意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

黒歴史に学ぶことが大切 (アニメ感想)

2015-01-13 14:41:55 | アニメの感想2014年 冬










幸腹グラフィティ 第1話  ほかほか、じゅわっ。 △++










ひとりでたべるごはんはとてもおいしくない










「美術志望の2人の女の娘が餌付けを通して仲良くなってく」とか
なんか聞いたことあるような設定ですねェw
盤面に登場人物2人を据えてその掛け合いで進んでいく形式に関しては
流石って感じですね、淀みなく進んでいく
サトリナさんが「いいお姉さん」役で、それだけでセロトニンの
分泌が促進されるなあ、そしてやっぱり肝心の「お食事」のシーンですよね
乙女の口元、汁気と色気に賭けてるね、そういう「演出」で「3次元」に
差をつけているのが確かな意識だとおもう。
「食」を通して「幸福」っていう「目には見えないもの」を可視化する
というシンプルな目的が、色彩と演出によってあふれんばかりやね
視聴者にも「幸せのおすそわけ」をしているかのようだ、有難いことだけど
できればこっちにも夜食にうどんといなりもお裾分けしてほしいw














アイドルマスター シンデレラガールズ
第1話 「Who is in the pumpkin carriage?」 △++









零時迷子









>OP







「お願いシンデレラ」、ですか。なんちゅうかきまりが良すぎてこわいw
「出だし」としてはもう申し分なくて、こういう意識の高さが
「人気者」を扱う態度かもしれんねえ。







いきなりだがアイドルの卵ではなくてプロデューサー(P)さんについて
武内さんだっけ、あの人がよいね。強面だけど仕事が真面目で
誤解を受けがちだけどそれを糧に仕事にできる我慢強さがある
この人なら多くの視聴者の代表として信頼されそうだとおもう。
あとはもう手持ちのシンデレラの卵の魅力をうち出していくだけだね
変なことはいっさいしていないけれど半端じゃない質の高さの作画です
率直にアイドルになりたい娘と「アイドルなんてキョーミないです」っていう
これまたアイドルものの定番の設定のふたりのやりとりが
桜の木のたもと、瑞々しく描かれているね、何かがはじまる
そういう予感に満ち満ちたひとまくで出だしでもう王者、いや王女の
風格をかんじさせる。














蒼穹のファフナー EXODUS 第1話 「来訪者」 △++










だんだん「鬱展開」にもっていくのではなくて
出だしの時点でもう「鬱」を吹き飛ばさざるをえない人類の切迫ぶりが
まあ当作品のもち味ですね、「気分」に浸るような余裕はねえぞ!ってかんじ
竜宮島は平和だけどそれだって「勝ち取った」ものであることは
前期を視聴していた人はよくご存知のはずで、それゆえに島の
平穏なやりとり、ことに前期のキャラのそれには思うところが深い
そうでありながらやっぱりロボットものらしくややこしい設定や説明もあり
それらを出だしの慌ただしさとともに非常に上手に提示されていたかと
この上質な「本能を煽られている感」ももう10年も前のことなのよね
ただ、その精神は未だ顕在であることを感じさせる1話目だったかと。













艦隊これくしょん -艦これ- 第1話 「初めまして!司令官!」 △+









視聴前の期待度は相当高そうではあるね、「スマホゲー」なんで
そのまま「アニメ」に出来るような豊富な素材があるわけではなさそうなんで
そこにアニメーションの制作側の腕の見せ所がありそうなんだけど
ゲームプレイしている諸兄はいかが御覧でしょうか。
ゲームノンタッチ組からすると最近ウケていた「女の娘と兵器もの」の
よいとこを踏襲しているような印象を受けましたね
ファフナーのような「戦争中!」っていう逼迫感はないけれど
愛でる分にはまあ申し分ないかと、といったところ
「人気があるからアニメ化した」と「アニメで一層魅力が増した」でいずれになるかは
これからのおはなしになりそう、この作品のデキの善し悪しで
これから「スマホゲー」原作の作品の印象が決まってしまいかねないので
そういう意味でも過剰なプレッシャーがかかっているのだろうねえ。














デュラララ!!×2 承 第1話 「百聞は一見に如かず」 △+










ブクロではよくあること








「群像劇ですよ、プロデューサーさん!」ですね
有為の人はいっぺんはやってみてそしてあまりのハードルの高さに
断念してしまうというアレだ。なにせ「物語の勢い」がぶつぶつに
切れがちだし、そして最後に上手く撚り合わせる構成力が要るのだから
当然っちゃ当然といえる。
まあそういう「混沌」を前提としたおはなしで初見さん向けに
代表的な「都市伝説」の首無しライダーさんを中心に据えて
少年少女に散歩がてら案内をさせるのはありがたいことではある
機動隊にバイクで追いかけられるのを「馬」になって逃走するとか
ちょいワル的愉しみと怪異譚の味わいがいっしょくたで、おいしい。
セルティさんも随分露出度が増えましたよね(いろんな意味で)
彼女「首の無いヒロイン」って枠だったらぶっちぎりで
人気ナンバーワンだろうねえ、オンリーワンかもしれないがw
ワゴン4人組の読みあさっているラノベが時代の変遷を感じさせて
ちょっと思うところがある、っちゅうか中の人の梶さんとか中村悠一さんとか
アニメだと主演してるラノベを読んでおるw















アルドノア・ゼロ(第2期) 第13話 
眠れる月の少女 —This Side of Paradise— △++










やっぱり皆死にましたー⇒やっぱり生きてましたー
ってのをしれっとやるのにまずは呆れるというか(誉めてる)
「反骨精神」っすよね、みんなが「正義」っておもうことに
異議を申しつけたい、その最初の精神。
その展開は「2期」の切り出しとしては申し分ないねえ
とともに主要キャラの立場やあり方が変わったのも鮮やか
「サー」スレインとか「好戦派」のアセイラム姫(偽)とか
「キャラ」が「戦争」の巨大なうねりの中でころころ変わる様を
見るようで、そういう世界観にいるってことを納得させる
そういう中でイナホくんがまったくブレていないのが凄いね
「彼の知性と理性こそ「絶対零度」にちがいない。














聖剣使いの禁呪詠唱(ワールドブレイク)
第1話  転生せし者 △











なんすかねこの「すっぽんぽん」なハナシw
いや女の娘の露出が多いとかそういうのでなく(やっぱり多いか)
ここまで端から端まで全部「それっぽい」ので構成されてると
真に受けてみる人の顔がみたいってなるよねえ
「モモキュンソード」のようなとぼけぶりというか
「強気でずけずけモノ言うヒロイン」を竹達さんとかねえw
ひょっとすると今回のハナシで一番キャラが立ってたのはあの
ジャイアンみたいなやつかもね、個性的って意味合いではなく
あまりにも使い古されたキャラだから誰もやらなくなったのに
あえてやったっていう物珍しさ、彼こそが「転生者」と言うのに
相応しいかもしらんねw















憑物語 とまとめ △++









高校卒業間近の兄と二次生長期まっさかりの妹が風呂で
ちちくりあって1話が終わるw
あとは要ちゃんに嫌味を言われて余弦さんに指を折られて余接ちゃんのスカートをめくって
ガハラさんに壁ドン決められて押し倒されて、ホントそれだけのおはなしw
まさしく「物語シリーズ」の定番の流れなのだけど
それを最速かつ端的に行うとこういう感触になるのかもしれないね
作り手側ももうお手の物で、そこまでいってようやくこういうことが出来るのかも。
正弦さんが「自分はハナシの都合の為にいるのではないか?」と
問うていたけどまさしくその通りで彼はまったくの話しの「部品」に
すぎなかったかと、余接ちゃんの手を汚させるっていうそれだけの為のそれ。
阿良々木さんも昔だったらもっと「そういうの」を嫌がっていただろうけど
なんかね、真宵や撫子の一件以来諦めが良くなったような、そんなフシがある
「青春の無駄遣い」が繰り返しと挫折を経て、ムダのないそして冷たい現実主義者に
なっているようなそんな「成長」があるね、そうそれが「大人」になるってことなんかもしれない
そしてそのことを月火と余接ちゃんも「それでいいのだよ」という
かくして「ムダを愛でる物語」は終わりを告げ、あとはアララギっちゅう
できそこない吸血鬼のなれの果てが「つけ」を支払うばかりというところだ。














