんのペースで歩いてね…といって、なかちゃんは後ろから見守りつつ、ついて来てくれます。
最初は森林の中を暫く歩く。
フィトンチッド溢れる木立の中を歩くのは、ほんとにいつも癒されまくり、木々はすべての生き物を守ってくれているのだなあ…と感じる。
途中で、めっちゃ怖い道あり。
片側が急斜面で、踏み外したら絶対転がり落ちて大怪我する( ̄□ ̄;)!!
足元は全然フツーなんだけど、私ってこーゆうのに弱い、臆病者なんだよな~~~
こーゆうところに大変ビビり、時間を食う、、、
あっ、それに、何度も石に蹴躓き、コケそうになる。
そんな私を、なかちゃんは、後ろから、淡々と私のペースに合わせて歩いてくれるんだけど、
なかちゃんは、私の足取りを、疲れてないか…とかチェックしてくれてるんだろうし、
なかちゃんのザックの中には、私が転んで怪我をしたときの救急グッズも入ってるんだなあ…と思いながら歩く。
骨折グッズも入ってるのだろうか!?…とか、、、
(3年前、お祭りの帰りに酔っ払って、道路の段差で転んで骨折した私は、全く笑い事ではない)
私は非常用グッズは中ちゃんにお任せで、合羽のほかは何も用意していない、、、
後ろから黙って淡々とついてきてくれる頼もしいなかちゃん。やっぱベーシストだ…
標高が高くなって、森を抜け、低木~そして、クマザサだけが茂るところに到達。
この画像の中央(奥)に見える山のもうひとつ先が「塔の丸」
視界が開け、「目的地はあそこ」…と、なかちゃんがおしえてくれたけど、
え~~~っっ!!マジ!? まだこんなに歩くん!?!?
…と途方にくれる気分だったけど…
「遠いようで近いよ。 近いようで遠いのはカミサン」…とかって始まったよ。
「なかちゃんのブログには、カミサンへの愛が一瞬ちらりと盛り込まれているところがええわ~。」
「そぉ? ほんならこれからもこの路線でいこうかな。」
その他、土用丑の鰻を床に落として食べ損ねたこととか(コレ私)
安保のこととか、
ミュージシャン仲間や音楽のこととか、、、、話題は満載。
しかし、しかし、私にとっては「ハイキング」気分ではなく、初心者真剣勝負なのであります。
そこからは。
紺碧の空、風が吹き渡り、雲が流れ…
「世界は生きている」感にひたひたと満たされながら歩きました。
武満徹「翼」
風よ雲よ陽光(ひかり)よ
夢をはこぶ翼
遥かなる空に描く
「希望」という字を
ひとは夢み旅して
いつか空を飛ぶ
風よ 雲よ 陽光よ
夢をはこぶ翼
はるかなる空に描く
「自由」という字を
この合唱曲は、8月に私の母校のOB合唱団のコンサートで歌うのですが、
ずぅ~~~っとずっと、歩いている間、この曲が私の中で圧倒的に鳴り響いていました。
口ずさむ気分じゃなく、その音楽を聴きながら歩きました。
空と雲がすごく近いこの感じ。神さまが創ったままの世界。
四国にもこんな山があるんだなあ…
なかちゃんのいうとおり、遥か彼方に見えた頂上は、意外と近かった。
台風の影響で、山頂はひんやりと涼しい風が吹き渡り、風も雲も、陽射しも、ほんとに生きているようです。
なかちゃんと登頂の握手をして、お弁当タイム。
めっちゃ冷えた「ノンアル」…これも中ちゃんが用意してくださいました。
めっちゃビール飲んだ気分になるってばヽ(^o^)丿
美味しかった~~~山頂のノンアル!!
お弁当のあとは、チャッチャと撮影タイムのあと、下山。
山頂での「大休止」40分程度です。
頂上からのパノラマをご覧ください♪
なかちゃんの手をカットしようかと思ったけど、唯一なかちゃんの画像なのでそのままにしといた(*^^)v
頂上で、「シャッター押しましょうか?」と親切な方がなかちゃんとのツーショットを取ってくださった…ハズが、撮れてなかった( ̄□ ̄;)!!
下山には、正直、少々不安がありました。
30代の頃、富士山に最初に登ったとき、1歩2mの「砂走り」ではなく、普通の下山道を下りたんだけど、
コレがキツくて疲れて、消耗しまくった。
…という苦~い経験があるのです。
富士山は、マラソンのトレーニングの一環として登ったんだけど、実はマラソンのトレーニングでいちど膝も傷めているし。これがいちばん心配だった。
金比羅山も、登りは軽やかだけど、下りは膝がちょっと痛くなるし。
だがしかし、下山、結構軽やかだった~~! 行きと同じ道を下りるので、安心だし。
そうはいっても、気分は軽やかでも、体は疲れてます。さすがに若くないですから、、、
ほどよく疲れた状態で足を進めるのって、「無」になれる。
これがすごくよかったな。
私は「無」になるのが好きなのだ。
(スーパーでカボチャや長芋を切ってパッキングするのも「無」になれるから好きなんだ)
もうすぐ登山口だ…ってとこまで来たとき、なんだか安堵感で「はぁ~~~!」って大溜息ついちゃったけど、
すぐそのあとで、「イケナイイケナイ、ここで気を抜いたら怪我のもと!」と気を引き締めなおしました(^_^;)
そして、下山も含め、ほんとにほんとに充足感満載でした。
怪我もなく、膝の痛みもなく、登山口まで無事で帰ってきました。
また、折り畳み椅子で登山靴を脱いで履き替える…
なんだか「儀式」のように感じた。
当たり前のようだけど、当たり前じゃない。
登山靴を買いに行った日から、今日は始まっていて、登頂したことじゃなくて、無事にここまで帰って来れたことが、尊いと思います。
それはほんとに、なかちゃんの愛あるサポートのおかげと思っとります。
なかちゃん、こんなにいいお天気の、梅雨明けの絶好の登山日和、本来なら、もっともっとグレードの高い、制覇し甲斐ある山に登れたのに、
入門希望者TAKAMIのサポートに徹してくださり、本当に感謝します。
そのおかげて、私、正式に?お山、入門させていただくこととします。
無料体験レッスン、最高でした~~ヽ(^o^)丿
ああ、ほんとに嬉しい、いろいろワケもあり、山は子どもの頃からの憧れだったのです。
山頂で出会ったパーティ、中高年で、全員私より年上とお見受けしました。
私もまだまだこれからだヽ(^o^)丿
そして、ほんとに、神さまの創ったままの世界に癒され、完全にストレスから開放されて、すっかりリフレッシュできました。
「登山デビュー」
私の人生の大切な1日となりました。
まだまだ書き足りないんだけど、このあと温泉にいったこととかね(^_^;)
それはまた別のおはなし…ってことで。