ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

マイケル.ブレッカー

2008年01月07日 | 音楽


スノッブなM氏が、お年賀代わりにと「マイケル.ブレッ
カー」の最後のアルバムのCDを持ってきた。
と言っても、こちらはその辺のことにあまり詳しくは
ないので、メンバーを見ながら「有名どころが揃って
るね」と言うくらいだ。
「パット.メセニー」「ハービー.ハンコック」「ブラッド.
メルドー」「ジャック.ディジョネット」と確かにオール
スターキャストという感じである。
それより、「マイケル.ブレッカー」って死んだんだ
という事実を再確認したことのほうが驚きだ。
そう言えばそうだった。
フュージョン系は、「マイルス」「ウェザーリポート」
ぐらいしか聴いてなかったから。
他は、正直あまり関心がなかったのだ。
これも、M氏から貰わなければ、まず聴くこともない。

というわけで、マイルスの「ビッチェズブリュー」を
たまたま聴いた後に、この「マイケル.ブレッカー」
をかけることにした。
それでふと、「ビッチェズブリュー」のドラムスを確
認すると「ジャック.ディジョネット」であった。
まだ一線で活躍しているんだ。
凄いね、と全然関係ないところで感心してしまった。
ジャズ系は息が長いのか。
ジャズプレイヤーにとっては演奏そのものが生活である、
という感じは強いから、ロックと違って体力の衰えと
ともに一気にエネルギーがなくなるということも無さ
そうだ。
生活のリズムに合わせたプレイ。

実際聴いてみると、マイルスがやっていたのとは違い、
大分肩の力が抜けている演奏である。
その点を枯れた演奏或いは名人芸と取るか、刺激がな
く面白くないと取るか人それぞれである。
個人的には、やはりまだマイルスである。
まだまだ枯れた境地にはいけそうにない。
いつになったらそうなるのだろう。
一生無理かも分からない。
「パット.メセニー」だって「スティーヴ.ライヒ」
もののほうが好きだし、こればっかりはどうも。
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