意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

二期のアニメのまとめ的な何か

2010-07-07 20:11:31 | アニメ感想(2010 三期)


自分用メモも兼ねて、二期の総括的なことをいろいろ






>「三國志」アニメの同時波状攻撃



もう「三國志」ってほとんど共有財産化してるのでしょうねえ
「劉備」だの「曹操」だの「諸葛亮」だのが登場しても
「ああ、あれね」で済んでしまうという。
ただ、素材が同じでも料理人によって違う料理ができるわけで
「恋姫」だったらスタンダートな萌えロードストーリーだし
「一騎当千」だったら一昔前の美少女格闘モノ
「SDガンダム」だったら「ガンダム」っていうあるいは最も新しい
「サーガ」と最古に近い「三國志」っていう「サーガ」の子たる異端児
そして「最強武将」は当邦によってここまで平俗化してしまった
「三國志」に対する「本家」の新鮮な解答といったところでしょうか

まあ、総じて言えることは「設定」は流用できても
結局やっていることは「アニメーション」っていうごくごく
平凡な理由に落ち着くわけでその中で「原作つき」とどう
良い関係を取り結んでいるかがミソなわけだ
「恋姫」だったら「原作」を話しに上手に組み込む「機知」だろうし
「SDガンダム」だったら「活劇」ってことなんだろう
「一騎当千」は設定の無茶加減を吹っ飛ばすほどのケンカをしていないし
「最強武将」には本質的に「暴力」が描けていない気がする
「原作の処理」におもねるようなら負けだし、かといって独自解釈で
下手を打てばほうぼうから非難囂々。これは別にこれらの作品だけが
かかえている問題なのではなくて「原作つき」にまみれている
現状のアニメがいっしょくたに孕んでいる要素ということ
それの最も分かり易いカタチだったということなのかもしれない







>みんなの力をオラに分けてくれーっ!




今期のアニメでオチが上手く着地できたのは
「おおぶり」とか「四畳半神話体系」とかあたりですかねえ
「恋姫」や「デュラララ!」(特に11話目)あたりもよろし
これらの作品に共通しているのは「みんなで戦う」ってこと
(四畳半神話はちょっと特殊な事態だけど)
逆になんか黒幕的な人がでばるとオチはしょんぼり
「いちばんうしろの大魔王」とか「ナイトレイド」とか

「みんなの力」ってのが成立するのは「みんな」に
惜しみない愛情(と憎悪)を注いでいた作品だけであって
つまりはひとつひとつの地味な努力が大事っていう極めて
つまらない結論になってしまうわけで
まあ「迷い猫」とか「荒川」のように刹那的な笑いに運命を託して
みるのも好きなのだけど







印象に残った各話



おおきく振りかぶって~夏の大会編~ 第12話「9回」


>三橋「ワンナウトー!!」のあたり


試合の状況はごっつ劣勢、そして「あの」三橋クンが、です。
「ピンチ」の状況で人は一番輝くわけです。
最近のおはなしにはそれが足りないかもしれない





デュラララ!! 第11話「疾風怒濤」


>池袋中のケータイが鳴り出すあたり



「無色の力」ってのが最高潮に達した瞬間かと
「集団」ってのはどうにもアニメーションで扱うのが
難しい要素なのだけど、これは稀に見る成功例として
記憶されよう、まあ「いろんなひとたち」を的確に描いている
作品でしかできない芸当だけど






閃光のナイトレイド 第4話 カメラと包子(パオズ)と野良猫と














WORKING!! 第7話 久しぶりの音尾と、新しいバイト=山田(!?)


>山田が八千代に佐藤クンが好きなことをバラすあたり



あーあやっちゃったやっちゃったよオイィィって感じですねw
アニメだとなんかどー考えても好意があるの気がつかないみたいな鈍感な
やつばかりなご時世だからこの暴露は面白かった
そのあとの佐藤クンのしょーもない言い訳を八千代が
すがるように受け入れていた所までニヤニヤしてた







迷い猫オーバーラン! 第4話「迷い猫、脱いだ」














Angel Beats! 第5話 Favorite Flavor














声優さん



神谷浩史さん
(音無・相馬・リク・折原臨也など)


ツッコミ役や汚れ役っぽいこともよくやっているけど
どこか浮世離れしたような清らかさがある
相馬とか臨也とかのように言葉で人を煙に巻けるのは
その声に下卑たところがないからかも



一点豪華主義はチョーさん(荒川の高井)ですかねえ。ちなみにこの人
「たんけん、はっけん、ぼくのまち」のあの「チョー」さんだって
ごくごく最近知りました







花澤香菜さん
(橘奏・宮野まゆ・花園さくら・園原杏里)


香菜たんマジ天使
この人の声を聞いているといつも「何か足りない」とおもってしまう
下手ってのとは別の意味で、何かこう補ってやりたくなるような
男どもにはウケがいいんでしょうなあ、同性には―どうカナ





次点は喜多村英梨さん
(ユイ・轟八千代・折原舞流)とかどうでしょう
なんか「ボクっ娘」ばっか選んでいるような気もするが







OP・ED










ダンダンってリズムは心音ですね。
音楽だとスッキリ伝わるものもアニメとか他媒介だとブレがでる
それを邪魔者と考えるかあるいはそれはそれでと考えるか











こういう奇天烈ワールドをOPで表現させたら凄いねえ
リクがトランクスになっているところとか
ニノさんの足が傷だらけ(の人生)であるとことかもにくい














情報が名前とキャラの一枚絵でババーンとだして切り替わる
って手法は何となく男らしい感じを個人的に受けます
後はまかせたぜーってかんじで












恋する乙女はこくしむそー!








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アニメなんて大っ嫌いだーっ!(アニメ感想)

2010-07-06 21:01:25 | アニメ感想(2010 三期)
祝福のカンパネラ 第1話 流星群の夜 △




お約束のきゃらくたぁ紹介と粉かけ、って粉はもう
かかっている感じか。
衒いがあるおはなしじゃなさそうだからこういうすべりだしはアリ。
ありだけど脳みそにひっかかるハッタリがひとつも無いのなら
その作品はその世界観の構築レベルの高さ強さで魅せるべきで
そこまでの域に達しているかというとちょっと難しいとおもう。









生徒会役員共 第1話
桜の木の下で/毎回続くのこの感じ?!/とりあえず脱いでみようか △+






駄弁る生徒会(ただし下ネタ限定)




あれですな、会話は果てしなく下劣なのにその世界のあり方は
おそろしく清廉潔白、ぱんつの欠片すらでてこない
いやまー本当に「やっちまったら」アグネスが卒倒するだろうけどw
逆に言えば喚起するものが画としてないからこそキワい会話芸に
走らざるをえなかったのかも




>しまりの悪い女とは思われたくないからな



つっこまれまくるトークばっかりしてるけどねえw




なにげに「すず」が「すずのあたま」とか「スズヘッド」とか
存在を必死にアッピールしてるのが涙ぐましい
こう見えても毎月きちんと「ある」そうですよ
わたし、ちっちゃくないよ!








オオカミさんと七人の仲間たち 
第1話 おおかみさんと御伽銀行の仲間たち △





なんかもーあれよな、のっけからチンピラ退治させる
チュートリアル的行為って陳腐化がひどい
そこを理解していれば「とある魔術の~」のように
「チンピラさん」を保護するためとかのように小手を返す
こともできるのだけど、率直にそれをされるとなんと言っていいやら


「目立たないのが特徴」ってのは近代的な主人公ですね
けっして気の利いた設定ではない、というか
このお話しは「なんかトンデモ設定」ってのを慎重に取り除いて
いる気がする、そうなると物語の内容自体で魅せる必要があるんだけど
「おとぎばなし」をそのまま「ライトノベル」に組み込んで
爆発的な面白さが起きるかというと直感的に無理っぽいかと
どーでもばなしに飲み込まれてしまいそうです








世紀末オカルト学院 第1話「マヤの予言」 ○





殴る理事長w




「オカルト」っていう皮をかぶせたことで
自分の親をパイプイスでめった打ちにしたり
女子高生にマウントをとって顔面ボコボコにすることに
正当性が生まれましたねえwいわゆる「真剣な笑い」ってやつ
「オカルト」って笑いと親和性が高いのにみんなさんガチで
やってすべっているんで不安だったのだけど、この製作は
「わかっている」かと


まあでも、流石に死んだ親が甦ったり(その理由がまた下らないんだw)
その親の首を切断するところはさすがに凄味もある
ハレとケの境がぼんやりとなってくる実に夏らしいおはなし
とりすましたお嬢様が顔を擦りむくぐらい
アニメーションしてるのも誠実。
そしてオチが真っ裸の男との邂逅っていう今いちばんイキのいいネタ
ぼーっとしていた神経が醒めますよねえ、こういうの見ると。
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