意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメ感想2018年・一季 とまとめ

2018-04-06 04:31:15 |  アニメ感想2018年・一季







ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第13話 自動手記人形と「愛してる」 とまとめ ○







「感情表現の乏しい娘を無理矢理1作品かけて笑わせる」とか
すっかりやらなくなったよねえ、で視聴している側は号泣、という筋。
オッサンはそういうのが流行っていた時期もすごしていたから
それほど涙腺も緩まなかったが、ポプテピピックがクールに映るような
ヤングメンたちにはこいつは刺激が強すぎたかもしれん。
「人形(ドール)」とか「義手」とか「取り替え可能」をにおわせながら
全くもって取り替え不可能なおはなしをしているのだから
こいつはとんでもない嘘吐きといえるかもしれん、それを言うなら
手間暇かけてこさえた「異国感」、仕事に対する執拗な義務感
そして「戦争」と「愛」という概念そのものももはや当邦では
全く「流行らない」ものになってしまったものの総体で当作品は成り立っていて
そしてそういう「こわれもの」を視聴者のゲスな視線から護るために
宝石のように堅固な外装で護られている、というのが当作品のつくり
ということなんだろうとおもう、「宝石」は綺麗なのでそれでよいということだ
しかしここまで「希少性」を主張して胸ぐらをつかまれたら
「アニメなんて適当に無料で視聴してりゃいいや」というボクみたいな輩には
いささかの居心地の悪さを感じぬでもないね、そしてそういった自虐をも
たまさかに愉しんでいる、ということだ。












印象に残ったとこ









おそ松さん 19話 「バレンタインデー」 より







去年の「クリスマス」回の時におとらぬ御乱行ぶりw
いや、むしろそれを越えていたかもね、なにせ「兄弟」で
チョコを渡しあっていたのだから、クリスマスもそうだけど
実物の「贈呈」が発生する時にいろいろと「やりやすく」なるのだけど
そういう時にもっとも自分が「社会」から「ハブられてる」
とわかるわけで、それを「6つ子」として傷をぺろぺろお互いに
ナメあっているのが心底「みじめ」なんだよなあ。









オーバーロードII 第3話 集う、蜥蜴人  より







というかトカゲ族との戦い全般かねえアインズ側も魅せるけど
それに「弱者」なりに果敢に立ち向かう姿が「滅びの美学」を
感じさせるぐらいにしあがっているかとおもう
「戦争を弄ぶ」とかヒデーはなしだけど、いいんです
「ヒデーはなし」なのだから。









ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話
「愛する人は ずっと見守っている」 より







「50年分の手紙をしたためる」とかまさしく「愛」のみによって
為せる業といえよう、そしてそのチカラによってひとりの女の娘が
恋をして、結ばれて、そして子供を持つまでになるというのを
説得力をもって提示できるわけでその「時を越える」という
偉業を成し遂げているわけで、まあ敬服するしかないね。









声優部門








男性の部







平田広明さん
(近藤正己《恋は雨上がりのように》
ツブヤッキー《タイムボカン 逆襲の三悪人》)







「いい大人」ですよね、オツムがそこそこよい人が
社会にでてそれなりに苦労してそれなりに人格が陶冶された、という
けして希少ではないけれどみんながそう、というわけではないそういう人
ただしそれを「演じる」ことができる人はさらに希少ではあろうけど。








女性の部







高橋李依さん
(高木さん《からかい上手の高木さん》・斉藤恵那《ゆるキャン》
ゼナ《デスマーチからはじまる異世界狂想曲》)






もう「からかい上手の高橋さん」でいいじゃないか、というw
冗談じゃなくてある個人をプロデュースするやり方として
最も成功する例なんだろうねえ。「あたり役」を通して
しぜんとそれを演じる人に興味をおぼえる、ということだからね
でもまありえりーさんはその割合がとても高いかもしれん。











OP・ED部門

















「SHINY DAYS」
ゆるキャン△ OP 







これぞアニソンぽっ(以下略)
やわらかいピクトグラムの列挙がそのまま作品の「やわさ」だ
そこに登場するキャラクターもそのままに「やわい」しな
でも「山」はそのままに「かたい」のでキリッとしてる、その対比と
いいとこどりのおいしさ。




















Flashback
刻刻 OP








「フラッシュバック」っちゅうタイトルそのままにドラッギーな映像。
ここでは内容の「説明」ではなく「視覚」に訴えかけることが重視される
それもまあ一瞬なら耐えられるっていうケバいシロモノだ
でも大人ならそういうのも嗜んでええんちゃう。



















Harvest Moon Night
「ハクメイとミコチ」ED








こういう作品は普通にしれっと朝のキッズが視聴できる時間に放送して
将来の同好の士の為の栄養にしていただきたいw
「収穫祭のうた」が異国風味たっぷりに
2人の歌姫によって豊にうたいあげられている。






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今期も再放送やってた(でも見る) アニメ感想

2018-04-02 23:46:21 |  アニメ感想2018年・一季






デスマーチからはじまる異世界狂想曲 
第12話 デスマーチからはじまる異(世)界旅情 とまとめ △(+)








サトーさんよく「なるほど」っつってるのよねえ
まるで文化人類学者のフィールドワークのように「未開地」を
探索しているね、「異世界チートもの」がこういう学術的な
たのしみにいけるのはまあ大分この設定を「掘った」ってことかもなあ。
でもまあ視聴している側はそこまで小躍りしてたのしめるもの
だったかはギモンがあるわな、水戸黄門的権力者の道楽漫遊記的な
まったり感が持ち味だったかとおもう、そういうオンゲーもあるしな。
レベルはマックス、アイテムはいっぱい、女遊びも飽きた
そういう人が辿り着く穏やかな楽しみ方、そこにはもう
「デスマーチ」を生きていた人物のサツバツさ加減はなくて
そこをリタイアした人の養生のたのしみが残るのみだ
ここ数年の「異世界転生もの」のインフレーションは
こういう段階までもう来ているのか、とおもわされるね
それは何かの終わりなのか、始まりなのか。










