意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメの感想2015年Season3のまとめ

2015-10-08 20:54:38 | アニメの感想2015年Season3







印象に残ったとこ








がっこうぐらし! 第1話 はじまり と第6話 ようこそ







それぞれ「秘密」が暴露されるとこ、ただもったいつけてるのでなくて
「日常系」を隠れ蓑に「見たくない真実」を描き出していたのが誠実
ただしその誠実さは狡猾で残酷














アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第18話  A little bit of courage shows your way. より


















あんきら凄いね、特に杏。歳もそんなに他の娘達と違わないだろうに
この2人は「身長」っていう最初に乗り越えなければならないハードルがあって
それと向き合っているからこそ他の娘たちよりも1歩進んでいるかんじ
この回は特別にドラマがあったわけではないけど「楽屋裏」の
微妙な機微に触れていて、すばらしい一幕だったかと。











監獄学園 より




































機微もクソも無い(いやあるか) だがそれがいい
ガクトの「フィギュア」にかける想いが「オタク」の「偏り」で
その偏りが「情熱」や「感動」(もちろん笑い)を生んでいるね
そして最後にはそれをより大事なもののためにかなぐり捨てるのが、浄い
関帝聖君も草場の陰で喜んでおろうて











声優部門







男性の部







小西克幸さん
【ガクト(監獄学園)・カガミ(乱歩奇譚)・シャプール(アルスラーン戦記)など】










正当に格好のいい声をしているのよね
で、その真面目さが極まって馬鹿になるw
なんか「俺についてこい!」って思わせる、そういう声
そしてひどい目に会いそうw
若手なら小林裕介さん(奥間狸吉・アルスラーン)かな
同じように真面目そうで、酷い目にあってるw










女性の部









悠木碧さん
【立花響(シンフォギアGX) フレミー(六花の勇者)
クレマンティーヌ(オーバーロード) ニナ(GANGSTA)】







ヒロインもヒーローも悪役も幼女も、何でもござれですな
よく「苦しい状況」ってのを担う役をやっていて
そういう時にカン高い声に頼らないでいけるので
そういう所がすごくて、重宝されているとおもう










OP・ED部門




















ふ・れ・ん・ど・し・た・い
(がっこうぐらし! OP)







状況に応じて画を微妙に変えていっているのが、芸が細かいというか
それが恐ろしい事態が進行していることのあかしのようで、怖い
当たり前だけど「歌詞」は変更できないのにどの回でも意味がきちんと
伝達されているのが凄いというか、おそろしいです





















おかえり
(のんのんびよりりぴーと ED)








こっちは安心してまったりしてよいw
出だしのリコーダーとしまいの鉄筋で鉄琴でしめるのがうまい
「童謡」っぽくメロディにそれほど依存しないんで
きれいな声がそのままに耳に飛び込んでくる曲
きれいなモノがそこらにある作品に相応しいものだったかと




















Inner Urge
(下ネタという概念の存在しない退屈な世界 ED)







歌詞を変更すべきw
「SOX」って連呼しているあたりが「内的欲求」ってかんじで
ロックしてるとおもいますw















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終わって無いのはまとめられない (アニメ感想)

2015-10-07 13:05:30 | アニメの感想2015年Season3






アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第24話 Barefoot Girl. △++








笑顔をとりもどせ!!







ひとりから3人、そしてたくさん、そしてまたひとりに戻るという道
765さんとこほどべったりじゃないから(疎遠ではけっしてない)
その道のりは納得がいく、よく思い出すと意外と「みんなで」では
なかったような気はする、でかいイベント以外ではグループやピンで
個々の問題を解決していったようなかんじやね
もうちょっと「楽しいまいにち」にもふっていけたのだろうけど
ここまで視ると実に真面目に「アイドルの素顔」に迫ってきたなあという気もする
ともすれば「もしもしゲー」的な「粗悪乱造の課金マシーン」の
延長的なこともできたはずなのに、それとは正反対の方向をアニメでは
志向してきたかもしれんね、皮肉にもそれは武内Pさんの目指すものではなく
美城常務の志向しているそれに近いものかもしれない。
まあ「笑顔」ですよね、つきつめると、そしてその「極める」ってことを
やってるのね、「おもしろいハナシ」に乗せられてやってるのではなくて
間近でじーっと見つめないと見えない「何か」を目指しているという
そのハナシをするのに卯月はうってつけの存在で、そして「プロデューサー」ってのは
その観測者として最も近い存在なわけで、そういう「いわく説明しがたい魅力」
ってのにだいぶん肉薄していたここ最近のハナシだったかとおもう
しかしまあなんだろう、「とにかくたのしいまいにち」が蔓延している
アニメ事情でここまで「真面目なおはなし」があること、そのこと自体が
異常事態であるともいえんくもない。












オーバーロード 第13話 PVN とまとめ △++








「ゲームのプレイヤー」を「リアル」に再現するとどれだけ強いか
ってのと「俺つえー」っていうのが非常にうまく噛み合ってたかと
シャルティアとのバトルは「蕩尽」を尽くしたバトルだったから
それが端的に理解できて、盛り上がったかとおもう
補助系魔法とスキルをお互いに連呼するバトルはシンフォギアの「歌劇」にも
せまる緊迫感のあるバトルだったかと。
このおはなしの長所は「ゲームだから」っていう「おとしどころ」を
逆手にとって「格好良さ」や「笑い」に転換してハナシを活き活きとさせる
というところにあるとおもうのね、そしてそれはあるゲームを
心の底から愉しんでいる人達にとっては「あたりまえ」のことであって
それはまさに「ゲームと現実の区別がつかなくなる」ということの現前であるともいえよう
モモンさんが最後に視たアインズの守護者達による騒々しさは
かつての仲間達と共にあった頃のことを想起させ
そしてそういう幻覚が見えるぐらいにはアニメーションとして充分に
キャラクターと作品に息吹が与えられていて、文字通り「甦った」という
のに相応しい仕上がりだったおもう、シャルティアや、あるいはモモンさんのように。












