ピカビア通信

アート、食べ物、音楽、映画、写真などについての雑記。

ヒメギフ

2011年05月19日 | 生き物 自然

 

気温も高くなりそうで、今年最後のヒメギフチャンスかと蓼科に。途中、小腹満たしにパン屋でおかず系のパンを買う。選択肢は限られ、「アスパラのタルティーヌ」と「黒オリーブ入りパン」と見かけがクロックムシュ風ぱんの三種を。車の中で食べてみると、全てベーコン入りで同じような味。しかも、オリーブ以外はマヨネーズをグラタン風にした今や日本のパン屋を席巻したあのどれを食べても同じ味の、個人的には一番避けたいパンだった。素材に関係なく全てにマヨネーズを使うというこの味付け、どうにかならないか、とちょっと本格風な店構えのパン屋に対しては思ってしまう。

車をとめ、いつものコースを歩く。食草である「ウスバサイシン」は出たばかりでまだ花が咲いている状態。例年より3週間遅れている。

 

 

ヒメギフの姿は見えない。しかもその割りに暖かくないので、他の虫もそれほど活発ではない。いたのはたんぽぽにこんな虫や

 

 

春の定番、「コツバメ」

 

 

同じく定番の形がユニークな「ビロードツリアブ」など

 

 

お目当てのヒメギフは相変わらず姿を見せない。食草と発生の時期がずれてしまったのだろうか。今年は諦めかと車の所に戻ったその瞬間(取材班は捉えたと続くところ)、前方30メートル地点に怪しい蝶影が。ちょっと出来すぎだがここは脚色なし。行ってみるとそれは正しく「ヒメギフチョウ」だった。大分くたびれた固体だったが、これでひとまず今年のノルマも達成。やはり、ヒメギフの発生とウスバサイシンの成長はちょっとずれているようだ。

 

 

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