意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

やなせ先生、すいません (アニメ感想)

2015-10-31 22:30:08 | アニメの感想2015年Season4







櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第3話  夏に眠る骨 △+








「老人」ってのは自分達の未来を意味しているってのは誰の言葉だったっけ
まあ、いずれなる自分を大事にするという思考が社会の秩序安寧に大いに
貢献しているのは間違いが無い。しかしまあ「骨」のあるハナシだ
いやいや冗談ではなくて、アニメとかだと「死体」なんて見慣れているのにね
「骨」が見つかっただけでこの騒ぎってのはちょっと不思議な感覚だ
いやまあ当然「リアル」でも骨が見つかればそりゃあいろいろな意味で
大事にはなるのだけど、なんだろう意義のあるハナシのきっかけとして
「骨」がうまいアイテムになっている気がするね、無礼は承知でさ。
「祖母に介護を押しつけていた」というせりふがいろいろ重い
若かったり忙しい社会人だと他に人に「おことばに甘えて」って
したくなっちゃうんですよね、勿論後ろめたいのだけど
自分でやってみたり、あるいは支えているヒトがいなくなって
初めていろいろと気づくってのはある。そういう「意味のあるコトバ」
ってのが連なってこの物語に確かな質量を与えているとおもう。











ゆるゆり さん☆ハイ!
第4話 その夜は、みんなの想いをつないでゆく。 △+








「1年」「2年」と「ごらく部」「生徒会」で交互に
キャラクターのからみを入れ替えてますね、その端正さ
中でも京子と櫻子の「ボケ」の性質の違いがおおきいかな
「高度な意図」と「天然」の違いでそれぞれリアクションがちがう
京子の方が「わかっている」からツッコミやすいんだよね
櫻子の方は「とりあえずやってみた」って感じだから
それを受ける方が難しいという、生徒会だとだいたい
ひまわりが呆れて、千歳がまあまあってやると収まるのだけど
あかりやちなつだとちょっと足りないってとこに
結衣の「セクシーな画像」とかあかねとかが協力して
ハナシがおさまるところに収まっているかんじ
まあいい先輩たちであることはまちがいないね。












終物語 第4話  そだちロスト 其ノ壹 △+








そうですねえ「押野」と「羽川」ってのはこの「物語」では
「探偵」的な要素を担当しているところがあるんですよねえ
どちらもハナシに一定の説得力を与えて「オチ」に一定の
重みを与えているところがある。
ただし両者には前提の相違がありますよね(押野メメと押野扇としても)
それは現実に事態を解決したっていう「実績」や関係の中でつちかった
「信頼」ってやつで、扇ちゃんにはそれはないわけだ
むろん「言っていることは正しいように聞こえる」ってのがあって
そして若い時分は「正しいことのように聞こえる」ことがそのまま「正しい人物」
とカン違いすることはあるし、あるいは正しいコトを自分の狭量のせいで
間違いだと捉えるということもあるわけだ、どちらにしろ不安定なわけで
でもまあ「正しく聞こえる」ってことは少なくとも相手の方に
自分の知力では会話を咎めることができないわけで
そういう意味では「闘って」(あるいは敗北)いるのかもしれないねえ
扇ちゃんに、あるいは作者に。











すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 第4話  虹色の過去 △+








さあ、いよいよ決めぜりふがでましたね「すべてがFになる」
視聴者としてはある種「殺人」よりも懸案のワードなわけで
想像力が喚起することおびただしい「呪文」ではあるね
この祝詞自体は以前から知っていたけど、小説を読んでいないし
結論も知らないので、そう考えると長年の「謎」がいよいよ解けるということだ
そのわくわく感といちまつの寂しさが醍醐味かと。
ただ、この騒ぎの中で「第2の殺人」がぼやけているのが
「だまされている」って感じはあるな、そっちから解決していった方が
やりやすそうではあるけれど、妙なリドルを投げかけられて
右往左往しているといったところだ、作中人物も、たぶん視聴者も。









うたわれるもの 偽りの仮面 第4話  帝都 △+






あったかいんだから






「風呂回」のごり押しがむしろ楽しいかもねw
きれいどころもむさいところも両方取りそろえております
キャラクターが総じて好感度が高いけれど
ハクとクオンがそのキャラクターのいいところを引き出している気がするね
この対人能力の高さこそが指導者の資質であり同時にゲームの世界における
全能性のあらわれともいえよう、そういう「ゲームのつごう」と
「カリスマ」的なものがない混ぜになって、自然と受け入れられる
工夫になっているかと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

コラボという名のオリジナリティの欠如 (アニメ感想)

2015-10-29 22:48:05 | アニメの感想2015年Season4







ヴァルキリードライヴ マーメイド 
第1話  私、散らされます  第2話 ヴァージン・ロード △(+)









「美少女・爆乳・バトル」とこう書けばことが足りるわいw
これはボク達オトコノコが「最低限本能的に満足する」モノが
最初っからある意味何の努力もなしに存在するということを意味する。
でもこの「努力しなくてもよい」ということの何という難しいことよな
というのも「努力」ってのはそのヒトの「個性」と分かち難く結びついていて
それは「才能」よりもわかりのいい普遍性があるものだから
「苦労」はするけれどある種報われやすいのに対して
「もちあわせの天性」でハナシをすることは綱渡りのむずかしさがある。
「女の娘が女の娘をいぢめる画」ってのは偉い人から怒られない為に
当邦で発達した方便ではあるね、愉しめるけどムラムラするほどではない
そういう「馬鹿馬鹿しさで本来もっているチカラを押さえつけている」
っていうのがこの形式の特徴で、その構造を破るのは大変なことではあるとおもう。
今回いちばん面白かったのはバトルではなくて「年下!」ってとこだね
外人さんは年上にみえるから。










