♪千歳フィル練習 2008.7.6(日)10:10-16:30@千歳市民文化センター大ホール
曲 第九 3→1→2→4(合唱入り)→(昼食)→4→3楽章
・『炎の第九』特別練習二日目。この日もサミットに関連して警察があちこちに。車を止められないかとドキドキしながら会場に向かいましたが、何事もなくすんなりと到着。
・同会場では、子供のサミット『J8』が開かれており、ロビーにはそれに関連した花やパネルが飾られていました[写真]。
・本番はVn2の一番後ろの席で弾くことになっているのですが、「席が空いているので、今日はここで弾いて下さい」とのことでトップサイド(最前列)へ。ウヒー
・私の足元のメモを見つけた隣のM氏より、「あのブログ記事はメモとってたんですね」 ええ、実は。 「すごい記憶力だなと思ってましたよ」 さすがにそこまでの記憶力はありません。 「あの指揮者の言葉をまとめて出版すれば、売れますよ」 そ、そうでしょうか。需要あるかなぁ。(マンザラデモナイラシイ)
●3→1→2楽章
・午前中は昨日に続いて、三河正典氏の指揮。前日やり残していた3楽章から。
・弦へ:このようなゆっくりした音楽(3楽章)では、次に出す音のイメージをしっかり作ってから、自分の音を出すこと。
・要所要所を取り上げ、昨日出した指示のおさらい的な内容。
・2楽章、弦の pp の出だし2小節間の弓を全て弓順へ変更(Π ΠV|ΠV V → Π VΠ|VΠV )。
●4楽章(合唱入り)
・まずは合唱団の入退場の練習から。入退場合わせて6分以内で。格好良く歩くこと。音楽的なことだけではなく、舞台上の立ち振る舞いについてまでテキパキと指示を与えていき、まるでステージマネージャーや舞台監督のような働き。このような仕事までこなさなければならないとは、指揮者も大変です。
・こちらも主に昨日の記憶を呼び覚ます作業。
・3連符のフーガ部分、ものの見事に落ちてしまいました。要特訓。
・午後からはまた別な仕事があるようで、お昼になったところで三河氏の指導は終了。出演者からの盛大な拍手の中、会場を後に。とっても勉強になりました。感謝。
・食事をはさんで午後からは中村隆夫氏の指導による練習(オケのみ)。
・事務連絡「合唱団のベンチの貰い手募集中」 演奏会後に行くあてのない木製のベンチ(作成費一台4千円・詰めて4人がけ)を希望者に安く譲るそうです。
●4楽章
・「小林さんの音楽は昔ハンガリーでいっぱい聴いたなぁ……」 音楽家同士、いろんなところで繋がっているものです。
・三河氏の練習での指示をもとに、これまでのテンポを補正しつつ練習を進める。
・低弦へ「音が死んでいます」 とくに長い音を弾くときは、途中で気持ちが切れない(音が死なない)ように注意して、次の音へつなげる。
・「皆さん、こんな器用なことできるかなぁ~~」と前置いて出た指示が、「耳は合唱を聴いて、目はコンマスを見ながら、指揮に合わせて弾いてるフリ、なんて、出来ます~~??」 そ、それはちょっと難しいかも。「棒に合わせるのは危険です」とも。指揮者も精密機械ではなく人間なので信用のし過ぎは禁物。
・Tp の楽譜を一部書き換え。作曲された当時と楽器の構造が異なることによる補正作業。作曲者の意図も絡む問題なので、解釈が難しい所。
・弦へ:「その pp 部分は "汚い音" で弾いてもらえます??」 弱音にビビってかすれた音を出すよりは、弓に圧力をきちんとかけてハッキリ発音すべき。
・「"un poco" と "poco" の違い、分かります~??」、「"a little" と "little" の違いですよ~ 中学生のころにやったの覚えてます~? 家に帰ったらお子さんに違いを聞いてみてください」 結局よく分ってないままなのですが、意味は一緒だけど、文法的には区別されているという話でしょうか。