戦姫絶唱シンフォギアGX 第13話 正義を信じて、握り締めて とまとめ △++








「人類救済」とか神経質になるのを止めて「1人の少女」を救済とか
「自分のココロ」の克服とか焦点が定まったんでいかんなくチカラが
発揮できていたかとおもう、「弱者救済」にも無神経になったんじゃなくて
そのあたりのことは最初の方に響がうまくカタをつけてくれたしね。
テーマとして「父親」っていうアニメーションにおいては苦手な分野に
正面からぶつかってきたのがチャレンジだったかと
父親への「思慕」と「嫌悪」がそのままに闘う理由になっていて
それは「少女まんが」的な繊細さを「少年まんが」的勇気で打ち払った構図
ともいえんくもない。そういうかんじで「シンフォギア」って作品が
3部目でようやく「自分」ってものを明瞭に認識して力強く道を
走り出したことに、成長した子供を見る父親の気持ちがのような感慨がある
そしてこのおはなしには「まだ」があるのね、その未来に無限の期待と祝福を。












WORKING!!!  第13話  まひるの決闘 ととりあえずまとめ △+









この「WORKING!!」って作品が始まったあたりからいよいよ「日常系」っていうのが
流行出す前後の時期だったのがあって、その「止揚」に対する鈍感さと抵抗が
調度「成長」を止めた当邦の気分と一致することもあって「一般化」しだしたわけだ。
いろんな成長に「5年」かかるっていうのが当作品が出した「現実的な数値」ってやつで
つまり「こういう作品」ならそれぐらいの期間「商売」として成り立つということも
いやなはなしだけど意味しているわけなのね、多分昔だったら1年ぐらいで「消費」して
終わっていたような気分なんだけど、それをのらりくらりとかわして続けられるように
なったということだ。さて、こう書くとマイナス的なイメージのように思えるけど
簡単なハナシではないね、「人間」の「成長」を描くとなると「5年」は
説得力のある数値だし、また「想いのチカラでさまざな障害を乗り越える」っていう
「ロミジュリ」的な方法論は現代人には「ウザい」だけなんで
最初からリビドーむき出しでいそいでやっちゃうか、あるいはこうやって
あるかどうかわからん気持ちにやきもきしながらハナシを続けるかってことが
「モード」なんかもしれないとも思えるわけで、このマンガとリアルが
ごっちゃになったファミレスを舞台にその曖昧さとゆるやかな成長を
たのしんだことを感謝したいとおもう。








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男にはゆずれないプライドってもんがあるのよ! (アニメ感想)

2015-10-02 13:25:59 | アニメの感想2015年Season3







Charlotte 第13話 これからの記録 
とこれまでの記録(まとめ) △(+)








乙坂有宇VS一万人







なんちゅうかその時々で「流行り物」をぶっこんでハナシを1つ作るっていう
パターンになってますよね、いや「軽薄」っちゅうか若人の好奇心とでもいうか
その時々の「はやり」を自分なりに受け入れてそれでもなお譲れない「自己」が
主張できるならそれは結構なことで、そして昔はそれができていた気もする。


「能力者もの」であるなら「能力」とエピソードが密接に結びついて
いたほうが良いわけで高城とか西森姉妹とかのような近しい人間の
エピソードぐらいの濃さを他の「能力者」達との関係において提示して
欲しかったともいえるけど、なにぶん「1クール」だからね
結局その「能力者もの」も「タイムリープもの」も蕩尽して終わったような
そんな印象ではある、まあそういう「何となく1クール視聴してしまった」
って感想ももう飽き飽きしてはいるけど、懲りずにやってるんだよねえ、私。


ただ、このサバサバ加減と友利(妹)との親和性はよかったかもしれないね
できればもっとイチャイチャして、一回ぐらいケンカして
そして出来れば泣かしてみたかったな、とは思うけどね
女の娘の本気の涙と笑顔が視られれば1クールものとしてはモトがとれるとおもうけど
え?それは「これからはじまる物語」なんですか、そうですか。








干物妹!うまるちゃん 第12話 うまるとみんな とまとめ △++







全部だきしめて






当邦におけるエンタメ的「美術」事情って2つの方向性があるとおもうんですよねえ
一つは「かっこよく(かわいく)、COOL」なのと
「ゆる」っていうデフォルメしまくったやつ
美術は「価値観」ともろリンクするからその方向性はちょうど日本人が
現在「よいもの」とする価値観の真ん前にあるものということになる
って考えれば「うまる(UMR)ちゃん」がどういうキャラなのか
簡単に理解できるわけね、誰からも受け入れられる本当に完璧な妹のできあがりだ
「おにいちゃん」を初めとして作中のキャラのほとんどからかわいがられてるもの
しかも「ぶりっ娘」でそれを達成しているのでなくてほとんど天の配剤で
それになっているというきわめてありえない幸運がマンガ的に為されているという。
あとは「干妹(ひもうと)」まわりの当邦における風当たりの変化ってのもあるかも
一昔前だったらこういう「サブカルづけの生活不適応者」っていう
「ラブやん」のカズフサみたいな奴は「自虐」的にしかそれを扱いえなかったのに対して
だめだめだけどまあこれもひとつのライフスタイルぐらいにはなってきたという
価値観の変化があるのかもしれないとも思えるわけで
まあひたすら「幸福な怠惰」を「ゆる」の名の下に享受している甘たるさよな
ただ、その生活の中でごくごくまれにこぼれ落ちる
おにいちゃんに対する「ありがとう」という素直なキモチが一匙の塩のうまみで
そこが「ゆるキャラ」っぽい画だけ出しとけばいいっていうのとは一線を画しているとおもう。












