意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメ感想225本目ぐらい

2008-03-30 13:55:13 | アニメ感想(07・08・09年)
ロザリオとバンパイア 第13話
「月音とバンパイア」 感想 △



いや、感想ないなあ(笑
「妖怪」ってキャラづけってのは
最近あまり見かけなくなっていたけど
また、ちょっとリバイバルしているのかも
1週したってことなのかしらん。

ま、でも「話しを進める推進剤」以上の
ものはたぶんないわなあ、この妖怪設定。
もうちょっと掘り下げてもいいのだけど
それをやると途端にいろんなとこの質を
あげなければならなくなるから全体の
バランスが難しくなるという、ただ
「エロ」を出すとどうしても
「この程度でいいや」って妥協しがちに
なるから、見ている側もそれでなあなあに
なっちゃうという。




ハヤテのごとく! 第52話
「RADICAL DREAMERS」 △+


>エーゲ海


折角取材に行ってきたのだからとりあえず
出してみました!ってとこや、一区切りだから
主要キャラクタ出しちゃえっていう
無理無理感がよいw


ハヤテのごとく!ってのはまあ「楽しい遊び場」
というものなのだと私は思っているわけで
それも「ネット」っていう新しいオモチャを
使って遊ぶのに最適化された、という文脈で。

「オタクのライト化」ってフレーズを目にする
ことがあるのだけど、まあ自分もたいがいヌルい
んでこのハヤテのごとくには居心地がよい
わけで、と同時にそこが分かりやすい限界でも
あるのだけど。




機動戦士ガンダム00 第25話 「刹那」 △+



なんちゅうか、今まで「GNフィールド」とか
固い装甲にモノいわせて戦ってきたから
敵さんにも同程度の装備、あるいは今話で
出てきたなんか豪華なジムなんかがでてくると
とたんに苦戦するというのがなんというか切ない。

われらがハム兄も結局最後は「ガンダム」に
汚染された「フラッグ」に乗って戦うわけで
自身おっしゃられるとうり歪んでしまったと
言わざるをえない。


こうやって考えると、両陣営ともに「システム」
だの「機体性能」とかに依存していて、その間で
人間が翻弄されるというそういう構図になっていて
結局その内のひとつ「システム」を掌握した
リボンズ(のうのうとナレーションと次回予告を
していた奴!)が「勝ち組」の1角を締めたわけだ。

さて、ここでブランクが開いてしまうわけだけど
果たして2期では意図的にではあろう喪失した
「人間」の復権を計るのか、あるいはこのまま
1期の方向性を推し進めていくのか、ガンダムが
「俺たちの」という共有財産になった世界で
「OO」はそれらにどんな解答を与えるのか
楽しみ、ではないけれど半分義務で見てみようかと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメに恋しました(感想)

2008-03-29 11:17:57 | アニメ感想(07・08・09年)

CLANNAD -クラナド- 番外編
「夏休みの出来事」 ○



シロツメクサの花言葉は
「私を想って」



>朝

なかなか手を繋げないふたりの間を
杏が割って通り抜ける、という
そして複雑そうな表情。



>演劇部


ヒトデを見るたび思い出せ


ことみのお弁当のにんじんが星形。
ちょっと無理があるか~



いつもどうり智代にからんできた杏を
華麗にスルー、短いやりとりだけど
芸があるなあ。




>兄×妹 朋也×春原


これもひとつの幻想世界?妄想か。


>お前とお揃いのパンツで朝の通学路を逆走したい


折角ここまで来たのに逆走すんなw
ホントにやったら「桃華月憚」だな
あ、「マジカノ」かも


>夕歩き、渚と



先週、幻想世界とダブらせながら演っていた
のからうってかわっての大根ぶりがよい
シナモンの吐息はなかなかでない発想
色っぽいよね、あれ。
芽衣がいなくなって出歯亀しているのは
視聴者だけになってちょっと大胆になるふたり

「何処でも良いです。朋也くんと一緒なら」
「ずっと一緒です」


ずっと、いっしょ、か



番外編だけどいつもどうり
続編もこともなくあるようで
これでもうちょっと楽しく生きていけますね。




true tears 第12話
『何も見ていない私の瞳から…』 ◎



太鼓と囃子が鳴ればニッポン人のDNAも
うたいだす。力のはいった雪も降らせて
あとは何があっても大丈夫?