機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第4話  命の値段 △+








まあ一部の層へのサーヴィスってのもあるのだろうけど、ミカヅキ達は肉体労働者らしく
上半身とか露出している部分がおおいね、その体は鍛えられているけど
総じて栄養が足りなくて痩せすぎている印象がつよい
一方で「おとな」達の脂ぎっておなかがポコンとしているのが対照的ではある
そして勿論その「体型」の違いは神経・志向の違いを象徴しているね
そして彼等の「旗印」であるガンダムが胴回りがほとんど存在しない
「痩せた」機体であることもまた必然であるといえよう。
しかしまあ不断に「金」のハナシがついてまわるねえ、別に贅沢ではなくて
「命」を維持し、また投機(投棄)するのに接しているモノという意味で
そこでは「清貧」という思想がふっとぶ文字通りの貝を食べるのにも困るような
スレスレのきびしさがあり、そしてそういう中で神経が鋭敏になって
視聴している、というところがある。










ヘヴィーオブジェクト 
第4話 親指トムは油田を走る ジブラルタル通行阻止戦 I △+








「石油を奪ってそれをテロ支援組織にくばっている輩」とか、ああってなるね
自前で修理できるような巨大な施設とか、スケールの大きさが興味深いね
当邦のような「ミクロ志向」においてレアな存在に当作品はなっているかと
あと、ミランダが「聞き違い」をしてクエンサーとヘイビアをひどい目に合わせるのがよい
洒落になっていないけど、現実にそういう「誤解」はつきものそしてそれが
「架空のおはなし」の中で笑いをさそうのはけしてマイナスではないとおもう
主人公が「不幸だー」って愚痴をこぼしまくるのがかまちー節ですね
女の娘を助けている時だけがそこから解放されるってのが、まあオトコノコです
冒頭のミランダのサービスシーンもよい、女の娘を喘がせるのがうまくなったw










うしおととら 第17話  カムイコタンへ △+







麻子のうしおに対する気兼ねの無さが勇をイラッとさせるのは、わからんでもない
「おさななじみ」の特権である「長所なんて当然知っている」からこそ
悪し様に言えるという一種ののろけだものねえ
まあそんな感じで「人間がひとところに集まるとみんな仲良くばかりではない」
ってのがあって、ちょっと生々しいね、ただ「目的」があるから
団結できるってところもまたリアルかとおもう。
「獣の槍」ってのをうまく使ってオトコノコの「暴走」ってのを的確に描いているね
「理想」も「正義」もあるけれどその走りの迅(はや)さがヒトを傷つけるという主張
そういう生のエモーションを揺さぶるのが段違いにうまい
自分の描きたいハナシとかなんとかをチンタラ垂れ流すような漫画とは
志の違いは明々白々ではある。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

クリボーが一匹だけのステージ (アニメ感想)

2015-10-23 16:11:07 | アニメの感想2015年Season4







ランス・アンド・マスクス 第4話 パーパ △(+)








「騎士道」ってのは「不逞の輩」がいて初めて成立するわけで
まあもうキホーテが風車を敵だとおもって立ち向かう時点で
それは「パロディ」にしかなりえないってことなのだけど
当邦の事情がさらに加味されて「学校」で「部」をつくるという
2重3重の足枷をこさえているという、さすがに騎士道はきびいしぜ。
馬とかどうしようかね、「部で飼っている備品」として扱うのがよいか
しかしまあアニメーションとして「動物」とか持ち出すのは
「動画」としてむずかしいことに挑戦しなければならないはずで
まあ考えるといろいろ難しいことがなんとなく進行しているね。











対魔導学園35試験小隊 第3話 魔女入隊 △(+)








「友達いない×友達いない」の方程式とでもいおうか
馴れ合えない事情があるもの同士のなれあいがある
それはラノベ的「異能者」と「平凡な幸福」の両方を求めた結果とも。
ただその「異能」のチカラはたがいに血にまみれたもので
相当脳天気に扱わない限りは受け入れがたいと考えるのが普通で
そこをどう乗り越えるのかが次回って展開ね
繊細な問題に不躾に乗り込んで、あとはどういう裁きをくだすのか
っていうたのしみがある、










緋弾のアリアAA 第3話  戦妹(アミカ)志願 △(+)








バリツ!!







「格闘術の達人」とかホームズさんのホラも困ったもんです
ま、ハードボイルドの原型みたいなものかもね、遡ればギリシャ神話の英雄譚。
ま、「武帝」のおしごとはハードボイルドみたいなのが本業の体力仕事だから
オツムが優れているのよりはこっちの方に適正があった方がよいね
アリアみたく「柔術」とかされてもアニメでは簡単にできるからむしろ説得力がないけど
ライカのように近代格闘っぽく絞め技までもっていくのが的確なほうがリアル
「女の娘の品評会」でキズつくのも陳腐だけどまあいいかね
でもまー「アミカ」っちゅう「先輩が後輩を指導する」っていう建前が
早速崩壊するのってどうなのか、当作品が「借り物」で構成された
「ちょろい」ハナシなのは知っているつもりだけど、どうもメインに据えた
御柱がいつもグラグラしているのが気にはなるのよね。










学戦都市アスタリスク 第3話  二人の休日 △(+)








おっぱいの依頼でお姫様とデートとか、おいしすぎて胸焼けがしますw
「学園都市」っちゅう舞台らしく、日本の都市のような妙な清潔さと
イベント係のヒャッハーが跋扈しているといういつもどおりのミスマッチな設定
最近は多いけど「戦う動機」ってのをあんまりもったいつけずに公開しますね
エロゲーなら「体を許す」関係ぐらいでないと教えてくれないので
つまりはそこまで好感度が上がっていると考えていいのかもしれない
あるいは「個人の動機」と「好感度」が一致しないのが現代的なあり方とでもいうか
でもまあ「孤児院を救う」か、立派な動機ではあるけれど
ミカヅキだったら何て言うんだろうね。










新妹魔王の契約者BURST 第2話  深まる疑惑と謎の中で △









大逝際(たいいくさい)








