意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメの感想2015年Season4のまとめ

2015-12-31 20:35:19 | アニメの感想2015年Season4









印象に残ったとこ








ワンパンマン第9話 「不屈の正義」より
















ある意味このおはなしでフォルテッシモを叩いた瞬間かと
でも無免ライダーでは深海王に全く歯が立たない
最強のヒーローはワンパンだけど面白くないという
「弱者」と「感動」というものの関係が抉られた深い一幕だった










ご注文はうさぎですか 第7話 「甘えん坊なあの子はシャボン玉のように儚く消える」 より


















異常な再現度w チノちゃん照れ隠したりをしたり
酔っ払ったり、寝ぼけている時にかわいさがメーターを振り切るね
普段からぎゅっっっとしたいのに、それにギャップをつけるとか
もーなんだよう「妹になって下さい!」って土下座するしかないじゃん。









あとはまあ「蒼穹のファフナーEX」とか「オルフェンズ」とかいいシーンが一杯ある
「北斗の拳イチゴ味」の「ターバンのガキ」のとことか
「おそ松さん」は審議の結果失格になりましたw











声優部門







男性の部







中村悠一さん
【無免ライダー(ワンパンマン)・一瀬グレン(終わりのセラフ)・
東城刃更(新妹魔王の契約者BURST)・カラ松(おそ松さん)など】










いつもどおりの悠一兄さんや、「イタい」せりふを言わせたら
最右翼のひとりで、そしてイタいせりふが成立してるってことは
よい演技、よいおはなしだってこと。









女性の部









伊藤静さん
【九条櫻子(櫻子さんの足下には死体が埋まっている)
フローレイティア=カピストラーノ (ヘヴィーオブジェクト)
岡本舞子(ヤング・ブラックジャック)】








おねーさんにからかわれたくなったらこの人の出番だ
あと説明的なとこや説得が必要なとこで「うん」って素直に
うなづかなければならないオーラがあるね、そしてそれに逆らう快感も















OP・ED部門












talking
(すべてがFになる OP)







クラブの電光掲示板とは恐れ入ったね
「0と1」で表示できるものでありながらそれが曖昧な芸術性にまで
侵攻していくつよさが凄い、作品に対する理解とリスペクトの高さは
ノイタミナ枠の硬派なところだ






















Dear answer
(櫻子さんの足下には死体が埋まっている OP)








「アニメーション」ではあるけれど「アニメーション」らしくない処理というか
「現実」にある背景を軸にそこにキャラクターが間借りしている感じ
でも充分にアニメーションらしい幻覚も盛り込まれているというところで
このよき作品を充分にアニメーションに落とし込んだあかしがこのOPなのかもね













The Beginning
(コンクリート・レボルティオ~超人幻想~ ED)







「カワイイ」路線ではなくて「COOL」な〆方で
今期「変わらない日常系」から「いろいろ追い詰めていくハナシ」が
多かった印象だね、あの手この手でみな映像と深淵を追求していく勇気が
あるのがたのもしかったかと、この作品もそういうカテゴリ
子守歌はいらない、ってとこです













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飯を食う漫画ばかりだね (アニメ感想)

2015-12-30 02:08:58 | アニメの感想2015年Season4









コメット・ルシファー 第12話 星と少年 とまとめ △+










「ロボットを動かす」ってのは世界を強大にかつ乱暴に切り取る行為で
「女の娘」といちゃつくっていうのは世界と戯れ、いつくしむ行為なわけで
それを1つにまとめると「ロボットを動かせる女の娘といちゃつく」という結論になる
と、まあこれだけいうなら簡単ではあるな、あとは実践あるのみで
「星と星がキスする」のを止めるのが納得いくぐらいに「石の娘」と
親交が取かり結べたかどうか、ちょっと足りないかんじがあるね
かといってロボットが世界を切り拓いたのかというとこれもちょっと足りない
別にやっていることが悪いことではないのね、見栄えうるわしく
アニメーションとして十分に楽しくはあったのね
ただ、それが心にすとんと落ちるぐらいに達成したかといわれるとどうかな、と
ドモンのとこが引っかかってるんだよねえ、物語の「説明」と骨をつくっておいて
さっくり都合のために排除されたような、そんな冷たさを感じる
そういう「残酷」なのにハナシが「暖かさ」によって救うような、そういう欺瞞が
あるような気がするのね、もうちょっと余裕があればそれらが分からなくなるぐらい
消化されたかもしれないけど、かといって余裕ぶっこいてればよい作品に必ず
なるわけでもなく、なんかもどかしい物言いだけど、そういう感じとしか
言いようがないのよなあ、ただ「新しい冒険」のむずかしさよな。











櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第12話  櫻子さんの足下には… とまとめ △++








アタマのいい人はその知力でもって普通の人には見えない
様々な事象を正確に分析・断定・預言するけれども
そのメソッドはさまざま、櫻子さんの場合は「骨」なんで
まさしく肝心な所を掴まえているので「犯罪」と向き合う時
アタマでっかちな心理判断とかに陥らないのが凄みになっていたかと。
あと「ご老人」が沢山でてくるのが印象ぶかかったね
ふつう自分がそういう歳に近づかないと彼等をリアリティをもって
理解できないから作中にあんまし関わらないようにする傾向があるけど
当作品はそういう傾向に真っ正面から逆らうかのように
年配のかたがたにスポットをあてていたかとおもう
まあ不躾を承知でいうなら相対的に彼等は「死≒骨」に近いわけで
それを入れても相当なチャレンジで、そして見事に描き出していたものだったかとおもう
しかしまあ「奔放なおねえさん」っていうのは惹かれる設定ですよね
ただ、それは「ただの馬鹿」ではなくて「深い」感じがあってのことで
「知」でそれを醸造するのが古典的で、それゆえ却って新鮮だったとおもう
あと、「旭川」という舞台設定の描き方もどぎつくなく、美しいものだったことを
つけくわえていいね、美しき北の地なら確かに「死体」が埋まっているかも、とおもわせる。












俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ♥された件
第12話  不束者ですが、末永くお願い致します。 とまとめでございます △+








最後はドタバタコメディらしく、やりたいほうだいやっとったw
でもこの率直な「やりたいようにやる」なら気分がいいかもな。
一時期「お嬢様学校」を舞台にした設定のおはなしがはやっとって
こいつはそれが随分下火になってから投下された作品なんで
自分自身ではしゃがないとウケがよくなかろうというハンデがあったとおもう
まあそこを「ガチムチ」とか「ゲッツ」とか他いろいろな「ネタ」の
力を借りてうまくあっためていったような印象ではあるね。
そして「お嬢様学校」という「場」としてお高くとまった教育をひけらかすのではなくて
上記のある意味「使い古されたネタ」を真に受けるような「純粋さ」
を押し出すことによって好感度が高めに仕上がっていたとおもう
そしてその「代表」として配属された4人のヒロインもその役目を
見事にまっとうしていたといってよいのではないかと。
殊に、愛佳と麗子の友情はうるわしいものだったとおもうね
「コメディ」の名の下にこっそりつちかわれた美しいモノがボク達のココロを満足させたかと
それは太ももをこっそりと見てたのしむような
そういう奥ゆかしさの様な心映えといえんくもない(見られている側にはバレとるが)












アクエリオンロゴス 第26話 終わらない!アクエリオンロゴス 
と じゃあいつ終わるんだよ!というまとめ △(+)







さあ、馬鹿だからなんじゃないか?






「最後は漢同士が殴り合って世界を救う」とか
本当に「アクエリオン」でしたw
しかしなあ「LOVE⇔EVOL」ってやったあたりから
「ロボットが世界を救う遊び」から「言葉遊び」になってるフシがあるからね
アニメーションとしてロボットがどつき合う世界なら漢同士の決闘も
意義をもつかもしれないけど、「言葉」が「概念」を歪めてしまうような
珍妙な世界観では本当にただの馬鹿のやる行為になってしまうよなあ。
そう、「言葉」確かにこいつは便利なツールなんだよね
でも「真実(ロゴス)」からは遠のいてしまうというのは作中でも
おっしゃられた通りなのよね、言葉で深淵に辿り着くのはまた別の
むつかしさがあって「アニメーション」という他にもいろいろな武器がある
分野でそれをやるのは、「出し惜しみ」のように受け取られて、損ではある。
とまあ厳しいことばっかりだけど「若人」にまっとうな試練を与える
お話としては良質なものだったかと思うね、「言葉」とも密接に結びついた
丁寧なおはなしづくりだったかと、ただそれが「神話」にまで辿り着くような
強さがあったかというと、流石に酷ではあったんじゃないかと
その辺で陽や統・舞亜が無茶なとこをひっかぶっていたような印象はある
ただ、彼等は総じてある意味「鈍感」だからね、それらに押しつぶされるような
のがなかったのが「アニメ的」な「救世主」たる資質の持ち主であったといえよう。












コンクリート・レボルティオ~超人幻想~
第13話  新宿擾乱 とまとめ △++








「ヤング・ブラックジャック」でもそうだったけど
学生運動と社会・メリケンへの「反抗」ばかりが描かれてるね
これは怠慢ってわけではなくて「時代」の「空気」を忠実に再現した結果
ってことなんだろうとおもう。
「自分のココロの思うままに自分自身の身を切る行為をなす」っていうのはまさしく
「超人」のあり方で、彼等が「リアル」にあったようななかったような事件の
中で右往左往する様が、「政治色」ってのを抜きまくった「平成」のアニメでは
実にまあ異色の存在であることではある。
そして「異色」であることを表現するために懐かしいような、スタイリーな画での
活劇は見事なものであったとおもう、1話で大体完結する形式だったけど
大概満足のいく速度がでていたと思う、政治の側も超人の側もみんな
やりたいことを乱暴にやっていたから、見栄えはいい
超人が「ヤバい」力を有しているけどそれを「人間」として「抑止」
しているところが物語の原動力になっているね、そこになまなましい苦悩とドラマがある
でもまあ実際に「学生運動」に参加していた人達が仮にこの作品を見たら
どういう感想を抱くのか、ちょっと興味はある、ありえないことだけど
彼等には「超人」も「あしたのジョー」もいなかったのだから。










