現在使っているカメラは、普通のコンパクトデジカメな
のだが、昨日の話の続きになるが、マクロ撮影の時、
ピントが上手く合わないという欠点と言うか傾向があ
る。
対象が小さいと、そこにピントが合ってるかどうかよ
く分からないのだ。
ぶれやすいし。
尤もこれは、「腕の領域」の話かもしれないのでそれ
以上言及しない方が良いかもしれない。
そんな話をいつもの蕎麦屋の主人にすると主人は「そ
れならフィルムの一眼レフで撮ればいいじゃない」と
言った。
「フィルムを入れるところの蓋の爪がなくなって、ガ
ムテープで止めてるやつで?」と言うと、「サイドミラ
ーもガムテープだから良いんじゃない」とわけの分か
らないことを言った。
確かに、車の右のサイドミラーはガムテープで固定さ
れ、電動スイッチを入れるとうなりながら同じ動作を
繰り返すと言った状態ではあるが。
そんな話ではない。
それで久しぶりにその一眼レフをいじってみた。
もともとカメラ好きでもないので、カメラに関しては
全く詳しくない。
それなのに何故一眼レフがあるかと言うと、たまたま
友人が要らなくなったものを安く譲り受ける機会があっ
た、ということなのだ。
その時、おまけで望遠レンズまで貰った。
しかし結果的には、このカメラは数えるほどしか使っ
てない。
望遠に至っては、一度もだ。
完全な宝の持ち腐れである。
いや待て、望遠はドアのストッパーとして使っていた。
なんだ役に立ってたではないか。
という話でもなかった。
その望遠も装着しカメラマンを気取ってみたが、気取っ
てみただけの話だった。
そして確か、この望遠はマクロでも使えたはずだが、当
時接写が出来ると喜んだ覚えがある(その割には全く使っ
てないが)。
と、いろいろいじくってみたが、やり方がよく分から
ない。
単純な構造なのに、と心の中でぶつぶつ言いながら更
にいじくり回すとやっと分かった。
ファインダーを覗くと、確かにマクロだ、ピンともくっ
きり、これならばっちり。
これからはフィルムの時代だね。
ということには絶対ならないのが辛いところだ。
絞りも感度も忘れている人に、自動焦点以前の「キャノン
EOS」は扱えない。
それに、パソコンにつなげられないというのは致命的
だ。
画質的にはフィルムに叶わないと言う人は絶対いると
思うが、音質的にはレコードだ、と言う人がいるよう
に、それはどういう味を求めているかで変わってくる
話である。
私は、自動でマクロの焦点が合わせ易いデジタルが良
い、ということだけが望みであるのだ。