乃絵って女の子はちょっと浮き世ばなれした
ように見えるわけで、そのあたりがTTの
煌びやかな演出とちょうどマッチするわけで
今話はさすがにすごかったなあ。

比呂美が「波風立てないで・・・」って懇願
しても、カットでばんばん波が叩き寄せる
波止場がでてくる(笑
いけずやなあ


1話目で木から落下してくる乃絵を眞一郎は
キャッチするのだけど、今回の落下は止められず
この昼メロは面白すぎる。





灼眼のシャナII 第24話 「守るべきもの」と
総括 △


こういうパワーゲームを取り扱ったジャンルを
小説にすると、小説それ自体がどんどん面白く
なっていかなければならなくなるので、長編だと
かなり困難なことになっていかざるをえないの
だけど、そのあたりアニメの2期はどう
やっつけたか。


「零時迷子」をめぐる戦いっていうのは1期と
そう変わらないし、アクションも目を見張るほど
向上してたというわけでもないから、今回見るべきは
キャラクタまわりということなのだけど
今期は悠二がだんだんシャナっぽくなって
シャナはだんだん悠二(あるいは吉田さん)
っぽくなっていくというあたりかなと感じたのだけど
そのあたりで話し全体の活力が少し減じたかもしれぬ。

ヘカテーも話しにからませて、ラストのシーンの
布石としたのだけど、いかんせん「近衛」の時に
強く印象に残るようなシーンが思い浮かばないし
正体をあらわしてからちょっと間があったから
記憶からそのぶん薄れていて、総じて弱い。
「いらない記憶」が邪魔をするってのはベタだけど
悪くはない演出だけども。
全体シャナⅡに関しては「悪くはない」って
感想が多かった気がする。そういうのはこういう
パワーゲームが重要な要素の話しではマイナスが
大きくなってしまうのではないか。




AYAKASHI 13話 共生
と総括



「全てを吸収して1つになるのだ!」
ってのはドラゴノーツのタナトスのようだし
最後ヒロインの視覚とかが不自由になるのは
H2Oのように「視える」ってことぞんざいに
扱っているような気がする。
まとめると

「ハナシがうまく1つにまとまらなかったから
目をつぶってくれ」

っていう作り手側のメッセージのようで悲しい。
こういうのに同情するとたぶん作り手側」も
視ている側にもよろしくないだろう。




のらみみ 12話 のらみみ入門とまとめ ○


のらみみと半田くんのなれそめ
そういうのを最後に持ってくるのは
とぼけておるのう


偉大なるキャラクタの太祖「のらくろ」は
戦場の兵士を「擬人化」したもので
「のらみみ」はその遠い子孫と言えるのかも
しれない。戦争が終わったのち、のらくろも
世俗に還って苦労する話しもあったわけだし。


のらみみ世界においての「キャラ」ってのは
ビジネス化した「商品」の香つけのそれでは
なくて、むしろナマな人間に近いという「転逆」が
あるわけで、子供とパートナーになってそこに
居候するっていうのは、気まぐれで天使にも悪魔にも
なる「子供」(資本社会)ってのと同居する
おはなしと無理矢理解釈してみる。

今回の話しはそのあたりのいっとう際どい
ところをやったということになるのではないだろうか
「どうせダメなのだから成功が期待できない所に
依頼してしまえ」っていう居候浪人10年の
のらみみ君の行為はその「キャラ」とあいまって
実にいたたまれない気持ちになる。
「ハローキッズ」というキャラと居候をつなぐ
場の「マスコット」になったのらみみ君だけど
このお話しの「案内役」ってのも兼ねているわけで
それはなかなか悪くはないトコロなのではないかな。

私的には、半田っちの声優をやった
白石みのるさんの株があがったのを追記しておきます




追記の追記  2期やるみたいです
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この涙は花粉症のものか感動によるものか(アニメ感想)

2008-03-27 07:10:45 | アニメ感想(07・08・09年)


実写版ネギま!
総括



最後の最後までネギの「ラスカルなんちゃら」
っていう呪文詠唱がカンに障ってしかたが
なかった。
漫画だと吹き出しにラテン語はっつけてルビを
ふればそれなりに見栄えがするからあれなのだけど
基本的に日本人の外国語は1枚落ちるのよなあ
まあニセ京都なまりよりはマシだが。

