ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第7話 「 」 △++
「代筆業」ってーといわゆる「編集」的な役割を担うわけで
マジメに仕事をする人だとハナシにならんから、そこで一幕という。
ヴァイオレットちゃんも最近は「自動人形(ドール)」としての
自分の持ち味を何となくつかんできたのか、飾り気も商売っ気もないがゆえに
依頼人が心を開いてくれるっていうのが強みになっているねえ。
そういう「愚直さ」が「ゆずれないもの」として「個人」を
見いだす契機になっているような、そういうもう絶滅してしまったかのような
「物語」の「意義」がここには甦っているといえよう。
そこには「湖の浮き葉」を踏み台にして飛翔するような無謀なファンタジーに
挑戦するようなある意味の愚かさとかつてあった「物語」への憧憬が同居している。
ゆるキャン△ 第8話 テスト、カリブー、まんじゅううまい △++
「用具」のハナシをしているだけでなんでこんなに面白いんだw
まあなんちゅうか別の「山」のハナシでもあったけど「高い」すわな
それは寒いとこでも暖かかったり、暗いとこでも明るかったり
何も無いとこでもおいしいごはんが食べられたり、そういう
人類の叡知の結実したものだから、というのは言い過ぎだろうか。
なんていうか「山」が勝手に「不便」を与えてくれるから
ハナシづくりに「人間」がやなことをしなくていいので
登場人物がひたすらのんのんしていて、いい娘ってのがよい
トモダチがまんじゅうを10個も食べてて自分は1個でいい
っていうのは高校生には我慢ならぬわな、そういうゆるやかなつながり。
恋は雨上がりのように 第7話 迅雨(じんう) △+
「雨」がガジェットとしてはもう当邦の物語事情では「死んだ」ものの
ように扱われてからだいぶんたってまたこんなに堂々と使われるのが
まあボクみたいなオッサンには思うところはあるねえ。
と、ここであきらちゃんみたいななんかこう「きらきらしたもの(JKではなく)」
に近づかれている近藤さんの戸惑いがよいねえ
さらっと「好きなモノは好き」といける強さがまぶしい
これはまあきわめて「個人的」な事情ですわな、あたりまえだけど
ケガでスポーツを止めざるを得なくなったっちゅう人生の「雨期」から
もろもろのことが「雨」によって「特別」なモノをつくりあげている
と、同時に雨によって穢れが流れていってしまっているような
そういう当話の清さがある。
ハクメイとミコチ
第7話 樹上の梯子 と 都会的な生活 と 笑顔の写真 △++
なんか知らん「同居人」が勝手に住み着いているとか
相当大きい「家」じゃないと発生しないすね、まあうらやましい。
当話も「家具」とか「写真」とかこだわると面白い景色が
みえるものを扱っているね、そこで身の丈にあわずに失敗したり
あるいは「自然」じゃない「自分」が映り込んだ写真をとったり
なんかこう子供のころのようにやることなすこと「愉しい」
といった感覚がよみがえる作品ですねえ。
Fate/EXTRA Last Encore 第5話 祈りの弓 イー・バウ △+
「死ななかった老兵」とかほんとうにただの「老害」ですよねえ
時間の流れがおかしくなった当世界では本当に悲惨な役回りを
演じていらっしゃるような役回りでしたわな、マスターもサーバントも。
「直接戦闘バカ」をあざ笑うかのように狙撃兵と弓兵がその特性を
充分に活かして若造達を苦しめていましたねえ、現実には99%負け
なんだけど、そこはまあ主人公の補正とロマンでなんとかといったとこ
まあこの「お手軽」にカタをつけようとしている英雄譚で
狙撃兵とじっくりやり合う余裕は、なかろうけど。
ポプテピピック 第8話 飯田橋の昇竜 ~復讐のピピ~ △+
指定暴力団竹書房
原作漫画で親元の竹書房をディスっていたのはまあ当話でわかるわなw
あとユーチューバーになんか恨みでもあるんかw
これはぶくぶさんの噛みつき芸が原因ってだけでなく
そもそも「竹書房」がそういう「ポップ」なカルチャーに
手を出したことへの「違和感」も一因であるとおもう。
なにせこっちとしちゃ竹書房ってのは背中のすすけたオッサンが
ご無礼とかいいながら倍プッシュで年中麻雀をやっているような
印象だったものだから、最近の軟派路線はたしかにヤクザがシノギの
為にユーチューブで広告費を稼ぐようなことともとれなくもないね
ちなみにワタシは竹書房になんの恨みもありませんw
三ツ星カラーズ 第8話 はくぶつかん △+
この前の動物園もそうだけどちゃんと「博物館」の中で
子供達が遊んでいる感があるのがいい仕事やね
「漫画」だとその「場所」ってのが意識しにくいから。
もちろんこれは相応の労力をかけているからこそ実現しているわけで
基本「アニメ」ってのは贅沢品であるってことなんだろう。
子供だから基本的には「ずうずうしい」よね、それに
大人達がある程度応えているのがそれっぽい
また、いつも何かもらえるワケでもないのでそういう場合に
いろいろと子供なりに知恵をめぐらし、奔走するのが
カネでなんでも解決するようになったおっさんとしては
うらやましいです。