WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

東京帰省…死を思い昼酒うどん

2018-09-04 | 人生妙なり


最初はカッシーと古巣の「HUB」で昼酒♪




8/31~9/2の2泊3日、東京に帰省してました。

アップしてるのは殆ど「うどん店」の画像ばかりだけど、これだけを目的に行ったわけではありません。
「うどん」の場面以外は「写真撮ろう」という意識が全然ありませんでした。

3年ぶりの東京。目的は嘗て東京で濃い時間を過ごした懐かしいお友達にそれぞれ会って語りまくること。

あっという間だったけど、一緒に過ごして下さった方々、本当にありがとうございました。
なんだか、「オムニバス」な帰省とでもいうかなあ、、、



ゲリラ豪雨の「長谷川」(大泉学園)で最初に飲んだ酒。名前は忘れた。


FBやブログなどで、近況はわかっていてもやっぱり実際にお会いして、直接顔をみて声を聞いて空気を共有するのって、ものすごく嬉しい。
SNSがあるからこそ、時間と距離の経過とともにフェイドアウトしていかず、ずっと保たれる…っていうのもあるなあ。

昼酒夜酒飲みまくり、このブログには絶対書くことのできない内容の濃~~~い話を語りまくり、、、
いや、ブログどころか、両隣に他のお客様のいるところで、はらはらドキドキするようなモノスゴイ人生報告を聞いたり、、、

みなさん、それぞれ、自分のこと、息子さんや娘さんのこと、要介護の親御さんのこと、いろんなことを抱えててスゴイ。

結婚した人、離婚した人、それぞれみなさん、「打ち止め」ではなく、まだ次の人生があります。

東京時代よりも、ドラマはいっそう展開しており、今回お会いできた方々お一人お一人、あまりにも濃くて「ちょっと要約して書く」なんてこと絶対ムリ。



スミマセン、コレも美味しかったけどなんなのか忘れました…



…しかしいずれは収束して、いやしないままでもピリオドを打つ時がくる、それぞれの人生。
そこに確実に近づいていっているのだってことを、ずっしりと想う時間が少しずつ増えてきた。

その前に親の介護…とかあるんだけど、うちの両親まだまだ元気なので、そこをすっ飛ばして、自分の人生のピリオド、、、ってなんで??


というのも、私の周囲には、独身男女がかなり多い。一般的な方の周囲よりも相当多いと思う。
加えて、結婚してるけど子供は産まないというご夫婦も、かなり多い。
私の友人の大半がミュージシャンや、音楽関係者だからかなと思います。
しかし、これが普通に暮らす一般的な夫婦の形態になりつつあるかも…という気もしています。



茄子とイチジクの胡麻和え (すごっ!めっちゃ美味しかった!!私も作るよ~ん♪)


ハーフのひやかけは、感動的でした。思わず画像撮る前に食べて噛み千切ってしまったわい!



そんな中、今の自分がやがては迎える最後のときってこれからどうなるの??
今やってるお葬式や、火葬のやり方、墓地への納骨って、このままでは時代のニーズに合わなくなるんじゃないの?
いやもうすでになっているのでは?

…と、私は兼ねてから思っているのであります。

どぉよ??



さぬきうどん店にこんなお通しが、、( ̄□ ̄;)!!



数年前に、私の父と、高校の1年先輩を1週間の差で見送って壮絶だったとき、まずは「親族でなくては病状の説明を受けられない」という壁にぶちあたりました。
私の父のパートナーさんは何十年も連れ添いながら入籍しておらず、また、私は1年先輩のSさんとは、知り合って1年足らずのヴォーカルの生徒さんというだけにもかかわらず、
他に付き添いの親族が誰もいないってことで、彼の死に立ちあい、葬儀から納骨まで、深くかかわることとなりました。


私は人の死というのもは、遺された人に託せばよいのだと大昔から思っていたのです。
私が死んだら、私の葬儀や葬方やお墓や、そんなことは、「しきたり」のことなど一切どうでもよく、
私の死(を越えて次の世界にいくということ)を最も大切に思ってくれている人のやりたいよーーにやってくれれば良いと。
今日では、これまでの慣例で、家族や親族が葬儀の主催者であったり、また相続も火葬もなにもかも「血族主体」だけど、これが現代の人の死に方に合っているとは思えません。
私はSさんの死~納骨に立ち会って、本当によかったと思っています。



お通しの、苦くて正しいゴーヤーのお浸し、そして日本酒はワイングラスで供される…


数年前、私のバンドである「WIND AND SOUND」でゲストプレイヤーにお招きしたことのある、嘗てのとても有名なプロのビッグバンドの主力メンバーであった方が孤独死しました。
詳しいことは全く知らされませんでしたが、結局彼は親族のもとに引き取られ葬られたのではないかと推察します。
親族にとっては、何十年も交流がなく、大変迷惑なことだったのかも知れません。
一方、私たちミュージシャンにとっては…少なくとも私にとっては、どれほど触発され、感動を与えて下さったか。
…でも、お別れの機会はありませんでした。