結局、「漫画→実写」でなんかメリットが
あったんか、ということになるのだけど
元々持ち合わせていた漫画文脈ベッタリな
スラップスティック的笑いが削げて
逆にシリアスな所は原作を再現するとどうも
しっくりこないという、まあありがちな罠。

主人公のネギも少年誌的主人公の持っている
「視点の安定性」が無くなってただのうぜえ
小僧になってたというか、まあキャストも女に
なってたけど、最初からその程度のあつかい
だったということか。

悪口ばかりだと心が荒むのでいいとこもちょっと
原作も好きなのだけど忍者(楓)はけっこうよろし
あとは校長かなあ、先生連もまあまあ。




キミキス pure rouge 第24話
「……and meet again」と総括 △


こういうオチだと「繊細」と「薄っぺらい」
のどっちかで評価が分かれるのだけど
こっちは多分後者だ。

途中途中、そう悪くはないけども何とも無難な
エピソードばかりだったような、「ささいなこと」を
印象深くやるのは凄まじいセンスが問われるのだけど
そういう「すごい」演出と言われると、どうか。


光一のようないわゆる「優柔不断」なやつは
一輝のようにはっきり決断した奴に比べて
この手の話しではすこぶる印象が悪い。
多分、原作が「ゲーム」だと「2周目」が
あるから「今回はこの選択枝」って出来るの
だけど「アニメ」だとある意味「これしかない」
というわけで、以上光一(あるいは誠)の擁護
でした。

にしても光一の声優(日野さん)はこういう役
ばっかだよなあ、中の人も大変だ。




ドラゴノーツ
エピソード25「共鳴 ―永遠に響き合うように―」
あとまとめ 



総じて大味だったなあ、ハナシも演出もキャラも。

やってたことはトアが逃げてそれを追いかけて
ギオ乗って戦って、また逃げてまた追っかけて
ホモと戦いながら変態王子と戦って、その後
ようやく本命のタナトスが来てまたトアが
いなくなってまたホモと戦いながらようやく
タナトスと対面して「不完全だから素晴らしいんだ!」
みたいなゾッとすること言って完。


「絆」がどうだらってお題目があったような記憶が
おぼろげにあるけど、それってトアといちゃついて
いたりつかのまの平和にギオをいじったりしてた
ことぢゃなかろうな。

CGドラゴン出して適当に爆発させてピンチに
すりゃ取り結べる「絆」ってタナトスに
かけがえのないものだって主張できるぐらい
大切なものか、いっそタナトスに吸収されたほうが
ネタにはなったかもなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ感想でありんす

2008-03-26 07:24:00 | アニメ感想(07・08・09年)

脳噛とか素敵探偵とかを見て
ちょっと思ったこと



奇しくも「探偵」を冠した番組が
同日に終了ということで、すこし覗き
見たのだけど、まあ、んー。


例えば「心理」だの「推理」だのを
取り扱うのならその時間の前番組の
「カイジ」のほうが肉薄しているわけで
「探偵もの」がそういった要素を安くすると
どうなるか、というとああいうオチに
なるのか、と。

脳噛の方は「魔人」が「探偵」をしている
からまだシャレにもなろうけど
素敵探偵の方はいちおう人間っぽいぶん
シャレにもならないというかもはやグロい
というか。

もう多分「探偵」っていうのはアニメとか
では主題にはなりえなくて、せいぜい
サスペンスとかに登場する役どころが
いっぱいいっぱいなのかもしれない
「子供になった高校生探偵」ってのは
その最たる象徴なのではないだろうか。




狼と香辛料 第13話 『狼と新たな旅立ち』と
総括 ○



まだ、「ホロがなんとかしてくれる」って
パターンに飽きが来る前だから純粋に
楽しんで見られたとおもう。こういうのは
1クールでケリをつける話しのメリットの
1つなのではないか。

男女2人の珍道中っていうとカドカワ的には
「スレイヤーズ」を思い出すけれど、先代が
「ツッコミとボケ」で構成されているのに
対して、当代は「ウィット」で構成されている
のが興味深い。

あるいは「商業」が話しの軸であったりするのを
見るにつけ、「剣と盾の英雄譚」や「閉鎖された
セカイでどうこう」っていうのや「死に神が
出てきてうんぬん」みたいな定番とは一線が
引けたとちょっと自慢していいのではないか。