恋は雨上がりのように 第12話 つゆのあとさき とまとめ △++








このおはなしはアキラちゃんが主人公のようで
近藤のオッサンがメインだわなあ、まあ当然だけど。
もちろんアキラちゃんが魅力的ではないわけではなく
むしろ逆に純粋な若さでピカピカしているからこそ
近藤さんが「若さ」を取り戻すことができるわけで
そういう「設定」を読者を脅しつける為だけにただぶっこむだけでなく
忠実にそれと生きているってのが当作品の誠実さだったとおもう。
たしかにまあ「年齢差のある恋愛」って当邦の漫画的「常識」だと
あんまりやらないよね、少女漫画でいくつかあるぐらいか
あとはとりあえず年が近そうなら外国人だろうが、異世界人だろうが
亜人だろうがモンスターだろうがやりたい放題って次第だから
当作品はそういうごっちゃ混ぜで見失いがちな「恋」のチカラを
歪んだ設定からパッと取り出してみせたといったところだ
しかしまあなんとキレイなおはなしなんだろうねえ
その清々しさはオジサン(僕)にはまぶしすぎるよ。










だがしかし2 第12話 ただいまとおかえりと… とまとめ △++







いつもどおりの「ほたるさんワールド」やねえ
ただし、その前段階としての「ほたるさんがいないワールド」の
つらさと寂しさがこの「2期」の持ち味だったかとおもう。
あと、この冬のストーブのある駅の待合室と
ほたるさんと別れる前の花火大会のジュブナイルさ加減もなかなか
この駄菓子小話の作品にこういう繊細さがあることに正直ナメてたとおもう。
しかしまああの「終わらない夏休み」ってのはやっぱり「浮かれていた」
ってことだわな、流行らない駄菓子屋に突如来た
駄菓子大好きすぎる美少女とか「エロゲか!」ってなるものw
この2期はその浮かれ加減を調度よく冷ましていることで
「1発ネタ」的なものから非常にうまく脱却したような意味で
面白かったとおもう、こっから元のようにまたあったまるのか
あるいはどうなるのかわからないけど、とりあえず
ほたるさんがいるなら、見る価値はあるのだとおもう。











たくのみ。 第12話 アサヒスーパードライ とまとめ △+







エビスにはじまりスパードルァァァァイにおわるのは美しい〆やね。
「飲食材もの」として「新人(候補)」のみちるや真を使っていくのは
うまいやり方だったかとおもうね、実に自然なハナシの段取りなんで。
しかしまあこうやって「酒の歴史」のうんちくを聞くと
「当たり前」になったスーパードライもはじめはいろいろ迷いが
あったのにちょっと驚くね、まあ当たり前と言えばそうだけど
そのあたりの「当然のもの」がいいものであることを再発見するのが
こういう「うんちくもの」の効能で、当作品はそれに見事に成功
していたとおもう、「説明」そのものがうまみを持つということは
刺身のツマまで美味しいような贅沢加減ではある。










ハクメイとミコチ 第12話 紅髪の記憶 とまとめ △++







こんだけマキナタに馴染んでるハクメイも着倒したばかりの頃は
いろいろあって、なんやかやでミコチに拾われるまでまた1つエピソードが
あるんだろうなあとおもわされるねえ。
「動物の背中に乗って駆け回る」ってのは今の子供達には
ジブリの作品でしか見られない光景かもね、アニメーション的には
もう伝統芸の領域になってしまっている、これはCGとかで
やろうとすると均質な動きが逆に不自然におもえてしまうからねえ
ま、当作品はさすがにある程度の「自然な」動きを再現していたかと。
しかしまあこうなんでこの作品、はしばしまで瑞々しいのかねえ
ひとつひとつの行動、言動、エピソード、街や自然の美しさ
それが実に手間暇かけて丁寧に描かれていたかとおもう
これは原作がもともとそういう風につくられていて
それをアニメーションの側でも忠実に従っているからだとおもわれる
作中の小人達がじっくりと生活と仕事に集中しているのだから
それを描く側も手は抜けない、という次第なんだろうか。












キリングバイツ 第12話 今までありがとな とまとめ △+







出だしの車で拉致強姦未遂事件とラストの〆方が繋がるのが
このおおよそ繊細さとは無縁そうな当作品にしてはなかなかの構築主義。
ちゅうか「本能的」にそれを選んだようなとこがある。
すぐに女の娘をなぶり者にしようとするのは他作品でも一緒だけど
ギリギリのとこで「獣」の野生が勝つのが当作品の「牙」ってとこかもしれん。
そういう「媚びているようで、媚びていない」っていう態度が
当作品の持ち味で、最後までそれを徹底したのがうつくしいとおもう
あるいは「強い」のか、もうまんがの中にしか見られないそれ。








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ケダモノだもの (アニメ感想)

2018-03-29 22:40:00 |  アニメ感想2018年・一季






刻刻 第12話 㐧拾弐刻 とまとめ △+







なんというか「刻の止まったセカイ」ってこう
「地味にわるいこと」するかエロいことするかぐらいしか
たのしみがないよなあw 「バトルもの」としちゃ
スポーツ的な興奮があるのだけど「日常生活」ではこう
「時間遡航」にくらべてハナシが盛り上がらないってのはあるね。
でもまあ当作品はそういう「止まった」セカイの地味さ加減を
正確にたのしめた気がするよね、とくにハナシの中心の「佐河」の
ご家族のみなさんがおよろしかったかとおもうね
すごい特殊能力をもちながら、すごい平凡ってのを
ナルシシズムを抜きでやりきったのが大人のたのしみってやつで
たとえばあれだけ大活躍した樹里ちゃんも刻の止まったセカイに
ひとり取り残されたら正気を保てなくなったようなそういう
「普通さ」がこの刻が停滞したセカイにおいては適切な
造型だったかとおもう。そして最後のオチもなかなかすごいね
全能の(女)神様が全てを解決してしまったw
こういう「昭和の物語」的なオチのつけかたも
不思議と当話では消化可能のようにもおもえるから不思議なこって。