これから、こういうお別れはきっとかなり増えていくと思います。
葬儀も相続も、このような血族主体って「このままでいいのか?」と感じます。



いりこのピクルス 伊吹島のいりこは、ハラワタも甘いという話で盛り上がりました


こんな話を、このたび上京の折に、約10年ぶりぐらいでお会いした弁護士のお友達S氏に話したところ、スゴイ話を伺いました。
裁判所から成年後見人に選ばれた弁護士の方が、被後見人の死、火葬、遺骨の収集にまで立会い、若い後見人は知識不足のため、長い間その遺骨をどうしていいかわからず、 ご自分の事務所の棚に何ヵ月も保管してあったのだとか。

この遺骨がそのあとどうなったのかは伺ったけど忘れましたが…
遺骨なんてどうでもいい、大切なのは天国へ行くその時なのだ…と、個人的には思うのですが、、、遺された人にとっての、人の死の煩雑なことについて、私、上記のように感じています。






閑話休題。


私はこのたびの「東京帰省」で、東京のうどんを食べるのをとても楽しみにしていました。
香川出身、東京在住の同窓生たちは、しょっちゅううどんを食べて、ウマそうな画像をFBにアップしているのです。
いいな~いいな~…と、いつも美味しそうなうどんの画像を見て指をくわえていたのであります。
東京のうどん屋では、蕎麦屋のように、酒の種類とアテが豊富で、まずは飲んで、〆にうどんを食べる…というスタイル。
これ素敵。香川ではあり得ないスタイル。
香川のうどん屋は、短時間でささっと食べてさっさと立ち去るというところだからね。



野菜の天ぷら、初めてホンモノ見ました


そして、器も盛り付けもとても美しい。
それていて、堅苦しくも高慢な感じでもなく、ゆるゆるとくつろげる。
こんなお店、香川にもできてほしい~~~!!
「新東京讃岐うどん 花は咲く」新宿御苑前店





うどんを食す達人の耕造さんが「香川からの客人をうどん屋さんへ案内する会」と大袈裟な会合の名前を付けて予約を入れて下さったので、
もう、大将自ら店の外に出て私たちを迎えてくださり、帰るときも、タクシーを拾える場所までご案内して下さいました。

また、耕造さんは、予約のできないこちらのお店では、ゲリラ豪雨のものすごい中、開店前から20分以上も店の外に並んで下さいました。香川からの客人の私(と、みっちゃん)のために!!!
素敵すぎます。
普段なら開店前から長蛇の列なのだそうですが、さすがに豪雨なので並ぶ人はいませんでした。
そして、私たち3人のために、定刻より早く暖簾を出して下さいました。






うどんを食す達人は、もてなしの達人でもあるのだなあ、、、とっても素敵。



それをいうなら、私の東京における音楽パートナーのカッシーもギターの達人であると同時に、もてなしの達人だ。
彼はさりげなく超絶ジェントルマンなのだ。(あははは、書いてる指が笑ってる…が、ホントにホント)
彼はいつも、さりげな~~~く私を酒と音楽でもてなしてくれる。
私が「このところLUSH LIFEが好きなんだよ、弾いてみて」って言うと、私がいない間に楽譜を探して、ナニゲに譜読みしてみてくれてる。
私はカッシーのギターで歌ってみたいなと思ってたんだけど、めっちゃ難しい曲だし、あまり演奏されることはないし、なんとなくしつこく言うのもなあ…と思ってたけど、
最後の日に、一応、弾いてみて~…と言ったら、なんと彼はソロで弾いてくれたのだ。
「LUSH LIFE」を1日でソロで弾くなんて、スゴすぎる。やっぱりカッシーはすごい、素敵。
やっぱりいつか、カッシーのギターで「LUSH LIFE」がやりたい。

私が一緒にフラミンゴやってた頃より、もぉ、全然成長してて、ただでさえ以前からスゴかったのに、さらに上手くて素敵すぎる。






そして、今回は、息子が保育園時代にとても可愛がっていただいたKファミリーのところで1週間お世話になりました。(私じゃなく息子が)
息子は、Kファミリーの三男坊として受け容れてくださり、一人で東京の主だった建築を見学しながら、毎日伸び伸びと過ごしたようです。
伸び伸びしすぎなんじゃないのぉ~~!?!?ってほど。


でっ、まあいろいろはしょりまくりましたが、まとめとしては

東京帰省楽しかった!めっちゃ幸せ!!



最後になりましたが、息子のとーちゃん、SYOさん、ご協力ほんとにありがとうございました。




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