WIND AND SOUND

日々雑感 季節の風と音… by TAKAMI

2022瀬戸芸小豆島 3

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭

空の玉 青木野枝


これは最後に観た作品です。寒霞渓まで行きました。

今回は、少し趣向を変えて、私の思いなども交えて書きたいと思います。

   
境界線の庭 土井満治


なんだなんだなんだこれは!! 私、絶対見たことある。
殆ど地面に埋まってる鳥居。そして、そのてっぺんには遺跡のミニチュアのようなのが広がっている。
この作品自体が遺跡のようで、覚えてるもんね。でもいつ来たんだろう?? 
…と過去のブログを探してみたけど、この作品は見つかりませんでした。ナゼだ、、、

鳥居があるし、「神聖」感漂ってるので、さすがに、この通路に入って遊ぶのはやめときました。
でも、作者は遺跡感や神聖感などを表現しようとしたのではないらしいです。
しかし、ことあるごとに書いてるけど、私は作品というのは、作者を離れたら、受け手の自由に解釈してよいのだと思うのです。
それが作品の一人歩きであり、成長である。
「作者はコレを表現したかった」「ピンポーーーン」というのはナンセンスと私は思います。
だから「これのどこがアートなん?」という人がいてもいいと思うのであります。
私も創作者のほんのほんのはしっっっくれとして、自分の曲が自分の思いと全然違うふうに受け止められていったら、
それはすごく嬉しいことなのです。

さて。
次は醤の里へ。


ジョルジュ ギャラリー ジョルジュ・ルース


これだけのために行きました。私のリクエスト。
これは前回2019の新作で、とっても美しく楽しく感動したので、ぜひもう一度行きたかったのです。

ある1点から写真を撮ると、美しい金色の円が部屋の中に浮かびます。
私のはちょっとズレて残念な画像です。
しかももーガッカリすぎで水平修正ナシ!そのうちやっとく。
前回ブログにも気合を入れて書きましたが、画像はやっぱりこれと同じ。全然成長してないなーー


みっちゃん撮影(了承済み)


一方みっちゃんが撮ったのは完璧。どーやったらそこの点を見つけられるのだ。
二階にもチョークで描いた正方形に見える作品があって、階段の途中から撮るんだけど、私はさっぱり諦めてます。
きっとこれは、私は身長が足りないな、、、
みっちゃんは、もう帰ろうかというときになって、「やっぱりもう一回行ってくる」といって、
かなりこだわってチョークの正方形、頑張っていた模様。その間私はゆるゆると受付のおにーさんとお喋りしました。
受付のおにーさんは、自分の担当のインスタレーションのことは、すごく詳しく、どんな質問にでも答えられるようにすごく勉強しているのです。頼もしいです。

そして、最後は冒頭の画像「空の玉」 寒霞渓へ。
これはみっちゃんの提案。


この作品は外から見るのではなく、中に入ってこーーーやって鑑賞するのだ。素晴らしいです!


数か月前に、みっちゃんと私の共通の友人、美咲ちゃん(仮名)がご病気で亡くなりました。
葬儀はご親族だけで、周知することも遠慮されて行われたとのこと。
親しい友人からこのことを聞いたときにはショックで何をしてよいのかもわからず。というか、何もできませんでした。
みっちゃんも私も、彼女とはそんなにものすごく親しいわけではありませんでしたが、
彼女は私のLIVEに来てくださったし、みっちゃんは美咲ちゃんと小豆島をドライヴしたことがある。寒霞渓にも行ったとのこと。
そんなみっちゃんも、彼女の逝去は知りませんでした。
私は、美咲ちゃんが亡くなったことを、小豆島で伝えたかった。共有したかった。私にできることはそれだけだ。

     
    

これが今日の瀬戸芸小豆島のおわり。みっちゃんありがとう。


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2022瀬戸芸 小豆島2

2022-05-12 | 瀬戸内国際芸術祭
こんなにのんびりゆっくり書いていたら、何回連載になるやら…なので、ペースあげます。


潮耳荘 広島市立大学芸術学部有志


地面の光がきれいなのがまず目に入る


それから天井を見る


このラッパのような耳で潮騒の音を中に送り込んでいる





 山声洞 伊東敏光


階段を降りていってまるい穴をくぐると


中はこんな感じ


両方の作品とも、耳で集めた海と山の声を、この洞窟のような中で聴くのです


めっちゃよく響くのでつい歌ってしまう私。
「山声洞」では、私が耳から声を送ったり、みっちゃんに中から歌ってもらったりして遊びました。
しかし、ここは波の音や、虫の声を静かに聴くところだったのでした。



ヒトクサヤドカリ 尾身大輔 海近くに住み着くヤドカリの背は殻ではなく家だった



  



三都半島、あと1つ残すんだけど、続きは明日。おやすみなさーい。




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