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2014年アニメアウォーズ!(補遺)

2015-01-07 00:04:48 | アニメの感想2014年 冬











アニメアウォーズ!で指定項目にないものを勝手に挙げていくという
無礼勝手な蛇足っす









キャラソン部門
























漢気フルコンボ









去年一番笑った曲ですw
なんというか「劇画的漢」っちゅうのはもはやギャグとしてしか存在してないわけで
「ディーふらぐ」ではそれが端的に扱われていたような、そんな感じ
この曲はそれのさらに精髄ではある、だって大の男共がやってることは
音ゲーの回しプレイだもんなあww













人外キャラ部門









鮮血
(キルラキル)











「私を着ろぉぉ!」とか、戦闘服が自己主張するのはキモが抜かれたなあw
「服は服、人は人」ってやっておきながら最後は流子を護って
大気圏で燃え尽きる姿が「モノの最後」としてかんぺきな美しさだった
去年もいろいろ自己主張のつよいのがいたね「ごちうさ」のティッピーとか
「甘ブリ」の凶悪3妖精とか「コックリさん」はもののけが主役だしな
「主役より目立つ」ことによりとりあえず目を惹き付けておくっていう
表のような裏のような、そういう混沌がある。












男性声優部門







小野大輔さん
(「ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース」の承太郎
「マギ」のシンドバット・「黒子のバスケ」の緑間
「黒執事」のセバスチャン・「ばらかもん」の半田くん
「月刊少女野崎くん」の前野 「繰繰れ!コックリさん」のコックリさん など)







「色気のある声」ってんならすぐにこの人が思いつくね、ここ10年。
今年は加えて半田くんやコックリさんのヘタれ芸と前野のウザ芸が
きらりと光っていたね、もともとは「こっちの畑」だったようなな











女性声優賞









斎藤千和さん
(「暁のヨナ」のヨナ・「ブレイクブレイド」のシギュン
「咲」の大星淡・「のうりん!」のベッキー・「生徒会役員共」のうおみー
「ディーふらぐ!」の烏丸千歳・「棺姫のチャイカ」のフレデリカ
「プリズマイリヤ」のクロ・「繰繰れ!コックリさん」の女狗神)








「王女」と「生徒会長」と「きまぐれ動物」でほぼ固め打ちやね
真面目な役どころもガッチリこなしながらそれを崩す時のギャップがうまくて
「王道の人気者」って印象、どの役も「ガチ」でやっている感じがあって
凄いと思うことしばしば、でも去年一番すげーと思ったのは
「ポニーテールの四十(しじゅう)」なんだがw













新人賞(男性)









花江夏樹さん
(「四月は君の嘘」の有馬公生・「アルドノア・ゼロ」の伊奈帆くん
「ズヴィズダー」の明日汰・「東京喰種」の金木くん など)








「新人いびり」としかいいようがないぐらい「丁重に」扱われておるw
なんだろうね必ず「個性的な女の娘と出会う」ってのが遵守されている
そしてそれに伴う幸運としっとをモロに受け入るというその
受け身的な「オトコノコ」として、特別な地位を築いた1年だったかと











新人賞(女性)





雨宮天さん
(「一週間フレンズ」の藤宮さん・「アルドノア・ゼロ」のアセイラム姫
「七つの大罪」のエリザベス・「アカメが斬る!」のアカメ
「魔法科高校の劣等生」の光井ほのか など)







「姫!」って感じですなあ、「守るべき」ってのが頭につくかんじの
こういう役どころは御本人の才覚努力もあるんでしょうけど
「ぴったりきた」的なところも大きいかと
これからメリオダスさんのようにいろいろ弄りたいと思わせるねえw













制作部門







動画工房
(「未確認で進行形」「月間少女野崎くん」「曇天に笑う」など)









まずはOP・EDのセンスがとても良いね、現代のアニメーションでできる
キャッチーなことが何か、良く分かっているかんじ
作画とかほとんどブレないのも特徴、これは質を落とさないための
努力と管理がよっぽどきびしく行われているのだろうねえ、とか勝手に推測する。
安心して作品にのっかれるたのもしさがあった。











監督賞






長崎健司さん
(ガンダムビルドファイターズ)







「戦闘を通して成長するオトコノコ」ってのを適切・的確に描いていたんで
特に「対戦相手」との因縁の付け方が短い間に実に上手く処理されていたかと
名人カワグチ戦とフェリ兄戦については言葉を持たないね万雷の拍手で答えるのみだ。
脚本の黒田洋介さんの力も多分大きくて、ほぼ同時受賞といった体。
















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2014年アニメアウォーズ!

2015-01-03 21:52:04 | アニメの感想2014年 冬



おちゃつのちょっとマイルドなblogさんで
やっているナイスな企画です、これをやれば今年のこのブログの仕事の半分は終了ですw










最優秀作品賞








キルラキル









「度を超えた馬鹿」をやりきった、という感じ
それは「学園モノ」や「ヤンキーもの」や「中二病」や
あるいは「女の娘を売る」という領分を越えて地球の重力を
振り切ったところまで到達したかと。
あと、この作品もCG的なものをたくさん利用していたけど
その中でも「手書き」的なものを中心に構成した
ほぼ最後の作品として未来には記憶されるかもしれないなんて
「SHIROBAKO」を視聴しながらかんじてた。













「蟲師 続章」目で「視る」のでは無く「感じる」作品
「結城友奈は勇者である」戦闘少女達を過酷に扱うことの効能
「ヤマノススメ セカンドシーズン」2次元の美3次元の美の奇跡的な結合
「月刊少女野崎くん」漫画より面白い少女漫画家自身の漫画
「ピンポン THE ANIMATION」たぶんもう流行じゃない「青春」の輝きの軌跡
「ご注文はうさぎですか?」非実在少女達が在るのはここですか?
「ラブライブ! (第2期)」最新の偶像はこちらです
「ガンダムビルドファイターズ」最高の遊び、最高の表現、最高の愛情










特別賞







さばげぶっ!








「部活もの」の5人集まれば何でもできる感そのままに何でもやったらこうなったw
やっぱ主人王(モモカ)さまっすよね、彼女が泥をかぶってるから
「罪悪感」から解放されてるってのはある、もどってこーい。








「繰繰れ!コックリさん」妖怪だから虐待してもいいじゃん☆
「普通の女子校生が【ろこどる】やってみた。」『普通』の最良の描き方
「となりの関くん」机の上の小宇宙と横井さんのまなざし
「ディーふらぐ!」いきあたりばったり、の活きのよさ













男性キャラ部門






野崎梅太郎
(月間少女野崎くん)







さすおに
漫画家として、そしてオトコノコとしての頓珍漢さと
ふっと見せる魅力に千代ちゃんならずともメロメロになるのも無理からぬところ
というか、当作品どのキャラクターも魅力的すぐるのよね
ただし前野、テメーはだめだw










女性キャラ部門








佐倉千代ちゃん
(月間少女野崎くん)






というわけで野崎くんと切っても切り離せない彼女を
ツッコミ気質でとっても女の娘なのに包容力があって
「少女漫画の主人公」の理想像だったりする彼女。
「一週間フレンズ」の藤宮さんとも随分悩んだけど
隣にいるオトコノコの魅力の分でちょっと差がついた、ほんのちょっとね。













