ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

掘り炬燵

2008年01月18日 | Weblog


昨日は、期待通りの、最高気温マイナス0.6度の正真
正銘の真冬日であった。
どうせ寒いのなら、このくらいでないと。
中途半端な寒さの方が、油断して風邪っぽくなるのは、
経験上分かっている。
空気も凍るくらいのこのくらいの寒さが、身体も精神
もピリッとして良い(本当は、暖かい方が嬉しい)。

最近は、灯油も値上がりしているし、ガソリンも高い
ので、なるべく使わないようにしている。
ストーブは使わず、炬燵。
堀炬燵なので電気代はかからない。
しかも炭は自家製。
畑の使わない桑の木などが炭となる。
兄作なのだが、今時自家製の炭など使う家も少ない。
ここだけ見れば、かなりエコである。
炭と言っても、ウバメ樫の備長炭のような、一本すっ
としたものではなく、バラ炭といわれる、細かな炭だ
がそれで充分だ。
たまに、完全に炭化してないものがあり、煙を発生す
ることがあるが、足が燻され燻製のようなにおいが付
くだけで、それもご愛嬌である。
掘り炬燵の醍醐味のようなものだ。
熱量はかなりのもので、相当熱くなる。
遠赤外線効果もあり、関節の痛みなども改善される、
ということはありそうで無さそうで、本当どっちかわ
からない。
いずれにしろ、電気炬燵よりはじっくり温まる。
昔の家のいいところは、こんな掘り炬燵が今でも使え
るというところだろう。
何せ、築100年は経っているのだから。

但し、その分機密性は無いので、寒い。
部屋の中でも、水は凍る。
鼠も、どこからか定期的に発生する。
しかも、学習能力があり、毒餌を食べない。
これは、古い家には関係なかったか。
ただ、鼠の棲家は至るところにありそうだ。
あと、梁の太さは30センチはあるが、それがそのま
ま耐震構造には結びつかないところが、残念である。
柱の太さだけ見れば、相当立派ではあるが。

改めて見ると、昔の家の特徴は、一応備えているとい
うわけだ。
よく、田舎の家に憧れて引っ越す人がいるが、見かけ
は良くても、今の生活スタイルからすると不便なとこ
ろは多々ある。
中を、完全リフォームするなら良いが、そうでもしな
ければ相当大変だ。
田舎ライフに対しての幻想は禁物である。
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