ご注文はうさぎですか?? 第12話 宝物は君の決定的瞬間 とまとめ △++






シスト≒Sister





「奇跡の一枚」からハナシが転がっていくね
ふだんのやかまココアから不純物(そこも魅力だが)が一切取り払われて
「女の娘」としての魅力が切り取られたそういう出来映えの一枚。
妹分達とありそうでなさそうな木組みの街を冒険
こうやってじっくり見るとよく造り込まれた街並みだよなあ
下ごしらえば万全で、「奇跡の一枚」が常時あるような贅沢
そうね、なにも足りないところはない、これでBEST
だからココアが「姉としていたらない」と自分を卑下した時にチノが怒るわけだ
「反省する」と「怒られる」というのはまことに奇妙なはなしではあるけど
ここでは「失敗」することが「成功」であるかのように価値観が
見事に逆転しているのね、美しい街並み、優しいキャラクター
そう異邦人が旅をして歓迎されているかのような、そんな価値観の逆転だ
それは「成功」を目指して灰色な毎日を送っているオルフェンズなボク達にとって
実に甘美なティータイムであるにちがいない、目にしみるぐらいに。




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作画・シナリオ崩壊とのギリギリの攻防 (アニメ感想)

2015-12-26 16:56:02 | アニメの感想2015年Season4







学戦都市アスタリスク 第12話 「グラヴィシーズ」 とまとめ △+








「重力使い」とか身も蓋もなくて、いやな相手だよね
大体「全方面バリヤー」と「拘束攻撃」を持っていて
当邦のオトコノコが得意な「素早い動き」と「なぜか死なない」では
対処しづらいとこだ、と同時にそれは「アニメーション」として
華麗に勝利するのがむつかしいことも意味しているともいえる
結局は使用しているデバイスの「不思議パワー」で勝利したみたいだけど
「不思議パワー」はなんでもできるのね、ただ説得力を欠くだけで。
まあそうやってアニメーション的にも「厄介者」である「重力使い」を
排除してとりあえず一息ついたって感じではある
逆に「アニメーション」としては綺凛ちゃんとデュエルしてた時が
一番見栄えもよかったし、なによりかわいい後輩だからねえ
彼女が話にからんでくるのが収穫だったようにおもう
こんな感じで女の娘とからんでいる時は楽しくて、自由で
そして「戦い」とか「動機」とか「政治」とかそういうのを
扱う時のわずらわしさがまあいかにも今日日の「学園バトルもの」の
典型のようで、そこまでなら合格点で、同時に課題があるということではある
まあそこで終わったとしても銭的には「モトはとれる」いうのが
いやらしいオトナのそろばんだけども。











対魔導学園35試験小隊 第12話  限りなき願い とまとめ △(+)








キセキのやっかいもの







「雑魚小隊」っていうふれこみだったけど今もそれを信じる人がどれぐらいいようか
あれですね「学園モノ」を衣にしてどれぐらいガチな「化け物退治もの」が
できるのかということに草薙タケルくんともども
チャレンジしていたようなそんな印象ではあった
彼等が「雑魚」に見えるのは「学校」という枠の中のことで
「現実」の「化け物」と対峙してればそりゃ相対的にタケル達も「弱者」に
見える寸法ってやつなのだとおもう。
とまあそこまではいいし、提示された「化け物」もなかなかの質量だったのだけど
それを「調理」するメソッドがまあ大概レリックなんちゃらによる不思議パワー
ってのが味わいを大味にしていたような気はする。折角「魔術」的な
いろいろうんちくをふるえる素材があったのだからそれでもうちょっと
「ややこしい」ことにしていけばもっと楽しいものになったのではないかとおもう
しかしまあ「女の娘を苦しめてそれを救って女の娘をゲットする」っていう
マッチポンプ的なおはなしを僕等は延々とたのしんでいるよなあ
それはあのホーンテッドの変態野郎とどこが違うのか、ともいえよう。












落第騎士の英雄譚 第12話  無冠の剣王 II とまとめ △+








「ラスボス」を「一撃」とか潔いね、その方が戦術的にも分があったし
何よりアニメーション的にも助かるw
ま「一瞬に全てを賭ける」という特殊な行動だったんで
アニメーション的にも劇画的に違う画を提示できたんでそこがうまかったとはおもう。
「剣」の戦いでは「一撃」で勝負がつくこともあるのだから
「剣士」としては今期では双子のような設定の「アスタリスク」よりも
初志貫徹したような気はするね、同時にヒロインに対して操を貫くのも
今時めずらしいぐらい律儀に果たしてきたような気がするのも相違点ではある。
一輝はあれですね上記の作品で女の娘が背負っている苦しみを全部一人で
引き受けているようなそういうマッチョな感じがあるね
ふやけきったラノベ的設定世界に降臨した先祖返の異端児みたいな、そんな印象。
ただこの「時代錯誤のサムライ」でなければ数々のインチキな対戦者を
さらなるインチキで打倒することに説得力を持ち得なかったのは確かだとおもう
そういう意味でスタイリッシュで、特異な作品だったかと。