たしかに「こんなことしてる場合じゃねーだろ」とは言いたくなる
どさくさに紛れて「女2:男1」の三人四脚とかワケのわからんことをやってるしなあw
こうやって考えると「学校のイベント」と「ラブコメ的イベント」って
かなり定型になってはいて、あとはちょっとした差異があるのにすぎないかもねえ。
もともと「学校行事」ってのは「生徒のため」ではなくて
「良い小国民を育成する為のイベント」って位置づけで、男女の色恋沙汰を
促進するための場では断じてなかったわけで、それを無理矢理こじつけると
こういう珍妙な画ができあがるってことなんだろう
運動させりゃあそりゃあ女の娘は凹凸があるんだから魅力的だろうし
文化祭的な交渉が活発な場では男女の距離が縮まるかもしれん
ただ、お盛んな年頃ではこれぐらいの縛りが適切であるとはいえよう。






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

後頭部を殴りつけて「さあ泣け」 (アニメ感想)

2015-10-20 20:42:22 | アニメの感想2015年Season4









すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
第1話 白い面会 と 第2話  蒼色の邂逅 △+







国枝女史の「ダメですね、色恋沙汰ばかりで脳をまったく使ってない」という
趣旨の発言は耳が痛いw まあ当邦の大学生事情の平均的な感想でもあり
あるいはふやけたアニメをニヤニヤしながら視ている連中に対するメッセージともとれる。
まあ、大学生の時分だと「色ボケ」になるか「研究室に引きこもってずっと研究だけしてェー」
って極端な態度になりがちではあるわな、またそれが許される期間でもある。
犀川センセと西之園さんのやりとりはそういう違う空気の交わった微妙に
かんでないリアルな会話になっていたかとおもうし、そういう「会話」の特別さは
「小説」を見る上での重要なたのしみになっているとおもう
そしてくだんの「真賀田四季」さんはその空気が究極まで煮詰まったような
そんな印象を受ける、「研究者」として「人間」を止めたような印象と
「(少)女」としてそれを謳歌しているようなそういう矛盾した印象が
いっしょくたになっている。











櫻子さんの足下には死体が埋まっている 
第1話  骨愛ずる姫君 と 第2話 あなたのおうちはどこですか △+







願わくば桜の下で―







「旭川」の風情がよいね、いろんなとこが生々しく感じられるし
また都市でもあるけど北海道らしく広々としている環境が「骨」を
ころがすのに上手く機能しているとおもう。
「食べ物」がけっこう重要な役を担っていますよね
エビに限らず、いろいろなとこで役立っている
まあ男子高校生なんて興味があるのは「腹を満たすこと」と「きれーなおねーさん」
ぐらいっちゃそうなのかもしれないがw
でもまあそういう「生もの」が「骨」になる過程のもとして
ともすれば「うんちくミステリ」にかたむきがちな「鑑識」を
ボク達にもリーダブルなものにしているのかもしれない
そして「推理機械」ではなくて小さい子供の命を必死に守ろうとする
櫻子さんに人間として魅力を感じる。











緋弾のアリアAA 第1話  もう一人のA と 第2話 危険な関係 △(+)







前のイラつく男が主人公だった「緋弾のアリア」ももう数年前か
新キャラの声優さんと、前回からも出ていた声優さんに隔世の感がもうある。
前回の当作品をおもいだすと「推理」が苦手な「ホームズ」の子孫とか(まあある意味合ってるが)
「過去の偉人の子孫」の設定とか、ラノベ的に上手く消化しきれてなかった印象だったねえ
今回そのあたりの「灰汁」ってのを大分とって、食べやすくした感じですね
まあ「布も切れない物干し竿」とかツッコミどこがまだ無いではないけど。
「最弱・最低」からスタートするのが今期のはやりなんで、それがどういうモノなのか
理解する期間ともいえよう、まあ「周りは誰も気づいていないけど才能がある」っていう
才能が無いやつが慰めにしそうな設定って斬って捨てることもできるけど
それは「たかがラノベ」に対するよい態度ではなかろう。












終物語 第1話 おうぎフォーミュラ 其ノ壹/おうぎフォーミュラ 其ノ貳
   と 第2話 そだちリドル 其ノ壹 △+









「学級裁判」とか本当にロクでもないですよね
「当事者」っていうことしか関与性が無くて、しかも自分達に解決する力が
無いことが露呈するだけの無意味な行為、この行為で事例が解決したのって
1%もないと思うのね、そういった馬鹿馬鹿しさがよく出ていたかと。
そして「真実」に辿り着いていたのがおそらく「阿良々木」と「老倉」っちゅう
「理系畑」的な人間だけってのが今回のミステリィ仕立ての出だしとしては上々だったかとおもう
あるいはそういった「理系的」な人や「探偵」は「孤独な変人」であることを
まぬかれないという当邦の物語事情にのっとっているといえよう。
「会話劇」がこの物語シリーズのキモだけど「嫌い」であることを前提にしたのは
ありそうでなかなか無いね、「高慢」であったり「狂気」であったりってのは
よくあるハナシだけど、正面から「嫌悪」を扱うのはなかなかないことだ
それは視聴者が「嫌悪」ってことに耐性が無いことのあかしなのかもしれない
まあそういう普遍的だけど難しい役どころを井上麻里奈さんは好演していたかと。
ところで、「掟上さん」はアニメでやらないの?










俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ♥された件
第1話 ようこそ庶民 △(+)








お嬢様とマッチョとスマホとふともも







「設定」だけが先走りしてそれに物語を後から肉付けしていく
テンション芸的なありかたですよねえ、それはリアル中学生が
大して面白くもないことを仲間内で馬鹿騒ぎしてたのしむそういう「笑い」だ。
もちろんそれの価値が低いとか高いとか、余計なお世話であって
なんなくたのしめればそれでいいわけで、そう考えると「感想」殺しでもあるのね。
「リアルなお嬢様」ではなくてあくまで戯画化されたなにかと
「庶民」というよくあるけど実は全然「一般」ではない運命の主人公の
まあどたばたとしたハナシではある、「スマホとかゲームとか見たことないだろ」とか
実はもの凄く人を馬鹿にしている話しですよね、そういういかれ加減に
自分も飛び込まないと面白くはない、まあ太ももフェチものとして
押し通してもいいけど、「お嬢様学校」にあるまじきスカートのみじかさよなw











コメット・ルシファー 第1話 大地と少年 と  第2話 一つ屋根の下で △++









ぶるーれいっ!ぶるーれいっ!