・最終部を、三河氏の指示通りオケ全体が派手に動いたら、中村氏もビックリ。「千歳フィル、恐るべし!」
●2楽章
・残る時間を、3楽章とどちらをやるか迷った末に2楽章を練習することに。後半を「あとは同じ」と省略されることが多かったため。
・数え切れないほど出てくる付点のリズムを、本来の3拍子ではなく2拍子の譜割で考えて弾くと、リズムが明確になる。これまた、目からウロコ。「僕はこれをワルターに習ったんですけどね……といっても会った事無いけど(笑)」ナーンダ その昔、リハーサルのビデオか何かを見たそうです。
・午前中に変えた冒頭の弓は結局、各自好きな、弾きやすい方で弾くことに。各人の技術のレベルがまちまちのため。
・「音量を小さくしても、"音楽" まで小さくしないこと」
・「皆さん、すご~くお疲れのようですね…」、「早く帰って、ビールでも飲んで家でゆっくり休んだ方がいいんじゃないでしょうか」とのことで、2楽章を一度通して、練習を早めに切り上げることに。当初の予定では夜8時までとなっていました。さすがにこれはしんどい。
・ここまで数多くの指導をして下さった中村氏も、今回で第九の練習は最後です。感謝。
・どちらも素晴らしい指導者であるお二人の指導を受けてみて、同じ曲を練習しているのに、指揮者が違うとこうも視点が違うものなのかと妙に関心してしまいました。何度も弾いている曲でありながら、新たな発見がボロボロ出てくる、とてつもなく内容の濃い二日間でした。
・今回はコバケン氏が振ることを想定しての練習でした。所々、独特な歌いまわしの注意点はありましたが、全体を通してみると特にビックリするような解釈も無く、おしなべてオーソドックスな演奏という印象です。さて、いよいよ次回はコバケン氏本人の登場です。うれしいような、怖いような。
♪本番 小林研一郎指揮『炎の第九演奏会2008in千歳』 2008.7.13(日)15時開演@千歳市民文化センター
曲 第九 3→1→2→4(合唱入り)→(昼食)→4→3楽章
・『炎の第九』特別練習二日目。この日もサミットに関連して警察があちこちに。車を止められないかとドキドキしながら会場に向かいましたが、何事もなくすんなりと到着。
・同会場では、子供のサミット『J8』が開かれており、ロビーにはそれに関連した花やパネルが飾られていました[写真]。
・本番はVn2の一番後ろの席で弾くことになっているのですが、「席が空いているので、今日はここで弾いて下さい」とのことでトップサイド(最前列)へ。ウヒー
・私の足元のメモを見つけた隣のM氏より、「あのブログ記事はメモとってたんですね」 ええ、実は。 「すごい記憶力だなと思ってましたよ」 さすがにそこまでの記憶力はありません。 「あの指揮者の言葉をまとめて出版すれば、売れますよ」 そ、そうでしょうか。需要あるかなぁ。(マンザラデモナイラシイ)
●3→1→2楽章
・午前中は昨日に続いて、三河正典氏の指揮。前日やり残していた3楽章から。
・弦へ:このようなゆっくりした音楽(3楽章)では、次に出す音のイメージをしっかり作ってから、自分の音を出すこと。
・要所要所を取り上げ、昨日出した指示のおさらい的な内容。
・2楽章、弦の pp の出だし2小節間の弓を全て弓順へ変更(Π ΠV|ΠV V → Π VΠ|VΠV )。
●4楽章(合唱入り)
・まずは合唱団の入退場の練習から。入退場合わせて6分以内で。格好良く歩くこと。音楽的なことだけではなく、舞台上の立ち振る舞いについてまでテキパキと指示を与えていき、まるでステージマネージャーや舞台監督のような働き。このような仕事までこなさなければならないとは、指揮者も大変です。
・こちらも主に昨日の記憶を呼び覚ます作業。
・3連符のフーガ部分、ものの見事に落ちてしまいました。要特訓。
・午後からはまた別な仕事があるようで、お昼になったところで三河氏の指導は終了。出演者からの盛大な拍手の中、会場を後に。とっても勉強になりました。感謝。
・食事をはさんで午後からは中村隆夫氏の指導による練習(オケのみ)。
・事務連絡「合唱団のベンチの貰い手募集中」 演奏会後に行くあてのない木製のベンチ(作成費一台4千円・詰めて4人がけ)を希望者に安く譲るそうです。
●4楽章
・「小林さんの音楽は昔ハンガリーでいっぱい聴いたなぁ……」 音楽家同士、いろんなところで繋がっているものです。
・三河氏の練習での指示をもとに、これまでのテンポを補正しつつ練習を進める。
・低弦へ「音が死んでいます」 とくに長い音を弾くときは、途中で気持ちが切れない(音が死なない)ように注意して、次の音へつなげる。
・「皆さん、こんな器用なことできるかなぁ~~」と前置いて出た指示が、「耳は合唱を聴いて、目はコンマスを見ながら、指揮に合わせて弾いてるフリ、なんて、出来ます~~??」 そ、それはちょっと難しいかも。「棒に合わせるのは危険です」とも。指揮者も精密機械ではなく人間なので信用のし過ぎは禁物。
・Tp の楽譜を一部書き換え。作曲された当時と楽器の構造が異なることによる補正作業。作曲者の意図も絡む問題なので、解釈が難しい所。
・弦へ:「その pp 部分は "汚い音" で弾いてもらえます??」 弱音にビビってかすれた音を出すよりは、弓に圧力をきちんとかけてハッキリ発音すべき。
・「"un poco" と "poco" の違い、分かります~??」、「"a little" と "little" の違いですよ~ 中学生のころにやったの覚えてます~? 家に帰ったらお子さんに違いを聞いてみてください」 結局よく分ってないままなのですが、意味は一緒だけど、文法的には区別されているという話でしょうか。
・最終部を、三河氏の指示通りオケ全体が派手に動いたら、中村氏もビックリ。「千歳フィル、恐るべし!」
●2楽章
・残る時間を、3楽章とどちらをやるか迷った末に2楽章を練習することに。後半を「あとは同じ」と省略されることが多かったため。
・数え切れないほど出てくる付点のリズムを、本来の3拍子ではなく2拍子の譜割で考えて弾くと、リズムが明確になる。これまた、目からウロコ。「僕はこれをワルターに習ったんですけどね……といっても会った事無いけど(笑)」ナーンダ その昔、リハーサルのビデオか何かを見たそうです。
・午前中に変えた冒頭の弓は結局、各自好きな、弾きやすい方で弾くことに。各人の技術のレベルがまちまちのため。
・「音量を小さくしても、"音楽" まで小さくしないこと」
・「皆さん、すご~くお疲れのようですね…」、「早く帰って、ビールでも飲んで家でゆっくり休んだ方がいいんじゃないでしょうか」とのことで、2楽章を一度通して、練習を早めに切り上げることに。当初の予定では夜8時までとなっていました。さすがにこれはしんどい。
・ここまで数多くの指導をして下さった中村氏も、今回で第九の練習は最後です。感謝。
・どちらも素晴らしい指導者であるお二人の指導を受けてみて、同じ曲を練習しているのに、指揮者が違うとこうも視点が違うものなのかと妙に関心してしまいました。何度も弾いている曲でありながら、新たな発見がボロボロ出てくる、とてつもなく内容の濃い二日間でした。
・今回はコバケン氏が振ることを想定しての練習でした。所々、独特な歌いまわしの注意点はありましたが、全体を通してみると特にビックリするような解釈も無く、おしなべてオーソドックスな演奏という印象です。さて、いよいよ次回はコバケン氏本人の登場です。うれしいような、怖いような。
♪本番 小林研一郎指揮『炎の第九演奏会2008in千歳』 2008.7.13(日)15時開演@千歳市民文化センター