▲閉店 いつの間にか閉店 [2022.7.12記]
あっちむいてホイッ [居酒屋@和歌山][食べログ]
2012.3.23(金)21:00入店(初)
注文 食べ物・飲み物いろいろ 4100円
・今回より関西旅行編の開始。

・和歌山市駅よりまっすぐ南へのびる大通り沿い、駅から200mほど離れた場所で営業する居酒屋。軒先に赤提灯がかかる、コテコテの外観です。周辺の店は皆シャッターが閉まっており、その中でこうこうと光が灯っているのでよく目立ちます。

・初めて訪れた和歌山での、初の食事とあってドキドキしながら戸を開けてみると、中には客がギッシリ。入ろうか一瞬躊躇しましたが、ちょうど入口に近いカウンターの端が空いていたので、そちらに滑り込む。やや雑然としてこぢんまりとした店内は、カウンター7席にイス席3卓。カウンターの向こうの棚には酒瓶がずらりと並んでいます。

・カウンターに並ぶ調味料を見ると、道内では見かけぬ「たまり」があったり、ソースの銘柄が「ブルドック」ではなく「イカリ」だったりと、早くもカルチャーショックを受ける。

・生ビール(中)(450円):まずはビールで一人乾杯。ジョッキのマークはキリンですが、その銘柄は不明。メニューを見ると、キリン・アサヒ・サッポロの品が並んでおり、珍しい例だと思います。それとも関西では一般的なのでしょうか。

・お通し(?円):魚について店員さんに聞いたところ、イワシだったような気がしますが、記憶が曖昧です。スモークされた小魚で、缶詰っぽくも感じましたが、手作りのようです。密度濃い濃厚な風味。

・菜の花からしあえ(380円):辛味はほんのりと感じられる程度。一人で食べるにはちょっと多めの分量。メニューは3~400円台が中心で、気軽に注文できる価格帯です。

・豚角煮(580円):和歌山の角煮はどういう物か興味があって注文。出てきてみると、トロトロに煮込まれた豚肉がたっぷりのたれ(あん?)に浸かっているという独特の形でした。

・是々(?円):メニューに載らない焼酎もたくさんあるとのことで、「高度数&辛口」という条件で見繕ってもらい、出してもらったのがこちら。期待していた "切れ味鋭いスッキリ味" とは異なる味でしたが、アルコール度数は40度もあり、飲みごたえは強烈。

・丹波しめじ天ぷら(380円):なかなか出てこないので、店のお姉さんに確認してみると、「ごめん!わすれてた!!」と関西弁のイントネーションで憎めぬフレンドリーな応対。ほどなくして出てきた皿を見て、想像を絶する巨大なシメジでびっくり。和歌山のシメジは大きいのが普通なのかとマスターに聞いてみたところ、和歌山の人にとってもやっぱり巨大のようです。天ぷらには軽く塩がふってあり、通常の天ぷらとはちょっと違った、黄色くカリカリした食感の衣です。具のシメジは舌の上でサラリと溶ける未知の感覚で、なかなか美味。

・流鶯(1000円):「和歌山でしか飲めない酒を」と注文したところ、「和歌山どころか、この店でしか飲めないよ!」という幻の焼酎が出てきました。その味は、焼酎の味を凝縮したような苦味すら感じる味で、またこれまで飲んだどんな酒とも異なる味。口に含んで「こりゃすごい……」と思わず唸ってしまいました。
・普段、客で混み合う店は好きではありませんが、こちらの店は何故か嫌な感じはせず、見知らぬ客とカウンターで肩寄せ合って飲むのも、「これもいいかも……」と思えるような温かい雰囲気です。店のお姉さんによると「変人だ」というマスターの気配りも細かく、酒をお替わりしようかと顔を上げると、パッと目が合い、わざわざ「すいませーん!!」とデカい声を張り上げなくとも、目で合図するだけで注文を取りに来てくれます。店を出る時の「こんなヘンな店でごめんね~」というマスターの言葉には思わず笑ってしまいました。

[Canon PowerShot S90]
あっちむいてホイッ [居酒屋@和歌山][食べログ]
2012.3.23(金)21:00入店(初)
注文 食べ物・飲み物いろいろ 4100円
・今回より関西旅行編の開始。



・和歌山市駅よりまっすぐ南へのびる大通り沿い、駅から200mほど離れた場所で営業する居酒屋。軒先に赤提灯がかかる、コテコテの外観です。周辺の店は皆シャッターが閉まっており、その中でこうこうと光が灯っているのでよく目立ちます。


・初めて訪れた和歌山での、初の食事とあってドキドキしながら戸を開けてみると、中には客がギッシリ。入ろうか一瞬躊躇しましたが、ちょうど入口に近いカウンターの端が空いていたので、そちらに滑り込む。やや雑然としてこぢんまりとした店内は、カウンター7席にイス席3卓。カウンターの向こうの棚には酒瓶がずらりと並んでいます。

・カウンターに並ぶ調味料を見ると、道内では見かけぬ「たまり」があったり、ソースの銘柄が「ブルドック」ではなく「イカリ」だったりと、早くもカルチャーショックを受ける。


・生ビール(中)(450円):まずはビールで一人乾杯。ジョッキのマークはキリンですが、その銘柄は不明。メニューを見ると、キリン・アサヒ・サッポロの品が並んでおり、珍しい例だと思います。それとも関西では一般的なのでしょうか。


・お通し(?円):魚について店員さんに聞いたところ、イワシだったような気がしますが、記憶が曖昧です。スモークされた小魚で、缶詰っぽくも感じましたが、手作りのようです。密度濃い濃厚な風味。

・菜の花からしあえ(380円):辛味はほんのりと感じられる程度。一人で食べるにはちょっと多めの分量。メニューは3~400円台が中心で、気軽に注文できる価格帯です。


・豚角煮(580円):和歌山の角煮はどういう物か興味があって注文。出てきてみると、トロトロに煮込まれた豚肉がたっぷりのたれ(あん?)に浸かっているという独特の形でした。



・是々(?円):メニューに載らない焼酎もたくさんあるとのことで、「高度数&辛口」という条件で見繕ってもらい、出してもらったのがこちら。期待していた "切れ味鋭いスッキリ味" とは異なる味でしたが、アルコール度数は40度もあり、飲みごたえは強烈。



・丹波しめじ天ぷら(380円):なかなか出てこないので、店のお姉さんに確認してみると、「ごめん!わすれてた!!」と関西弁のイントネーションで憎めぬフレンドリーな応対。ほどなくして出てきた皿を見て、想像を絶する巨大なシメジでびっくり。和歌山のシメジは大きいのが普通なのかとマスターに聞いてみたところ、和歌山の人にとってもやっぱり巨大のようです。天ぷらには軽く塩がふってあり、通常の天ぷらとはちょっと違った、黄色くカリカリした食感の衣です。具のシメジは舌の上でサラリと溶ける未知の感覚で、なかなか美味。



・流鶯(1000円):「和歌山でしか飲めない酒を」と注文したところ、「和歌山どころか、この店でしか飲めないよ!」という幻の焼酎が出てきました。その味は、焼酎の味を凝縮したような苦味すら感じる味で、またこれまで飲んだどんな酒とも異なる味。口に含んで「こりゃすごい……」と思わず唸ってしまいました。
・普段、客で混み合う店は好きではありませんが、こちらの店は何故か嫌な感じはせず、見知らぬ客とカウンターで肩寄せ合って飲むのも、「これもいいかも……」と思えるような温かい雰囲気です。店のお姉さんによると「変人だ」というマスターの気配りも細かく、酒をお替わりしようかと顔を上げると、パッと目が合い、わざわざ「すいませーん!!」とデカい声を張り上げなくとも、目で合図するだけで注文を取りに来てくれます。店を出る時の「こんなヘンな店でごめんね~」というマスターの言葉には思わず笑ってしまいました。



[Canon PowerShot S90]