OP部門



























花ハ踊レヤいろはにほ
(ハナヤマタOP)










とんでもない色彩と光の嵐と、そしてやまと言葉によって綾を取り戻した
歌詞に酔いしれるという一品、毎日がこんな彩りなら、そら、おめえよう(何だ)
ただ、この年明けの3日間ぐらいはただ愉しく聞けるね












ED部門
























三つ葉の結びめ
(凪のあすからED2)










名曲生産装置のやなぎなぎさんの傑作がまた一つ
この曲がかかりつつ次回へのヒキが行われることもあり
その演出も神がかっている上手さだったので、印象はともかく深い。



























過去の分はこちら↓に関連動画はリンクが切れちゃっているけど


2013年版

2012年版

2011年版

2010年版

2009年版

2008年版

2007年版
コメント (1)
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2014年冬期アニメのまとめ

2015-01-02 07:22:10 | アニメの感想2014年 冬







印象に残ったとこ













ヤマノススメ セカンドシーズン
第12話  Dear My Friend









まず「あおいが富士山の登頂に失敗した後」っていう前提がある
甘ったるいハナシは失敗しても笑って済ませられるけど
ここは真剣勝負だったね、失敗して落ち込むのもそこから立ち直るのも
とても素敵なことだ、そしてそれを15分で完璧にやってのけている
のだから何か信じられないようなかんじだ。














Fate/stay night[UBW]  第3話「初戦」より

























念のためにもう一度、「初戦」ですw
圧倒的質量との超高速バトルと弓兵による射撃
そして魔術師同士の魔術戦、どれかひとつでも充分に凄いのに
それを一遍に提供するという贅沢さ。
そう、この作品は根底に「全神話のいいとこどり」っちゅう
超贅沢でかつ不遜な前提がある、それを忠実に表現するということ。













結城友奈は勇者である第9話「心の痛みを判る人」より


























真剣に心が痛い、ね「優しい人」だからこそ真剣に憤るってことだ
ねーちゃんも妹も、そして勇者部みんな優しくて、強い娘だった。
しばらく「声」を奪っていてここでガーッともってくる
その押し引きのうまさが凄いね、残酷なくらいな。
当作品、いろいろなとこの「押し引き」がずば抜けて上手い一品だった
そして、つらくても最後までみましょう、でないとSAN値が崩壊するw

















声優部門







男性部門







・・・なし
出番が多いなーと思ったのは櫻井孝宏さん、中田譲治さんとか
もう何度も取り上げて、説明不要な方々ですよねえ、といったとこ
みんな「コックリさん」に出ててこの作品「おいしい」中の人が
ガッツリ揃っているのよねえ









女性部門









広橋涼さん
(市松こひな・ギャン子・宮内希)











3者3様といったところで、なかなかイメージが一致しないね
ギャグ漫画の主人公らしくトンデモな事態でも粛々と受け入れる
懐が広いんだか何を考えているのかわからんのだか飄々とした態度がグッドですね
「裏」を感じさせないというか、ちょっと足りないというか、どっちかな、どっちもか。










OP・ED部門





























夏色プレゼント
(ヤマノススメ セカンドシーズンOP)











わお!






















BEAUTIFULSENTENCE
(トリニティセブン ED)









「歌」のように素直にキモチを歌い上げるって感じじゃなくて
そう「呪文」のようなそんな印象だ、「キャラクター」を演じながら
難しい歌詞を艶っぽく歌い上げる離れ業が見事
いっそ本編より「魔法」っぽい印象だなあw


























THIS ILLUSION
(Fate/stay night [UBW] 12話ED)









いろんな人が歌ってる「神曲」っす、文字通り
こちらのVerは綺麗だけど青臭い感じがしてそれがこの
「UBW」においては美点かと
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わさび抜きわさビーフ (アニメ感想)

2014-12-31 06:11:48 | アニメの感想2014年 冬









結城友奈は勇者である 第12話  貴方に微笑む とまとめ ○











こういう終わり方だと文句をつけると悪人のようになってしまうのではないかw
まあ別に何の文句もないのね、満足感でいっぱいである。
「何かの言いなり」だった人がそれを命令していた「何か」から裏切りを受けて
ひどく逆上する、ってのは確かにある、その「何か」に対する怒りだけでなく
それをのうのうと受け入れていた自分に対する憤りも大きく、それゆえに
自棄な行動を取りがちになるわけでそれは「わかる」なあ
しかも東郷さんは「2度目」だからね、そういう設定上のおいしさと
説得力が相乗効果で増している、ハナシも「バーテックスの殲滅」から
いつの間にか主題が「勇者システムの問題」にすり換わっているというその鮮やかさ
1クールの間にハナシが悲喜こもごもと共にずんずん進みしかもその流れは
「1話で1歩ずつ進む」ように平凡なものではなく、綾がある構成。
演出も「数人の女の娘」が出てくるおはなしを描くのは流石5組って感じで
現代的な「幾何学で謎な敵」との血を伴わない死闘の先端を描ききったかと
そういう中で築かれた「絆」がきらきらと輝きを得ていた。
「巨大な何か」を「跳ね返す」という個人が個人を越えるという奇跡によって
もう一方のある意味「敵」たる「神樹」の側もからも勇者システムに温情が与えられたという
全てが上手くいった時に下される最高の評価に歓喜の涙を禁じ得ないね。
よく考えるとこの世界は相変わらず絶望的な状況で、ごくごく狭い範囲に
何者かによって護られているという図に変わりはないのだけど
そういう中でも希望を持って明日を生きていくということそのものが
「勇者」の為す業ってことなんかもしれないね
そしていつかこの状況をひっくり返すような「勇者」が表れるのかもしれないという
希望を繋ぐ役目を立派に果たした「結城友奈の章」はこうして幕を閉じる、と
万雷の拍手とともに。














Fate/stay night[UBW] 第12話  最後の選択 ととりあえずまとめ ○









おデートで御座いますか、両手に華で実にうらやましいこってす
自信満々で何でも上手くやってのけるけど時折抜けてる凛ちゃんの魅力がここでも
とまあ、こんな感じでこの「UBW」のルートでは他ルートにはない
「余裕」っちゅうか「自由」な感じがあるのよねえ
当然命がけの戦いはあるのだけど、バーサーカーと戦いのように
「臨死」って程ではない刺激と「理想」とは何かと考えるぐらいの余裕がある
なにせ今回はセイバーさんとの契約からすらも「自由」になってしまったのだから
なおのこと「自分」との戦いの側面がつよいとも言える。とは言ってもそれは
あくまで「戦闘」というものを通しての自己省察なんで、そこには
アニメーションとしても力を存分に発揮できるし、あんまし聞きたくない
「自己独白」みたいなのが最小限に抑えられるのもよいかと
ともかく、この開放的なフィールドでアニメーションを作る側もその力を存分に
振るってこの作品を創ってるなあという感じがひしひしと受ける
「縛るモノ」が何も無いからこその「最強・最速」を求める気持ちとでもいうか
そしてその速度にヒロインの凛は十二分について行っているとおもう
というか主人公を置いてけぼりにするもんねw その凛々しさには憧れすら抱くよ
とまあ何かいろいろ「手が届かない」モノばかりで構成されているという
後半戦はさらに突き抜けてくるんかね、こっちはついて行くのでいっぱいだ。















ガールフレンド(仮) 第12話  ガールフレンドxxx とまとめらお △(+)