監獄学園 プリズンスクール 第12話 グッドモーニング・プリズン まとめ ○








こういう「入れ替わり」とか「録音機」を使ったガクトが考えたトリックって
授業中ヒマな時によく考えていたなーっておもいだす
それだけじゃない、そういう自分の視野の狭さやオツムの足り無さ
とめどない妄想・煩悩がほとんど全部そのままに「まるっと」目の前にあることの
すさまじさがあるよね、その事態に僕等は全面降伏をせざるをえないということだ。
小畑健的なスタイリッシュで非現実的な画がこの最後のミステリ仕立ての
逆転劇と非常に相性がよかったかとおもう、「人物の入れ替え」とかは
相応に人物が描けないとできないことだし、この「うんこちんこま○こワールド」に
放り込むのにも適しているという。「素材」の活かし方が尋常じゃないね
それは主要登場人物が「素材」レベルにまで落とし込まれるぐらい「バカ」に
ならなければならないけどそうやって絞り抜いた最後の一滴に
僕等が「社会」(あるいは「学校」)に適合する時に捨ててしまった何かを視てしまい、泣けるのよ。
最後、男共が1話以来の制服姿に戻り
裏生徒会の面々が囚人服になって立場が逆転するのがしびれる
あれだけたわけを尽くしてきたのにこのバシッと決まった終わり方はなんなのだろう
きまりのいい「ストーリー」ではなく目の前の事態に真剣に取り組んだ結果とでもいうのだろうか
それがサイテーの内容によってようやく判るボクらの頭のわるさ。











実は私は 第13話  一緒に帰ろう! とまとめよう! △(+)








「記憶消去装置」とかミもフタもないもん持ち出してきたなあw
ま、最初から白神さんが言うように「別にバレてもいいんよ」っていう
そういう扱いなんだよね、わかりきった「秘密」の名の下に
ダラダラ話をもたせる展開よりはよっぽどよい清清しさではある。
「異形」であることもサラっとやってるよね「血を吸うのが恥ずかしい」とか
言うとるし、なんなら一番それっぽいのは校長だったりする
「ラブ」も「異形コメ」もどっちか片っぽだけだったら物足りなかったろうけど
2つごちゃ混ぜにしてそれらで安定して遊んでいたような、そんな感じ
不真面目ってわけじゃなくてそういう戯画化したエモーションを
弄ぶっていうたのしみなわけで、もしかするとそういう所から
ホンモノの恋愛にある意味間違ってなっちゃうかもしれないわけで
まあそうやって余裕ぶるのもオトコノコのたのしみだとおもうのん。














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Ours battle yet to come (アニメ感想)

2015-09-27 22:18:29 | アニメの感想2015年Season3






のんのんびより りぴーと 第12話 一年がたった とまとめなのん △++









れんちょんが「たけのこの中に人がいるかもしれない」とおもうやさしさよな
まあ「慈しむべきモノ」が周りを囲んでいて、そこから逆に慈しみを受けていて
それが当然周りの人にも適応されるという、そういうチンケな邪念の抱きようが無い
深くて懐かしい緑の空間に満たされている安心感がある。
あとはまーみんなのんびりとやってるよね、漠然としすぎだけど
言葉や行動に「矯正」ってのがまったくかからないような印象
ウケをとってやろうとか格好をつけようとかそういう力み返りが一切なくて
それでいて「無気力」とは無縁ななんというか人間のコミュニケーションがある
それはやろうとするととても難しい何かで、それが「当たり前」のように
やっているのが当作品のすごさ、といったところだ
目の前に広がる緑源郷をただただ視る、そのなんとしあわせなことだったか、とおもう。
そして1年もたつとそれが「懐かしい」となるんだろう
それが人が生きる時間ということなんだ。











がっこうぐらし! 第12話 そつぎょう とまとめ ○








それでも、わたしたちはここにいます―







このおはなしはとても親切ですよね、ボクたちが「見やすい」ように
「しんどい」ハナシをやるということということに関して。
由紀ちゃんの視ていた「がっこう」はすなわちボク達が「ぴょんぴょん」するのに
最も適合した視点で、そしてそれが「必要悪」的に必要だというオツムのよさ
そしてだんだんと「現実」から目を背けられなくなってくるのと
ボク達が視聴を止められなくなるぐらい関わってくるのと
調度歩調があっている、その計算のすごさといったらないね。
もしこれが最初からどばどば血まみれの「パニックもの」だったら
「一発ネタ」で終わっていたとおもうのね、ボク達がこの残酷な世界を
受け入れるのに十分な仕込みを果たしたからこそこの「そつぎょう」まで
目が釘付けになったのだと思うし、「下校の夕焼け小焼け」で危機を脱する
なんていういささかファンタジーじみた大業で〆ることも受け入れられたのだとおもう
あとはまあ視聴していて「映画的」な演出がちらほら、それも違和感なく
提示されていたのがよい、とかく他分野の「演出」ってのは「クサい」
ものなのにまあそれが生きてくる下地のつよさあってのことだったのかと
なにせすぐ背後には「死」がせまっていて生きていることに飽きている人間の
余剰なものに対するツッコミができぬ逼迫感があったからねえ
その足取りはけっして速いものではなかったけれど、ボク達を確実に
「学園生活部」のみんなのように追い込んでいったかとおもわれる
こういう「視ざるを得ない」チカラを有した作品が
現代的「にちじょう」フォーマットを利用して甦ることに畏敬の念をおぼえる。











Classroom☆Crisis 第13話  史上最大のプレゼン と報告書(まとめ) △+









「1話目」と「13話目」が同じ構成やね、どっちもナギサ救出
物語の〆としては伝統的なあり方でまあ教科書的といえんくもない
「アニメーション」としてはキャラクターまわりを描いてといったとこで
実写の「ドキュメンタリー」だったら「嘘くさい」となるけど
アニメーションとしては期待するぐらいの分量だったかとおもう
そんなこんなでそれぞれの長所がさまざまなる対立を経て
最終的には昇華されるというまあ実にうまい仕上がりだったかと
しかし、なんだろうねえこの「もの足り無さ」とでもいう何かは
有名な経営者の本を読んで感銘を受けてもじゃあ次の日から
自分の仕事に組み込めるのかとなるとうーんとなるあのもどかしさとでもいうか
結局「A-TECは優秀だから」で事が済んでしまっていたような
気がするのね、いやそれに疑問があるわけではなく彼等が優秀なのは
作中でも充分覗えるのは確かなのね、ただこの「優秀さ」ってのは
果たして「つごうのいい物語の為の優秀さ」なのか
「あるやむをえない試練の中で見せたまことの人間のチカラ」なのか判別しかねる
ってのがあるのね、まあいちいちクラスメーツ全員にスポットをあててたら
このスッキリとした終わり方になるための尺がとれなかったろうから
贅沢なんだろうけど、その「贅沢」を達成しうる特別な「何か」が
当作品にあったかと言われると口ごもってしまうところはあるね
傍観者でいやみなことをタラタラ言ってて最低な奴だけど、そんな印象がぬぐえない。











Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!
第10話  世界の片隅で君の名を △+










「スピンオフ」で「平行世界」という概念を持ち出すとはどういうことか
「いくつもの正編」という時の平等感と無力感とそれに対抗する
「今ここにある事態」ということの主張、何だかよくわからなくなってきたけど
「聖杯」としてイリヤと美遊が世界を隔てた「双子」であるのはきまりがいいね
そして双子の片割れがピンチの時、もう片方がそれを救うといううつくしさ
しかも失われた片方の武器を手に二刀流で闘うというのが覚醒の説得力を増させる
おそらくはほうぼうの「聖杯戦争」においてキーパーソンとして狩り出された
金色の王がラスボスをやってくれたのもまた都合がよい、そうやって
現代的「正義」たる「殺さない大火力」と「友情」でうまくカタをつけましたね
「stay night」のほうはあんまし「友情」を押してないんで
こっちの方面で勝負していくのは正しいとおもう、そして友情に伴う「日常」成分は
今回充分にあったかとおもうね、美羽のイリヤに対する想いが
イリヤまわりの友達にも少しづつ広がっているのも覗える、そんな夏休みだった。





























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リアルは地獄 (アニメ感想)

2015-09-24 22:28:42 | アニメの感想2015年Season3








アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第23話  Glass Slippers. △++








「シンデレラは遅れて舞踏会に行くもの」と相場は決まっているけど
「新世代」としてはその遅れていくシンデレラの不安に焦点をあてるのが
まあ現代的な「おとぎばなし」の適切な態度とはいえよう。
よー考えるとしまむーは当作品においてずーっと放置されてきたと
いえなくもないわけで、嫌なハナシだけど涙を流してようやく一個の
キャラクターとしてちょっと深いところで受け止められたような印象
まあでもしまむーだけじゃないよね「1クール」っちゅう縛りの中で
キャラが立たずに使い捨てられていく娘がごまんといるわけで
しまむーはそういう葬られた娘達の叫びを代弁しているといえんくもない
ただギリギリのとこだったね、ほんといろいろな意味で。
クオリティが高いはなしなのに自分で自分を追い詰めていくのがこの
「アイマス」に課せられた「魔法」の「対価」なのかもしれない。











Charlotte 第12話  約束 △+








How do you do ?







「全能力者の能力没収しかも期限付き」とか大きくでましたねえ
いやでもここまでデカいふろしきだと逆に省略ができるのか
肥大化した物語の始末をするのが主人公ってもんだわな、古典的だけど。
仲間や妹とのじゃれあいは流石に長年やってるだけあってうまいもの
できれば1話ぐらいかけてじっくりとリハビリをはかりたかったけど押してるからね
逆に友利とはこんぐらい短くてサッパリしているのがよい
「謎の少女がヒロイン」って概念と随分長い付き合いだった
ビジュアルアーツが出してきた、ウェットじゃなくてフレンド的な関係だけど
想うところはあるっていうそういう現代的なヒロインといえよう
もしかすると彼女に逢うための旅、だったのかもしれん。










監獄学園 プリズンスクール 
第11話 エリンギ・ブロコビッチ △++








「情が移ったのじゃなくて?」って言葉は別の人にかけるべきでしたなあ
ガクトが悲鳴をあげるたびに笑ってしまうねえ、アンドレが痛い目にあっても
面白くないのね、あいつは喜んでるから、つまらん。
キヨシと花さんの「主導権争い」の空気は異常なリアルさやな
いや、馬鹿馬鹿しいのは重々承知なんだけど、なんだろう性器を
晒しあったもの同士の異様な関係性みたいなそういう空気
そういう小学生とかが「やらかした記憶」がハナシとして現前している凄さ
女性器が「メデューサー」のように見えるなまなましさ
オトコノコによって「滅茶苦茶」にされるオンナノコの気持ち
そういうのが「遮光」されることなく現前していることがまあありがてえことです。











干物妹!うまるちゃん 第11話  うまるの日々 △+






うめなぁ♡





食ってばっかりやなwでもこっちの腹はすかない
ポテイトとかスイーツとかあんましこっちの食欲を喚起するものでないし
また、そうしたいわけでもなくそれに伴う「笑顔」が見たいわけで
海老名ちゃんはまさしくそういうお兄ちゃんの気持ちを
見事に理解していたかとおもう。
うまるちゃんの脳内会議で一匹だけお兄ちゃんの為に何かを
買おうとする奴がいて、そいつの意見が通るのがうるわしいね
これぐらいの割合で存在するのが適度だとおもうし
有象無象の「多数派」の意見がたったひとつの正しい意見によって却下される快感がある。











下ネタという概念が存在しない退屈な世界
第12話 下ネタよ永遠に とま○め △+









私は下ネタになりたい







「たかが言葉」でありながらみんな気をつけている
っていうのが「隠語」や「下ネタ」であって
その秩序をブチ破るってなるとそれだけでその人は一定の覚悟を
しなければならないってところはあるね、それこそ何かの「使命感」の
ような何かがないと、やっていられないかと。
まあでも「言葉」も「裸」も一回晒してしまえばお終いだからね
本当に感心すべきはその持続力と下ネタに対する「愛」なんじゃないのか
何にでも下ネタに変換する綾女、何にでも本のネタにする早乙女先輩
奥間きゅんの為にモンスターになるアンナ先輩、その「愛」のひたむきさが
「抑圧」された世界において美しいもののように見えるね
最後「秘宝館」か、いいところをもってくる。
きほん秘宝館のブツを見ても興奮したりはしないのね
ただ、コレを見て、作りだした人達に対する「自分と同じいやらしい人間」
という同胞意識が時代を超えてつながるってのにロマンがあるわけで
そういう「健全な精神」ってのに触れていたような、そんな気がする
ただの勘違いかもしれないがw











