櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第3話 夏に眠る骨 △+
「老人」ってのは自分達の未来を意味しているってのは誰の言葉だったっけ
まあ、いずれなる自分を大事にするという思考が社会の秩序安寧に大いに
貢献しているのは間違いが無い。しかしまあ「骨」のあるハナシだ
いやいや冗談ではなくて、アニメとかだと「死体」なんて見慣れているのにね
「骨」が見つかっただけでこの騒ぎってのはちょっと不思議な感覚だ
いやまあ当然「リアル」でも骨が見つかればそりゃあいろいろな意味で
大事にはなるのだけど、なんだろう意義のあるハナシのきっかけとして
「骨」がうまいアイテムになっている気がするね、無礼は承知でさ。
「祖母に介護を押しつけていた」というせりふがいろいろ重い
若かったり忙しい社会人だと他に人に「おことばに甘えて」って
したくなっちゃうんですよね、勿論後ろめたいのだけど
自分でやってみたり、あるいは支えているヒトがいなくなって
初めていろいろと気づくってのはある。そういう「意味のあるコトバ」
ってのが連なってこの物語に確かな質量を与えているとおもう。
ゆるゆり さん☆ハイ!
第4話 その夜は、みんなの想いをつないでゆく。 △+
「1年」「2年」と「ごらく部」「生徒会」で交互に
キャラクターのからみを入れ替えてますね、その端正さ
中でも京子と櫻子の「ボケ」の性質の違いがおおきいかな
「高度な意図」と「天然」の違いでそれぞれリアクションがちがう
京子の方が「わかっている」からツッコミやすいんだよね
櫻子の方は「とりあえずやってみた」って感じだから
それを受ける方が難しいという、生徒会だとだいたい
ひまわりが呆れて、千歳がまあまあってやると収まるのだけど
あかりやちなつだとちょっと足りないってとこに
結衣の「セクシーな画像」とかあかねとかが協力して
ハナシがおさまるところに収まっているかんじ
まあいい先輩たちであることはまちがいないね。
終物語 第4話 そだちロスト 其ノ壹 △+
そうですねえ「押野」と「羽川」ってのはこの「物語」では
「探偵」的な要素を担当しているところがあるんですよねえ
どちらもハナシに一定の説得力を与えて「オチ」に一定の
重みを与えているところがある。
ただし両者には前提の相違がありますよね(押野メメと押野扇としても)
それは現実に事態を解決したっていう「実績」や関係の中でつちかった
「信頼」ってやつで、扇ちゃんにはそれはないわけだ
むろん「言っていることは正しいように聞こえる」ってのがあって
そして若い時分は「正しいことのように聞こえる」ことがそのまま「正しい人物」
とカン違いすることはあるし、あるいは正しいコトを自分の狭量のせいで
間違いだと捉えるということもあるわけだ、どちらにしろ不安定なわけで
でもまあ「正しく聞こえる」ってことは少なくとも相手の方に
自分の知力では会話を咎めることができないわけで
そういう意味では「闘って」(あるいは敗北)いるのかもしれないねえ
扇ちゃんに、あるいは作者に。
すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 第4話 虹色の過去 △+
さあ、いよいよ決めぜりふがでましたね「すべてがFになる」
視聴者としてはある種「殺人」よりも懸案のワードなわけで
想像力が喚起することおびただしい「呪文」ではあるね
この祝詞自体は以前から知っていたけど、小説を読んでいないし
結論も知らないので、そう考えると長年の「謎」がいよいよ解けるということだ
そのわくわく感といちまつの寂しさが醍醐味かと。
ただ、この騒ぎの中で「第2の殺人」がぼやけているのが
「だまされている」って感じはあるな、そっちから解決していった方が
やりやすそうではあるけれど、妙なリドルを投げかけられて
右往左往しているといったところだ、作中人物も、たぶん視聴者も。
うたわれるもの 偽りの仮面 第4話 帝都 △+
あったかいんだから
「風呂回」のごり押しがむしろ楽しいかもねw
きれいどころもむさいところも両方取りそろえております
キャラクターが総じて好感度が高いけれど
ハクとクオンがそのキャラクターのいいところを引き出している気がするね
この対人能力の高さこそが指導者の資質であり同時にゲームの世界における
全能性のあらわれともいえよう、そういう「ゲームのつごう」と
「カリスマ」的なものがない混ぜになって、自然と受け入れられる
工夫になっているかと。