緋弾のアリアAA 第12話 二人のA とまとめ △(+)








この作品「偉人の子孫」っていう便利だけど超足枷の設定があって
いつも「こんなんが~の子孫なわけねー」って批判にさらされるおそれがあって
そのせいで前作はあんまし無茶ができなかったような印象があったけど
「最弱」っていう主人公にしてようやく作品の「雰囲気」とバランスがとれたような
そんな感じがある、ここになら「お姉様~」なキャラや金髪高笑いキャラも
生きていけるような「空気」ではあろう、そしてその延長なら
ラストの「ロボット」相手のあの乱痴気騒ぎも無難なとこで
かつ橋の上の戦闘劇(アリアとの試験も含む)はなかなかの見物ではあったとおもう。
まあでも「最弱」たるあかりも結構難しい設定だよね、格闘能力は高めだけど
銃器は急所にしか撃てないから使用不可、ドジっ娘傾向があるけれど
変な電気の特殊能力つきとか、ハナシの都合に応じて使用できるけど
どうも説得力に欠ける改造人間みたいな設定ではあるね
それは「ありあまる力」によって生み出された「外典」のハナシではなく
前作の「弱点」を補う為に産み落とされた「補典」の仔の
悲しい宿命と言ってやったほうがいいのかもしれない、それでも1つの作品にはなろう。












終物語 第12話  しのぶメイル 其ノ陸 とまとめ △+








こんだけくどくどと下準備して「1タッチ」でカタがつくあっけなさよなあ
「先代」にとってみりゃ100年来の愛憎の末なわけで
ま、こうやって何かすりゃどうにかなるってのが救いなのかそうでないのか。
いろいろと「過去」が追っかけてきて、こよみんとか忍とかの内面を掘り下げたねえ
こよみんは「自分の正義」に従って、いろいろとありえないことをしてきたわけで
その異質さ加減ももう大分皆さんご理解されてることとおもう
つーかそれが嫌な人間がこのハナシを今更視聴しているともおもえないしね
にしてもいろいろな人間(主に女性)に信頼されたり好かれたり愛されたり
恨まれたり怒られたりからまれたりするようになったねえ
当初の「1On1の会話劇」でまるっと1本消化するのとは趣が変わったことよな
人間が大きくなって、関係も広がって、負担を分担したりもできるようになって
一方で別のやっかいごとも舞い込んでくるようになって
ちゃくちゃくとオトナになる準備をこなしているような感じですね
それはそういうものなのだろうけど、なんだろう、あの「無駄話」以外に
やることがなかったころが懐かしくも感じるのよね
え、もう一回見てみればいいんじゃないかって?うーむそれもいいかもしれない。
































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一人すき焼き (アニメ感想)

2015-12-23 11:23:54 | アニメの感想2015年Season4






うたわれるもの 偽りの仮面 第11話  皇女の火遊び △+








夜泣きうどん







なんか偉い人のお戯れに付き合うとは人がいいこったねえ
まー勘ぐるならそれができるぐらい国家として「余裕」がある
って考えていいのかもな、前作だともうちっと「真面目」に
「国」と関わっていたような気がするしな。
そういう「リアルな政治」から離れて「火遊び」をたのしむのが
ゲームにおける主流な流儀なのかもしれん
妙に推してる「ホモあそび」もそういう当世の流儀にのっとった一環かと。
アクアプラス的には「ガチな恋愛」ものも提供してきたわけで
そういうのを踏まえるとこれぐらいは本当に「お遊び」といえよう
つーか全然色っ気がないもんね、じっくりときてる。










アクエリオンロゴス 第25話  集え!明日を望む声 △+








DIVA特製社員弁当








「歌劇」に「禁断の敵味方3身合体」とか「アクエリオン」の真髄を見たかんじ。
もし「マクロス」とかでやったなら「ふざけんな」ってなるだろうけど
「まあアクエリオンだしなw」で済ませられるのがいいところだw
こんな感じで「コンセプト」を重視してけっこう自由にやるのが
当作品の長所であり、それは「ロゴスが顕在化する」ような
インスタントにふっとんだ事態とも照応しているといえよう。
オトコノコがヒロインになみなみならぬ想いがあるのに
いざ喧嘩しだすと「お前は黙ってろ!」ってなるのもまあらしいよw
愛してるのに、普段はつっけんどん、「本音」をオトコノコが発露するのは
乗り物に乗っている時と、女の娘に跨がっている時と、死ぬときだけだ。
って感じでほとんど「全部」出し切ったけど、さてあと1話残っている
その「最終話」が「出がらし」になるか「新しい神話」になるかという興味。











進撃!巨人中学校 第12話 進撃!巨人中学校 △++!








