ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

粋な時間

2008年01月22日 | Weblog


昨日も寒いと思ったら、最高気温マイナス0.8度の真
冬日であった。
ここ一週間ほどは、冬らしい天気である。
「日々是冬日」といったところか。
それにしても、寒い時には「寒い」と文句を言い、ちょっ
と暖冬だとピリッとしないと文句を言い、要するに、気
候に対しては常に文句を言いたくなるのが人間のよう
だ。
いくら文句を言っても言い返さないし、良い不満のは
け口になっているのかもしれない。
たまにそれが、代理の気象予報士に向けられることが
あるが、向こうにとってはいい迷惑である。
文句は自然に言え、ということが肝要である。

さて、昨日の続きになるが、映画少年Yは、ロダンを
見た後か前かは分からないが、昼食に蕎麦を食したと
いうことだった。
以前、東京の人気店が松本に移ったことを教えたのだ
が、そこへ行ってきたらしい。
Yは東京のその店にも何回か行ったらしく、教えられ
た時点で直ぐにも行くようなことを言っていた。
その時は、場所が判らなかったと暫くしてきた時に言っ
たので、もう一度具体的に教えた。
そして今回はちゃんと行けたようだった。
その店は、メニューはコースと決まっていて、すべて
お酒が付くというもので、たとえば「盛り二枚」とか
いった頼み方はできない。
車で行ったらどうするのかという配慮は、端からない
ようなのだ。
全ては店のスタイルの合わせてもらう。
いやなら来るな、ということである。
東京でもそういうスタイルであったということだ。

味のほうは、東京の時と変わらないとYは言っていた。
彼は、更に日本酒を注文して、しめて4000円ほど
の支払いをしたということであった。
蕎麦屋でまったり日本酒を飲みつつ過ごす、といった
「東京人の粋」を体現したいYにとっては、いい時を
過ごしたということになるのだろうが、「粋な時間」
とは無縁な私にとっては、一言「高い」であった。
蕎麦で4000円は、単純に高い。
これが素直な感想である。
更科の主人に報告することが、またできてしまった。
粋な大人は、蕎麦屋で玉子焼きなどを肴にし日本酒を
嗜む、お前は池波正太郎か。
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