乗り物を乗り回して、ロボットがぶんぶん闘う
それだけで「エネルギー」としての資源「コメット(石)」に意味が発生するね
そしてそうでありながら「鉱物」を戯画化してキャラクターとして
やりやすくするある種当邦ではおなじみの天体のメソッド。
おなじみと言えば「空から女の娘がふってくる」のと「地中で何かを見つける」
ってのは対照的ながら印象的ですね、当作品はそのいいとこどり
また、そういう狭い場所でロボットが暴れることにより洞窟が崩落していくのも
力が入っているあかしですね、ここまではアニメーションとして
充分お釣りが来るデキだけど、流石にいつまでもこれでやるってワケにも
いかないだろうし、上手く軌道に乗れるといいなあとおもう。










うたわれるもの 偽りの仮面 第1話 タタリ と 第2話 義侠の男 △++








モンスターに襲われる出だしもそうだけどぐだぐだと世界観を
説明せずにクオンがハクを連れ回すのがよいね
そうやっている内に舞台の北の大地の広大さや文化程度
クオンに薬師の心得があってハクは頭がまわるのが理解できる
まあ異世界で連れ回されるなら女の娘だよね
野郎だったらどんなに丁寧で正しいことを言っていても
「何となく従うのが嫌」ってのがあるけど女の娘、それもかわいい娘ならなお
「まあいっか」でついていってしまうのが男の性というものだw
まあそれを抜きにしても何となく言うことを聴いてしまうような
やんごとのないオーラがクオンにはあるかもしれない。
ゲーム・アニメ的に「死なない」かんじが主人公サイドにはあるけど
一方でモブの人には容赦なく死んでもらうのがバランスのよい死生観
そういう感じで魅力ある世界観を実にうまく提示していたような、そんなかんじ















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

薔薇の処女(とこのめ) アニメ感想

2015-10-18 12:57:46 | アニメの感想2015年Season4







機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
第1話 鉄と血と と 第2話  バルバトス △++









最近の「ガンダム」は「富める」ガンダムがデフォだったね
恵まれた環境、恵まれた才能、そして恵まれた「ガンダム」という
エゴイッシュな戦闘ロボット・・・
当作品はまあそれに180度異をとなえているかのようね
才能はともかく「うち捨てられた子供達」という後のない出自
エネルギーすらまともに供給されないガンダム
それらの「ウムのいわせなさ」が目の前で展開している時
僕等は久しく無かった「物語」によってモニタの前にくぎづけに
なる経験を得るであろう、この「飢餓」のものがたりはそういう基調かと。
時代性としてはここ50年間「富める国」としていちおうの繁栄を謳歌してきた当邦も
資本主義のきびしい競争の中でいよいよ「相対的な貧しさ」ってのが
顕わになってきた中でのこの「貧しいガンダム」を視聴しているとでもいっておこう
「ビームなんちゃら」的な光学兵器ではなく無骨な斧でいわすのが
「そういうはなし」をすることへの「鏡開き」の杵のようにもみえる。
あと「ガンダム」らしく「お嬢様」に対して異様にきびしいってのが
「富める者」への露骨な嫌悪となっているのもわかりがいい。












ヘヴィーオブジェクト 第1話 ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦 I
と 第2話 ガリバーを縛る雑兵たち アラスカ極寒環境雪上戦 II △+










「圧倒的高火力」による「抑止的な安定と平和」と
それによる戦闘中における「気まぐれな」残虐性の発露がリアルに描けているとおもう
また現代のアニメーションはそういう「高火力によるスナックな奪命」ってのが
デフォルトで描くことが容易になっていて「Gのレコンギスタ」はそれが最も如実に顕れていた。
ミリンダちゃんがクウェンサーら弱いものを「守ってやってる」って
思っていたのを告白するのが正直で、ひいてはこの物語を信用できるなあとおもえた。
ロケーションがいいね、雪山。あんまし馴染みのある環境じゃないし
金髪の映えるところだ、そこでの雪の踏みしめるおと、爆ぜる音が
この「冷たい戦争」っていうのに説得力を与えている
こういう感じでキャラクターと設定に浮ついたところが少なくて
ハナシにだまされてやろうって気がむくむくおきてくる。











蒼穹のファフナー EXODUS 第15話  交戦規定アルファ △+







「巡礼の旅」ですねしかしまあ、ヨーロッパで今シリアなどからの大量の「難民」が
押し寄せていててんやわやになっているのを見るにつけ
この旅がどれだけしんどいか、ちょっと想像にあまるものではあるね
そしてその「想像に余る」ものこそ本来創造しなければならないものである。
金ピカの苛烈さは相変わらずでこれは終局をむかえるまでは(あるいはそこまでいっても)
止まないものであるとおもう、彼等は「試練」を与えて「人間」の果てを知ろうとしているね
でもそれによって「悲劇」が起きるのではなくて、同じ「人間」の側からの
「狙撃」によるものなのが今回のおはなし、それもこれも「交戦規定アルファ」
っちゅう「味方以外は皆殺し」っちゅう無茶苦茶な設定をこれでもかって
ぐらい説得力を持たせるハナシをしてきたからねえ、まホント先が読めないね
いやそういう安全面して愉しませるってのが嫌だったのか。










アクエリオンロゴス 第15話  嗚呼!青春の日々 △(+)









「死語」と一緒にオトナ達が通り過ぎていったモノがたまさか甦って
いるのを見るときの、なんというか気恥ずかしさよなあ
それを愉しんでいる時はそれが何なのか、よくわからなくて
それを愉しんだ後に忙しいオトナになるとそのくだらなさが判るという皮肉
花嵐ちゃんが「私たちには懐かしむべき過去すらないんだよ!」というのが
まさしく若人の主張、オトナがそれを邪魔する無粋は、ないわな
ぶっちゃけありえな~い。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猫なんて飼ってないだろ (アニメ感想)