モンスター娘のいる日常 第12話 モンスター娘たちのいる日常 とまとめ △+








あれですね「年齢・体型どこまでならOK」的なオトコノコの趣味を
マンガ的に拡張したのが当作品といったところで
まあ主人公の公人クンの「許容範囲」の広さは実際におつきあいしたことのない
童貞の元中二病的なそれといっていいのかもしれないねえ
お色気コメディアニメーション的には笑っていればいいのだけど
さて、「素」に戻ってどの娘までならOKとか考え出すと結構やばいかもしれん
まあ逆に言えばそういうのもやんわり着地できる「アニメーション」として
本領を発揮していたともいえなくはない、ダーリンはその主人公にして象徴かと。
「脱皮」とか「産卵」とか結構攻めてたよなあ、そういう「MON」としての
あり方が従来のおっぱいアニメとは一線を画していたかとおもう
ここまでではないけれど女の娘と付き合ったりするといろいろ「生物」として
違うところがあるのがわかって驚くってのはあるよね
「モンスター」である以前に「娘」ってだけでそれは異形で
不思議にみちみちているものなのだ。





























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前期のアニメのキャラの名前がもう思い出せない (アニメ感想)

2015-09-19 18:29:09 | アニメの感想2015年Season3






↑「響け!ユーフォニアム」のチューバの娘とか








のんのんびより りぴーと 第11話  甘えんぼうになった △++








ほたるんとこまちゃんが一緒にいる時の安定感はすごいね
あん×きらのような絵面、お姫様だっこが出来る程の体格差がすごい
・・・という前フリがあってほたるんがお家に帰ると
もの凄い甘えんぼさんになるのが展開としてよい
この娘はちょっと漫画のためにあつらえたような設定の娘なんで
こういう背伸びしないところが出ると親近感がグッと増すなあ。
妹にからむひかげがリアルな姉妹っぽーい
基本的に「次女」ってのはあんまし人からかまってもらえないから
自分からからんでいくスタイルによくなるのだけど当作品でも例に漏れず
って次回はもう最終回「一年がたった」か! はええよ











うしおととら 第11話  一撃の鏡 △(+)








主人公を修行の旅に出しておいて地元に残したヒロインを
どう助けるか、というおはなし。きょうびだと設定が無茶だから
なるたけやりたくない展開だけど、無理矢理やったね。
「説明」の為にけっこう「過去話」をいれてくるよね
聞ける内容だからいちおう聞くけど昔はもうちょっとこう
こういう過去話も含めて「人がつくった作り話」ってのを
もっと真面目にとりあっていた気がする
犬と喧嘩したり、誰かをおんぶしたり、独りのオトナになって
縁が無くなった行為にちょっと憧憬がある
とりあえず野犬と闘ってくるか(おい)












オーバーロード 第11話  混乱と把握 △+








宝物庫







課金アイテムをロスした時の腹立ちかげんはわからんでもないw
仲が良かったペペロンチーノさんとのことを語ったりしている時のモモンさんと
「ゲームのキャラだから」っちゅうことであっさりと残虐なこともできるアインズさんの
ギャップがおおきく、それを糊代してる「オンラインゲーム」って設定が
最高度に生かされているよねえ。
「やむをえない事態」により自分の黒歴史が眠る宝物庫に行って
めためたにされるモモンさんがたのしいw
その一方で一騎打ちに臨むことをめぐり交わされるアルベドさんとの
芝居がかった会話にもチカラがこもる、この「モード」の複雑さが
「仮想世界」を取り扱うハナシのたのしさで、そのモードの性質の違いを
よく知悉した作り手が状況に応じてくりだしてきているからこその鮮度なんだろう。











乱歩奇譚 Game of Laplace 第11話  白昼夢 とまとめ △(+)








自由落下






ケーサツ(社会)が無能だから「復讐」を復活させようぜという
もともとは「復讐」による混沌が先にあったものを苦労して「ケーサツ」とかに
任せるようになったのにその秩序の有り難さを忘れる程に飼い慣らされた
ボク達がそれに逆らってみる、というのがてけとうなまとめ。
SF的に「治安」がスッポリ抜け落ちているってんならそういう見方もできるのだけど
そういうぐらいには「極端」にいってないのね、「無能」だけどギリギリ存在するような
そういうリアリティが残されているのがいやらしい。
(毒を所持している容疑者を放置する程の阿保さ加減だけど)
しかしまあ解き明かした「数式」において人間の命の軽さはニュートリノよりも軽い
っちゅう「理系」の人間ってこわいわーという世界観が
「探偵病」的犯罪者・探偵ともに「人間止めました」を通して描かれているわな
現代では笑いバナシにしかならんのだろうけど50年ぐらい前は
そういう「理系的発展」が脅威に思われていた時期もあったかもしらん
しかし、「軽い」よね、たぶんコバヤシ君は中性子よりも軽いのだろう
じゃなきゃ飛び降りた人間を後からおいかけてつかまえるなんてことはできん
その軽さは「フジテレビ」っちゅう「重さ」を描くことが機能不全になってしまった場の
真夜中に視る「うつつのゆめ」としては相応しいものだったのかもしれない。













城下町のダンデライオン 第12話  王冠は誰に輝く とまとめ △++







「ハプニング」がいつも「上(天)から降ってくる」んですよね、当作品
「ヨコ(人間)」であることがきわめて少ない
つまり「王族」をいじって遊ぶぐらいの余裕がある善良な臣民によって
「国家」が成り立っているというファンタジーが前提となっているのね
あとはじっくりと櫻田さん家の家族を観察してれば、ほらね、もう終わったw
肝心の「選挙」も「決断」のためではなくて「成長」のための王様からの
豪勢なテストみたいなものだと考えればまあ恵まれた人達の「日常」では
あったかもしれない、必要なモノは全部もってるものね
そしてそれをあますことなく描けば事が足りるというそういうことなのかも
「何かが足りない」から「何もかも持ってる」という「日常系」を発見した
ここ5年のアニメ界隈で「いやらしいところを全部排除したセレビリティ」の
作品としてボク達の記憶にひっそりと残ることと思われる
たんぽぽ(ダンデライオン)のように。
















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大人を騙して儲けよう (アニメ感想)

2015-09-15 19:54:34 | アニメの感想2015年Season3






がっこうぐらし! 第10話  あめのひ ○!