にしても「経済」っていうのを取り扱った話し
っていうのがこれだけカネまみれの現実世界で
今まで存在しなかった(自分が知らぬだけかも)
っていうのは考えると不思議な話ではある
あるいは「ホロ」って「キャラ」に辿り着くまで
20年近くかかった、ということなのかも
しれませぬなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ感想(3/24)

2008-03-25 12:30:46 | アニメ感想(07・08・09年)
シゴフミ 第12話 「シゴフミ」と
総括 ○



「カメラ」に「イジメ」に「ネット」と
今まで出てきた要素の総復習
最初からこういう結論でいこうって
はっきりと決めてやっていたのだとわかる。


上記にでてきた文明の利器ってのはいわゆる
僕たちの「新しい目」ってやつで
今こうやってつづられた文章もまあその
恩恵をこうむって発表できているのだけど
(まあ、そんな大したものではないか)


しかしそれは確かに「視覚の暴力」というの
にも容易に変換可能なわけで、いままでの
メインキャラとか今回の文歌にたいする
苛烈なまなざしはそれを強調しているわけで
・・・そして視覚で誰かを嬲る楽しみって
いうのはそれを見ている私たちにも 
確かに ある。わけで。


原作が「電撃文庫死神モノ」ってことなの
だけど、それらをメインで話しを引っ張る
「死神」からなんか「神秘的な力」や
「感傷的なオーラ」みたいなものを
取り払ったところに新しい可能性がこの
「シゴフミ」にはあったのではないだろうか。
(でも原作は未見です、ちょっとまずいな)


ではそういう荒野に投げ出されたとき人は
どうするべき、か。今回の話しのラストで
示された答えは
「駄々っ子のように殴りつけあう」
ことだったわけで。
視点が入れ替わり立ち替わりする中で
文歌をもうひとりのフミカが殴りつける
シーンは見ている側にもきっとその衝撃が
伝わったに違いないと思う。
そしてもしそうであるならばそれは
アニメーションという「視覚」をとりあつかった
メディアにおいては立派な「勝利」であると
言えるし、ある種「原作」というものからの
分かたれた子であるアニメの側の独立宣言
であるとも言えるのではないか。


ヒニクなことに文歌の生みの母親が
「キレイなことは強いってことよ」と
のたまわれたとうり、「表現」は強くたくましく
美しくでなければ生きていけない。
それは今まで単に「死者の純粋な想い」
たるシゴフミがあまり人を幸福にしてこなかった
というので立証されているのではないか。
そしてそれは「犯罪者の詩集を出す」ような度胸も
誠実もなく、人の作品をつかまえて手前勝手に
あーだこーだあげつらっている自分とも無関係では
ないのではないか。




バンブーブレード 第25話
「剣道とそれがもたらすもの」 ○


いわゆる「スポーツもの」っていうのは
野球を筆頭にリアルな時間感覚とどうしても
乖離が発生するわけで、1試合で現実には
1年とかのような事態がよく起きたりする。

しかしこの「バンブーブレード」は実際の
試合よりも早く勝負が決まることも多く
今回のように1話で何試合もこなしてしまう
のはその典型であるといえよう。

かといってそれはけして内容が薄いという
わけでは無くて、スポーツの颯爽感と
話しのそれとを重ねあわせた結果なわけで
そういう新しいスポーツもののあり方を
ある程度以上の強度でもって示せているのが
バンブーブレードの功徳だと思う。




ARIA The ORIGINATION 
第12話 「その 蒼い海と風の中で…」 ○




どんな細くて暗くて曲がりくねった道でも
輝きを失わない「蒼」


とりてて特別なことは何もしていないという
「特別さ」ということか、だからこそ
「ARIAカンパニー」に再び還っていった
のだろうなあ。

この話し、もうとっくに私には全幅の信頼を
得ているわけで、今話はだから予告を知った
時点でもう0.000001%の疑いもなく
どういう結論になるかが分かっているというか
その結論を見て祝福する為に見ていたというか
それってこういう難癖つけてなんぼみたいな
感想ブログにはあるまじき態度ではあるのだけど
「ARIA」のアニメとももう3年近いつきあい
な訳で、とりわけ3期の神々しさを知っていると
ねえ、まあそんな関係がそもそも極めて「特別」
なんだよねってこと。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

花粉さえなければ春って最高なのに(アニメ感想)

2008-03-24 05:48:10 | アニメ感想(07・08・09年)


