ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

▲閉店【食】炭火焼居酒屋 遊 [居酒屋@室蘭]

2008年04月06日 22時00分09秒 | 外食記録2008
▲閉店 [2009.6.11記]
炭火焼居酒屋 遊(すみびやきいざかや ゆう)[居酒屋@室蘭][Yahoo!グルメ]
2008.3.21(金)22:00入店(20回目くらい)
注文 つまみと酒いろいろ

・大学そばの自宅から徒歩圏内にある、いわゆる "行きつけ" の居酒屋です。鶴中アメリカ演奏旅行同窓会のニ次会。参加は中島から流れてきた二名に新規二名を加えた計四名。

・工大正門そばのセブンイレブンの裏手にある小さな店です。
  
・店に入るとマスターが一人で暇そうにしていました。春休みで学生が少ない時期ですが、卒業生が挨拶に来る事があるので、店を開けているのだとのこと。
・カウンター約10席と小上がりにテーブルがニ卓。

・お通し:お客さんが持ってきたという新鮮なホタテを使った料理。ブロッコリーのホタテあんかけ。
 
・イカソーメン(600円):透き通った本物のイカソーメンとは比べるべくもありませんが、これはこれで美味しいです。

・日本酒『澤乃井 純米 大辛口』:ビールの次はこれ。

・お通し:当店定番のお通し。途中参加の二名向け。
 
・豚冷シャブ(480円):このメニュー、初めて見た気がします。中はキャベツだったかタマネギだったか、気がつくと無くなっていた。
 
・ジャガニンニク(450円):ジャガイモうまい。。。
 
・トマオニオン(380円)

・焼酎『しろ』:マスター美味しいお酒な~い~? と言ったら出てきた焼酎。この時点でかなり飲んでいるので味の記憶無し。美味しいも不味いも無い状態です。このビンもさっくり空きました。
・「もうこの店閉める!」が最近のマスターの口癖。年々、外に飲みに出る学生が減ってきているとのこと。寂しい話ですが、私自身もこちらの店に顔を出すのは数ヶ月に一度という状態です。
・マスターへプレゼントした禁煙本が、人手に渡り他へ流れ、行き着いた先の人物が禁煙に成功したという話を聞きました。これで私のおかげの禁煙成功三人目。マスターには改めてプレゼントしないと。

   

・この後は『おぶり』で三次会、の定番コース。既に写真どころじゃなくなっていたので、こちらの店についてはまた機会を改めて。
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【本】システム・ダイナミックス入門

2008年04月06日 10時04分47秒 | 読書記録2008
システム・ダイナミックス入門 複雑な社会システムに挑む科学, 小玉陽一, 講談社ブルーバックス B-557, 1984年
・最初の50ページほどは何とかついていくが、それから先は完全に置いていかれます。観察対象となる事象の中に因果関係のループを探し当てるようになるためには、それなりの訓練が5年ほど必要とのことで、このような新書を一冊さらっと読んだだけで全てを理解するのはそもそも無理な話です。「システム・ダイナミックスってどんな感じか」概要を知るだけなら第1章を読むだけで十分でしょう。その先は「システム・ダイナミックスを身につけたい」と明確な目的を持つ人向けです。
・『世界』の動きをシミュレートしてしまおう、というスケールの大きな発想はちょっと驚き。
・ポケコンなどで実行できるBASICのプログラムリストの例がたくさん載っています。全て大文字アルファベットのプログラムソースが懐かしい。 IFT=>1THENA=50
・現在この分野は下火になっている模様。
・「現在のところ、システム・ダイナミックスは、「本質的にデータを欠く」社会システムを有効に取り扱うことができるほとんど唯一のツール(道具)なのである。」p.7
・「筆者はかねてから、人間の頭脳、コンピュータ、図書館(データーベース)を三位一体とした問題解決システムこそ、来るべき知的増幅社会の中核をなすものであると考えているが、」p.9
・「システム・ダイナミックスは、断片的な情報を、総合化する場合に偉力を発揮する。」p.19
・「システム・ダイナミックス・モデルの方程式の左辺と右辺のディメンションは必ず等しくなければならない」p.31
・「まず、システムは、システム境界を持つ。次にシステムは目的を持つ。境界の内側には、システムの構成要素が複数存在する。構成要素の間には、一定の論理にもとづくつながりがある。システムには、外界からインプットが加えられ、システムが機能した結果アウトプットが出力される。システムのアウトプットとインプットの間には情報のネガティブ・フィードバック機能が働いており、システムの目的がどの程度達成されたかによって、強く働くか、弱く働くかが決まってくる。また、システムの境界の外側には、システムを取り巻く環境が存在する。」p.45
・「社会システムの中に数多くの因果関係ループが内在し、そのうちのいくつかは容易に発見できる性質のものであっても、社会システムの観察者がある程度の訓練を受けていなければ因果関係ループの発見は困難なようである。  したがって、米国の小学校では、社会科のカリキュラムの中で、社会システムがつくり出す現象の背後にある因果関係ループを見つけ出す訓練を試験的に行っている。」p.56
・「われわれが、システム・ダイナミックスを用いて分析しようとする社会システムはたいてい、図11のような多重ループになっているのが普通である。これらの相互作用は、システムの非線形な性質につながる。」p.64
・「ジェイ・W・フォレスターの高弟ウォルター・W・シュローダーIIIによれば、「社会システムは、本質的にデータの欠けているシステムである。したがって、現在のところ、このようなシステムを、有効に取り扱うことのできるほとんど唯一の技法が、システム・ダイナミックス」である。」p.67
・「ドイツのシステム工学者スタンフォード・L・オプトナーは、「問題」とは、「あるシステムの現在の状態と望ましい状態との間にギャップがある状況であって、その解とは、システムの目標と制限条件の下で、このギャップを最小にすること」と定義している。」p.123
・「表6は、ソシオ・スフェア(社会圏:S)、テクノ・スフェア(技術圏:T)、ジオ・スフェア(地球圏:G)およびバイオ・スフェア(生物圏:B)のスフェアによって形成されるマトリックスの網の目は、われわれの世界の中で発生が予想されるすべての問題領域をカバーしている。」p.129
・「システム・ダイナミックスの正しい適用の原点は、よりよいニセモノをつくるため、まずホンモノを正しく、深く理解しなければならないということだ。」p.150
・「(a)の標準ラン結果をみると人口は2020年に、約55億でピークになり、それ以降は、資源枯渇、食糧不足、汚染増大、混雑などの影響を受けて減少の傾向をたどっている。人口の減少を回避しようとして、資源リサイクル、緑色革命、クリーンプロダクト、産児制限などの政策を、直観的に個別にとっても効果は上がらず、次のようないくつかの政策を1970年以降同時に実施することによって世界は(b)のように、人類社会がいまだかつて経験したことのない平衡社会に移行でき、破局を回避できることを示している。」p.196
・「システム・ダイナミックスの適用で、最も難しいのは、問題を定義し、システム観察によってシステムをモデルへと概念化していくプロセスなのである。」p.270
●以下、用語解説より。
・「システム・ダイナミックス 問題を理解するため、社会システムに内在する因果関係ループをそのシステム構造として把握し、ループ上の四つの要素、レベル、レイト、情報およびフローを一つのセットとして、取り扱う方法論。創始者は、ジェイ・W・フォレスター。」p.294
・「DYNAMO システム・ダイナミックス・モデル構築用の専用原語として、MITのアレクサンダー・L・ビュー・IIIによって開発された。現在、DYNAMO-IVまでバージョン・アップされている。DYNAmic MOdelの略。」p.301
・「平衡社会 ワールド・ダイナミックスで示された成長の限界による破局を避けようとすれば、物質的には成長のない、しかし、精神的には成長を続けるという、人類がいまだかつて経験したことのない社会の実現が必要である。」p.308
・「ローマ・クラブ 世界に横たわる複雑で、解決困難な問題を解決し、次の世代に安全な世界を引き渡そうとして、イタリアのアレリオ・ベッチェイの提唱により、設立された民間機関。MITに世界モデルの開発を委託。その後、多くの報告書を発表している。」p.313
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