2015-10-15 02:33:09 | アニメの感想2015年Season4






進撃!巨人中学校 第1話 
入学!巨人中学校 と 第2話 追跡!巨人中学校 △+








いきなりセルフパロディのOPの質の高さが笑いを誘うw
と、同時に「紅蓮の弓矢」がどんだけ凄かったのかを再認識
こうやってディフォルメのキャラクターを経済的に動かすのも
当邦の得意とするところで、悪く言うとこの「絞りかす」を
別の味を付けて2番目の茶をうまいうまいと飲んでいる、ということだ。
しかしまあアレですよね「食糧事情」です
人間「の」食料を食う「巨人中学校」と人間「が」食料の本編の「進撃の巨人」と
ちょっとした字面の違いなのにえらい差になることよな
サシャがおにぎりを食っている時点で何となく安心感があるよね
逆に食料とか飲み物に「限り」があるゲームがどれだけしんどいか
やったことのある人はわかるとおもう。




あ、例によって「実写パート」は評価の対象外です








おそ松さん 第1話 ふっかつ おそ松くん と 第2話  就職しよう/おそ松の憂鬱 △+







ねえ、SOXしてよ






あれっすよねもう半ば「神話」と化した「記号」をどういじるかのとまどいと
正面から向き合ったらどうしてこうなってしまったのかw という「笑い」
50年も前のデフォルメのまんが画と現代の等身のあがったアニメ的リアル志向の
接点の無さがいっそ笑いにまで昇華しているといえんくもないね。
・・・というふうに1話目でトンパチやっておいて2話目からは
シニカルな笑いで攻めてきて、おそらくはこちらが「本筋」だろうし
元の「赤塚不二夫」的「ジョーシキ知らず」的なそれに近いかもしらん
「6つ子の入れ替わりネタ」とか、ベタだけど(たぶん50年前にもやってるはず)
「1人10分しか働けない」っていう駄目人間ぶりもわかるし
現代ってのは「個性」ってのを「労働力」に換算して全て均等に押しつぶしていく
っていうメッセージが籠められていると勘ぐることもできなくもない
でも、給料も6等分なんだが、そんな薄給で大丈夫か?











ゆるゆり さん☆ハイ!
第1話 それは、すなわち、娯楽の始まり と 第2話 さぁおびえるがいい △++









「なちゅやすみ」もあったためか、もう息をするように普通に始まった印象
「ゆるゆり」は原作も面白いけどアニメーションではさらに活き活きとしてるねえ
ちなつちゃんがはっちゃけたり、腕相撲したり、花子が高いところのボタンを押そうとしたり
ホットケーキを焼いてたり、質が高い、もちろん「ゆる百合」なとこも。
これは作り手側が原作に愛着があって「漫画」で割愛される「間」も
ありありと動いて見えるから、なんだとおもう
私たちはこの愛すべきじょしちゅーがくせい達の詳細な観察動画を
拝見させてもらっているというそんなところやね。









ワンパンマン 第1話  最強の男 △+








オトコノコなら誰しも「最強の男」に一度は憧れるもので
そして一度は挫折するものなのね、その後は「そう思っていた頃がありました」
って苦笑いしながらオトナになっていくものなのだけど、オトナになっても
時折、ふっと「最強の男」になりたい欲求がもたげる時があって
さりとて明日の平凡な毎日も捨てるわけにもいかず、といった悩み。
この「サイタマ」という最強の男はそういうボク達もうオトナになってしまった
元オトコノコがそのままに漫画になってしまっているというそういう
「等身大」の「偶像」なのよね。
ところで初っぱな3分で殺されたワクチンマンの中の人ってフリーザ様だよねえ
笑いを誘うのはもちろんのこと、「フリーザ様」は「最強」を扱うモノにとっては
避けては通れない「敵」であることを考えると、なかなか意味深ではあろう
当然だけど「最強」を証明するには「敵」を力を入れて描かなければならず
(もちろん味方も)、ワクチンマンの後の「地底人」も「蚊」も
非常に力を籠めて描かれていて、作り手側もよく理解しているとおもう。










ご注文はうさぎですか?? 第1話 笑顔とフラッシュがやかましいこれが私の自称姉です △++








笑顔、です







「妹の笑顔を見る」為に30分費やすとは、なんとも贅沢なおはなしよな
でもそれに耐える細部と極大ぴょんぴょんキャラクター陣だ
「雑誌の紹介」っていう「2期」を始めるにはうってつけの回だけど
半年から1年の休みをはさんで2期をやるってのが恒常化したアニメ界隈だと
こういう「つなぎ」によいハナシをもってきてやるのが年々上手くなっているね。
「笑顔」をつくろうと苦労しているチノちゃんがかわいいそして
ココアをはじめとして全力で協力してくれる周りのみんなも優しく、かわいい
そういう「やさしいせかい」をにっこにっこにーしながら視聴する時間が
オアシスのようにボク達の乾いたココロをうるおしてくれるのだ。











コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

底辺からはじめよう (アニメ感想)

2015-10-11 22:26:39 | アニメの感想2015年Season4







ランス・アンド・マスクス 
第1話 本物の騎士なのだ と 第2話 その覚悟があるのか △(+)









「騎士道」って神経が当邦においてどれぐらい真に受けられるかってのは
まあ当作品を見ればある程度推測がつく、とか言ったら言い過ぎか
まあ「なんちゃら道」とか言ったらもうそれだけでうさんくさいやね
ま、そういう「うさんくさいハナシ」を処理するのも当邦のアニメも
ずいぶんやってきたからこういう所に落ち着いたというとこか
こっから幼女が非道い目にあったり、人道に反した展開になったりは
しないんだろうねえ、最近はそういう「やり方」もあるから
結構不安だったけど、こいつは安心二重丸です。
エモノを振り回したり、高いところから人が落ちたときの物理処理とか
当邦のアニメイションらしく「軽い」ね。これで「~道」を語るのは
ハードルがかえって高いとおもう、かといって幼女の家族関係のことで
うんぬんするのもなあ、それも真に受けるのもちょっと、ね。











落第騎士の英雄譚 第1話  落第騎士 I △(+)