話中で留学生2人が言っていたけどクリスマスの後にすぐ年越し・正月の準備で
パッと様が変わるってのはあるかもねえ。それに馴れちゃった人からすると
いつもの光景なんだけど、趣は違えど大イベントが続くようなものかも。
まあ、全篇こんな感じでイベントがあって、それをやるだけで
1年すぎてしまったというそんな印象やねえ。
最近はやりの「何もしないをする」ってやり方が許されないぐらいに
ぎゅうぎゅうにキャラクターを詰めて、その娘らにほとんどムダな行動を
とらせず「決まった役割」を最速確実にこなすという
この見た目甘たるい世界観からすればえらい矛盾したあり方ではある。
それは課金してくれているお兄ちゃんがたに
「アニメでは急がしすぎて媚を売るヒマもありまセ~ン」という体で
操をたてているともとれるかもしれんねえ。
まあ、そんなこんなもろもろの事情を「全部」上手くいくように取りはからうと
こういう奇跡的に無害な作品になるのかもしれない。
あと残るのは「画」と「声」と「キャラ設定」、それだけやね
それはこの作品を「売り込みたい」という側からすれば実に望ましいもので
それをここまで忠実にやってのけるのはある意味すげえとおもう
でもまあ、あとは何を語りえるのか、難しいなあ
とりあえず「~ちゃん萌え~」とか言っとく?キャラ多すぎて誰が誰だか
ほとんどよくわからんけどw

















グリザイアの果実 第13話  射界10センチ とまとめ △(+)








優しいのだけが取り柄の冷珍感が900mショットを決めて
暴漢をチン圧する実にふしぎなはなしだw
「トイレを破壊しろ」とかちょっと面白いね
公共機関の破壊ってきょうびの作品では珍しいのではないか
むしろちょいと昔のドラマとかでよくある展開かもねえ
そういう「家族」の問題がつぎつぎに発生するとか80年代ぐらいのドラマと
事件を爆破・銃殺で解決する70年代の刑事モノの混交した空気が現代のエロゲーによって
甦っているという不思議な触感がある、いやあるいは昔のエロゲーが
もともと持ち合わせていた「本能に近いところ」をサブカル的に表現する
というドグマが甦っているのかもしれないねえ
「アニメ化するかもだから」とかそういう腑抜けた理由で
ギャルゲーと境界がつかなくなったヌルいエロゲーが跋扈する中で
「暴力」に伴って物語をガツガツ進める態度が心地よいかもしれんね
まあでも「過剰なラッキースケベ」によってしか女の娘と結ばれないのが
大半のご時世に「オレが抱いてやる」ってハナシをよくやる気になったよね
まずはその勇気にこそ敬礼すべきなのかもしれない。














天体のメソッド 第13話  はじまりのそらから とまとめ △++








円盤歓迎






自分だけ何かを忘れていた乃々香が今度は自分だけが大事なことを覚えていて
しかも今度はそのことを汐音も覚えていた、という円環が物語の強度をつよくする
ただそこは「ループもの」の循環性ではなくて「不可逆だけど1度は通った道」
という進歩がある、全体「1回きりの道」をまっすぐ進んでいたような
物語が進捗する基本的な気分の良さがあったなあ、それは「母」がいないということが
大きいかと、母ちゃんがいると「変わらない毎日」が始まってしまいかねないしね。
何せ「みんなにっこり」なんだから間違いようが無いわな、ただその
「にっこり」の輪の中にノエル(円盤)が含まれるようになったという
その1つの余分が物語になるわけだ、そしてそれを
「頭上」にあるモノの超常のチカラで解決するものではなく
隣のあなたにちゃんと向かい合って、話しえ、手を取り、そしてにっこりになる
そういうものを目指したのだろうね、難しくはないけれど簡単でも無い
物語世界における究極の「日常系」とでもいった手つきだったかと。
当作品を視聴している間は圧倒されるワケでもないのに
とてもよどみの無いココロで視聴していたのをおもいだす
その「衒い無くいいものを視る」ことこそ子どものように物語を愉しんでいた
はじまりのココロなんかもしれないねえ、もう随分昔の遠い場所なんで
すっかり乃々香のように忘れてしまっていたなあ
なんてことを12月の末日に8月のように咲く満開の向日葵を視ながらそうおもう。








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もう登場人物名を覚えるのは諦めてる (アニメ感想)

2014-12-27 12:05:08 | アニメの感想2014年 冬









selector spread WIXOSS 第12話 「この選択は…」 とまとめ △++











あれですよねえ「カードゲームもの」に「女の娘いっぱい」てーと
もうボクらが反吐が出るぐらい見続けてるジャンルで
そういう前提で視聴しだしたらあんましな展開で横っ面をはたかれたような
印象を受けたというw それももう懐かしいねえ
そんなかんじで「もうこの分野で出来ることは無い」と思っていても
ちょっとその「ルール」をいじるだけで驚くような印象の違いが生み出せるのが
まずは凄いですよね、「機知」が未来を切り拓くというのはこういうことか。
「歪んだゲームの創造主にそのゲームで正当に勝つ」とか最高の快感ですよね
その「勝利」は実際のカードゲームのように「戦略・戦術」によるものではなく
アニメらしく「友情・奇跡」ではあるけれど、この歪んだルールの中では
それでもって勝利するのが正当なのかもしれん
それぐらいに「もともとの歪み」が深刻に描かれていたわけで
それでいて露悪趣味みたいにならず「必要な演出」になっていたことが
まあ怖ろしいっちゃおそろしい、そうして「底」に落とし込んでおいて
最後にそれがオセロのように綺麗にひっくり返る時の爽快感はすごかった
「なんとなく」ではなく少女達が見せる笑顔を心の底から信じられる
そういう「絆」がこの作品と取り結ばれたような、そんな感想
あ、最後に、あきらっきーイオナさんとラブラブそうで、よかったですw















異能バトルは日常系のなかで 
第12話  日常 ユージュアルデイズ と総括(デウスエクスマキナ) △+










最後に「自分自身の手を焼く能力」を有効に用いて事態を解決したのが
なかなかに興味深い。「無能」よりさらに厄介なモノに進化するってか。
「手を切断してまたくっつけ直す」とか急に危ないことをやりだすのが
「序破急」の「急」らしく、また当作品らしいあり方だったかと。
まああれだよねヒロイン陣が全員「最強」に近い能力者達で
そうでありながらできるだけそれを用いない生活を送るという
「折り合い」の良さがあるよなあ、なぜなら突出した「異能」は
「日常」を揺らがすもので、そして求めているものはその平穏な「日常」の方なのだから
言っての通り寿来はその「安全弁」なんだろうね
「日常」⇔「異常」を心の底から愉しんで飽き飽きした彼には相応しいかもな
あるいは浴びるようにラノベを読んでいる人からすれば
「何もない日常」を愉しむことと「ルビ振りまくりの能力者バトル」は
どっちもモードであって、その両立を望むアンドーは自分達の分身のような
そういうシンプルな主人公像なんかもしれないね
灯代が2次ではねられたラノベの新人賞は多分上記の要素が中途半端にあるもので
自分達の毎日そのものがより「ラノベ的」というメタ視点が当作品にはある
とある要素を2つ綺麗に並べていずれにも傾かないという絶妙なバランス感覚が
「微温派」なボクにはまことに心地よいぬるま湯だった。















トリニティセブン 第12話 聖戦少女(クリミナルガール)と魔王世界(ヒズワールド)
と証明終了(クォ エラト デモンストランダム) △(+)











この作品は剣呑なのよね、いや戦闘がどうとかでなく物語の展開が
いきあたりばったりなんで(せいぜいどの女の娘にどうセクハラしようかぐらいの計算だろうて)
それを中二病的設定でごまかしごまかしやっていくあたりのことをさす
この形式は相当強力で「とりあえずなんとかなる」という免罪符が如きものなのね
なぜなら上手くいけばそれでいいし破綻した設定でも「ばかだなあ」とそれはそれで
評価してもらえるからで、何というか「新人お笑い芸人の勢い芸」みたいなあり方だ。
次々に繰り出されるアタマの悪い設定と女の娘の裸をもの凄い勢いで消化する
そういう当代の贅沢さ加減と浅薄さの先端が当作品のセールスポイントだったとおもう。
最終話で「破壊の魔王にならない為に愛おしい世界」を提示するような
性急さあたりからもそれがうかがえるわけで、まあでもあれなんです
ここまでズダボロに言ってはいるけどけしてただ馬鹿にしているわけではないのね
今現在「アニメ」が成立するギリギリのラインでの攻防がここにはあるわけで
そういう視点を軽薄な笑いとともに視聴するのもなかなか有意義だったとおもう。