「脱出用の通路が見つかった」とか言えばもう終局がちかい
と同時に「時間稼ぎ」の為のいろいろな何かも壊れだすという当然のあり方。
冷静に見るとりーさんが記帳していた出納帳も資源は残りわずかで
全てが何かの終わりに向かって確実に進行している。
このゾンビは「段差」に弱いみたいので「上」にいる内は
比較的安全っぽいというゲーム的設定、なので「下」にいくということは
危険があぶないというわけだ。ゲームみたく「火器」でも見つかれば
なんぼか安心感があるんだろうけどね、当邦は安全で平和な国(だった)なので
それらがほとんど無いというのが冷たい現実として重くのしかかってきてる
もちろんそれが「へいわなにちじょう」を保証しているのだけど
そして仮にそれがあったとしてもかつての笑顔を知っているものを殺せるかというと
全く別のおはなしで、現実の「脅威」となったソレと親愛なるアレとの
瞬間的なくるみちゃんの葛藤が、見ている側の脳幹も痺れさせる。
その後の「回復フェーズ」も、ね、りーさんが「いっそ腕を切り落として
しまった方が・・・」と逡巡するとこも、静かに絶望できる。











城下町のダンデライオン 
第10話 さーち☆らいとの行方/兄貴面するお兄ちゃん と
第11話  さようならスカーレットブルーム △++








それぞれのキャラクターの現在と過去とそして未来
明るいところと暗いところ、それらを隠し立てすることなく
まるっと晒して、それが実に受け入れやすくできている
しかも家族みんなにきっちりライトを当ててくる公平感は
デレマスにひけをとらず、派手ではないけどよくできてるよ
あと「能力」の使用方法だよね、「敵」がいない世界において
どうやってそれとともに生きるのか、みなさんよく理解してる
小さい頃の「失敗」とかもあって説得力があるのよねえ
こうなると櫻田さん家の誰が王様になっても文句はないという
そういう「幸福な民主主義」が成立しているとおもう
「誰がなっても駄目だから同じ」ではなく「誰でも良い」という
見かけは同じでもその内容が180°違う同じシステムのおはなし
でもたぶんここで王様が決まってもまた何年後かに再選挙をするんでしょ?
民主主義ですもの。












戦姫絶唱シンフォギアGX 第10話  こんなにも、残酷だけど △+










前期で退場したバカのまさかの再登場で茶番劇がにぎわうことw
でもまあ一本調子でやられるよりあの手この手で攻めてくるほうが、てごわい
エルフナインちゃんの「トロイの木馬」としての目的も判明
まあ分かってて受け入れてたからね、やむなし
そういうさまざな障害を歌劇のチカラで乗り越えて進んでいく劇として
洗練の極みにあるよなあ、それも「障害」が「過去」からきてるからこその
納得感があるっちゃあるね、けして絶賛ばかりではなかった1期2期が
あってこそ今があるといったところだ。











アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第22話  The best place to see the stars. △++









「競争相手」でもお互いに協力することを辞さずに
自分達の糧にしていくシンデレラ達のたくましさがすごいっすね
こんな完璧な連中、人間じゃねーよ(あたりまえだけど)といった
やっかみもでかねないようなダイアモンドぶりってとこに
一点しまむーの穴が開いていて、そこを埋めるのが最後のお仕事になるうまさ
「シンデレラ」と「クローネ」もそれぞれ方向性の違いが出てたかと
「POP」と「COOL」的な棲み分けで、充分可能かとおもわれる。
しぶりんが歌い終わった後Pさんに「どうだった?」と聴いて
「すばらしいステージでした」とお褒めの言葉をもらえるまでの
その静かなやりとりに最高の賛辞をかんじるねえ
そしてそれは視聴していた多くの聴衆の感想でもあったにちがいない。











Classroom☆Crisis 第11話  それぞれの逆襲 △+









伏せていた札を全部オープンにして心を折りにきてるね
それは資本主義的「脅迫」ともとれる、あくまで「合法的」なな
単純な暴力にはそれでもって応えればいいのだけど
そうでないこういうのに直面した時にどうなるのかってこと
親しい人に支えてもらったり、そもそも馬鹿だから気にしないとか
いろいろ理想的な解答をだしてくるねえ
「軍事」ってのは「必要」に迫られた時には価値が跳ね上がるけど
「まだ」その時ではないのだから「軍事」で儲けようとすることを
公表すれば一般企業としてはダメージが大きいだろうから
そのあたりに活路がありそうだ、と同時により効率的なエンジンが
開発できれば「資源」を巡る争いに一石を投じることもできるというのが
ありそうなおとしどころかなあ、といったところで
退場したはずのお兄様によってナギサが刺されたというとこで〆るのがうまい
「単純な暴力」がハナシとしては効能を発揮しているという皮肉










WORKING!!! 第10話  その女シズカ △+








手のかからない子







高梨母と店長代理、どっちも「空気が読める」タイプの
人間ではないけれども社会的には「上司」のように
必要な人種なんだろうなあとおもわせるハナシ。
そういう人達が見るのは「長所」じゃなくて
「手がかかる短所」なのよねえ、あるいはなんか変なところ。
「ファミレス」っちゅう日常的な舞台でマンガ的に
どうあれば「見てくれる」のか、当作品のキャラクター達は
それを等身大に(ちっちゃくないよ!)描いているとおもう。
かたなし君と伊波さんの手がかかりそうで、かからないそういう距離
かからなければわからなくて、かかってしまえば終わる、そういう距離。


































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I AM AHO (アニメ感想)