のっけから「ラッキースケベ」ですね、そのせっかちさが凄い
「テンプレ」ではあるけれどそれをいきなり皿に乗せるのは一手早いかもな
こういう「とりあえずは見るけれども飽き飽きしている展開」ってのは
かえってその人のセンスを問われるってとこかも
「オレも脱ぐ」とか言ったのがこの作品のあり方を拘束しそうやね
「強い」けれども「セカイが自分を認めない」といったうらみつらみ
ってのを架空の物語ではらしているってのが古くてそれゆえに
「単純な動機」としてのつよさが「ライトノベル」っちゅう
「何でもアリ」のフォームにおいて実現しているというそんなかんじ
そこは「模擬戦」で3000度ちゅう鉄が溶けるような温度が発生しても無傷とか
物理学とかへったくれもないのが容認される場でもあろう。










学戦都市アスタリスク 第1話 華焔の魔女 と 第2話 セル=ベレスタ △+









10階近い場所にジャンプして覗きをするという
「世界観の紹介と同時にラッキースケベ」とか、こなれておるw
しかしまあこうまで「女の娘脱がしておけばいい」ってなると
そこでは過当競争が発生しているよね「画」とか「中の人」とか
意識的に無意識的に男共は評価しているわけで、たのしみでもある
しかもそれを気分もあるけれど飽きもせず繰り返すから
作り手側と受け手側のニーズが一致している結果なんだろう
あと「物語」とか「設定」とかにはいくらでも矛盾とか弱点に文句が言えるけど
「画」ってのはかなり訓練された人間でもないと説得力をもって
人に長所・弱点を語り得ないってのもあるかもね、普通に見てる分には
「萌える・萌えない」「好み」ぐらいしか語り得ないから。
あともうひとつのおたのしみ「戦闘シーン」もこなれてるね
現代のアニメーションが提示する無駄が無くて見栄えのする
経済的な戦闘シーンが提示されていたとおもう。












対魔導学園35試験小隊 第1話 「出撃!雑魚小隊!」 △(+)









こうやって見ていると「雑魚」ではなくて「問題児」だけど「無能ではない」なんですよね。
求められてるのは「実行力」ではなくて「連携力」あるいは「他者の理解」という
じゃなきゃ「未熟者」は「戦闘」といういちばん身も蓋もない(そして楽しい)試練の場で
辛酸をなめつくす羽目になるわけで、そういう本当に「底辺」からスタートする
ハナシは書き手側にも受け手側にも大きなストレスになるからまあ有為の人しか
やろうとしないですよね、こういうのは本当にやりたいことを言葉っちゅう
誤魔化しやすい媒介でリーダブルにしているという「いいかっこしい」を
やっているようにも見える。このうさんくさいセカイなら「剣は銃よりも強し」とか
おそらくは当邦のみにおいて通用する「ファンタジー」もある程度は受け入れられる
ものになりうるかもしれないねえ、とまあラノベ的な「約束事」を提示しながら
ヒロインが「殺人者(魔女だが)」であることの理由という「重いとこ」を
提示してきましたね、それが説得力を持ハナシを「雑魚」が出来るかどうか
期待半分、不安半分といったところ。











新妹魔王の契約者BURST 第1話  あなたの為にできる事を △(+)








「2期」なんだから前期よりもーっと過激に・・・っておもうけど
そうなるといよいよ「おくさま劇場」的なことになって
お楽しみは円盤でっていう商法が目に見えているので
ムスコもしょんぼりってハナシなんですよねw
別に「遮光」だろうが「KEEP OUT」だろうが「見せられないよ!」
だろうが何でもいいのだけど、どうだろう「アニメーション」として
その「画」を「オトナの約束事だから」で隠していいやって神経は
心血を注いだ何かに対する侮辱なんじゃないのか、ともおもえる
そういう「ゲージツ家」ぜんとした生き方なんてとうていできないのはわかるけど
まあナメられるのは確かだよね、見る側もナメてるし見られる側も見る側をナメてる。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメの感想2015年Season3のまとめ

2015-10-08 20:54:38 | アニメの感想2015年Season3







印象に残ったとこ








がっこうぐらし! 第1話 はじまり と第6話 ようこそ







それぞれ「秘密」が暴露されるとこ、ただもったいつけてるのでなくて
「日常系」を隠れ蓑に「見たくない真実」を描き出していたのが誠実
ただしその誠実さは狡猾で残酷














アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第18話  A little bit of courage shows your way. より


















あんきら凄いね、特に杏。歳もそんなに他の娘達と違わないだろうに
この2人は「身長」っていう最初に乗り越えなければならないハードルがあって
それと向き合っているからこそ他の娘たちよりも1歩進んでいるかんじ
この回は特別にドラマがあったわけではないけど「楽屋裏」の
微妙な機微に触れていて、すばらしい一幕だったかと。











監獄学園 より




































機微もクソも無い(いやあるか) だがそれがいい
ガクトの「フィギュア」にかける想いが「オタク」の「偏り」で
その偏りが「情熱」や「感動」(もちろん笑い)を生んでいるね
そして最後にはそれをより大事なもののためにかなぐり捨てるのが、浄い
関帝聖君も草場の陰で喜んでおろうて











声優部門







男性の部







小西克幸さん
【ガクト(監獄学園)・カガミ(乱歩奇譚)・シャプール(アルスラーン戦記)など】










正当に格好のいい声をしているのよね
で、その真面目さが極まって馬鹿になるw
なんか「俺についてこい!」って思わせる、そういう声
そしてひどい目に会いそうw
若手なら小林裕介さん(奥間狸吉・アルスラーン)かな
同じように真面目そうで、酷い目にあってるw










女性の部









悠木碧さん
【立花響(シンフォギアGX) フレミー(六花の勇者)
クレマンティーヌ(オーバーロード) ニナ(GANGSTA)】







ヒロインもヒーローも悪役も幼女も、何でもござれですな
よく「苦しい状況」ってのを担う役をやっていて
そういう時にカン高い声に頼らないでいけるので
そういう所がすごくて、重宝されているとおもう










OP・ED部門




















ふ・れ・ん・ど・し・た・い
(がっこうぐらし! OP)







状況に応じて画を微妙に変えていっているのが、芸が細かいというか
それが恐ろしい事態が進行していることのあかしのようで、怖い
当たり前だけど「歌詞」は変更できないのにどの回でも意味がきちんと
伝達されているのが凄いというか、おそろしいです





















おかえり
(のんのんびよりりぴーと ED)








こっちは安心してまったりしてよいw
出だしのリコーダーとしまいの鉄筋で鉄琴でしめるのがうまい
「童謡」っぽくメロディにそれほど依存しないんで
きれいな声がそのままに耳に飛び込んでくる曲
きれいなモノがそこらにある作品に相応しいものだったかと




















Inner Urge
(下ネタという概念の存在しない退屈な世界 ED)







歌詞を変更すべきw
「SOX」って連呼しているあたりが「内的欲求」ってかんじで
ロックしてるとおもいますw















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

終わって無いのはまとめられない (アニメ感想)

2015-10-07 13:05:30 | アニメの感想2015年Season3






アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第24話 Barefoot Girl. △++








笑顔をとりもどせ!!







ひとりから3人、そしてたくさん、そしてまたひとりに戻るという道
765さんとこほどべったりじゃないから(疎遠ではけっしてない)
その道のりは納得がいく、よく思い出すと意外と「みんなで」では
なかったような気はする、でかいイベント以外ではグループやピンで
個々の問題を解決していったようなかんじやね
もうちょっと「楽しいまいにち」にもふっていけたのだろうけど
ここまで視ると実に真面目に「アイドルの素顔」に迫ってきたなあという気もする
ともすれば「もしもしゲー」的な「粗悪乱造の課金マシーン」の
延長的なこともできたはずなのに、それとは正反対の方向をアニメでは
志向してきたかもしれんね、皮肉にもそれは武内Pさんの目指すものではなく
美城常務の志向しているそれに近いものかもしれない。
まあ「笑顔」ですよね、つきつめると、そしてその「極める」ってことを
やってるのね、「おもしろいハナシ」に乗せられてやってるのではなくて
間近でじーっと見つめないと見えない「何か」を目指しているという
そのハナシをするのに卯月はうってつけの存在で、そして「プロデューサー」ってのは
その観測者として最も近い存在なわけで、そういう「いわく説明しがたい魅力」
ってのにだいぶん肉薄していたここ最近のハナシだったかとおもう
しかしまあなんだろう、「とにかくたのしいまいにち」が蔓延している
アニメ事情でここまで「真面目なおはなし」があること、そのこと自体が
異常事態であるともいえんくもない。












オーバーロード 第13話 PVN とまとめ △++








「ゲームのプレイヤー」を「リアル」に再現するとどれだけ強いか
ってのと「俺つえー」っていうのが非常にうまく噛み合ってたかと
シャルティアとのバトルは「蕩尽」を尽くしたバトルだったから
それが端的に理解できて、盛り上がったかとおもう
補助系魔法とスキルをお互いに連呼するバトルはシンフォギアの「歌劇」にも
せまる緊迫感のあるバトルだったかと。
このおはなしの長所は「ゲームだから」っていう「おとしどころ」を
逆手にとって「格好良さ」や「笑い」に転換してハナシを活き活きとさせる
というところにあるとおもうのね、そしてそれはあるゲームを
心の底から愉しんでいる人達にとっては「あたりまえ」のことであって
それはまさに「ゲームと現実の区別がつかなくなる」ということの現前であるともいえよう
モモンさんが最後に視たアインズの守護者達による騒々しさは
かつての仲間達と共にあった頃のことを想起させ
そしてそういう幻覚が見えるぐらいにはアニメーションとして充分に
キャラクターと作品に息吹が与えられていて、文字通り「甦った」という
のに相応しい仕上がりだったおもう、シャルティアや、あるいはモモンさんのように。












戦姫絶唱シンフォギアGX 第13話 正義を信じて、握り締めて とまとめ △++








「人類救済」とか神経質になるのを止めて「1人の少女」を救済とか
「自分のココロ」の克服とか焦点が定まったんでいかんなくチカラが
発揮できていたかとおもう、「弱者救済」にも無神経になったんじゃなくて
そのあたりのことは最初の方に響がうまくカタをつけてくれたしね。
テーマとして「父親」っていうアニメーションにおいては苦手な分野に
正面からぶつかってきたのがチャレンジだったかと
父親への「思慕」と「嫌悪」がそのままに闘う理由になっていて
それは「少女まんが」的な繊細さを「少年まんが」的勇気で打ち払った構図
ともいえんくもない。そういうかんじで「シンフォギア」って作品が
3部目でようやく「自分」ってものを明瞭に認識して力強く道を
走り出したことに、成長した子供を見る父親の気持ちがのような感慨がある
そしてこのおはなしには「まだ」があるのね、その未来に無限の期待と祝福を。












WORKING!!!  第13話  まひるの決闘 ととりあえずまとめ △+









この「WORKING!!」って作品が始まったあたりからいよいよ「日常系」っていうのが
流行出す前後の時期だったのがあって、その「止揚」に対する鈍感さと抵抗が
調度「成長」を止めた当邦の気分と一致することもあって「一般化」しだしたわけだ。
いろんな成長に「5年」かかるっていうのが当作品が出した「現実的な数値」ってやつで
つまり「こういう作品」ならそれぐらいの期間「商売」として成り立つということも
いやなはなしだけど意味しているわけなのね、多分昔だったら1年ぐらいで「消費」して
終わっていたような気分なんだけど、それをのらりくらりとかわして続けられるように
なったということだ。さて、こう書くとマイナス的なイメージのように思えるけど
簡単なハナシではないね、「人間」の「成長」を描くとなると「5年」は
説得力のある数値だし、また「想いのチカラでさまざな障害を乗り越える」っていう
「ロミジュリ」的な方法論は現代人には「ウザい」だけなんで
最初からリビドーむき出しでいそいでやっちゃうか、あるいはこうやって
あるかどうかわからん気持ちにやきもきしながらハナシを続けるかってことが
「モード」なんかもしれないとも思えるわけで、このマンガとリアルが
ごっちゃになったファミレスを舞台にその曖昧さとゆるやかな成長を
たのしんだことを感謝したいとおもう。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

男にはゆずれないプライドってもんがあるのよ! (アニメ感想)

2015-10-02 13:25:59 | アニメの感想2015年Season3







Charlotte 第13話 これからの記録 
とこれまでの記録(まとめ) △(+)








乙坂有宇VS一万人







なんちゅうかその時々で「流行り物」をぶっこんでハナシを1つ作るっていう
パターンになってますよね、いや「軽薄」っちゅうか若人の好奇心とでもいうか
その時々の「はやり」を自分なりに受け入れてそれでもなお譲れない「自己」が
主張できるならそれは結構なことで、そして昔はそれができていた気もする。


「能力者もの」であるなら「能力」とエピソードが密接に結びついて
いたほうが良いわけで高城とか西森姉妹とかのような近しい人間の
エピソードぐらいの濃さを他の「能力者」達との関係において提示して
欲しかったともいえるけど、なにぶん「1クール」だからね
結局その「能力者もの」も「タイムリープもの」も蕩尽して終わったような
そんな印象ではある、まあそういう「何となく1クール視聴してしまった」
って感想ももう飽き飽きしてはいるけど、懲りずにやってるんだよねえ、私。


ただ、このサバサバ加減と友利(妹)との親和性はよかったかもしれないね
できればもっとイチャイチャして、一回ぐらいケンカして
そして出来れば泣かしてみたかったな、とは思うけどね
女の娘の本気の涙と笑顔が視られれば1クールものとしてはモトがとれるとおもうけど
え?それは「これからはじまる物語」なんですか、そうですか。








干物妹!うまるちゃん 第12話 うまるとみんな とまとめ △++







全部だきしめて






当邦におけるエンタメ的「美術」事情って2つの方向性があるとおもうんですよねえ
一つは「かっこよく(かわいく)、COOL」なのと
「ゆる」っていうデフォルメしまくったやつ
美術は「価値観」ともろリンクするからその方向性はちょうど日本人が
現在「よいもの」とする価値観の真ん前にあるものということになる
って考えれば「うまる(UMR)ちゃん」がどういうキャラなのか
簡単に理解できるわけね、誰からも受け入れられる本当に完璧な妹のできあがりだ
「おにいちゃん」を初めとして作中のキャラのほとんどからかわいがられてるもの
しかも「ぶりっ娘」でそれを達成しているのでなくてほとんど天の配剤で
それになっているというきわめてありえない幸運がマンガ的に為されているという。
あとは「干妹(ひもうと)」まわりの当邦における風当たりの変化ってのもあるかも
一昔前だったらこういう「サブカルづけの生活不適応者」っていう
「ラブやん」のカズフサみたいな奴は「自虐」的にしかそれを扱いえなかったのに対して
だめだめだけどまあこれもひとつのライフスタイルぐらいにはなってきたという
価値観の変化があるのかもしれないとも思えるわけで
まあひたすら「幸福な怠惰」を「ゆる」の名の下に享受している甘たるさよな
ただ、その生活の中でごくごくまれにこぼれ落ちる
おにいちゃんに対する「ありがとう」という素直なキモチが一匙の塩のうまみで
そこが「ゆるキャラ」っぽい画だけ出しとけばいいっていうのとは一線を画しているとおもう。












監獄学園 プリズンスクール 第12話 グッドモーニング・プリズン まとめ ○








こういう「入れ替わり」とか「録音機」を使ったガクトが考えたトリックって
授業中ヒマな時によく考えていたなーっておもいだす
それだけじゃない、そういう自分の視野の狭さやオツムの足り無さ
とめどない妄想・煩悩がほとんど全部そのままに「まるっと」目の前にあることの
すさまじさがあるよね、その事態に僕等は全面降伏をせざるをえないということだ。
小畑健的なスタイリッシュで非現実的な画がこの最後のミステリ仕立ての
逆転劇と非常に相性がよかったかとおもう、「人物の入れ替え」とかは
相応に人物が描けないとできないことだし、この「うんこちんこま○こワールド」に
放り込むのにも適しているという。「素材」の活かし方が尋常じゃないね
それは主要登場人物が「素材」レベルにまで落とし込まれるぐらい「バカ」に
ならなければならないけどそうやって絞り抜いた最後の一滴に
僕等が「社会」(あるいは「学校」)に適合する時に捨ててしまった何かを視てしまい、泣けるのよ。
最後、男共が1話以来の制服姿に戻り
裏生徒会の面々が囚人服になって立場が逆転するのがしびれる
あれだけたわけを尽くしてきたのにこのバシッと決まった終わり方はなんなのだろう
きまりのいい「ストーリー」ではなく目の前の事態に真剣に取り組んだ結果とでもいうのだろうか
それがサイテーの内容によってようやく判るボクらの頭のわるさ。











実は私は 第13話  一緒に帰ろう! とまとめよう! △(+)








「記憶消去装置」とかミもフタもないもん持ち出してきたなあw
ま、最初から白神さんが言うように「別にバレてもいいんよ」っていう
そういう扱いなんだよね、わかりきった「秘密」の名の下に
ダラダラ話をもたせる展開よりはよっぽどよい清清しさではある。
「異形」であることもサラっとやってるよね「血を吸うのが恥ずかしい」とか
言うとるし、なんなら一番それっぽいのは校長だったりする
「ラブ」も「異形コメ」もどっちか片っぽだけだったら物足りなかったろうけど
2つごちゃ混ぜにしてそれらで安定して遊んでいたような、そんな感じ
不真面目ってわけじゃなくてそういう戯画化したエモーションを
弄ぶっていうたのしみなわけで、もしかするとそういう所から
ホンモノの恋愛にある意味間違ってなっちゃうかもしれないわけで
まあそうやって余裕ぶるのもオトコノコのたのしみだとおもうのん。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする