オリエント 第1話 武蔵と小次郎 △(+)
「武士」っちゅう現代の日本人もそこそこ好きな「概念」を
まずは最初に侮蔑して踏み絵にしとるね 、大概「異世界」
なんでそもそもわれわれが知っているところの「武士」と
どれぐらい一致するか謎だけど「奴隷根性」と一緒くたに
煽っているのは確かで、このあんまし流行でない出だしの
力みすぎ加減がうまみかとおもう、ひとつわかることがあって
「優しさ・平穏」のうらがわには「欺瞞・侮蔑」があって
オトコノコはその表裏を選択しているということだ
戦闘シーンとかそういうのはどうでもいいけど。
リアデイルの大地にて 第1話 宿屋と、塔と、熊と、宴会 △+
「SAO」のユウキたちと一緒で「病人」が仮想空間で「強者」
としてそこで縦横無尽に「生きて」いくという結構むつかしい
(それでいて現実⇔空想っちゅう人類固有の問題)を最初に提示
しているのだよね、このおはなしも「現実の自分のロスト」
っちゅうあんまり考えたくない事態を忘却せんと
「受肉」したカラダで異世界にあえて振り回されているようにも感じる
舞台が「ゲーム」のときより200年後という設定で
「つよくてニューゲーム」のようなたのしい事態ですね
それじゃあまたぞろ「いいヒマつぶし」してもらいましょうか。
東京24区 第1話 RGB △+
「特別区」をもうけてSFてきに「未来予知」を巡る
ハナシをしようってわけで、3人の若者に視点を分けたのは
このむつかしい課題をクリアするのに丁度よいあんばいかとおもう
「不確定要素」を減らすには「管理社会」のように「個人」を
洗いざらいさらけ出すのが必須で、そしてほとんどの
不具合のない人たちにはそれが「幸福」っちゅう
まあいつものとおり「個人⇔集団」の闘いももりこまれているわけだ
とまあこんだけぎゅうぎゅう詰めでも「ヒャッハー」みたいな人が
いるのは皮肉だけども安心するねw
ハコヅメ~交番女子の逆襲~
第1話 アンボックス&サンドバック △++
考えてみると「職業もの」として「警察官の日常」とか
ほとんど前例がないわな。「こち亀」以来それを後追いするものもなく
あとは何か真面目ぶった「クライムもの」ばかりで
「主題」としても「警察官」は不遇だったようなかんじで
令和になってようやくその呪縛から解放されたような感覚だ。
ちゅうわけでおもしろかったのはベテラン泥棒をご用したとこでなく
「駐禁」をめぐるとこよね、ひたすら謝罪するおばさんと
悪態をつくDQNの二極が「軽犯罪」ひいては警察官の
仕事の本質にせまっていて、地味だけど出だしとしては手堅い一手
だったかとおもう。
スローループ 第1話 とても変わった女の子 △+
クールな「語り」のオンナノコとへんなオンナノコの
ガールミーツガールで、きらら枠っぺえ出だしですわな
「ていぼう!」だと知識のある「先輩」がいろいろと
「説明」をしてくれてそれが面白かったのだけど
今回はひよりちゃんがそこまで「専門」ではないんで
ストーリーとして「親の再婚」ちゅう要素が半分主題
になっているかとおもう、そしてそういう繊細な問題を
きらら枠的にソフトランディングできるならそれだけで
じゅうぶん視聴に値する価値があるとおもう。
ドールズフロントライン 第1話 THE SEED タネ △+
「人工兵器」が「戦争」っちゅう「非人道的行為」の
肩代わりをするのはもう目の前で、あとは「皮」を
ボクら男どものご満足がいくようにすげ替えれば完成という次第。
そうなると実行部隊だけでなく「作戦指揮」も人工知能に
任せてしまえばいいじゃんってなるけどそれだと「86エイティシックス」
になっちまうからね、というわけで当話は「戦争」っちゅう
真面目ぶった皮をかぶったリーダブルな作品になっているかんじ
あと「動画」として映えるのは「困難」であって「虐殺」
それに伴って「知性による容易な解決」が否定される向きがあるね
これは仮構のおはなしが「戦争」を描こうとすると常に
つきまとう困難ではある。
からかい上手の高木さん3
第1話 握力のやつ/日焼け/新学期 △+
「前期」から正当に継続していてこの「そのまま」感がよい
「日焼け」とかもそうなんだけど「お肌ケア」みたいなことをしない
ませた感じのしない「中学生」たちが メインなのが貴重やね
さて、そうなるとヒロインの高木さんはどうか「等身大」
としては大人びているし、かといって西片くんのように「子供」
の部分をまだ愛でているフシもあるし、そういうオンナノコの
微妙な側面を「夢」としてある程度提示できたようにおもう。
失格紋の最強賢者 第1話 最強賢者、現る。 △(+)
「無詠唱魔法」好きすきだろw
ああ、そうだね「クソ長い詠唱」とか平成で捨て去った概念やね
これは「努力してある行為を成す」ということを捨て去った
ということでもある
(あるいはみんな「言葉」に敬意を払わなくなったということか)
というわけで当作品は「設定」が表面を超高速でかけめぐる
「異世界転生もの」のまったくもって典型のような印象だったとおもう
とあらば、あとはその喜劇を笑いとばせばいんだろうかねえ。