WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

SYOさんと医大病院にいった

2021-01-09 | たいせつ

今日からSYOさんの病気についての記事を書くことにしました。
こうでもしなければ自分の頭と心の整理もできないし、そんな状態で仕事もできない。
今日は仕事を休みました。これを書くために。
でも明日からはまた、普通に生活していかなくてはいけません。


SYOさんの付き添いで、紹介状をいただいて香川大学医学部附属病院に行った。

癌だといわれた。それはわかっていた。

肛門がんなのか、皮膚がんなのか今のところは不明。
これからいくつもの検査をして特定し、手術するとのこと。
部位がビミョーなので、私はずっと知らなかった。
どうしてこんなになるまで放っておいたのか、、、、
病院に行く前日に初めて見せてもらってびっくりした。
SYOさんは痔だと思いこんでいたのだ。彼は以前にも痔を患ったことがあるので。


ここまでなるまで放っておいたとは…と、医師も「手遅れ」感満載。
そうはいっても、とても穏やかないい先生だった。2人の医師と関わることにったのだけど、2人ともとてもいい人だった。
とにかくこれからたくさんの検査をやって、今月末に診断が下る。
検査も、むりやりねじ込んで入れて下さった。それほど事態は逼迫してるってことなのだな。

もう即祈りました。
「神さま、SYOさんの体の中の癌細胞を全部イッキに消し去ってください。あなたにはそれができます。
そして再びLIVEをやらせてください。」

しかし一方、こんな考えも過ぎった。

SYOさんは78歳、日本人男性の平均寿命で、これまで存分にピアノを弾いてきた。誇り高くカッコイイ。とても健康でパワフルだった。
彼の人生は満州に生まれ、父親を亡くし母子家庭に育ち、結婚~離婚やその後もプライベートは孤独に堪える人生だった。彼はとても強く、独りで生きてきた。
これからは私がずっとさいごまで一緒にいるよ。
え~~~なんでこのヘナチョコな私が!?!?
私はSYOさんより全然ヘナチョコで、SYOさんをお見送りすることなんができるのか私!?!?!

…でもこれが神さまのご計画なのか。

もちろん、私だってSYOさんとお付き合いし始めて、何十年も連れ添っている夫婦のように沢山の時間はないことはわかっている、だからこそ一緒の時間を大事にしよう…と思ってきた。
喧嘩なんか全然しなかった…のは、SYOさんがものすごく「優しくて強い人」だからだ。

私はこれまでずっとSYOさんの優しさと強さに甘えまくってきた。

「甘える」のが当たり前だったので、「甘えない」ということがどういうことなのかわからない。
これから私がどうしたらよいのか、わかりません。


でもでもでもでも、今感じることは、SYOさんはまだここで終わることないよ。
SYOさんは、「ちょっと休憩」と思ってる。
私もすごくそう思う。
そう思いつつ、SYOさんの冷たくなった顔に触るところとか想像するし、夢に見る。
こんなふうにぐちゃぐちゃなのです。


冒頭に書いたように、整理しつつ、頭と心の均衡を保とうと思います。
まだこれからこのカテゴリーは続きます。SYOさんとお別れするまで。
20年後かもしれないけどね♪



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