チーハン







「チーハン」をめぐって本編の「パロディ」をごりごりに
ねじ込んでくる豪腕ぶりが素敵だ。
その「パロディ」も「縮小の言い訳」ではなくてがっつり
本編の映像力を再現したものだから、さすがに見られるね。
エレン達「人間」が校長室の箱庭に収まるぐらい「小さきもの」で
あることが当作品のモチーフであると同時にこの「パロディ」で
縮小再生産されたものであることの意識そのものともいえよう。
そうやって人間を物理心理的に「困難」におとしめることで
わずかな「反撃」にすらココロが揺さぶられるという手法だ
その目標が「自由」であれ「チーハン」であれそこは変わらないだろう。










すべてがFになる THE PERFECT INSIDER 第11話  無色の週末 とまとめ △+








干ししいたけ








人を何人も刺し殺しておいて
「分からないことがあるから優しくなれる」とかご冗談でしょうw
まあそんな俗人の「些末な」ツッコミとかどうでもいいのね
「理」でもって「常識」とか「ミステリィ」の枠そのものを
おし越えること、そういう快感に満ち満ちていた作品やったね
それは小さい頃に「名探偵」ってものに初めてふれてその理知に
圧倒されるような気持ちをオトナになって追体験するような感覚。
西之園さんと犀川センセの思い出語りがしっとりとしていてよい
ただならぬ時間を共有してきた人間同士の静かに籠められた想いが
はしばしに感じられる、ミステリィ的にガチガチに攻めてくる合間に
この2人の大切だけど、何でも無いコミュニケーションがあって
凡人としてはそこに救われていたような、気がする
あの変なTシャツとともに。










ゆるゆり さん☆ハイ! 第12話  満開桜に浪漫の嵐 とまとめ △++








桜咲き、桜散り、明日もいい日と歌うよ







8本の柱+をそれぞれシャッフルしてるだけで
ハナシがまわるようになっているのだから
「あかりの目立たないネタ」からけっこう遠くに来たのかもねえ
キャラクターの個性がちょっとづつ掘れてきてるねえ
櫻子とか扱い方がわかってきて、京子が取り仕切るのとは違う味わいになる。
結衣とか綾乃とかは少し素直になったかもしれないね
そういうキャラクターを理解する速度が現実の人間を理解する速度と
同じぐらいゆっくり、確実に(しかも楽しく)つきあえるキセキがうれしい。
なんだろうね「ちゅーがくせい」って、自分の娘のような、恋人のような
どれでもあるようでどれでもないような、そういうおぼつかない存在が
あるようなないようなおはなしを夢のように繰り返して
ちょっとずつ確実にボク達のココロに住み着いていく、そういう存在。













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お嬢様学校で「ゲッツ」が大流行 (アニメ感想)

2015-12-19 15:15:48 | アニメの感想2015年Season4






機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ
第11話  ヒューマン・デブリ △++







紅茶と血






自分達とほぼ同じ境遇の少年達に襲われるとか、よいね
そこに弟がいるとか、たたみかけてきますなあ。
まあ逆に言えば諸条件をクリアすれば彼等も「家族」にできる
チャンスがあるということやね、ケンカしてても仲良くなれるのが
オトコノコ同士の友情ってなもんだ。
いっぽうで地球、それも富裕層じゃあ紅茶をすする余裕がにくい
でもこれぐらいの「現実」はちょっと前までは当然のこととして
皆が認知していたことで、それがきょうびのアニメでは不要的な「つらい現実」が
また息を吹き返して目の前にある事実、そして死にかけたタカキが
助かったことへの素直な喜びがあるなあ。










ヘヴィーオブジェクト
第10話  二人三脚登山は命懸けで イグアス山岳砲撃戦 I △+










若人だからね、「油っぽい肉食いてェー」って気持ちはわかるw
まずいレーションとピンナップの尻じゃココロが満たされないわなあ
まあそんなかんじで「戦場」でも人間らしい生理があるのは当然で
そこに救われたりするってのはあるねえ、のんきに茶を御馳走になったりな
「特殊工作兵」的なあつかいだから世界中いろんな所に引っ張り廻されるのよな
そこではさまざまなシュチュエーションや
オブジェクト(兵器としての意味だけにあらず)があって
どうかすると「旅番組」的なライトノベルのようなたのしみがあったりする
まあこの安心感は「戦争」ものとしてはどうかともおもえるが
そもそも「リアル」な「戦争」を視聴者が望んでいるか、疑問があるしな。











俺がお嬢様学校に「庶民サンプル」としてゲッツ♥された件
第10話  前から気になっていたんだけど、ゲッツってなんなの? △++








あの黄色いジャケットがズラーっと並ぶと、壮観ですなあw
しかしまあ「歪みねえ」よりこの「ゲッツ」に対するアプローチがなかなか面白い
「リアル」ではもう「死んだ芸」として見向きもされなくなったのが
「お嬢様学校」が舞台の「アニメ」で息を吹き返すというのが
「間合い」がうまく読めている気がする。
なんちゅうか「一般社会」で流行っているものが「学校」っていう
小さい社会の中で拡大再生産されているのが当邦の流儀で
また「小さい」からこそそれはより迅速にかつ深く浸透するってのがあるかもね
一番迅速に染まる愛佳がヒロインっぽいのはそういった理由もあろう。










おそ松さん 第11話  クリスマスおそ松さん △+!