三ツ星カラーズ 第12話 カラーズと街とひとびと とまとめ △++







街のみなさんが普通にお優しいねえ、何というか
ジャリん娘チエちゃん(古っ)みたいな「この街の子」みたいな
あるいは「神様」のようなあつかいをうけているのかもなあ。
アニメーションとしては「上野」の街のロケーションを充分に
活用していて「広い街のちっちゃなやつら」という対比がよい。
あと私は原作組だったからあれだけど最後の「花見」のとこは
本当はイチゴあんまり売れなかったのよね(当たり前だけど)
でも当アニメだとあと1つってとこまで売れていたわけで
これは勝手な「改変」っちゅーよりもうちょっと「いい子」に
しあげた「改良」って言っていいかもしれないかとおもう
そういうよく観察された「子供の自由さ」のたのしみと
まろやかなしあがりがいいあんばいだったかとおもう。










りゅうおうのおしごと! 第12話 最後の審判 とまとめ △+







こういう「知能ゲーム」を扱った作品には致命的な弱点があって
それは視聴者に「おもしろさ」を提示するのがむつかしい点なのね。
最終話の八一の竜王戦をみれば分かり易いのだけど
電流が走ったり、未来の盤面が読めたり、冷静に考えると
なんのこっちゃってことになるw
かといって「棋譜」をそのまんま提示してもわからん人にはわからんので
そういう苦しみがあるのよねえ。そのあたりの苦しみを
「3月のライオン」なら若人の繊細さとかとして詩的に処理する
とかやってるけど当作品は「ラノベ」的にまあある意味
幼女やネタをぶっこんで誤魔化しているようなフシがあるわなあ。
別にこれは悪い意味ではなくて「いかにも」な魅力にも感じるわけで
そういう「知能ゲーム」の無味乾燥ぶりにあえて挑戦しているっつー
熱気がうまみになっているともいえるねそれこそが
「らのべさっか」の「おしごと」なんだろう。










おそ松さん 第25話 地獄のおそ松さん とまとめ △++







1期はクズニート達をいじってればハナシが消化されたけど
2期目はそいつらを使って「コント」をやっていることが
多くなったフシがあるね、別にコントも面白ければ一向にだけど
ギャグ漫画がたどる道を正確にトレースしているとおもう
最初は珍妙におもえるキャラクターもあっという間に「慣れ」て
今度はそいつらを「消耗品」として「面白いこと」の為に
何でもやらせるってのがまあ資本主義国家における「愛」なんだろう。
「地獄」とか「昭和臭」だわなあ、現代人は死んだら「無」になるっちゅう
ドライな考え方だろうから、死んでもこの乱痴気騒ぎってのは
時代の違いを感じるアホにみえるね、しかもそこで今まで出てきた
キャラクターの全員集合とかなにこの大アホな熱い展開w
オチもあれよなあ折角生き返っても体に欠損があったり
イヤミはもはや骨だけだし、なまぐさいよなあ
しかしこの生臭さがクセになる作品ではあった、作り手側も
最後までそこを見失わなかったのが見事だったかとおもう
おそまつさんでした!









宇宙よりも遠い場所 第13話 きっとまた旅に出る とまとめ △++







きっと青春がきこえる






そりゃジョシコーセーが南極さいげば1クールは消化できるべ
っておはなしで、そしてそれをしたということにすぎないわけで
しかしまあその身も蓋もないのが当作品のうまみですわなあ。
うまいのは「旅先」だからこう「恥は掻き捨て」ってわけじゃないけど
こうウチの国の日常生活の「ウザさ」からナチュラルに離れられる
のが良かったかなーとは思うね、なにせ「ざまあみろ!」だものw
最後に「この光景も慣れましたねー」ってのが「旅」するものの
「実感」ではあろうかとおもわされるねえ、それは今までの「日常」が
別の光景におもえるかもしれないというこっちゃね
それは旅行の効能そのもので、ボクたちが飽きもせずアニメとかを
視聴し続けるのはせめて精神を「旅」させ続けたいからかもしれない
かともおもえるわけで、でもまあその旅のガイドはできれば
ジョシコーセーでオナシャスってなるわけだw










からかい上手の高木さん 
第12話 手紙/入学式/席替え とまとめ △++








出会いはふとした瞬間







「手紙」とか「となりの関くん」でもやってたけど
一度は必ず流行るよねえ、あれはなんでなんかね。
高木さんとしてはもう「手紙」を送ること自体に意味があって
その内容を吟味する必要はなかったわけだ
逆に言えば西片くんからもらえるならそれだけでグッドイナフでもあろう。
これは勝手な聞き違えかもしれんがこの前の西片くんが風邪で
遅れてきた時の高木さんのと同じく「席替え」の時もなーんとなく
沈んだ調子に聞こえてくるのが不思議なんだよなあ
いや、こんだけ緊密にコミュとってりゃそれぐらいはできるかもしれん
少なくとも西片くんならできてほしいとはおもうね。
にしてもこれだけ集中してりえりーさんの声を
聞き続けたってのはなかなかに幸福だったかとおもう
「化物語」の神谷さんや「人類は衰退しました」の中原さんの時のような
いいものを長くじっくり触れ続けることのよろこびよなあ
「おのれー高木さんめー」の梶さんもよかったぞよw








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これが瑪羅門の裁きだ! (アニメ感想)

