ぴかりんの頭の中味

主に食べ歩きの記録。北海道室蘭市在住。

▲閉店【食】さっぽろっこ 東口店 [ラーメン@室蘭]

2008年04月09日 22時07分12秒 | 外食記録2008
▲閉店 2022年6月閉店 [2023.7.21記]
さっぽろっこ 東口店(ひがしぐちてん)[ラーメン@室蘭][HomePage][室蘭タウン]
2008.3.23(日)17:00入店(初)
注文 醤油ラーメン 580円

 
・JR東室蘭駅の東口(海側)からバスターミナルへ続く道沿い、駅のすぐそばにあるお店。駅のあちら側の西口のすぐそばにも同じ系列のお店があります。店舗の入ったビルの右隣に駐車スペースが3~4台分有り。
 
・メニューを見てから気づいたのですが、苫小牧のラーメン店『ニングル』の系列店でした。『ニングル』は好きな店なので、これは期待できます。
 
・スープを一口すすると、「おっ!?」っという、とっても香ばしい味です。具は、もやしがいっぱいでうれしいです。これで玉子が初めからついていたら最高なのですが。味は濃すぎず薄すぎず、麺は固すぎず柔らかすぎず、量は多すぎず少なすぎず、といった具合にバランスが良くて、さりげないけれどまた食べたくなるようなラーメンです。おそらく他のメニューのどれを頼んでもハズレは無いだろうと思わせる安定感があり、万人にオススメできる味だと思います。

・予想では、膨大な量の『お客様アンケート』の積み重ねによって出来た味なのではないでしょうか。いわば、室蘭市民が作り上げた味。けっこう人気があるようで、次から次へとお客さんが入ってきます。
・会計時に「580円になりま~す」と言われ、「あれ!? 630円じゃないの??」と確認してみると、『北の国醤油ラーメン(630円)』を食べていたつもりが、普通の『醤油ラーメン(580円)』を食べていたようです。ちょっとネーミングが紛らわしいかもしれません。

  
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【本】病気にならない生き方

2008年04月09日 08時03分15秒 | 読書記録2008
病気にならない生き方 ミラクル・エンザイムが寿命を決める, 新谷弘実, サンマーク出版, 2005年
・内視鏡医の第一人者としての経験に基づいて、著者自らが編み出した健康法の紹介。有名人も多数実践という触れ込み。
・医学については専門家だが、生化学、遺伝学などを含む生物学分野についてはほとんど素人ではないかという印象を受けました。
・「○○で健康になる!」程度ならまだ受け入れられますが、「病気(ガン)にならない!」まで言われてしまうと、ちょっと警戒してしまいます。内容の真偽についてはともかく、現在の身の周りにはいかに "不自然な" 食べ物や薬が蔓延していることを気づかせてくれる、という点では参考になりました。しかし、この健康法をそのまま実践する気にはちょっとなれません。
・わざわざ「ミラクル・エンザイム」(物質)の存在を仮定しなくとも、「各種酵素の生成総量の枠」(規則)を仮定するだけで、本書の内容はほとんど説明がつくのでは?
・このようなちょっと怪しげで、『著者の妄想』の香り漂う本の特徴として、図や表などの具体的データをほとんど使わず、使ったとしても写真くらいで、ほとんど文章のみで押し通してしまうという共通点があるような気がします。
・「医師になって45年ものあいだ、私は一度も病気になったことがありません。」p.2
・「こうした胃腸内の状態を、私は「人相」になぞらえて「胃相」「腸相」と呼んでいます。よい胃相・腸相をしている人は心身ともに健康であり、逆に胃相・腸相が悪い人は、心身のどこかに何らかのトラブルを抱えていました。」p.5
・「では、どうすれば健康で長生きできるのか。それはひとことでいえば「ミラクル・エンザイム」を消耗しない生活を送るということでした。」p.5
・「私がいう「ミラクル・エンザイム」というのは、必要に応じて特定のエンザイムに作り替えられる以前の、どのようなエンザイムにもなれる可能性をもった原型となるエンザイムです。」p.7
・「とはいえ、エンザイムの研究はまだまだ途上にあります。そういう意味ではたしかに「ミラクル・エンザイム」の存在も、現時点では私の仮説でしかありません。しかし、ミラクル・エンザイムを補う食事をし、ミラクル・エンザイムを消費しない生活習慣を身につけることが胃相・腸相をよくすることは、臨床に裏付けられた事実です。」p.8
・「人間の体はすべてつながっています。たとえば、歯が一本虫歯になっただけでも、その影響は体全体によびます。」p.9
・「医師である私があえて断言しますが、じつは医師がどれほどがんばっても、治療だけでは本当の意味で患者さんを健康にすることはできません。手術や投薬よりも、日々の生活を改善することのほうが、根本的にはより重要なのです。」p.21
・「よく病気になってから、「なぜ、こんな病気になってしまったのだろう」と嘆く人を見かけますが、病気は神仏が課した試練でも罰でもありません。自分が積み重ねてきた日々の悪い習慣の結果なのです。」p.23
・「「木を見て森を見ず」という言葉がありますが、食べ物も、そこに含まれる一つの成分だけを見て、体によいとか悪いとか決めることはできないのです。」p.30
・「肉を食べなければ体が大きくならないというのもウソです。象やキリンはライオンやトラの何倍もの大きさがありますが、彼らは草食動物です。  ただし、動物性タンパクをたくさん食べると人間の成長が早くなるということは事実です。」p.33
・「私のように少量の薬にも反応する人をいまでは「薬品過敏症」というようですが、私にいわせればそれはまったくの逆です。人間の体というのは、本来こうしたものなのです。多くの人のほうが、酒やたばこ、コーヒーや紅茶などの嗜好品を常用したり、食品添加物や化学調味料を使った食事を日常的にとっているため、薬に対する耐性ができ、刺激に鈍感になってしまっているのです。」p.50
・「つまり、市販の牛乳というのは、大切なエンザイムを含まないだけでなく、脂肪分は酸化し、タンパク質も高温のため変質しているという、ある意味で最悪の食物なのです。  その証拠に、市販の牛乳を母牛のお乳の代わりに子牛に飲ませると、その子牛は四、五日で死んでしまうそうです。」p.70 文中に執拗な牛乳攻撃がありますが、著者は過去に牛乳についていやな思い出でもあるのではないかと思わず勘ぐってしまいます。この一文も、市販の牛乳が子牛にとっての毒であるかのような書き方ですが、生乳と加工乳の成分のことを考えると単なる栄養失調ではないかと。
・「日本ではここ30年ぐらいのあいだに、アトピーや花粉症の患者が驚くべきスピードで急増しました。(中略)なぜこれほどアレルギーを起こす人が急増したのか、さまざまな説がいわれていますが、私はその第一の原因は、1960年初めに始められた学校給食の牛乳にあると考えています。」p.72
・「私は子供のころから、どんな犬とでもすぐに仲よくなるという特技をもっています。それほどむずかしいことではありません。自分の唾を手のひらに出して、犬になめさせてやればいいのです。これでどんな犬とでもあっという間に友だちになれます。」p.89 これは今度試してみたい。
・「その大切なエンザイムは熱に弱く、48度から115度で死滅してしまいます。にもかかわらずペットフードは、缶詰にしてもドライフードにしても必ず加工工程で加熱されています。(中略)もともと野生の動物は加熱してものを食べるということはしません。」p.91 生物ではないエンザイムに対して "死滅" という言葉を使ってしまうところに引っ掛かりを感じる。
・「動物性脂肪のバターより植物性の油で作られたマーガリンのほうがコレステロールもないし、体によいと信じて使っている人は多いと思いますが、これは大きな間違いです。じつはマーガリンほど体に悪い油はないのです。」p.98
・「自然界で大人になっても「乳」を飲む動物など一つも存在しません。それが自然の摂理というものです。人間だけが、種の異なる動物の乳をわざわざ酸化させて飲んでいる。つまり、自然の摂理に反したことをしているわけです。」p.108
・「牛や豚や鳥の体温は、人間よりも高い38.5~40度。鶏の体温はそれよりもさらに高い41.5度です。こうした人間よりも高い体温の動物の脂は、その温度で最も安定した状態にあるということです。つまり、それよりも体温の低い人間の体内に入ったときには、ベタッと固まってしまう。(中略)一方魚は変温動物ですから、通常の状態であれば、人間よりはるかに低い体温をしています。」p.115
・「人間の遺伝子と最も近い遺伝子(98.7%が同じ)をもつ生物、チンパンジーの食事を見ると、その95.6%は植物食です。」p.126 よく引き合いに出される話ですが、不一致の "割合" は小さくとも、その "絶対量" は膨大。
・「・植物食と動物食のバランスは、85(~90)対(10~)15とすること  ・全体としては、穀物(雑穀、豆類を含む)を50%、野菜や果物を35~40%、動物食は10~15%とすること  ・全体の50%を占める穀物は、精製していないものを選ぶこと  ・動物食は、できるだけ人間よりも体温の低い動物である魚でとるようにすること  ・食物はどれも精製していないフレッシュなものを、なるべく自然な形のままとるようにすること  ・牛乳・乳製品はできるだけとらないこと(中略)・マーガリンや揚げ物は避けること  ・よくかんで小食を心がけること」p.136
・「子供が親と同じ病気を発症しやすいのは、遺伝子として病気の原因を受け継いだからではなく、病気の原因となった生活習慣を受け継いだ結果なのです。」p.143
・「そうして親から「よい食べ物」「よい食べ方」「よい生活習慣」を受け継ぐと、その次の世代ではガンの遺伝的要素はどんどん弱まっていくと考えてよいでしょう。つまり、よい習慣を継承していくことで、遺伝子をも書き換えていくことができるということです。」p.147 本書で一番(マイナスの意味で)衝撃を受けた一文。いわゆる『獲得形質の遺伝』(現在の常識的には起こらない)についての言及ですが、これだけはっきり断言してしまうとは。
・「水を飲むだけでやせるなんてウソのような話ですが、これは事実です。」p.165
・「そういうことをしても、もし便通が整わないようなら、私は「浣腸する」ことをお勧めします。  私が推奨しているのは、「コーヒー・エネマ(コーヒー浣腸)」といって、コーヒーの入った水にミネラルや乳酸菌生成エキスなどを加え、腸を洗うというものです。」p.173
・「結局、人間の体の恒常性というのは、何かを「しすぎる」と崩れてしまうのです。何事も体にとっては「適当」がいいのです。」p.185
・「何事もそうですが、早くギブアップしたほうが負けなのです。「もういいや」「もうだめだ」と精神的な部分であきらめると、肉体の老化は早く表れます。  けっしてあきらめないこと。これが健康で長生きする秘訣なのです。」p.191
・「現代医学は「治療」、すなわち病気を治すことからスタートしています。それがそもそもの間違いだと私は思います。病気から始まる医学ではなく、健康な状態から体をとらえ、どうしたら健康を維持できるのかと考えていかなければ、「本当の医学」というのは成り立っていかないのではないでしょうか。」p.195
・「自然の摂理に学ぶなら、まず現在の臓器別医療をやめることが求められます。臓器別医療は、「木を見て森を見ない医療」だからです。」p.199
・「本書をここまで読んでくださったあなたには、ぜひ「今夜の焼肉」より「十年後の健康」を選んでほしいと思っています。  いま私が期待しているのは、次世代の教育です。よく知育、体育、徳育の三つが教育の柱として掲げられているのを耳にしますが、これからはぜひもう一つ、「食育」を組み入れて、正しい食の知識を多くの人に知っていただく機会を教育や医療の場でつくり出してほしいと思っているのです。」p.207
・「このような幸せのサイクルが回りはじめると、腸内細菌もよい環境下で活性化し、ミラクル・エンザイムを大量に作りはじめます。そのミラクル・エンザイムの大量生産に刺激され、体全体の細胞の活性化が起こります。人を愛することで幸せを感じた人の自己治癒力が活性化する陰には、こうした幸せのサイクルによって大量に生まれるミラクル・エンザイムの働きがあったのです。」p.226 前半では、ミラクル・エンザイムは減る一方で、そうおいそれとは補給できないから出来るだけ無駄なく大切に使いましょう、という主張だったのが、ここへきて「大量生産できます」とは。
・「このようにエントロピーの速度をリカバリーし、破壊・崩壊という流れを修復・再生・甦生(蘇生)へと向かわせる過程を「シントロピー」といいます。」p.232
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