ヤマノススメ セカンドシーズン 
第24話 さよなら、わたしたちの夏 とまとめ ○











いつものおのろけ、ありがとうございますw
なんだろうね、今までのあおいとひなたが共に過ごした楽しい日々が
「ガチで仲良し」な女の娘同士であることを当然のように納得させるよね
「百合」のように個々人の心の働きによるものというより
もうそうなるしかないような自然な心の結びつきだ。
「ヤマノススメ」に関して私は「考察」であったり「謎解き」であったり
そういうチンケなあり方がほとんど用を為さないのよね
「嗚呼、そうだなあ」という阿呆みたいな感想ばっかりだ
というのも何というか、目に入ってくるモノが神経が充実している時のように
キレイなものばっかりなのよなあ、それこそ何でも写真に撮って記録しておきたいぐらいに
空・山・川・街並み・それに人、みないとおしい
この作品は力を入れるところと手を抜くところがある作品ではなく
全篇が贅沢にかつ一定のクォリティで保たれている安定感と
「山登り」を通して紡がれる確かなストーリーが
圧倒的な満足感を生む、そういう質の作品なのね
そして残るのはかえでさんの言ったとおり「素敵な想い出だけ」だ
あと望むことはたったひとつだけ、それは
「この素敵な話に続きがありますように」ってこと、それだけ。















俺、ツインテールになります。 
第12話  ツインテールよ永遠(とわ)に とまとめ △











オチの「ツインテールだから2刀流」という単純なオチはそれでいいとおもうw
まああれですよね「ツインテール愛」でもってどんぐらいハナシが維持できるか
という勝負ですよね、もう一方の車輪「戦隊モノのパロディ」があんまし上手く
機能していなかったような気がしたんで、その愛は一層厳しい試練にさらされる
というか、そもそもこのおはなしを作っていた人達が果たしてどれぐらい
「ツインテール愛」を共有できていたか、疑問をおぼえるとこがあるなあ。
怪人達がツインテールだけでなく様々な趣味趣向を有していたように
作っている人達だって様々に趣味志向があるわけで、まあ「仕事」だから
ウムを言わさずやらなアカンわけやろけど、この作品「仕事」って領分で
カタがつけられるのか、難しいとこだったと思う
ニャル娘のように「オタ芸」全般(と主人公)が「愛」の対象であれば
まだ誤魔化しようもあったのだろうけど「フェチズム」的な射程範囲が狭い
ものを持ってくるとなかなかみな満足というワケにはいかなくなるのではないか。
これ、多分「小説」だとそんなにアラが目立たないと思うのね
この作品のキモは「個々人の趣味趣向のこだわりへの愛とその主張」にあると思うんで
字面であっても充分に伝わるわけで、ところがそれが「アニメーション」になると
「愛」が難しくなる、といった次第。こんだけ「ラノベ」がなんでもかんでも
アニメになっているご時世でそれが上手くいかなかったっていうのは
逆に言えば小説がそれだけトンがっていて、ある程度ウケているって皮肉があるんだろう。















甘城ブリリアントパーク 
第13話  PVがつまらない! とまとめない! △++










TBSのこの枠だと「最終回を1回分前倒しにする」っていう
約束事があるからこの13話目は「おまけ」って扱いね
「無難だけど平凡で退屈な映像」を「刺激的な映像」にするべく
「みんなの意見を取り入れる」ってのを「そのままに採用」した
結果がコラージュというのもおこがましいカオスに、というオチ
まあこのあたりは普通に笑って視ておけばいいのだけど
さあ、果たしてこのカオスと「3ヶ月前」のパークの状態とそう大きな差が
あんのかいな、と考えるとちょっと感慨深いものがあるね
可児江くんが来て、キャストの意思統一を行い、新しいアトラクションを発掘し
それでようやくこのカオスな映像が笑えるというところまで来ているわけで
「てけとうなツギハギ」にもなかなか考えるとこがある
そしてその適当な映像の方が「ネタ動画」としてはウケがいいという困った現実があるw
ま、そう考えるといろいろ分かるところがあるよね
「商売」としては真面目に努力しなければならないのだけど
「面白」さを追求するとそれだけでは足りないっていう難しさ
そこを「ファンタジー」で埋めるのがこの作品のやり方なんだろう
京都さんの作品にしては女の娘とか科(しな)をつくっていたけど
魔法でも妖精でも何でも使うというそういう必死な態度が
「とりあえず女の娘を脱がしておけばいい」から一歩進んだ境地に進めていたかと
「スポーツイベントを開く」とか知恵を絞った大技もあったし
まあともかくいっぱいだったか、ただまあこれだと「優等生」の評価だよね
これに最終回のような「カオス」を御して膝を叩くようなハナシがあれば
最高に近い評価があったかとおもう、それはとても難しいことだけど
京都アニメーションはそこをいつも軽く飛び越えてきていて
しかも作る側も「それができるんだ」とあのカオスな動画から臭わせてるわけで
この作品は次なる傑作との間を繋ぐ「憩いの場」だったと
そういう評価になるといいなあとおもう。










追記 あと「秘蔵データ」はこっちにも回してくださいw















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最終回に向かって、えくそだすっ! (アニメ感想)

2014-12-23 14:27:38 | アニメの感想2014年 冬








魔弾の王と戦姫 第11話 「戦姫二人」 △+









乳揉みと竜殺し









「デカブツをちっさい人間が狩る」とかキャッチーですね
ただまあ今回は戦姫2人っちゅうことで、いわゆる
「仲が悪いのに良いコンビネーション」ってやつ
お互いに手持ちの札と性分が知れているからこそってやつだろう
ただ、それだけの火力を持つ連中でも「単身軍隊」的なことを
あまりさせたりはせず、必ず2人以上の「集団戦」をベースにしているのが
「戦争」ってのをナメていなくて、それが強い足腰になってる
そしてそういうつよーいお姉ちゃん達の乳をとっかえひっかえ
揉みしだいてるティグルさんにシビれる憧あこがれるゥ!
ふむ、どうすればあやかれるのでしょうねw
どうも「不意打ち」がコツらしいね、戦争も恋愛も相手が予想
しないとこを攻める「兵は詭道」なり、だ。
















甘城ブリリアントパーク 第12話  未来は誰にもわからない! △++










最後の最後に魔法的な奇跡による解決ではなくて
人海戦術によるゴリ押しがなんというか身も蓋もないなあw
「SHIROKBAKO」もそうだけど「妖精さんが何とかしてくれる」
ってことがない「現実」がよく描けているねえ
あと「電話」が異常に役にたっているよね、アレが「必要」なほど
「現実的」なハナシに近づいていく、断られるのが前提でかける
依頼の電話ってのはまさしく「トライ・アンド・エラー」の真髄
そうやっておいて完全に諦めていたラティファの記憶の件に
奇跡が起こるというサプライズが嬉しい
地味な努力を積み重ねてたまさかの成功を待つという大人のやり方と
魔法よろしくなエンターテイメント性が上手く組み合わさってる
「ろこどる」以来そういう流れがこの枠にはあるなあ。














結城友奈は勇者である 第11話  情熱 △++










あれだなあ、にぼっしーって「損な後輩」って役回りよね
ちょっと先に行ってる主人公達に焦る、そしてそれゆえに
「いい子」になれないところがある、ってやつ
それを取り込んでいくのにドラマがあるのだけど
それに十二分に成功しておいて・・・ってつらい展開
「真実」が「友愛」を引き裂いて、調度そのはさまの「底」で
頑張らなくっちゃならない時にかりんちゃんに出番がくるという
そういう「巡り合わせの悪さ」ってのはあることで
「なるべくしてなった残酷な運命」をその奮闘とともに見とどけるっていう
とても面白くてとてもつらい重力が発生している。













デンキ街の本屋さん 第12話 
隠者の書庫/桜が咲いたら/Welcoming morning とまとめ △(+)











(淫)夢を売る商売








あれっすよね、カタギの人間からするとこういう「オタク商売」ってのは
「子ども向けのマンガをエロくして売りつけてるおぼつかない連中」っていう
軽蔑と羨望がいり混じったイメージがありますよね
そのあたりを真正面から扱ってもいいのだけど、まあ当作品は
そのおぼつかない連中の側のせまーい箱庭を描くってことに終始していたかと
わけてもこんだけ「エロエロ」なものに囲まれていて
「で、お前はどうなん?」って問いと答えがみどころだったかと思う。
それは調度「商業誌」において「本番行為」ってものの扱いの境界線とだぶるわけで
「エロ」を「商売」として扱っていようが、女の娘がまっ裸で走り回ろうが
「実際」に「一線」を越えることとはやっぱり抜き差しならなさにおいて違いがあるわけだ
調度「カントク」と「つもりん」の関係性がそうであるように
そういう当邦のある意味惰弱なオタクの「性」事情がいかにもそれっぽい萌え絵と
過剰な設定で露わになっていたかとおもう。
あああと、最後のはなし「Welcoming morning」も「朝の挨拶」っていう
いかにも軍国的資本主義の準備運動も「オタク的文脈」に染まっているのが
まあこの作品がどんなことを志向してたのかを善し悪しは別にして明かにしていたかと
でも実際にやってたら私なら1日で止めさせてもらうなあ、悪いけどw














蟲師 続章 第20話  常の樹 とまとめ ○











ラスボスは神樹










普段ならある人から「行動力」を奪うってのは非道い残酷な仕打ちなんだよね
「アニメーション」っちゅう「動く」ことを前提にしている世界ならなおのことで
ところが、この作品だと一応の〆のハナシでそこに「待った」をかけるわけで
まあ異常なおはなしだよね、「動いていないものも死んでいるわけではない」という
シャーマニックな世界観が「なんでもかんでも動画にする」このご時世では
いや、「何でもかんでもする」ようになったからこそ「自然」のように
動きが長期的でかつ巨大さと微細さを含んだものを扱いうるようになったのかもしれない。
このおはなしにはロボットも巨人も女の娘も僕達が欲しいものはまるで出てこない(女の娘はいるか)
ただある物語を視るっていう自分のココロの純粋なはたらきのみが残って
そしてノイズが一切ないこのおはなしは僕達の心に「汲めど尽くせぬもの」を
「蟲」を通して直にそれを伝えていると思う。















失われた未来を求めて 第12話  君のいる未来 とまとめ △(+)











ぶっちゃけると奏がやったことって佳織ちゃんの告白にちゃんと返事
したってだけなんだよねえ、という身も蓋も無さ
大宇宙の運行からすればごくごく些細なゆらぎではある
この「自分が宇宙の中心」的な傲慢と妄想も若者の特権
というところかもしれんねえ、今なら「中二病」という言葉で変換しがちだ。
まあでもこれぐらいの「シンプルな解答」が1クールの作品としては相応しく
また後腐れがないギリギリの感情が抱けるのもこれぐらいの分量かもな
一個のキャラクターが人の心に確実に住まう分量のテストって感じ
そう考えると「何気ない日常」っていう舞台設定も納得がいくし
「BAD END」(実験失敗)以外、劇的なイベントがあんましなかったのも
納得がいくというか、そんな印象。
いなくなってしまったゆいの存在を深沢さんを使ってにおわせるのがよい展開やね
彼女は多分アニメのオリキャラなんで天文学会の人等より「因果の輪」からはずれていて
かつゆいと知見だったから、もってこいだ。
そんな感じで「ゲーム原作」を「アニメ」にもってきて妙な換骨奪胎をすることなく
ゲームで伝えたかったことの一番重要な部分をキチンと伝えたようなそんなかんじ
天文学会のヒロイン達(あるいはケニーw)ともうちょっとじゃれたい人達や
「ゆいと逢える未来」とか「スフィアの謎」とかについて気になる人は
「ゲームを買ってね」ってことなんだろうね、そうすることで
アニメでいったん閉じたこの世界に「明日」また逢える、ってことなんだろう。













アカメが斬る! 第24話  アカメが斬る! と「アカメが斬る!」を斬る!(まとめ) △+









殺(や)りきったなあ、という感じでいっぱいやね
他作品が「マンガキャラの死ににくさ」っていう前提を逆利用して「死」に価値を付与
しているのをさらにオーバーフローして「死」が当たり前にあって
「生死」がほぼ「無価値」になるまで到達していたかと
そこまで来ているからこそエスデスさんの自然淘汰主義的な価値観にも
アカメの生命賛歌にもいずれにも与することができようといったところ
この「主要キャラほぼ全員の死」と「国家の転覆」ってのが奇妙な釣り合いを
とっているような気はするのよね、というか目的の達成でもってしか
彼らに報いることが出来ないっていう想いが強いかな
でもまあ、それでも「人の死」に対する「感覚の麻痺」ってのはあるかもなあ
それは「壊れてしまった」ってことではなくて(壊れるのは容易だ)
「逸脱」してしまったような、そんな感覚。そういうのが「殺し屋」ってもので
それを種々の「規制」を越えて視ている側に部分的にでも「納得」させてしまう
そのことがおそろしいと思う、この作品は正当に青少年の健全な育成に有害だった












でも




嗚呼、たのしかった














繰繰れ!コックリさん 第12話  DESTINY! とまとめ △+











あれですよね呼び出した側が呼び出された側より「壊れてる」とか
「よんでますよ、アザゼルさん」以来ですよね、それだけ当邦において
「何かを召喚する」ってのは基本的な設定になっている、ということか
あとはギャグ漫画的空気ですよね、コックリさんが「世話焼きで生活能力がある」とか
さまざまなる転倒、そういう喧噪のなかで「家族」を持たないこひなに(だって人形だから)
仮初めの家庭ができたり、時折あるシリアスな話があったり、といった具合
狗神とか特にそうだけど「モノノケだから非道い扱いでもかまわない」という
漫画的には正しい扱いが「笑い」をさそうね
ただまあ、この騒ぎは「ぼっち」が造り出したたまさかの「幻想」のような
(イケメンに囲まれて傅(かしず)かれる生活を送る)
そういう印象を時折受けることもあり、そして「幻想」だからこそ
その騒ぎはいよいよ喧しくなるというつくりになっている
いつかこひなが言っていた「普通のソース焼きそばの旨さは
色物のカップ焼きそばを食べあさった後に気づく」的なそういう
「かぷめん」と「手作りごはん」がいり混じったような「たのしいまいにち」が
現前しているとおもう、その仮初めさも時折感じさせながら。













コメント (1)
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ファインダーの向こうのキミに恋をした (アニメ感想)

2014-12-18 21:50:41 | アニメの感想2014年 冬










蟲師 続章 第19話  泥の草 △+










ここにきて「家族が愛せないはなし」とか「愛した人が殺されたはなし」とか
いわゆる「おもしろくないはなし」を出してきてるね(面白くないということではない)
「ナマな世界」ってのはそういうものだけど、そういうものを扱うことも
この造り込まれた世界観の当作品ではいささかも緩むことはない。
昔は確かに殺人だか事故だか分からない「死」がころころあって
それを土着的にいろいろな物言いや儀式で悪く言えば誤魔化してきたろうけど
そういうのは当事者の無念さをおよそ慰めるものではないだろうねえ
それこそ感情がマグマのように底の方でぐつぐつしているものだ。
「死」という「穢れ」を可視できるようにした今回のおはなし
「まとわい付く」感がいかにも不愉快で、そして山を穢したものが山から追放される様が
「因果応報」という最も明快で人間にとって都合のよい結末で
なんというか後味わるいけど始末が付くといった印象














SHIROBAKO 第10話  あと一杯だけね △+










夢を信じて









あれですね絵コンテが仕上がって、監督とか声優さんは先に打ち上げをしているのに
他の部署は地獄の追い込みっていう温度差が面白いかもなあ
少人数だと全員で作って、全員が掛け持ちってこともあるのに
「会社」って人がちょっと多くなるカテゴリだと「共有意識」に差異が
驚くほどあるってことはあるやね。そういう中では当然のように対立や
あるいは別れがあって、そういう息吹が当作品では見事に描かれているとおもう
勿論、今回の音響のとこを見ても分かるけど「制作」そのものを扱っている
作品としても前代に無いぐらいの質の高さがあるとおもう
「情報」としての質が高く、それがハナシづくりに生かされているという
車輪のしっかりした作品やね。














繰繰れ!コックリさん 第11話  大人ドロップアウトでコスプレイ! △+












堕ち水










今度は「幼児化」ですね、ショタスキーの人おめでとうございますにゃw
まずは外見とメンタリティが変わるだけでも面白いのだけど
中の人そのままでその人等がどういう演技をするかで技量が知れるわな
3人(3匹)ともさすがの上手さといったところ。
唯一生活能力があるコックリさんが育児放棄をするとどんだけ非道い状況に
なるかってことがよーくわかる一幕だったかと
まあでも普段は笑ってるけど以前の「かぷめん」な生活って
相当荒んでるわな、冷静に考えると。変人(もののけ)ぞろいでも
「孤独」よりはマシってのが時折はさまって、それの切れ味がいい。














弱虫ペダル GRANDE ROAD 第11話  サバイバル △++










「脱落演出」のゴリ押しぶりが凄いやね
「節度」を越えたエモーションのたれ流しがいっそ心地いい領域かと。
でもまあこの「過剰さ」が「無理」ってことを裏付けていて
しかも「決勝戦の渦中」って状況だからこそ成立しているのは確か
こうやって1キャラを1回づつ使い潰してもあと2クールは持つなあw
それにしても「スポーツもの」っていう「速さ」を競うジャンルで
どうしてこう漫画とかだと「長期化」するんだろうね
「描かなければならないこと」が勝負の中で加速度的に増加して
漫画的な「省略」が許されなくなるからなんだろうけど
まあ何でもかんでも「まとめ」「省略」がはびこっているご時世だからこそ
ってのはあるかもな。














異能バトルは日常系のなかで 第11話  存在 キューピッドエラー △+













「水着・浴衣回」とか実に忠実な「日常系」のトレースやねえ
しかも大事なことなので2回やるというご丁寧さだ
鳩ぽっぽの背伸びぶりと「ファッション誌」赤い娘の中二と「ラノベ」が
きれいな照応関係にあるかもな、どっちも「格好ええこと」を扱っているって
地平では同一なのにな、随分と違う気がするよ。
あとはまあ1人プールと彼氏付きで行くお祭りとの差だよな、これは言うまでもない
と、ここまでで「異能」がまるで出てこないという当作品ではいつもの展開
そう本当の意味で「隠し味」的な扱いを受けているのね
いぜん「サバゲー」を「ガチ」でやって物議をかもしたことの
反省を生かしてといった印象ではある
そしてここにきて1話2話以来の「異能バトル」がまたぶり返してきたわけで
「隠し味」をどう扱うのか、ってのでだいぶん満足感が変わりそうな印象














天体のメソッド 第11話  流星群の夜 △++












ニッポンでは「笑って」と言ったら「泣いて」ってコトなのです












ゴムの伸び縮みみたいに物語が「進展⇔退行」しながら前に進んでいくのが
シナリオの基本に忠実なかんじで、衒いのないこのおはなしにはよい
「流星群の夜」とか誰がどうハナシをつくっても同じような流れになりそうなとこで
離ればなれになった皆が消えつつある中心に集まってその別れを惜しんで
涙を流すという、星の運行ぐらい決まり決まった展開の強固さが
「泣かせ」るなあといったところ。
なんだろうねこの「別のエモーション」を持つことが大変難しい状況
ただ、その「流れに身を任せればいいんだ」っていう
途方も無い安心感とノエルを失う喪失感、それさえあればいいという感じだ。















ヤマノススメ セカンドシーズン 第23話  約束 ○










心ときめくよ なつかしの岳人 やさしかのきみ










「岳人の歌」は1話以来、ここでもってくるのはにくいぐらい上手い
新しい友達ができて、ここなちゃんの誕生日を祝って、いいことだらけだ。
いっぽうであおいとひなたが「約束が果たされることの不安」を
同じように共有している様が険所の花のようにうるわしいね
心が通じた友達との大事な約束だからこそ、ってのが瑞だってる
そして周りは「通じているからこの先も大丈夫」ってハンコを押してるのがまたよい
「谷川岳」っていう頂点が「2つある」というロケーションがこの場合
劇的な効果を挙げているかと、「1つ」で終わりでは無くて
「続き」があることの安心感と継続感が「続く友情」のあかし
御来光も拝めたし、いいものだけが目に飛びんこんでくる
圧倒的感謝しかしかないおはなしだ。























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「俺はディンゴだ」「こンのーッッ!」だけで買う (アニメ感想)

2014-12-14 15:25:42 | アニメの感想2014年 冬









俺、ツインテールになります。 第10話  なぜだ!?俺、絶不調 △










「不調なのは制作側なんじゃないか」というツッコミはだめなのかw
あれっすね「一発ネタ」的なものがかました後に急速にしぼんでく様を
にやにやしながら見ているような、そんな感触やね
ただ、当作品は「戦隊モノ」っていうツインテールに次ぐ基本構造があって
そこは「手を抜く」ことが難しい領域なんだよね、と今になって分かるという。
まあ、その混迷ぶりと総二が「ツインテール愛」と「性欲」を巡っての葛藤が
あるのがちょうどそぐわしいと言えなくもないわな
好みのタイプと実際に好意がある人が全然ちがうというのはよくある話だ
そういう葛藤が深いのがオタクってもので、そこを扱うのはいい視点ではある
ただまあ、もう大分腰がくだけちゃってるねえw
あと、今更だけど青い娘の扱いがひどいw 折角鈍感な幼なじみが色気づきだした
のだからもうちょっと好感度アップイベントとかあってもいいんじゃないかと。














甘城ブリリアントパーク 第11話  これでもう心配ない! △++










「商談」ちゅうのは「戦争」並にアツい展開なんすよね
武器をとらない戦いの最高峰のひとつで、面白い頭脳戦ものの華ではある
前かがみがオロオロする中で自信満々コンマンをやってる可児江くんが
世間でぶいぶい言わしてる代表みたく、憎らしいほどに頼もしいやね
相手からの指摘を全部がっぷり受けた上で交渉の要である「ゼニ」のとこまで
把握してるのだから、負けようがない。
マンガ的には「絶対に負けるってとこからの逆転」が幅を効かすけど
こういう横綱相撲こそが本当は理想なのよね、って大人はそうおもう。
あと、サッカークラブが「芝を整備する金もない」ってのはなにげに切実なはなしだ
Jでも資金繰りが順調なクラブは一握りなわけで、そういうのに
裏打ちされた堅実な経済感覚がこの物語の骨子を支えているとおもう
と、そうでありながら最後の最後に「ちょっと足りない」っていう
「逆転劇」を持ってくるとか、愉しませてくれるワ













