WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

瀬戸芸2016 沙弥島編

2016-03-31 | 瀬戸内国際芸術祭





3月最終日。
この日は、春会期のみの沙弥島(しゃみじま)へ。

ここは、島といっても、埋め立てれられて、四国本土の坂出市と地続きです。
なので、正確には「島」じゃありません。
瀬戸大橋の袂にあり、一帯には瀬戸大橋記念館や、記念公園、東山魁夷瀬戸内美術館などがあります。
Takが小学生の頃、何回か遊びにきました。

ファミリーにはオススメの場所です。
沙弥島は小さな島で、2時間程度でアート散歩できるので、午後はゆっくり記念館や美術館に行ったり、公園で遊んだりできます。
「マリンドーム」という野外ステージもあって、教会関係のLIVEに出演させていただいたこともありました。
ステージのバックは瀬戸内海♪ 









さて。
アートの旅。

…とはいっても、まずは腹ごしらえ。
実は、「とらふぐ弁当」を食いっぱぐれた( ̄□ ̄;)!! ガーンガーン
沙弥島の目的No.1であったのに!!
到着が遅かった! いや、出発が遅かったからです。

みなさま、ゼヒ午前中の早い時間にいって並びましょう。

でっ、「わかめうどん」と「おでん」に変更。
さすがにがっかりだったので、画像なしですが、かなり美味しかったよ。
県外からの方にはゼヒお薦めです。わかめも盛り放題。
こんな浜辺で、こんな美味しい「さぬきうどん」が味わえるのかと、感動していただけるハズ。

それに、さぬきうどん店ではお決まりの「おでん」も、味が滲みて、美味しかった。




 「そらあみ<島巡り>」 五十嵐靖晃



沙弥島、瀬居島、与島、岩黒島、櫃石島、それに香川本土の方たちとの手作りの漁網。
携わった人の名前がボードに記されています。
 漁師や島の人たちとともに漁網を編むことによって、人と人をつなぎ、海や島の記憶をつなぐ。(瀬戸芸公式ガイドブックより)





「12島の物語 回遊式アニメーション」 蓮沼昌宏



壁掛け時計ぐらいの大きさで、上のハンドルを回すと、1回転分の島に関するアニメーションがぱらぱらと動きます。これが12台。
波や鳥、虫、島の植物たち…
小さな世界に吸い込まれる。



ここから、沙弥島小中学校に移動。


この浜辺から見る瀬戸大橋は、とても美しいです。
大きなタンカーが橋をくぐっていきました。
巨大なタンカー、橋にぶつかるんじゃないかって見えたんだけど、おもしろい遠近感の錯覚でした。
余裕でくぐっていきました\(^o^)/









沙弥島の遊歩道は、1時間程度で美しい瀬戸内海をみながらのんびり1周できます。
これも、瀬戸芸、記念公園などなどとセットでオススメです。
今回は、午後に高校野球の「決勝戦」があるので、見送り。



「Las Islas -しま・しま」 中山玲佳



小学校の外壁に展示された壁画は、ワタクシ的には、イマイチ周囲の景観の中で違和感あり、なんとまあ、、、な感じだったのです。
でも、じっくりと寄ったり引いたりしながら鑑賞すると、だんだん楽しくなってきた。
これもまた、現地の小学生とともに制作されたとのこと。


旧沙弥小・中学校の中の展示




「完熟の唄 海原に浮かぶ瀬戸の太陽」 さくまはな



金時みかんの絞り汁で描いた「あぶり出し」とのこと。小学校の頃、やったよね、、、、









「ハレの日、金時への道」 かわいひろゆき



学校の教室の中が塩の山。
この瓶詰めはなんなのだ?? 人参??
お風呂掃除用の靴に履き替えて、作品の中を歩くのですが、靴を履いたときから、もう塩を踏むのが不思議な感触。
そして、この構成にものすごく遊び心を感じて、なんだかものすごくわくわくする♪♪
何これ?
解説読んでなくて、何の予備知識もなく、子供の心だけが伝わってくる。
ランダムに配置されている瓶詰めが、ところどころ機関車のように並んでいたり、人型が整列していたり。
なんか、世界やストーリーがあるんだな、、、、

この不思議な空間、今回の沙弥島でいちばん好きでした。






「空とぶ赤いボタン」 戸矢崎満雄



空中に浮かんでいる赤いハートは赤いボタン。
床に散りばめられているのは白いボタン。
画像では伝わり切らないけど、とっても美しいです。




「赤いネジ」 しりあがり寿



なにこれ!! Takの部屋じゃ~~~ん!!
学校の勉強机の上でネジが力強く回転しているのですが、
この絵本などなどが散乱している光景は、全くTakの部屋そのもの…ってことで却下!!
見たくないものを見てしまった!!
いんや~~~~ここに来てまでTakの部屋を見るとは( ̄□ ̄;)!!
日ごろ、きちんと整理整頓され、お掃除もゆきとどいた美しいおうちにお住まいの方にとってはとっても興味深い作品であろうかと思われますが、私はヤだよ~~~~っっっっ!!
ε=ε=ε=ε=ε=ε=┌(; ̄◇ ̄)┘
Takの部屋にも、この赤いネジを持ってきてぐるぐるとネジ込めばよいのであろうか!?!?
どうなる!?!?ヽ(`Δ´)ノ
しりあがり寿さん、大昔から存じておりますが、コレは神経逆撫ででありました。
それが狙いか!?!?




瀬戸芸では、島の方たちとの共同作業でつくる作品というのがとても多いです。
私は、先入観を持って、ガイドブックを読んでから作品を見るのは好きじゃないので、あとでゆっくり解説を読みます。

坂出の名産「金時人参」「金時芋」「金時みかん」
「ハレの日、金時への道」では、作者が地元の人たちと、まず畑で金時人参を栽培し、ピクルスを作るところから。


また「空とぶ赤いボタン」では、地域の方たちかなどから集めたボタンで作品を構成する。


アーティストの方がたは、それぞれ、自分のパフォーマンスと、島と、そこで暮らす人たちとをどう結びつけるかということを追求しながら作品と向かい合っているのだということがものすごく伝わってきます。


私もがんばろう!…と思うのです。



さて、高校野球決勝戦を車の中で観戦しました。地元高松商業高校は、惜しくも準優勝となりましたが、素晴らしい試合でした。
超感動でしたが、別のお話しなので、ここでは書きません。

このあと、最後の作品を訪問して、沙弥島を後にしました。




「八人九脚」 藤本修三



この作品は、前回は、学校の前の浜辺に設置されていました。背もたれが斜めっていて、デッキチェアのようで、海と瀬戸大橋と空をとっても心地よく眺められたのに、
この場所で座ったら、海が見えないよ~~!!ヽ(`Δ´)ノ



やっぱ、ここがよかったな… 



島国ニッポンに橋が架かり、トンネルで繋がり、すべての島が、島でなくなる。 島国ニッポンどこへ行く??
いろんなこと、考えさせられます、まだまとめ切れません。

次はどこに行こうかな? 






Comments (2)
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