2018-03-26 22:35:43 |  アニメ感想2018年・一季





ラーメン大好き小泉さん 第12話 名古屋/再会 とまとめ △++






ワンコイン悠ちゃん






「スガキヤ」とか、うみゃーモンがどえりゃある名古屋じゃ
そう自慢するモンでもないかもしれんけどね、でも「当作品」は
ラーメン道一筋なんで、こいつも扱うのよね。
悠が小泉さん好きさに電車を飛び降りて500円しかないって
状況がスガキヤに行かせる動機になっていていいね
このおはなしは小泉さんは自動的にラーメン屋に行くので
「動機」を持たせる為に悠とそのフレンズ達をからませるのがうまかった。
にしても小泉さんってかたくなに「説明役」からブレなかったねえ
ただひたすらにラーメンの説明をして美味そうに食べるのを徹底して
いたのが「キャラクター」の魅力にまでなっていたかとおもう
あるいは「ラーメン」って題材を扱う時に女の娘を脱がすような
余計な「調味料」を当作品はいれずにそのままに魅力を伝えていた
ともいえるかもしれないね、そういう「紹介」もアニメーションや漫画は
可能であることを教えてくれている。











ゆるキャン△ 第12話  ふじさんとゆるキャンガール とまとめ ○








このはなしは「道具」使うのがとにかく上手かったよなあ
キャンプ道具はお値段が張るけど使えば確かにモトがとれる、という
そういうモノが余っている当邦では珍しいたのしみが「キャンプ」では
享受できるってことやね、あと「ひとりキャンプ」だと
通信道具(スマホ)がまあ実に正しく機能していたかとおもうね
アニメーションにおいてスマホが「いいもの」に見える作品って
前代未聞なんじゃなかろうか(ただし「いせスマ」を除くw)
しかしまあなんちゅう「なかよしさん」だろうかねえ
夜中、眠る前に語らうなでしことリンちゃんの一幕のぬくさときたら!
「きらら作品」ってのはこの「めっちゃ仲良しさんたち」を見るために
視聴しているとこがあるけど当作品は最初からそうだったわけではなく
作品を視聴しているうちに実に自然にそうなっていったのが美しいとおもふ
最後の「みんなでキャンプ」を見ると、ひとりだと道具の欠損や迷子は「手間」だけど
パーティーならその苦労も大幅に低減するのがよくわかるね
そういう「ひとり」でも愉しくて「みんな」でも愉しい
ふところのひろい理想郷が「キャンプ」を通して描かれていた
まこと見ていて気分の良い作品だったとおもう。










スロウスタート 第12話 スロウのスタート とスロウなまとめ △+







「浪人生」でもちょっとした幸運があれば春が来るというので
「1クール」いけますわなあ。もちろん様々な事由での「出遅れ」は
当人にはきっついのもわかるとこで、でも当作品が全くの「絵空事」って
ほどではないってのもまた理解できるところだ。
「ちょっとした幸運」で手に入れたフレンズが得難いね
元気なのと大人なのと自分よりさらに子供みたいなので
彼女たちと交わるウチに花名ちゃんが癒やされているのを見て
視聴している側も癒やされるというしかけだ、そしてよき友の
助けを得て、ちょっとずつ花名ちゃんの魅力もわかっていくという
そういう「善い成長」がこの作品のたのしみであったといえよう
できれば次に会う時は花名ちゃんがもっと成長してますように
と、祈らざるをえないところだ(おっぱいもねw)










ポプテピピック 第12話 THE AGE OF POP TEAM EPIC とまとめ △+(△)!







とりあえず「それっぽいもの」を手当たり次第クソまみれにした
という感じだわなあ、勿論「アニメーション」として当作品は
率先してズダズダになっているわけで、何も問題はない(のか?)
その狂犬みたいな作品が最後に選んだのが親元の爆発ネタと
時間遡航ネタとエヴァってのがなんともPOPですわなあ。
まあ「敵意」じゃないんすわな(敵意なんてクソつまらんしな)
ガイ○キチをよそおったマトモな人の芸ってことだとおもう
骨までおかしいことをするとついていけなくなるから
ギリギリ皮を引っ掻く程度の刺激、それが気持ちよかったかとおもう
その境界線は何回死んでも「ギャグだから」で済まされるポプ子
ではなく当作品の良心であるピピ美が救済されるあたりって
ことなんだとおもう、このオチで怒るのは竹書房だけだろう、たぶんw


















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泣きゲー (アニメ感想)

2018-03-20 20:19:15 |  アニメ感想2018年・一季






ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第10話 「愛する人は ずっと見守っている」 ○







「ため」ですよね「貯め」
その場で満足してしまいたい子供とあとあとの為に
今を我慢できる大人との相違、という教育的な筋
そして我慢や訓練の過程でイヤなことだけでなく
出会いや成長のよろこびがあるという人生論
されど我慢の限界を超えて大好きな母親を傷つける
ようなことを言ってしまうという「我慢→崩壊」の理論
それらが僕達の涙腺も崩壊させるということなんだろう。
こういう「じらし」ってもすっかりやらなくなったねえ
みんなもう待っていられないんだろうね、ボクもそうだが
当作品は映像として僕達が手放しかけている大事なものを
回復著しい自動人形を通して教えてくれているようにもみえる
え、大事なものって何だって?






「愛」です









ラーメン大好き小泉さん 
第11話 おいしいラーメン/大阪 △+







「大阪」とかパッと思いつく名物緬がないようなとこも扱いだした
ってことはラーメン行脚も結構ディープなとこに到達したという。
まあでも小泉さんがラーメンすするだけでなく
「わけあり」の人が同伴するとまた違う味わいになるね
仕事が忙しくてラーメンの味もようわからなくなってたってのは
ちょいと意義の深いことだね、3大要求にたのしみが無くなったら
生活を改めるサインってことなのかもしれない
にしても小泉さん本当にラーメンすすってるだけよなあw
ハナシ自体は周りの人がまわしているわけでなんか「神様」のようやね。









グランクレスト戦記 第11話 一角獣城、落つ △+







ヴィラール公が逝ってしまわれたねえ
「自由」を愛するがゆえに「自分を助けるも助けぬも自由」
って感じで、助力が足りなかったような印象
「好感」は高いけど、覇道にねじ伏せられたというかたち
こういうことは往々にして「現実」にもあるわけで
チートファンタジーものとは異なる味わいであるといえよう
にしても皆さんセックスしまくりーのですね
まあ、こんだけいつ死んでもおかしくない状況なら当たり前だけど
この血のような味わいの作品が現代においてはどう評価を
受けるのか、ちょっと興味をおぼえるね。









キリングバイツ 第10話 一緒に行こう △(+)







けだものフレンズ






べつにどの動物でも「人間サイズ」になるんでガタイで
負けている動物もワンチャンあるような感じやね
「センザンコウ」とかもともとはそんなにヤバい感じ
じゃないのに「強防御キャラ」としての役割を果たしている。
瞳ちゃんとシドーさんの出会いのとこだけど
シドーさんがいい人そうに見えるのがちょっと気になるね
今はちょっと「人間やめました」ってかんじの人だから
でもまあこういう「動物を飼い慣らす」的なハナシは
窮屈な人間をちょっとの間止めるいい機会になってるかもねえ。










刻刻 第11話 㐧拾壱刻 △+







教祖、誕生






「宗教団体の長の子供」とかあまり扱いたくない題材だわなあ
しかもそれがそう長くない間にきっちり描かれているねえ
彼にとって現代日本とは「死んだ」場所であってそこでの法も
そこに住む人々もどうなってもかまわない、ということだ。
あいかわらず佑河オヤジが面白いねえw こいつもクズ人間だけど
クズゆえの非倫理感というか論理感が笑える
だので指ちょんぱしても全く同情する必要がないというw
周りをすべて切断する糸で覆うとか地味に嫌がらせだね
こういう「人間きらい」な敵はよく「セカイをくるんで1つにする」
って行動をとりがちだわなあ、そしてそれらをことごとく粉砕する
樹里ちゃんの主人公力ときたらないね、「異世界ではチート」
といわんばかりだ。










りゅうおうのおしごと! 第11話  寿 △+







姉弟子タイミングわりーですねえw
励ましたいのにそのやり方も時期もよくない
あいに劣らず八一が好きなんだろうけど
全くもって素直になれないその不器用さがいっそいいキャラだ。
とまあ結果は見ての通りだけどこれで「底」を抜けた感じだわな。
「そんなに差の無い負け」ってのはあるけど、それだと「悔しい」から
当人としてはその負けはつらいのよねえ、「切り替えが大事」
ってのは理想論で、自分をすぐに見失うのは「勝負」の常で
そこが漫画や小説として「ネガティブ」な展開の正当な理由になってる。
とまあ暗いハナシは終わったんであとはもう愉しくバカやるだけだ
名人もあいと八一の「式」をたのしんでいらっしゃるようで
しかしまああれだね「顔」もマトモに見られない対戦相手に
勝とうだなんて、おこがましいハナシではあろうなあ。










弱虫ペダル GLORY LINE 第11話 山王 △++







新開弟が小野田くんに猛烈なアタックかけてるねえ
「さわやかな嫌がらせ」とか、なかなか面白い戦闘能力だ
彼の小野田くんに関する評価はだいぶん正鵠を射てるかとおもう
勝負に執着がまるでなくてブラフが全然きかなくて
そして引き離してもいつの間にか追いつかれているっちゅう
気味の悪いつよさなんだろうねえ。
実際の「勝負事」としては新開弟のようにかけひきや
才能、展開もろもろで相手を圧倒して勝つってのが普通なんだろうけど
そういうものを一切否定しているような相手だものねえ
そういう「マンガ」みたいな存在が当作品の主人公なんだろう
なにせわけのわからんアニソン歌いながらほぼ最後尾から
先頭まで田所さんを引っ張っていったこともあるぐらいだ。















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メーン (アニメ感想)

2018-03-13 23:12:00 |  アニメ感想2018年・一季







ハクメイとミコチ 第9話 水底のリズム と 凝り性の染め物 △++







「友達の友達」と行動を共にしている時の微妙な空気感がうまいね
コンジュもセンも調度同じ時期に知己になったもの同士ではある
だけどまあそういう関係性を全く描かない人もいるから
作家の裁量がおおきいねえ。お互いの差異を感じながらも
それをつめ合わせることでお互いに人間(小人だけど)が
大きくなるという次第、それにしてもハクメイとミコチの
対(小)人スキルの高さの異常さだよな、2人共細かいところは
気にしないふところの大きさと愉しいことを見つける好奇心に
満ちているからしぜん色々な人や事件と出くわすことになるのね
その流れに無理が無いから、こちらも歪まずに視聴できる。










ポプテピピック 第10話  銀座ホステス探偵 △+







「オーラキャノン」は個人的には一番好きなネタのひとつw
サッカーなのに物理法則込みで全部華麗に流れを無視してるのがうまい
まあ「オーラ」とかかなり正気を失っていないとできないわな。
逆に「探偵パート」はイマイチやね、もうさんざんネタにされた
「火サス」ですもんね、そこにこれまたさんざんネタにされた
「名探偵コナン」かぶせてきてるから、ひどいことになってたw
なにがひどいって「噛みつく」ことなしにそのまんま「演じて」た
ことなのね、あのサンデーの最長漫画はそれこそ「老害」で
そこにウンコを投げなくてなにが「クソアニメ」なのか。










三ツ星カラーズ 第10話 雪すぎる △+







このハゲー!