2015-09-10 21:16:32 | アニメの感想2015年Season3





Charlotte 第10話  略奪 △++








未来を略奪







「強き者」ってことよなあ、いや「略奪」の能力のことじゃなく
何度も訪れる苦難に耐え忍ぶことと、そこから学ぶこと、そのこと
そうやって手に入れた「残酷な未来を変えるチカラ」こそが
人間として持ちうる真の強さであって、「学校」こそが
それを涵養する場であると主張したいのだろうねえ
おまえらも馬鹿やってるのもいいけど「勉強」もしとけよってこと。
と、ここまでなら「タイムリープもの」としては「模範生」的な
解答ではあるね、ここまででも及第点は保証できるけど
まだおはなしを残していてそしてここからが「真」に近づいてゆくことになる
それは苦学して手に入れた未来がまた「不明」になっているおはなしで
物語の深意の紬手はそここそを取り扱うものではある。










監獄学園 プリズンスクール 第9話  体液がいっぱい △++








ぼちぼち「1回休み」的な他作品が増えてきた中
「腕相撲」だけで1話消費しようなんて考える作品はやはり違うね(気が)
でも底の底では「目的」に叶っているのねそう「時間稼ぎ」ってやつに
「ナンセンス」すれすれだけどそこをアホな理由で回避する離れ業。
あとこの作品には「青春」の浪費がみごとに描かれているね
男共が集まってヒマをもてあましていると「よしいっちょ腕相撲でもやるか」
ってなる気分はオトコノコには理解できんくもないわな。
しかしまあ芽衣子姉目的さんもたいがいアホだなw
アホな連中と関わってるとアホになるといういい例ではあるね
だけどそのアホさかげんがかわいいかもしれん。











下ネタという概念が存在しない退屈な世界
第10話 ジイ級クエスト △(+)








私が知っている(ナニ)と違う







なんだかさっきから「筋肉を露出した男の時間稼ぎ」が多発してるw
そう「筋肉」ってのは「日本人」にとってみれば「晒す」べきものではない
それをあえてそうすることによって「時間」を稼ぐ程度のことはできるということね
「バスジャック」とかよく「乗り物」を妨害することによって
当作品は刺激を得ているね、機械文明の象徴にまっ裸で立ち向かうこと
それができているとおもう。たぬきちと綾女のトークもだいぶんこなれてきたね
戦場でいつも悪口を言い合っている同僚に芽生える信頼感といったところ
よごれちまった悲しみの中でその信頼関係だけが純粋にうつくしい。










アクエリオンロゴス 第10話 届け!本当の声 △(+)








「創作劇」として「誰でも知ってるおとぎばなし」を無茶苦茶に
改変することは基本的な手筋で、とても「勝手」にやりやすいのね。
内気なシンデレラの心の声を解き放つってのは僕達もよく慣れ親しんだメソッド
河森さんは若人をおもしろおかしくこき使いながら彼等に成長を促すのがうまい
そしてその「場」としてさまざまな現代的ガジェットを自在に行使すること
そのことに関する柔軟性がすばらしいとおもう、古風で新鮮という境地。
あと「敵」ってのが「不倶戴天」のそれではなくて若人に成長の機会を
与える「試験官」みたいな役どころだね、現実にもよくいる
「容認できなくはないけどちょっと嫌だな」ってかんじのそれ
もの足りないかもしれないけど「敵」って言う時の馬鹿馬鹿しさが
ないのがありがたいっちゃありがたい。












実は私は 第10話  素直になろう! △(+)







幼馴染みの権利と義務







「つきあいが長いおさななじみとの距離」ってのを付喪神のメガネに
託して消化したカタチやね、「外道設定」はやっぱり女の娘としてはどうなん
ってのがあって早めに印象を修正にきたかんじだそしてそれに間に合ったかと。
今までの悪行をすすぐべく幼馴染みとの想いを訥々と語るとこはいいシーン
「秘密が隠せない」ことを誤魔化すためにいろいろなリアクションをとるのが
当作品の面白さだろうけど、それを一番長くかつ執拗にやってきたのが
メガネの彼女ってことで、理解すると情もわくわな
そしてキャラクターがみんな「隠せない」もんだから多人数になると
秘密の告白大会みたいになって大騒ぎになるね、そのたのしさ。










モンスター娘のいる日常 第10話 Dのいる日常 △(+)










Dの馬鹿はどこだ!! D出てこい!!!









スーがすっかり便利キャラ化してるね、誰とからんでもイケる口
乳を吸って解決とか「タルるーとくん」以来のご都合主義だw
あれっすね乳が過剰であることを「モンスター」ということで
ギリギリ処理しているフシがあるね、それも差別感スレスレのとこで
成立しているといえんくもないけれど
当邦のメディアにおけるある種フリーキーな乳事情をうまい落としどころで
やってのけているのかもしれないねえ。
公人がセントレアに跨がって落ち着けさせるところは率直に格好がいい
駄目なところもやんわりと受け入れてやって、その上でアタマを
使ってそれに向き合わせるという理想的なダーリンだよな。




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面白い番組は深夜にしかやってない (アニメ感想)

2015-09-05 21:44:46 | アニメの感想2015年Season3








干物妹!うまるちゃん 第8話 うまるとクリスマスと正月 △+









恐怖の怠惰装置KOTATUがでましたね、季節外れだけど
だいじょうぶ、あっという間に季節の方が追いつく
こたつ自体もあったかいのだけど人間同士の距離がいいんですよね
許されるギリギリの距離に自然となるつくり、調度当作品の距離感と一致。
うまるとぼんばが酒飲み友達のようになってるね、キャラクターごとに
それぞれ違う関係性で、それでいて仲が良いというリア充的社交性
新登場の叶さんは最近ちょろちょろ目に付く「働く女の娘」的キャラ
立派な社会人だけどすり切れる程には絞られていない塩梅が
同じような社会人視聴者からはウケがいいのだろうとおもわれる
同級生が3人同じ会社とかあれか、みんなして同じ会社に就活したら
そのままみんな採用されたってことなのか、珍しいけどなくはないかもな
そういう「偶々偶然のつながり」ってのがマンガ的に配置されていて
イチから人間の関係性を構築しなければならない社会人には
うらやましくおもう。











実は私は 第9話 水着に着替えよう! △+








お約束の「水着回」なんだけど
はて当作品に感じる違和感はなんだろう。
あれかもな「ハナシの都合」ってか朝陽くんが率直に
「水泳に行こう!」って誘ったのがいいのかもな
絵柄もそこまで当今の「萌え」的なとこに媚びてないかんじだし
なんちゅうかそこまでがっついてない男子高生のたのしみ
ってのが当作品の良さだわな、まあ退屈ともいえるかもだけど。










GOD EATER 第6話  泥中の蓮 △+







「おんなのこと2人旅」とか焦がれるねェ
いやらしい気持ちを抜きにしても何というかある人間と
緊密に何かをやっていくってのは心がさわぐってのがあるね
「危なっかしい美人」ということに関しては真綾さんの領域。
「無くした武器を探しにいく」ってのもよい
普段どれだけ頼っていたかってのがよくわかるね
当作品いろいろなものを「喪失」することによって
物語のテリをつけているのよね、ゲーム的「主人公無双」には反する
アニメ側の提示する「まともなハナシ」ってことなのかもな











オーバーロード 第9話 漆黒の戦士 ○








デカブツとの戦いは最近のはやりの演出
そこまで負担がかからずにこういうことができるようになった
ナーベさんも召喚主のハゲのおっさんをすぐに殺してもよかったのにね
わざわざデカブツの相手をするあたりがモモンさんの流儀を理解してる
「戦士として」優れた技とかをその身に受けてその上で
力任せにハッグして倒してしまうのが身も蓋もなくて凄い演出
魔法とかで一瞬で蒸発させるのとは違ってさんざんに生き物として
見苦しい様を晒させるのが残酷で、そして当然の報いではある
それを演じる2人も見事なものだったかと
ダークファンタジーとして充分にひたれる当作品なんだけど
造反の報告を受けてモモンさんが「は?」とか時折素に戻るのが
面白いね、設定上のそれがいい息抜きになっている。


















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日本の夏、ゾンビの夏 (アニメ感想)

2015-09-01 23:17:24 | アニメの感想2015年Season3








がっこうぐらし! 第8話 しょうらい △++








りーさんの目が開いていることが多くなってきたねえ
見たくないものも見なければならなくなってきている、ということか
りーさんがみーくんを抱きしめるとこがうつくしい
2人とも就寝前で結構しどけない格好をしているけど
それ以上に逼迫した状況が別のエモーションをもたらすね
何かをハグしたり(エ)モノを所有し続けることは
人間に安心感をもたらすね、今回はそういうのがちらほら見受けた
ゆきが見つけてきた人形とか寝袋も見方をかえれば
非常時のモノであったり旧日本軍のモルモットのようにもみえんくもない
そう、「見え方」を天国と地獄を通して問うているのだ。











アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第20話  Which way should I go to get to the castle? △++








もっと前に出たい







しかしまあ贅沢なことよなあ、とおもう
手持ちの駒にはずれが無くて「それぞれの道」って言われると
こちらとしてはうぐぅと口をつぐまざるをえない、という。
それはたぶん「アイドルもの」っていうのを10年かそれ以上
流行っているときもそうでない時もこつこつやってきた下地があるからで
その上に種々の花が咲き乱れているという状態なわけだ
その花をどう取り合わせて飾るのも自由であるという状況で
そんなら「選ばれたアイドル」を提示して有象無象の偶像が
乱立している当今の芸能事情に異をとなえるのもまた自由であるという
そういう大手事務所の内実がうかがえるとこが凄いね
そしてそこで吹く風に揺れる花々を見るのも実に剣呑なたのしみではある
でもまあこのお話を見てるともう「アニメ」は「現実」の「アイドル」を
「越えてる」といえるかもしれないね、今は調度そのはさかいのところで
僕等はその現場の見物人といったところだ。










Classroom☆Crisis 第9話 歓喜なき勝利 △+








アニメで「利益当事者以外は極めてどうでもいい政治ごっこ」を
やるということ、それをやりきったということを評価しよう。
それはアニメの「前に出る感」に抵抗する、そしてリアルでは
きわめてよくある「人間同士の足のひっぱりあい」だ
この停滞はもちろん「アニメ」的にはその後の「解放」のための
「ため」になるはずでそのあたり踏み台としては
あの小物のユウジ兄さんで充分であったとおもう。
ただ、この後だよね、この状況をいったいどういう「創意と工夫」で
ひっくり返すのか、分かり易い「長所・短所」がない当作品では
そこが非常にウェートがかかるわけで、この真面目さは
最近の「ぬるっと」した作品群の中では貴重なものかもしれない。











戦姫絶唱シンフォギアGX 第8話 向き合う勇気 △+







「果たされるべき理想と責任」を巡って相違や紛糾があるのが
「拳で解決できることは少ない」ってことのようで、リアル
そしてそのあたりに「世界の悪意」ってものをもぐりこませることもできよう。
そのあたりの仲裁を「シンフォギア」っちゅう完璧だけど不安定な
「歌」を主題にした作品に託しているのがよくわかる1話だったかと。
きりちゃんとしらべちゃんを迎えに来て叱っている指令とクリスちゃんが
完全に旦那と若奥さんだったなw くずみたいな親もいれば
こういう立派なのもいることに救われるということだ。











WORKING!!! 第8話 ミスティック・シュガー △(+)








おにいちゃんは厳しいけど







山田母がワグナリアのみなさんに「ご迷惑をおかけしました」って
かぼそい声でも言っているのが、事情が分かっているとすごいことだ。
ゲスのように勘ぐると「吃音者」のような印象だね、ニコラスさんのように
そしてそれを「翻訳」できるのが山田兄の兄たるほとんど唯一の由縁だろう
でもその分、山田(妹)は「妹」として受けられる愛情が不足していたかもしれない
ともおもえるねえ、古びた言葉でいうと「不憫」ってやつだ。
ともすれば「お涙ちょうだい」的ないやな流れになるのだけど
それが「まんが」の中で見られうる微妙な距離が保たれているとおもう
その「なんやかや生きてる」っていう「ふいんき」の現前性。









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