先日、例のプログレ好きの友人の「ドアーズ」のテー
プを聴いていると、どこかで聴いたことがある感が非
常にした。
「ドアーズ」そのものは所謂プログレではないが、い
まだにその音楽性は色あせず、新たにファンになる人
が後をたたない(この部分適当)。
個人的には、地獄の黙示録の「ジ.エンド」が印象的
だ。
冒頭のヘリコプターがシルエットになっているところ
にこの曲がかかる。
ジム.モリソンのけだるいボーカルが実に効果的だっ
た。
確か、監督のコッポラとジム.モリソンは友達だった
ような。
で、テープの聴いてた曲は自分の知らない曲だったの
だが、聴いてるうちに誰だか思い出した。
それが「ベック」だ。
ある年代以降は、「ベック」というと「ジェフベック」
しか思いつかない。
自分もそうだった。
ところがこの「ベック」は、10年ほど前から結構な
人気で、それなりの地位をすでに築いているというこ
とだった。
それを知ったのは2年ほど前、別の音楽好き(彼はプ
リンス以降)にその「ベック」を借りた時。
その時も、なんだかいろんな「聴いたことがある要素」
満載だなと思った。
新しい感覚の音楽ということだったが、こちらからす
ると懐かしい、であった。
そして今回「ドアーズ」を聴いて確信した。
順番からすると「ベック」が「ドアーズ」に似ている
ということなのだが、30年の時を隔てて、新しい音
楽としてドアーズ的音楽が復活するということは、い
かに「ドアーズ」が優れていたかという証左に他なら
ない、かな?