WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

発表会が終わった

2014-09-08 | アーティスト魂











6日土曜日は、私の高校時代の同級生 淳子先生の教室「ぽこ・あ・ぽこ」と私が主宰する「ミュージックあにまあと」の合同の生徒さんたちの発表会でした。

ちなみに「ぽこ・あ・ぽこ」=少しずつ 「あにまあと」=生き生きと …という楽語(イタリア語)です

昨年、一昨年と、SYO Michaelさんのお宅のスタジオで、ホームコンサートのような発表会をやらせていただきましたが、今回、3回目にして初めて広い会場を借りての発表会を開催することができました。

会場は、私がこれまでチャペルコンサートにお招きいただいていた「新生教会」の会堂です。








ホールでの発表会は念願だったのですが、適当な広さの会場がなく、また、バンド演奏をするためのPA機器を借りると、かなり多額になり、20名程度の発表会では、相当な会費がかかってしまうことになります。

月謝額程度の会費で、ミュージシャンの人たちとのアンサンブルもできるような発表会の会場というのは、ふつーあり得ません。
新生教会は、新しく立派なグランドピアノもあり、チャペルコンサートができるPA機器も整って、本当に、素晴らしい場所…と、淳子先生や私は思うのですが、、、l

この会がよかったのかどうなんだか…
終演後、私自身、充足感とか、満足感とかでひたひたになって、「ああ、よかった、幸せ…」という気分でないのが正直なところです。
私が、そう感じているということは、きっと生徒さんや親御さんたちもそう感じていらっしゃるのではという思いが、、、、

問題点、反省点ばかりが浮かび上がり、次はこうしたい!…と、考え始めたら、飲んでも酔わず、逆に冴え冴えとなって、もう次の発表会の構想を夜更けにいつまでも考えてしまいました。翌日朝、仕事にもかかわらず。

どんな発表会をやったら、生徒さん、親御さん、聴きにきてくださったお友達やご親族のみなんさんに楽しんでいただけるのか…
まだ始まったばかりなので、2回目、3回目…と、成長していきたいです。


まずは、私の最大の反省点はココです。

ミュージシャンの方たちのサポートによる子どもたちのバンド演奏がキマらなかったところ多々あり。
大変残念でした。
やはりそれはほぼ生徒さんの経験年数に比例。
まあ、すべてバッチリ決まるってことのほうがあり得ないのだ、こんなもんだ…と思えば楽かもしれない。
親御さんたちは、それでも子どもたちに暖かい拍手を送ってくださったけど、私としては、次回に向けての課題満載だったのでした。
バッチリ、キメたかった。
私がキメたいのじゃなく、そのキマッタ感、充足感を演奏者本人たちに味わってほしかった。
それこそが、音楽の醍醐味だからです。
それをさらに、聴いてくださるお客様ともシェアしたかった。
「あ~っ、ソコ、走らないって、何度も練習したじゃん!」
「ソコは、ベースの人の顔みて合わせようねって言ったじゃん!」
「う~~~っ!」「あ~~っ!」の連続なのでありました(-_-;)
生徒さんたちのせいじゃありません。私の指導の至らなさです。
こんなに練習したのにダメか…
曲の選定に問題あったかな。
やっぱり、個人練習や生徒同士のリハだけでなく、全体リハの時間がもっと必要なんだな。
などなど。

アンサンブルの曲は、生徒さん達に好きな曲を選んでもらいました。
そして、生徒さんそれぞれの進度に合わせてアレンジしました。
好きな曲なら、一生懸命、楽しく練習できるだろう…

練習はみんな一生懸命やりました。でも、合わせる時間が少なすぎた。
私達プロは、個人練習をしっかりやっておけば、合わせは1回でキマりますが、
音楽経験の少ない子どもたちにはじゅうぶんな全体リハの時間が必要なのでした。

そうはいっても、ミュージシャンの方たちに時間を割いてリハにお付き合いいただくのも、経費的にこれが限界。
ミュージシャンのみなさんは、私の主宰する発表会の主旨を理解してくださり、とても好意と子ども達への愛情をもって、協力してくださっています。
これ以上甘えたりわがままを言うことはできません。

さあ、これからどうするか、次はどうするか…


親御さんたちにとっては、音楽のことはよくわからないから、みんなで合奏して、とてもいい経験ができたとか、思い出になったとか、
せっかくかわいいお洋服を着たからもっとステージ全体が見えたらよかったとか、
それぞれの想いがおありなことでしょう。

ソロ演奏は、それぞれ、本当によかったよ。
私が伝えたいこと、それぞれに受け止めてくれて、みなさんすごくいい演奏だった。
普段もこれくらいやってよ(^_^;)
普段は全くマイペースな人たちがこの日に向かって頑張ったことは、ひしひしと伝わり、とても嬉しかった。


私の、音楽と、自分の音楽教室に対する思いやこだわりは、変わることなく信念として持ち続けて、それに叶うコンサートを目指し、日々努力していきたいと思います。

冷静に考えたら、目標高いんだろうな。


さて。

発表会を終え、大雨の中びしょ濡れになりつつ機材の搬出も終わり、アシスタントとして実はものすごく多岐に渡ってよく働いてくれたTakがベンチで爆睡している中、会堂のお掃除もし、駐車場の代金を支払いに行き…

最終的に、淳子先生とお疲れさまといって、お別れしたあと、Takと「チシティ」で夕飯食べました。
淳子先生は、お姑さんが、おうちでカレーを作って待ってくださっているというので。
「打ち上げ」とか、「反省会」なんてもんじゃなく、もうお互いへろへろで、「摂取」って感じだったよ。
とにかく、寒かった~! 大雨で傘もささずに作業して、びしょ濡れだったからね(^_^;)

「カレーってさ、食べても身体ってあったまらないんだよね」
「そうだよね、身体を冷やすんだよね~~~」(-_-;)

でも、チシティ、相変わらず美味しかった。よかったな~~~
Takと行く時のいつもの定番の、マトン・パラック、キーマカリー、タンドリーチキン。
Takはナン、私はチャパティ。
Takの発表会の総評は、大変辛辣で、ずけずけ言いたい放題。
でも、それがいいんだよね。そして、Takの感想は私の感じていることの裏づけ…みたいで、
本当に彼は私の息子として、成長してるんだなあ…と感じます。

淳子先生には、「遠くない将来、Takくんが、TAKAMIの保護者になるよ」と言われた(^_^;)
ぐうの音もでません。











Comments (6)
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