ハヤテのごとく! 第51話 「春」 △



ほんっっっっっっとに何の凹凸もない話し
だけど、多分そういう意図でやっている。
作画もちょっとまともだし
1年間見続けてきた人たちへのご挨拶
といったところかな。


この「ハヤテのごとく!」は最近はとみに
増えた「まーどうでもいい話しだから
ゆるゆると見てよ」っていうスタンスで
視聴者にくつろげる「場」を提供するって
話しなのだろうと思っているわけで
だからまあ、実質「最終回」が1週間前に
あったところでどうということもなく。

ただ、「どうでもいいもの」ってのが
「不必要」というわけでは必ずしも無いわけで
業界の安定的な発展にはこういうのもいくつかは
いるんではないかということ。「ジャンプ」の
漫画をぜんぶドラゴンボールとかワンピースに
できないのと同じような理由。





レンタルマギカ 24夜 アストラル 対(と)
今までで見てきて思ったこと △



「魔法異種バトルもの」と銘うってはいたものの
その肝心のバトルに心血を注いでいた様子は
ないから、実態は「能力者設定」のキャラクタもの
ってことでいいんじゃなかろうか、誰もが1度は
通ってきた道。


この話が弱いところは「異形退治」っていう話しの
モチベーションになる異形がどうもアタマの悪い
ただただ破壊行為を行うものってのがほとんどだった
っていうとこで、そんなものをやっつけても
なーんの感慨もわかないから仕方なく身内の
「魔法使い」を胡散臭くしていたようなフシが
あったような、ホンモンの「魔法使い」って多かれ
少なかれ「外法」のような気がするのよねえ
味方サイドがみんないい子ちゃんってのはどうか。


まあ、だいたい「物腰丁寧な何考えてるか分かんない
超能力者」が出てきたら大概話ロクに考えてない
って取って間違いないということで。





みなみけ~おかわり~ 12杯目
もう一口が辛いのです



なんというか、フユキって「おかわり」の
不評ぶりを一身に背負っていたような。
それもただ新キャラだからって単純な意味
あいではなくて、本来の持ち味だった
「他のキャラとのからみあい」を阻害している
所があったから、罪なしとは言えず
まあ、創造主がいちばん悪いのだけどねえ。

その彼もけっきょく、ハッキリと言いたいことを
言えないまま途中退場。まあ、たぶんその態度は
正解だと思う、あくまでここまでグダグダになった
「みなみけ」っていう枠の中での話しだけど。

それにしても原作にない「オリジナルキャラ」
ってのは「アニメーション」だとよっぽどのことが
ないと受け入れられないってのは確かにあるなあ
バンブーブレードだとそれなりに受け入れられて
いたような気もする。「萌え文脈」で処理するとか
キビキビ動かしてみるとかといった処置がいるのかも
しれない。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ感想の楽しい時期

2008-03-23 09:02:46 | アニメ感想(07・08・09年)

のらみみ 11話
魔女っ娘メリーちゃん ○



たいへんよいお話なのだけど
取り上げているブログやサイトが少ないT
オッサンになったってことなのかなあ、自分。

こういう「ほのぼの」とした絵でしっかり
したハナシでしんみりさせるっていう手法は
実はあざといといえばあざといが
いいものはいいのだからしょうがない。


「魔女っ娘」とは銘打っているけれどじっさいは
「少年と年上のおねーさん」っていう
レモネードなハナシなわけで、ほら定番でしょ。

こういう話しをささえる下地として
「お年頃にとっての異性」っていう憧れとか嫌悪とかが
個人間でずいぶん異なる割合のバランスで
なりたっている、というベタな設定があるのだけど
「キャラ」っていう独自の世界観と
ゲームを通じてしかコミニュケーションが
とれないとことか、いかにもな両親とかの細かい
演出がそのベタをレアルなものに仕上げているわけで。


この年になると「実は魔法が使えなかった」という
たぐいのオチがしみじみ泣けてくる。
グレンラガンでマギン(ロシウとかがいた村の村長)が
実は「聖典」なんて読めなかったなんて笑いながら
いうとことかもそう。必死に「キャラ」を
取り繕うってこと。オトナをやってるのも
楽じゃないとそうなってから気付くのだよね。




機動戦士ガンダムOO 
第24話 「終わりなき詩」 △



コーラ君があっさり☆になっちゃったけど
これって「アホキャラだから死なんだろ」って
いうのをあっさり蹂躙してるな、とも取れるわけで
こういうノリも富野の大将の呼吸を参考にしている
のかもしれぬ。


思い返すと最初はその「ガンダム」っていう
オモチャでブイブイいわしていたマイスター
達も、相手側にも同等の機体やあるいは今回の
ように身も蓋もないラスボスがでてくると
とたんにニュータイプだからなんとかなる!
ってこともなく悪戦苦闘するっていう様は
ある種の無力感をともなったリアリティとでも
いおうか、「主人公だから無敵!」っていう
SEEDとどっちがいいんスかねえ。




PERSONA -trinity soul-
第11話 「依存の定義」 ○!