しーねしねしねしーねしね






のっけから嫉妬でゾンビ化した壊れぶりがまあ、言葉を絶するww
カップルに対するからみかたとかがリアルで嫌すぎるねえ
あれっすよね国民的な「生殖行為の日」みたいな行事になってて
その中であぶれモノがでるのが「平等な国民」としては苛立つわけで
でもまー無いモノは無いのだからしょーがないよねー
「マッチ売りの少女」とかがリアリティを持つのはこの日ぐらいなんじゃないか
そういう意味でも「持つもの・持たざるもの」が同質性を旨とする
当邦では珍しく顕現するという意味合いにおいて特別な日ではあるのよね
まあそういう日をサンタさんまで含んでめためたにしてしまうのが
お粗末さんのスタンスだね、ちょっと前までは「絶望した!」っていいながらやってたことだ。











ご注文はうさぎですか?? 第10話  Eを探す日常 △+








すべてがEになる






なんちゅうかこれで「高校生」なんだからびっくりするわな、今更だがw
リアルな「高校生」って意味合いではなくてある特殊な表現媒介における
恒常化した特殊な「設定」的なそういうものなんだろうねえ
ま、当作品は「学生」らしくないのは確かではあるな
ただ「学業もできない程の貧困の子供」ってなるとオルフェンズになるから
この不思議空間を構築するには
「労働者のようで労働者でない、学生のようで学生ではない」っていう
微妙なラインを維持する必要があるわけで
「いろんな部活をエンジョイする」ってのが成立するには
「部活」に捕らわれていない毎日が必要だってことだ。
オトナになった青山ブルマさんが小説家なのもその延長にあるからといえよう
あと「明日遊ぶイベントがあるから今日がんばって働こう」って人と
そうでない人の差があるのがちょっとリアルではあるな。











新妹魔王の契約者BURST 第10話 果たすべき意思の後先 とまとめ △







なんちゅーか本格的に魔界で「戦争」とかってなると
戦闘や設定の処理に追われて肝心の「調教」に手が回らないとこがあるなあ
しかもハーレム状態になってきたから一人あたりに時間もとれないという
最後の最後ようやく「ご褒美」にありつけると思ったらその時間もないのが
まあ象徴的ではあるね、名瀬のアニキあたりにそのあたりのさばき方でも
教授してもらうのはどうだろうかw
まあなんちゅうか「義務」ってのはあるな「物語的」な
ハナシがどんどん大きくなってこまごまとしたことや尻とかに
かまけていられなくなるような、そういうダイナミズム
「学園モノ」の典型のような当作品が一昔前のテカいホラばなしに
つきあって随分苦労していたような、そんな感じではある
それは当邦における「色恋にかまける時期」と「そんな暇がない労働者」の
断絶とも置き換えてしまっていいのかもしれぬ。


















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知ってる成人漫画あがりの漫画家が増えてきた (アニメ感想)

2015-12-14 21:09:49 | アニメの感想2015年Season4






緋弾のアリアAA 第10話 ファーストミッション △(+)








夾竹桃の花言葉は「危険」







シリアスなとこはほぼ全部キョウちゃんに押しつけたようなカタチよな
「頭脳犯」なんで当作品の志向しているところとはいささか異なる相手
ことに「毒」はイカんね、あれは本気をだせば人があっという間に
死ぬるから、ある種「銃」以上にむつかしいのよね
まあ当作品らしく「なぶる」ぐらいまでその威力を弱めて使用して
ようやくあかり達にも勝ち目が見えてきそうだけど
逆に言えば「何かを弱めたカタチ」でしか作品を動かしていけないのが
当作品の弱点ともいえよう、まあこんな見解はいくら裏切ってくれても
かまわないのだけど。










すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
第10話  紫苑色の真実 △+







たった1分






「バーチャル」とかすっかり言わなくなりましたよねえ
あんましにも期待を裏切る「もうひとつの現実」ばっかし提供したものだから
すっかり言葉の価値が暴落してしまったね、今は「ネット」
とでもいっておいた方が通りがよいかもしれない。
15年密室と1分間の穴がロジック主義者の最たるもので
その謎が解けずくやしいなら「リアリティがない」と口ずさめばよい
でもまあ「時間と空間」をコントロールすることは小説なり
漫画・アニメなり創作の世界では「当たり前」のことで
四季鏡さんの「過去・現在」がいりまじって事態をややこしくしていたのも
そういう「当たり前」のことを慎重に吟味するととたんに
ややこしくなるというそういうことだったりするわけで
そういうところが「理系的発見」のようなうまみと言っても
いいのかもしれない、それが「物語的うまみ」になっているとも。










終物語 第9話  しのぶメイル 其ノ參 △+








すべてが15年前に繋がるのか、かくしてすべてはFになる、と。
このおはなし、「小説」らしくオトナ達(と扇ちゃん)がわけのわからんことを嘯いて
そして「ラノベ」らしく若人達が「戯れ言」で場をつなぐという
いいとこどりの設定で、今回はとみにそれがロコツだったとおもう。
臥煙さんがありがたーいお話をしている間も神原がカラダを動かさないことが
ないのが視聴者にも助かるね、有難いおはなしも長いと辛いから
たまに体操をえっちらおっちらとしたくなるもの。
あやつアララギも女の娘も大好きだから、からませやすくて
非常にべんりな後輩になってるね。











櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第10話  蝶は十一月に消えた 前編 △+









なんでしょ、先週の優しい櫻子さんとはうってかわって
随分結論をやっきになって求めているねえ
「愛情」なんて曖昧なものが相手ではなくて「黒幕」っていう
人間がいる時の対応とでもいおうか
まあ「人間」ですよね、植物のように無害なら平穏無事なまいにちも送れように
最も凶暴な動物ですからねえ、ただ日々を送るだけでも大事件だったりする
今回は(以前も)「蝶」がキーワードになってるね
ちょうど「動物」と「植物」の間ぐらいのいきものだ
「暴力」とはおおよそ縁がないけれどその両方の生物の間を
美しく飛び交って、罠にはめることもある
おそろしきヤツでもある、この知的なおはなしには相応しい
偶像ではあろう。











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「胸がもう少し隠れていれば、違った結果になったかもしれない」  (アニメ感想)

2015-12-10 00:15:23 | アニメの感想2015年Season4






対魔導学園35試験小隊 第9話 第35酔いどれ小隊/クレイジーサマータイム △(+)









「水着」や「温泉」ってのははばかりなくやるけど
「酒」に関してはマチマチですよね
最も手近な「グレーゾーン」としてそれは僕達を魅了する。
アニメーションとしてはあるいみ手抜きですよねw
まあもともと「かっくらうだけで別世界」っちゅうお手軽さが
こいつのいいところだがw 
まあ当作品の「黒いモノ」を取り扱うときのインスタントさと
照応しているといえよう、あるいは当邦のラノベ事情ともだが。












落第騎士の英雄譚 第9話 皇女の休日 △(+)









「羽目を外す」ってのもなかなか難しいですよねえ
「剣術バトルもの」としての「休日」ってことなんでしょうけど
「それが恋人とイチャつくこと」っていうのは定型かと。
ただまー随分強引に「そういうところ」にもっていこうとしてますよね
剣術バトルの時のおしゃべりさ・行動力と比べるとまあ
そのギャップに呆れるってのはあるな。
まあ「性欲」ってのを「リアル」に描くことはそれはそれで難しく
まあせいぜい規制コードに乗っ取った「お約束」で妥協しておくのが
無難ではある、「おそ松さん」ぐらいなんじゃないのか
「S○Xしたい」とか言っておもしろいのはw












新妹魔王の契約者BURST 第9話 見果てぬ夢のその先に △(+)









「自分でも抑えられない隠された力」とか「心の中の世界」とか
キリキリするような展開だねえw それを「デカブツ」で解決するという
まあなんともおぼつかない状況で、力業さ加減は最高やね
その上さっきまでは「格闘大会」とかやっとったもんね
一時期は覇権をとっとった設定だけど酷使したせいで
すっかり聴衆からは呆れられたそれらだけどまあこんだけいっぺんに
詰め込むと呆れるのを通り越して笑ってもいいかも
モブの魔界の住人の皆さん容赦なく消し飛ばされているけど
そういう人等にもバサラとかが必死に守ろうとしている「家族」とかが
いるだろうにね、その少年誌的な視野の狭さもまた懐かしい。












Steins;Gate  第23話 (β) 境界面上のミッシングリンク △++!







はじめまして、牧瀬紅莉栖です。どうぞよろしく。







律儀にこの「再放送」を視聴してきた人たちにはこの
やるせないラストは容認できまいなあ
逆に言えばここだけぽっと視聴するか
あるいは耳ざとく「改変」があったことを聞きつけた
この作品のファンにとっては「可」ではあろう
「再放送」というものが「再編」であるとよく認識している
製作者からの挑戦状といったところだ。
紅莉栖が「死にたくないよ・・・」と言う
当然誰だって死にたくはない、ただこの残酷な世界線では
それこそ「イベント」のように人は死んでいくので
(なにせ後々戦争で50億も死ぬらしい)
その中でその無念さを伝えられるのは「特別」であるってことだ
こう言い換えてもいい、彼女こそ「(悲劇の)ヒロイン」だと
それを救うための話が「継ぎ足し」されることもまた可能かとおもう。












櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第9話 お祖母ちゃんのプリン △++









優しさの理由







なんだろうねえアタマの悪さを「優しさに理由はいらない」的に誤魔化す
当邦の欺瞞の事情は、こうやって人の心の機微を整然と伝達されて
素直に納得して気持ちよくテレビの電源を切られる作品に比べるとその差に愕然とする。
「知性」がつぎつぎに「目に見えないモノ」を発見する様に
それを端正に語るその演出に、「すっごい感動した!」みたいな
馬鹿みたいなエモーションとは全く異なるしっかりした手ごたえがある
それは「推理小説」が発見した特別なモノであって
それが当作品において見事に「蘇って」いるといえよう
それは死体を転がしてそれを弄って遊ぶ下品なたのしみとは別種の
上等な仕事といえよう。




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「ワンパンマン」と「アンパンマン」を間違えて録画する (アニメ感想)

2015-12-03 20:44:20 | アニメの感想2015年Season4






すべてがFになる THE PERFECT INSIDER
第8話 紫色の夜明け △+








スク水にラムちゃんにハムエッグに散らばったジグソーパズル







媚びてるようで、媚びてないね、これは「足りない」のではなく
「方向性が違う」ということ、最初から視聴している人はこの感覚に
もう馴れてきているころだ。事件の「説明」ばっかしていると
「エンターテインメント」にならないから、こういう
「羽目外し」が小説としてうまみがある部分ともいえよう
主題の「骨」に対して「肉」のようなちがいと言ってもよい
あるいはこの事件そのものが全てが
世界が0と1で構成されているような世界に見える真賀田四季という
天才少女による「羽目外し」なのかもしれないけど。











機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ 第9話 盃 △+








給料日・休養日







「カネが入ったんだからパーツと酒と女に使うもんだろ!」って発想が
若人がスマホゲーに課金するご時世ではかえって新鮮かもなw
こういう蕩尽は「本能」にちかいところの消費だね無駄使いは百も承知で
でもその味がまったく分からないのも面白くないかもな
「明らかに少年達とおもわれるキャラクターが酒を飲んでいる」とか
グダグダいう輩がでるかもね、ほかにもオッサンが葉巻ばんばんふかしたり
いろいろ現代的「清潔感」に叛逆している当作品。
「ミカヅキ・オーガス」より「三日月王牙」に親近感があるってのは
なかなか面白い、カタカナネームの近未来設定のおはなしで
「漢字」が出てきたときの日本人としての安心感はあるもの
いろいろと「生の感情」に触れられる作品ですね、勿論「血の味」も










櫻子さんの足下には死体が埋まっている
第8話  託された骨 後編 △++








それは、お前の手に負えるものではない







「足の不自由なご老人の昔話」を説得力をもって引き出している時点で
まあ当作品の地力が知れるわな「ケルト型の足指」から一気に持って行くね
こういう「年齢・流行・立場」を越えた知力に関する話題ができると
さまざまな世界を描き出すことができるわけだ
「道ならぬ恋」っちゅう言葉はもう古びて若人にはピンとこないかもしれないけど
その内容はまあかなりの粘性ではあるわけで、ドライな現代人からすると
この情念にたくす強さの違いにはおどろかされるね
なにせ「腸(はらわた)が断たれるつらさ」だもの
でも、これもちょっと昔だったら「リアル」に受け入れられるハナシだったのかもね
あるいは国の外にいけばこういう世界があるわけで
「骨」っちゅう「人間」を構成している基本的なものを楔に
脳ミソが拡張していく感じがある、こういう本を読んでいる時の
基本的な愉しさが味わえる作品がずいぶん少なくなったなあ。











進撃!巨人中学校 第9話 甘夏!巨人中学校 △+








「はがない」でもふれていたけど「金髪の娘の浴衣姿」ってのは
漫画やアニメーションにおいてもおいしい議題ではあるわな
しょっぱいのと甘いのが合わさったようなうまさとでもいおうか
それに「祭」だからね、彼等異人も「いてよい」って空気がある。
アニを零れた汁からかばうベルトルトが地味に格好良い
これ本編だったら「血」を伴っていたろうから、よかったw
「チーハン」の旨みの世界よな。










コンクリート・レボルティオ~超人幻想~
第9話  果てしなき家族の果て △+








千年家族







「興味があるものは人格なんて無視して徹底的に解剖して邪魔になったら抹消する」
って発想がアメリカさんらしいとおもいますw
「何をどうしても絶対に死なない」ってのが「まんが的に中途半端に死なない」
って設定が蔓延っている当邦の物語事情では異質な存在かと。
まあもうこういう「サザエさん」の世界にしか存在しないような「家族」が
目の前に提示されている時点で「異常」なとこではあるわな
ちょっと前までは「当たり前」だったことがその知識が薄れてくる中で
提示されると目が醒めるようにハッキリとその正体がわかるってとこで
「神化」という「なんとなく知っている知らない世界」の連中を真ん前に
出されたときのココロのざわめきようが、また懐かしい









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