こっちはちゃんとウンコを投げているw
雪ってなあ滑ってころぶけどそれを優しく受け止めてもくれるわけで
なんちゅうかこの「子供」のいいとこもひでえとこもある
当作品の趣旨に一脈通じるかもしれんね。
神社の神主さんとかエラい人でも「ハゲ」だとなんか説得力に欠けるねw
坊さんはそのあたり分かっていて最初から剃髪してるね
多分人は「上から」何かを言われるのが生理的に嫌いで
だからいつも「上」のヤツの弱点をさがしているのがその理由かと
ましてこどもならなおのことそれがハッキリしよう。










おそ松さん 第23話
深夜の日松屋②/ダヨーンとダヨーン/悩むイヤミさん/深夜の日松屋③ △+







「製作者」もしっかり作中にでてきて、グダってますねえw
ダヨーンに「人は見かけによらないものだヨーン」って言われたら
もう何を言っていいのやらww
「イヤミが浮いている」ってのはわかるなあ
「外国かぶれのザマスキャラ」とか今の若ェ者に見せても
「?」ってしかならないだろうねえ、面白くも何ともないわけだ
「新しいギャグ」とか天才の赤塚先生でもない人等にはハードル高いわな
そもそも「一発ギャグ」ってのがここ最近は見かけなくなったって
指摘もなかなか鋭いわな、たまに見るけど1カ月で飽きてしまうしなあ。















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人は涙見せずに大人になれない (アニメ感想)

2018-03-09 21:43:26 |  アニメ感想2018年・一季





オーバーロードII 第9話
舞い上がる火の粉 Soaring sparks of fire △+







三者三様






パーティーの構成がうまいね、未熟者と練達者と化け物だ。
そしてそれぞれに「カッコイイ」ことをしている
未熟者は勇気を、練達者は超越を、そして化け物は「世直し」で
そして彼等が活躍できる調度ころあいの悪党をしつらえるのがうまい
「ファンタジー」らしく現実のしがらみを無視して
こういう「悪の組織」の設定をちまちまつくるたのしみがあって
そしてそれがアニメーションとして縦横無尽に悪さをするのはたのしかろう
そしてその調子づいた輩に正義の鉄槌を下すのはなおたのしかろう
そういう作り手側が愉しくて、見る側も愉しいという
奇跡的なウィンウィンが「ファンタジー」では成立しうるというところが
当今のなんちゃってファンタジーブームの基盤になっているのかもしれない。











ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第9話 「ヴァイオレット・エヴァーガーデン」 △++






WORKING!!






なんというかあまりにも綺麗に「教科書どおり」の展開で
文句もイヤミも言いづらいねえ。
だって誰かと死に別れた哀しみを、仲間の励ましで乗り越えるとか
何を言えばいいのやら、ということだ。
しかしまあ「仕事」に対する崇高なまでの使命感と矜恃ですわな。
「相応の労働でいい」って考え方に切り替わりつつある
当邦の職業事情の中で敢然と逆行しているのがいっそ清々しい
と、当作品の世界観は別の国でしかも「過去」を描いているような
時代感であった、それならばそれは「当たり前」のことなのかもしれない
しかしその「当たり前」を描き出すことの異様な質の高さは
その仕事自体が「相応の仕事」に逆行しているといえよう。











恋は雨上がりのように 第9話 愁雨(しゅうう) △+







月がきれい







「旧交をあたためる」ってのは確かにいいものだね
ってのもしがらみが無くて、それでいて縁があるから
たのしいことだけやってればいいからだ、金もある程度あるから
それを使ってたのしむこともできる、という次第。
トモダチの作品に「まあまあ面白かった」という評価を下すのが
なんというかにやっとさせられるね、こき下ろすでもなく
かといって賞賛するでもなく、という間合いが納得がいく。
そして自分を良く知る人物が頑張っていたり、いっしょに遊んだ
後にモチベーションが一番上がるのが年をとってから
ボクもようやく理解したことで(恥ずかしながら)
そういうボクみたいな「オッサン」に凄く「優しい」作品なのね、当作品。










ゆるキャン△ 第10話  旅下手さんとキャンプ会議 △++







ろんぐらいだぁす






リンちゃんってソツがない感じの娘なのに「旅」にでると
いろいろとトラブルがあるのね、そこがかえって「愛される」しかけだ。
「ソロ」だとこう暗い山の中だからいろいろとなでしこ達が
かまうことで調度よいぐらいの「空気」のぬくさになるね
「ゆる四コマ」的な無条件の性善説の世界観が
「キャンプ」っちゅうものを通して、冷やしたり暖めたり
することでスッキリと澄み切った気持ちで受け入れられるという次第
それにしても中の人の東山さんがおよろしいねえ(主要キャラみんないいが)
テンションが高くはないけれど、喜怒哀楽がしっかり伝わって
そして「泣き」が入る時が最高にいとおしい。














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修行で得た力というものは他人(ひと)の為に使うもの (アニメ感想)

2018-03-06 21:39:52 |  アニメ感想2018年・一季






グランクレスト戦記 第9話 漆黒の公女 △+






「美しくない勝ち方」してますわなあ、代償はすぐに分かったしね
皇女さんが何をそんなに急いているのか、そこが気になるね
まるでヴィラールさんやテオさまがあえて有利になるように
泥をあえてかぶっているようなふうにも見受けられる。
まあ性急なのはマリーネさんだけでなくこのおはなし自体も
結構駆け足で「統一戦争」をしようとしているフシもあるね
私はそういうのは「2クール」かけないと不可能だとおもうけど
まあそれを許さない事情があるのが「現実」ってことなんだろう
今放送中の「封神演義」ほどひどくはないけど。










キリングバイツ 第8話  やばい…やばいやばいやばいやばい!! △+







爬虫類のフレンズがみなさんご退場されたとこでいよいよ
「猛獣」とのバトルに突入とあいなったわけだ。
このおはなし「バトル」してないとすぐえっちぃことを
しだすので、オジサンはとても有難いのよなあw
当作品はそういう青少年のもってる「やんちゃ感」が
そのままむき出しなんで、ちょっと憧憬があるね。
あとやたら「強さの説明」をするあたりもニヤリとさせられる
そもそも「牙の強い方が勝つ!」だものね、言うたびに
笑わせてもらってますw









スロウスタート 第9話 ゴリラのみずぎ △+







たまちゃんが言うように「乳が育つのは都市伝説」ばりの格差社会w
まあ絵を描いている人はわかるのだろうけど「乳」を
適切に描くのは結構難しいのね、ボディバランスが崩れるという。
そもそも私たちは漫画っちゅう「デフォルメ」された人物を
見ているわけで「現実」との「見え方」とは少し違う見方をしていて
特に男共は「乳」しかみないからねえwそういうとこがある。
ま、当作品はそういう「違い」を埋めるべく、オトナびてみたり
あるいは「心」のうつくしさとかでそれらをフォローしたりするのが
美質になっているかとおもわれる、ちなみに古代のローマ人は
すでにビキニを着ていたそうで、世界覇者もエロエロだったというw










刻刻 第9話 △+







「まあヒトの行く末を見とどけたい」とか確かに凡人には
理解しがたい願いではあるわなあ、一部の哲学者か
あるいは研究者が抱く「欲望」ではあろう。
でもそういう「理解不能の他人」ってのを当作品は受け入られる
ぐらいには充分「澱んで」いるのよね。
それもこれもここまで時の止まったセカイでさんざん
悪いことをしてきたチンピラのみなさんのおかげですw
そしてそれゆえに樹里ちゃんとかその性質は「普通」の
佑河家のみなさんが輝いてみえる、というところがある。










りゅうおうのおしごと! 第9話 八月一日 △+







「ラノベ」らしく女の娘にモテモテってのがあるけど
それが「将棋」っちゅう「知的ゲーム」を扱う作品で
どう消化するのかってのが当作品の見所のひとつだわなあ。
みなさん自分の持ち味を活かしてシノギを削っているのが
「勝負」といったところです。
とまっちゃんは「悪い娘」をやってもいいですねえ
相対的にあいちゃんズや銀ちゃんが「いい娘」に見えるほどに
うまいのは裏で「永世7冠」が歩夢に地味に勝っているとこやね
派手な勝負の裏で「ほんとうのつよさ」を持っているのが「名人」たる
ものの実際のように見えるしかけだ。







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3期ってどうなったの? (アニメ感想)

2018-03-02 15:58:24 |  アニメ感想2018年・一季





おそ松さん 第21話 深夜の日松屋/BANANA/ニート矯正施設 △+







なんちゅうかここまで「ちゃんと」年相応のあんちゃん
やってるのって他作品にはあんましないかもねえ
「飲み会」でテンションが上がった時の感覚とか
冷や水をかけられた時のしょんぼり具合とかのような
ふとした「感覚」を描くのがすぐれているね。
1期で「ブラック企業」についてはいじってるから
今度は「やたら横文字のテンション↑↑の仕事」的なのやってるね
「一攫千金」、みんなそんなムシのいいはなしはないって
わかっていながらダマされる、そういう温度差が
これもまたうまく描かれているとおもう。
で、最後の「矯正施設」に誰を送るかもこうなんというか
「ニート」をつくってしまった側の心理の描写がうまいよなあ
親がみんなバッサリ子供を家から追い出すならほとんど「ニート」
とかいなくなるわけで、最初の決意があいまいになっていく過程が
うまくて、苦笑いをさそう、ちなみにボクも行くなら長男のクズだとおもいますw











からかい上手の高木さん 
第8話 台風/マラソン/わき腹/未練 △+








このおはなし当今のラブコメみたくそんなに「色気」がないのね
「コミュニケーション」のほうを重視しているような印象
また、オトコノコも「イケメンマッチョ」ではないんでいろいろ
いじりやすいのが(高木さん的にも)やりやすいとこがある。
でもまあそういう「くっついている」感がすごいよな
漫画だと「キャラクター」をいじっている手前極端に対立するか
めっちゃべたべたしているか、どっちかって状態になりがちだけど
当作品は「からかい」を通して上手い具合に密着しているとおもう
「ツン・デレ」の呪いが当作品にはみうけられない。









デスマーチからはじまる異世界狂想曲
第8話 デスマーチからはじまる不老不死 △(+)







あれっすねえ「異世界もの」で「俺つえー」なんで
「ハーレムもの」のように女の娘とイチャイチャしてると
「バトル」としてのたのしみが減点しますわな
今回もシングルプレイまでなってようやく「本気」を出せるわけで
でもまあ「敵」も「リアル」な世界と繋がりがあった感のある人っぽいね
そう考えるとこういうRPGで印象に残るのってひでー敵か
かわいい女の娘ってとこなのかもしれないねえ
にしても「200階ダンジョン」とか、今時のプレーヤーは
やってくれるのだろうかw









ラーメン大好き小泉さん 第9話  山/豚野郎/背脂 △+







ラーメンを通した時の小泉さんの万能プレーヤーぶりはすごいね
「ゆるキャン△」みたいなことまでこなすw
まあ基本的にはめっちゃしょっぱい食べ物なんで「運動」的な
ものの後には摂取したくなるのはわからんでもないなあ。
「豚野郎」とか「背脂」とか説明するだけで1話稼げるねえ
本当のところはこやつらの過剰摂取は明らかに「体調」を崩すのだけど
マンガ的に「無敵」なんだよね、それがうらやましい。










だがしかし2 第8話 ロールキャンディとハイエイトチョコと… △+







ここがあの女のハウスね






サヤ師もほたるさんとすっかり仲良くなっちゃったからね
「第3の女」とかださないと、モチベがあがるまい
今までは何もせんでも「説明」してくれる人がいたからあれだったけど
今回は「素人」の2人が菓子で遊んでいたいたような印象で
これはこれで面白いやりかたかもしれん。
でもまあ年頃のオトコノコとこにねーちゃんが転がり込んできて
同居してるってのは気をもむほうが普通な気がするわなあw









たくのみ。 第8話 角瓶 △+







「亀」ってよく言われるけどあれも大分「理想」に近いね
なぜなら多くの人は「亀」の「忍耐」を有していないからで
しかもその「忍耐」が報われるかは分からないからだ。
まあそれはともかく「角瓶」ですね、言うまでも無い安定感。
「新人」としては長年愛されてきたこの「安定感」に憧れるかも
しれないねえ、まあそんな感じでこのおはなし「酒」に「逃避」
する一歩手前のギリギリ「たのしい酒」をキープしているとおもう。









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本渡上陸作戦 (アニメ感想)

2018-02-27 17:21:34 |  アニメ感想2018年・一季






ヴァイオレット・エヴァーガーデン 
第7話 「        」 △++







「代筆業」ってーといわゆる「編集」的な役割を担うわけで
マジメに仕事をする人だとハナシにならんから、そこで一幕という。
ヴァイオレットちゃんも最近は「自動人形(ドール)」としての
自分の持ち味を何となくつかんできたのか、飾り気も商売っ気もないがゆえに
依頼人が心を開いてくれるっていうのが強みになっているねえ。
そういう「愚直さ」が「ゆずれないもの」として「個人」を
見いだす契機になっているような、そういうもう絶滅してしまったかのような
「物語」の「意義」がここには甦っているといえよう。
そこには「湖の浮き葉」を踏み台にして飛翔するような無謀なファンタジーに
挑戦するようなある意味の愚かさとかつてあった「物語」への憧憬が同居している。










ゆるキャン△ 第8話 テスト、カリブー、まんじゅううまい △++







「用具」のハナシをしているだけでなんでこんなに面白いんだw
まあなんちゅうか別の「山」のハナシでもあったけど「高い」すわな
それは寒いとこでも暖かかったり、暗いとこでも明るかったり
何も無いとこでもおいしいごはんが食べられたり、そういう
人類の叡知の結実したものだから、というのは言い過ぎだろうか。
なんていうか「山」が勝手に「不便」を与えてくれるから
ハナシづくりに「人間」がやなことをしなくていいので
登場人物がひたすらのんのんしていて、いい娘ってのがよい
トモダチがまんじゅうを10個も食べてて自分は1個でいい
っていうのは高校生には我慢ならぬわな、そういうゆるやかなつながり。










恋は雨上がりのように 第7話 迅雨(じんう) △+







「雨」がガジェットとしてはもう当邦の物語事情では「死んだ」ものの
ように扱われてからだいぶんたってまたこんなに堂々と使われるのが
まあボクみたいなオッサンには思うところはあるねえ。
と、ここであきらちゃんみたいななんかこう「きらきらしたもの(JKではなく)」
に近づかれている近藤さんの戸惑いがよいねえ
さらっと「好きなモノは好き」といける強さがまぶしい
これはまあきわめて「個人的」な事情ですわな、あたりまえだけど
ケガでスポーツを止めざるを得なくなったっちゅう人生の「雨期」から
もろもろのことが「雨」によって「特別」なモノをつくりあげている
と、同時に雨によって穢れが流れていってしまっているような
そういう当話の清さがある。









ハクメイとミコチ 
第7話 樹上の梯子 と 都会的な生活 と 笑顔の写真 △++






なんか知らん「同居人」が勝手に住み着いているとか
相当大きい「家」じゃないと発生しないすね、まあうらやましい。
当話も「家具」とか「写真」とかこだわると面白い景色が
みえるものを扱っているね、そこで身の丈にあわずに失敗したり
あるいは「自然」じゃない「自分」が映り込んだ写真をとったり
なんかこう子供のころのようにやることなすこと「愉しい」
といった感覚がよみがえる作品ですねえ。










Fate/EXTRA Last Encore 第5話 祈りの弓 イー・バウ △+







「死ななかった老兵」とかほんとうにただの「老害」ですよねえ
時間の流れがおかしくなった当世界では本当に悲惨な役回りを
演じていらっしゃるような役回りでしたわな、マスターもサーバントも。
「直接戦闘バカ」をあざ笑うかのように狙撃兵と弓兵がその特性を
充分に活かして若造達を苦しめていましたねえ、現実には99%負け
なんだけど、そこはまあ主人公の補正とロマンでなんとかといったとこ
まあこの「お手軽」にカタをつけようとしている英雄譚で
狙撃兵とじっくりやり合う余裕は、なかろうけど。










ポプテピピック 第8話 飯田橋の昇竜 ~復讐のピピ~ △+







指定暴力団竹書房







原作漫画で親元の竹書房をディスっていたのはまあ当話でわかるわなw
あとユーチューバーになんか恨みでもあるんかw
これはぶくぶさんの噛みつき芸が原因ってだけでなく
そもそも「竹書房」がそういう「ポップ」なカルチャーに
手を出したことへの「違和感」も一因であるとおもう。
なにせこっちとしちゃ竹書房ってのは背中のすすけたオッサンが
ご無礼とかいいながら倍プッシュで年中麻雀をやっているような
印象だったものだから、最近の軟派路線はたしかにヤクザがシノギの
為にユーチューブで広告費を稼ぐようなことともとれなくもないね
ちなみにワタシは竹書房になんの恨みもありませんw









三ツ星カラーズ 第8話  はくぶつかん △+







この前の動物園もそうだけどちゃんと「博物館」の中で
子供達が遊んでいる感があるのがいい仕事やね
「漫画」だとその「場所」ってのが意識しにくいから。
もちろんこれは相応の労力をかけているからこそ実現しているわけで
基本「アニメ」ってのは贅沢品であるってことなんだろう。
子供だから基本的には「ずうずうしい」よね、それに
大人達がある程度応えているのがそれっぽい
また、いつも何かもらえるワケでもないのでそういう場合に
いろいろと子供なりに知恵をめぐらし、奔走するのが
カネでなんでも解決するようになったおっさんとしては
うらやましいです。













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