ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

カルガモ

2006年06月30日 | 生き物 自然


昨夜、危うくカルガモを轢きそうになった。
両脇田んぼの道を走っていると、突然一羽のカルガモ
が飛び出しではなく、ゆうゆうと横断し始めた。
横断する前にこちらはその存在を確認していた。
夜だからライトで気付くだろうと思って、ゆっくりそ
のまま進んでいくと、同じようにカルガモもゆっくり
横断しだした。
まるで車の存在がないかのように。
まったく振り向くこともなく、急ぐ様子もなく、最終
的には車から30センチほどの距離に。
車はスピードも出てないので止まれたが、一体カルガ
モの危機管理はどうなってるんだ。

カルガモで思い出したが、以前一度だけそれを食した
ことがある。
別に獲ったわけではなく、たまたま諏訪湖の魚網にか
かったのがいて、せっかくだから食べてみるかという
ことになったのだ。
正真正銘のジビエだ。
知り合いのシェフにお願いして早速調理してもらった。
カルガモのロースト血入りソースで。
味の方はというと、これがまたすごい。
恐ろしいほどに不味いのだ。
皮はひたすら硬く、肉は鴨特有の野生味、レバーっぽ
い味、鉄分の味、ヘモグロビンの味、はいっさいなく
なんだか埃っぽいような味だった。
よく青首、つまりマガモが最高と言われるが、あれは
やはり、先人の経験から導き出された答えだったんだ、
とこの時深く納得した。
先人の教えには真実が隠されている、ということなの
だ。
鴨にとっては迷惑な話だが。
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