ガンダム Gのレコンギスタ 第12話  キャピタル・タワー占拠 △+










今更だけどハッパさんよいね、「ガンダム」って作品は数々の名メカニックを
世に送り出してきたけど、彼もその系譜に連なるもの
よいメカニックとは何かっていうと、余計な主義や主張をせず
自分の仕事を誠実にこなし、そしてパイロットに親愛と敬意を持っている人のことで
ニポンジン的にいうと「職人」に対する好意みたいなものかと。
「G」に次々と新兵器が「実験」もかねて配備されるけどそのたびに彼が
ベルリにレクチュアしてるのよね、複雑な立場のベルリにそういう単純な善意を
感じさせてくれる人はなかなかいなくて、ありがたいわな
まあそもそも戦場でメカニックに反感を買われるようならハナシにならないのだけどさ。















棺姫のチャイカ AVENGING BATTLE 第10話  機杖(ガンド)担う少女 とまとめ △++










戦いましょう、愛のために










奇跡的にうまくまとまったなあ、という感想がある
まあもうあとほんの1話、いや15分もあれば
「父」を「弔う」ことをチャイカが決意するとこまでの経過や
サバターを捨てたトールさんの縦横無尽ぶりや
そして最後のシーンのとこまで、もっと抉るように良くなったろうけどね
でもここまででも大きな評価は動かないかとおもう。
人の性たる「破壊と闘争」で物語を大いに愉しんできたのに
それをガズ皇帝が語るとトールさんが「うるせえ」の一言で否定するシーン
誰かが誰かを大事に想うということの前に「世界のあり方」が屈服する瞬間
そして皇帝の元を離れたニーヴァと「記憶」を捨てて引き金を弾くチャイカ
もうこれで全部出し切ったって感じですよね、本当に
そういう喪失感と満足感がないまぜになった昂ぶりは本当に久しいものだった。
あれですよね、最近よく見受ける「悪意のある箱庭」的な「狭い世界」が
主人公達に「自分か世界かを撰べ」って問いがあまりにも直接的にすぎる為に
かえってその解答がちゃっちく感じることがままあるのに対して
「広い世界」の中でもまれて解答を導き出すことによって実に「しっくりくる」
答えを出してくることがあるわけで、そう考えると当作品そのものが
万事、「しっくるくる」ようなつくりだったような気がするのね
「造られたモノ」に対して与えられた「豊穣な世界」でどんな実を結ぶのか
という壮大な思考実験だったのかもしれんね、今思うと。
最後のシーン、カタコトだったチャイカが「感謝」でなく「ありがとう」と言う
チャイカを形づくっていた言葉が失われ、普遍的な言葉に変わる
それは喪失ではなく、彼女が確かに存在していたことが何らかの記号によってではなく
「記憶」として僕達に強く刻み込まれたと信じているからなんだろうね。だから、こう言おう
「生まれてきてくれてありがとう」「愉しませてくれてありがとう」
そして「生きていてくれてありがとう」、と。

















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流行語が決まってから面白い言葉が出てくる (アニメ感想)

2014-12-11 23:17:34 | アニメの感想2014年 冬










失われた未来を求めて 第10話  残された時間 △+









ここまでゆるっと学園生活をやってきたのに対して
ここにきて急にタネあかしとともに世界を「何周」もさせてきた
加速感が何というか、ここちいいかもな
物事を急速に理解する快感というか、そういうとこ
そうすることでゆいの焦燥感とかが分かるし同時に「好意」による
混乱ぶりも加味されるという効果、あるいは何かを「思い出す」という時の
ショートカットぶりともいえる、かくも時間は相対的なんよね
あとは意地悪な因果律を何とかかいくぐって「文化祭」に辿り着くだけでよい
懸念されるのは件の選挙で録画が失敗、あるいは放送そのものが
延期されてしまうかもしれないってのがあるけど
明日また、会えるよね?













アカメが斬る! 第22話  妹を斬る △+










1人1殺できたら敵味方ともに随分減ってしまった
ミーティングがミーティングにならないほどにな
その甲斐もあってか帝国の足下はだいぶん揺らいできたね
まあ、視聴者としては帝国の臣民の解放なんかより
メインキャラの生き死にの方がよほど重要なんだが
「悲しいけどこれって戦争なのよね」という言葉に集約される事態。
妹の手駒も何か無理矢理潰されて、もうなんか数さえ減ればよい
という因果の逆転現象が発生しているような状態だ
「メインキャラクターがばんばん死ぬはなし」ってのを
入念にやって50もヒロインがいる作品があるご時世に疑問を問うた当作品
「多数の幸福は個人の犠牲のもとに成り立つ」という懐かしい命題が
頭をもたげますね、「勝ち組」のいないおはなし。













selector spread WIXOSS 第10話  このぬくもりは限界 △+










ちより・エルドラ組が退場、あきらっきーもかな
あきらの粘質ぶりも相当だけどエルドラとの別れのサバサバ感が
すばらしいかと、新井里美さんがツボにはいる
何だろう、カードゲームっていう黒⇔白が目まぐるしく回転する中で
ちょっとこのルリグが気にいったから、とかマスターが気に入ったから
とかで驚くような犠牲をはらうという少女達の無謀でそして確かに存在する
「純粋な想い」ってのが美しくもかつ残酷だとおもう。
思えば2期になってこのくそゲーのルールを知って躊躇するるう子達の
足を一歩進めさせたのはちより達なんだよね、そのお役目をまっとうして(嫌な言葉)
そして寒々しいぐらい見事に退場させたもんだ、とおもう













グリザイアの果実 第10話  エンジェリック・ハゥルI △(+)











淫乱赤髪と女版雄二との過去を巡るおはなし。
「どんな時でもみんな一緒厨」って人はいるよね
つまりくたばる時も一緒だからしょうがないよねっていうことだ
ゲームの主人公がそんなものにくみするワケがないので
逆にそれゆえに孤独なのはデフォルトだったりする
まあ、その孤独ゆえに当邦では物語で重宝され、現実では疎まれるという
そういういかにも「おはなしっぽいおはなし」がリアルサバゲーの中で
展開しているとおもうでごわす。















トリニティセブン 第10話 
支配者(ゲームマスター)と憤怒の魔人(セイタンスレイヴ) △(+)










しかしアレやな「魔王候補」と「聖(ひじり)」がどんだけいるんだ、この世界w
ま、いまさらこのオーバーフローぶりがどうこうじゃないわな
エロスの為にひたすらこのアレっぽい展開をたのしむのがよい
そうなると指パッチンでキャストオフだけだってのはよくないね
もっとこうクリーチャーとくんずほずれずしたりいろいろなシュチュエーションで
愉しませて欲しいね、あとまだ脱いでいない忍者がよい
なんとなく「そういうキャラ」って流れができている気がするし
次回も大活躍なんだろうね、さすがにんじゃきたない。














ヤマノススメ セカンドシーズン 第22話  ともだちになろ? △++









あれですね最初はぼっちだったあおいが積極的に他人に声をかけるところを
見ていると、その成長具合にウルっとくるものがあるなあ。
まあ「山」だと人って小さいからね、しぜん助け合わないとって気持ちになる
カタチは違えどほのかちゃんはひなたに声をかけられる前のあおい自身のように
見えたのかもしれんね、そしてその想いがまた世界を広げる。
山登りのシーンとか富士山や今までの経験が生きているのが堅実
また、雨具が必要になって積み重ねてきたものが役に立っているのがすばらしい
こんだけ地足がしっかりしている作品はなかなかないね
「思い出の山」を巡ってあおいとひなたが過去に触れた場所やモノを確認して
感傷的になるところも心がうごく、まあ高校生の今とそんな変わんないじゃん
っていうツッコミはナシの方向でw














コメント
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