ちょ、猥褻すぎるだろ、これw
仮にヴォイスドラマだったらこれどこの
フランス書院?ってなるよ。

加えて、ここでメインをはっている
カナルの声優さんが中原さんという鬼チョイス。
あの微妙に退廃的な声で喘がれたらたまらんて。

今回のまとめ「性欲をもてあましてたひとの話し」
オチが「液体が噴き出す」とことかもすごい
こういうのこそ放送規制もんだろうになあ。




しおんの王 22話 明日へ
と感想戦 △(+)




しおんはワシが育てた



素直に「面白い話しだった」と
言ってしまおうと思う。


サスペンスと将棋というあまり見受けない
取り合わせがハナシに緊迫感をもたらし
キャラクタもしおんちゃんから斉藤「さん」
そして羽仁名人から上園先生まで
まんべんなく配していて、見ていて安心。

肝心の将棋の対局シーンも将棋を知らない
人でも充分楽しめるものになっていたし
最後の最後で「受けきって勝つ」というのも
ひねりが効いていてよい感じだった。

全体「しおんの王」ってのは基本的には
退屈なところがあまりなくて、それは多分
話しをつくっている人がよく話づくりを
理解しているからだと思われる。それはたしかに
ともするといささか優等生すぎてつまらんとか
作画とかもうちょっと頑張れたんじゃね?
と言ってもいいのだけど、ここまでキレイに
話しを「詰ます」っていうのもオチがどうも
つかない話しばかりのきょうこのごろでは
けっこうな美点なのではないのだろうか。
だからこそ「最後の対戦相手」が「犯人」って
いう何の捻りもない謎解きでもそう悪くなかった
ように私は思う。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

逆鱗アホな運命のH2O影二つ、の(アニメ感想)

2008-03-21 00:34:49 | アニメ感想(07・08・09年)
ドラゴノーツーザ・レゾナンスー
第24話「逆鱗 ―消えゆく明日―」




本当に今更だがおっぱいに執着がない
おっぱいアニメってどうよ。


あらすじを思い出していたのだけど
驚くほど「キスダム」に展開が近いのに
びっくりしています。

タナトスが「人類は地球のゴミだ」なんて
きわめて人類的な発想をしているのはともかく
GONZOが「経済的」に展開したアニメで
生きることは素晴らしいッ!とかと言われてもねえ
お家芸のCGアクションに上乗せしてなんか
映像的な「冒険」でもしてくれないとこれぐらいの
脚本だとアドレナリンがでないよなあ
「死んだ」はずのアキラとか変態王子とか
コロコロ出して「死生がぼやけた世界」って
納得できるほどの「信頼」をこのアニメは培って
きたってそのデカイ胸をはって言えるとでもいうんか。





墓場鬼太郎 第11話「アホな男」と
まとまりそうもないまとめ ○



最後まで来てようやく「人間を笑い飛ばし、
生きる喜びを謳いあげていく」っていう
どっかで聞いたようなお題目に沿った
カタチの話しがようやく来るという
とことんひとをくった話しよなあ。

いちおうの主人公たる鬼太郎も
最終回だしいっちょ気張るかフハッ
なんて娑婆っ気は微塵もなく
死後保険の販売員に終始、さすがによく
わかっていらっしゃる(笑


「地下にいる『もう一人の自分』と
入れ替わる」話しはまさしくチェンジリング。
これってほとんど人類がベースで所有している
欲望なのだろう。

人間の生活がせわしなくてこれもある種の「地獄」
っていうのはもう現代人がそれに違和感を感じ
なくなってしまったぐらい手垢のついたイメージ
だけど、当時の「モーレツ」な時代なら異端を
名乗ってもいいのかも、そして地下に落とされた
連中が「千年に一歩しか動かない妖怪が歩いたぞ
ワー」って歓喜するってシーンはえもいわれぬ
感動がたしかにあった。


しかしまあここまで「いいかげんな世界」を維持
するためにはそれを維持するための「空気」が
たいへん重要なわけで、こういうアニメであれば
それは「ガミラス人にとっての放射能」ばりに
必須なことで、しかもそれは必ずしも報われるとは
限らないという。テレビアニメがそういう「余裕」

―命を削って造り出す余裕

を含有するようになったというそのことがまさに
隔世の感なわけで、使い古された表現だと
「時代がようやく鬼太郎に追いついた」と
いえるのではないでしょうか父さんキシシ。




逮捕しちゃうぞ第22話
『運命のフルスロットル』と総括 △


結局主役たるふたり、夏実と美幸が海外だの
自衛隊だのに出向してたって設定はあまり意義が
なかったような、つまり「いつもの」逮捕と比べて
それほど上澄みがあるわけでもなかったのでは。

そういうわけで、印象に残るはなしも「子供」とか
「爆弾」とか、昔からみている人たちは以前登場
したキャラが出演した回とかぐらいのもので
極めて保守的ではあるけれど、まあそこはそれ
「公僕」だから、無茶ぶりもできないってことかな。




H20 第12話 「H2O」と
否定的な感想 △!



精霊会議(笑



「田舎」「少女」「暴力」「盲目」
「母親」「友情」「退行」「犠牲」
そして「復活」と萌え脳のひとなら
脳汁がビュッと飛び出しそうな設定の
ごった煮だけどそれらの設定を無造作に
ただブチこんだだけってのがすごい。

あるいは、ゼニも払わない連中にはこの
程度でじゅうぶんという作り手側からの
辛辣なメッセージなのかもしれない
経済的な感動
経済的な精神
経済的なセカイ




CLANNAD 第22話「影二つ」と
総括 ○


「だんご大家族」を渚が歌うところが描写
されなかったのはたぶんこの話しがギャルゲ的
領分、つまり「恋愛」までのお話ってことで
「家族」の話しまで掘り下げる気はないよって
作り手側のおたっしなのではないだろうか。



>「入」を三度飲む

役に「入り込む」ことができないもどかしさ
あるいは例の「誰かが誰かを支えているから『人』」
っていう理屈にたいするアンチテーゼ。



>秋生


「パンを焼いて生きる」ってのは文字どうり
「食べるために生きる」ってこと
そして「夢」を託した娘への生の感情むきだしの
檄を飛ばすのはそれがすなわち高度な「演技」で
あるともいえるわけで、幻想と現実の融合。




CLANNADを見ていて、いつも思ってたことは
「あーもっと見ていたいなあ」ってので
それは渚と部活動設立のために奔走しているときや
風子やことみや智代とかの為に尽力しているとき
あるいは春原とバカやっているのがほとんどの時
でさえ、20分も経過してだんごの歌が流れ出すと
あーもう終わりかよコンチクショウという気分に
なってしまうわけで、気分的には1話あたり
40分ぐらい見ていたい感覚があった。
旨い酒をガブガブ飲みたくないような気分かな。

振り返るとまあちょいちょいと不思議話とか
痛みを伴った過去話とかあるいは恋の話しとかが
あったのだけど、どれも退屈ではないにしろ
血眼になってとっくむようなものでもないわけで
そういうビミョーな距離感の話しをかの京アニが
その手でもって操った結果
「爽快ではないけど非常に心地よい」という
アニメーションでは極めて希なエモーションを
抱かせる作品になったのではないだろうか。
そして皮肉なことにその貴重な世界は
「24分2クール」というキッチリとした枠に
そぐわないものになってしまったのではないか、と
思った。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アニメ感想(笑)

2008-03-19 08:47:35 | アニメ感想(07・08・09年)


BUS GAMER 第1話
AAA(ノーネーム)



無愛想なのとタバコくわえた兄ちゃんと
へたれ出してハイできあがり。


チープな設定は多分こういう方法論だから
とやかくやいわないが、兄ちゃんどもを
雇ったエラいひとが「奴らを採ったのは
金が欲しい理由が記述されてなかったからだ」
って言ってたのに、その前後でわざわざ回想で
その理由をおぼろげにでもバラしてるのが
まあ、なんともせわしない。





バンブーブレード
-BAMBOO BLADE- 第24話 「剣と道」 △



広げた風呂敷閉じてみせ。



いろいろと新キャラなどを話しにキッチリ
からませ、ついでに過去の遺物も引っ張り
だしてきて一悶着させたわけだけど
まあ、大体これぐらいの落としどころだろう
とは誰でも予期しているわけで。

若い時分はちょこちょこ上手く
いってたことがちょっとしたことで
兵児たれることはあることだから共感が
できないようなワケでもなく、ダラダラと
話しを引っ張らずにそれなりにカタチを
つけられていることこそ今日では珍しい
構成の堅実さを示しているのではないか。




シゴフミ 第11話 「メザメ」 △


「郵便屋さん」から「配達人」
あるいは「検察官」



なんかあれだなあ、話しを繋ぐために
「死神」の「設定」をほじくり回したり
こんなサツバツとした世界でチアキが
「法の抜け道」を探してみたり
父親を「告訴」してみたり
伝統の「電撃文庫死神もの」も随分俗っぽく
なったものよな。




狼と香辛料 第12話 「狼と若僧の群れ」 ○



借金で首がまわらくなっているのにえらく
軽い話しをしていたり、かと思えばCMを
はさんで若僧の狼に追い回されたり
裏切られて地面に転がされたり
天気と同じく、展開がコロコロ変わる
これが旅の醍醐味か


自身の無力と後悔に涙するロレンスがよい
いや、目出度くはないのだけどさ。
普段は景気がいいことを吹いているけど
こういう荒事だととたんに無力だと実感
するのはすこし分かる。キャラクターの
言行に説得力があるってのはライトノベル的
王道の1つと言えるのでは。
次回でこの件はケリがつくのだろうけど
まあこのまま「泣き寝入り」ってことは
ないだろうからどんなオチがつくのか
今から楽しみ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

富山では放送されてなかったtrue tears(アニメ感想)

2008-03-17 15:48:00 | アニメ感想(07・08・09年)

機動戦士ガンダム00 
第23話『世界を止めて』 ○



他の人たちが「ガンダム」に振り回される
中で、「ロックオン」はわりかしハッキリとした
立ち回りだったような気がする。


戦闘面では「狙撃手」というお約束ながらも
印象に残らざるをえないスキルの持ち主だし
動機面では「家族を失ったから」っていう
まあ鉄板の理由があったわけだ。


00の世界では単純に共感できるキャラが
少ないわけで、まあそれが世界のある種の
リアルさ、(いや不気味さか)に繋がって
いるのだけど、ここにきてさらにその方向に
舵を切ってきたわけで、ガンダム世界のたいがいに
おいて「緩衝材」的に用いられてきた「ハロ」で
お涙をちょうだいしようとする所なんかにも
「歪んだ世界」が見て取れるのではないか





俗・さよなら絶望先生 第11話
「黒い十二人の絶望少女/
今月今夜この月が僕の涙で曇りますように」 ○



私たちはみなあなたの息子だった



>黒い十二人の絶望少女


ほとんどピュアな市川作品(金田一シリーズ)の
オマージュ、当作品では珍しいぐらい。

いつもどうり世事への瞬発力のよさを示しながら
(現代アニメの特徴の典型)
ほとんど純粋に「追悼」のために話しを1話切る
度胸こそがこのお話のキモか。
にしてもほとんどそのまま「再演」するだけでも
じゅうぶん見られるものであることそのことが
故人の偉大さを証明しているなあ。


当ブログでも故人の冥福をお祈りします。



・・・ってその次のパートで「来世」の話し
とかやってんだもんなあ(笑
アニメの世界ではしんみりする暇もない。




みなみけ~おかわり~
第11話「さすがにヤバくなってきました」  △



でも、峠は越えたのではないか
リハビリ完了ってほどでもないが。


>Aパート

冬馬に「女装」させてみたり
体育座りさせてみたり
いつもどおりのユニセックスぶりだけど
これすら後期が始まった当初はないがしろ
だったからなあ。
それに加えて藤岡までひんむいてみたり
もうどのニーズに応えてるのだかわからんなあw


>Cパート

これぐらいの尺だとこういう脱力オチが
成立するというよい見本。こういうのを
違和感なく繋いでいくのが前期はうまかった。



春香姉さまに「留学話」が持ち上がってたこと
たまには思いだしてあげてください。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする