意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

Ours battle yet to come (アニメ感想)

2015-09-27 22:18:29 | アニメの感想2015年Season3






のんのんびより りぴーと 第12話 一年がたった とまとめなのん △++









れんちょんが「たけのこの中に人がいるかもしれない」とおもうやさしさよな
まあ「慈しむべきモノ」が周りを囲んでいて、そこから逆に慈しみを受けていて
それが当然周りの人にも適応されるという、そういうチンケな邪念の抱きようが無い
深くて懐かしい緑の空間に満たされている安心感がある。
あとはまーみんなのんびりとやってるよね、漠然としすぎだけど
言葉や行動に「矯正」ってのがまったくかからないような印象
ウケをとってやろうとか格好をつけようとかそういう力み返りが一切なくて
それでいて「無気力」とは無縁ななんというか人間のコミュニケーションがある
それはやろうとするととても難しい何かで、それが「当たり前」のように
やっているのが当作品のすごさ、といったところだ
目の前に広がる緑源郷をただただ視る、そのなんとしあわせなことだったか、とおもう。
そして1年もたつとそれが「懐かしい」となるんだろう
それが人が生きる時間ということなんだ。











がっこうぐらし! 第12話 そつぎょう とまとめ ○








それでも、わたしたちはここにいます―







このおはなしはとても親切ですよね、ボクたちが「見やすい」ように
「しんどい」ハナシをやるということということに関して。
由紀ちゃんの視ていた「がっこう」はすなわちボク達が「ぴょんぴょん」するのに
最も適合した視点で、そしてそれが「必要悪」的に必要だというオツムのよさ
そしてだんだんと「現実」から目を背けられなくなってくるのと
ボク達が視聴を止められなくなるぐらい関わってくるのと
調度歩調があっている、その計算のすごさといったらないね。
もしこれが最初からどばどば血まみれの「パニックもの」だったら
「一発ネタ」で終わっていたとおもうのね、ボク達がこの残酷な世界を
受け入れるのに十分な仕込みを果たしたからこそこの「そつぎょう」まで
目が釘付けになったのだと思うし、「下校の夕焼け小焼け」で危機を脱する
なんていういささかファンタジーじみた大業で〆ることも受け入れられたのだとおもう
あとはまあ視聴していて「映画的」な演出がちらほら、それも違和感なく
提示されていたのがよい、とかく他分野の「演出」ってのは「クサい」
ものなのにまあそれが生きてくる下地のつよさあってのことだったのかと
なにせすぐ背後には「死」がせまっていて生きていることに飽きている人間の
余剰なものに対するツッコミができぬ逼迫感があったからねえ
その足取りはけっして速いものではなかったけれど、ボク達を確実に
「学園生活部」のみんなのように追い込んでいったかとおもわれる
こういう「視ざるを得ない」チカラを有した作品が
現代的「にちじょう」フォーマットを利用して甦ることに畏敬の念をおぼえる。











Classroom☆Crisis 第13話  史上最大のプレゼン と報告書(まとめ) △+









「1話目」と「13話目」が同じ構成やね、どっちもナギサ救出
物語の〆としては伝統的なあり方でまあ教科書的といえんくもない
「アニメーション」としてはキャラクターまわりを描いてといったとこで
実写の「ドキュメンタリー」だったら「嘘くさい」となるけど
アニメーションとしては期待するぐらいの分量だったかとおもう
そんなこんなでそれぞれの長所がさまざまなる対立を経て
最終的には昇華されるというまあ実にうまい仕上がりだったかと
しかし、なんだろうねえこの「もの足り無さ」とでもいう何かは
有名な経営者の本を読んで感銘を受けてもじゃあ次の日から
自分の仕事に組み込めるのかとなるとうーんとなるあのもどかしさとでもいうか
結局「A-TECは優秀だから」で事が済んでしまっていたような
気がするのね、いやそれに疑問があるわけではなく彼等が優秀なのは
作中でも充分覗えるのは確かなのね、ただこの「優秀さ」ってのは
果たして「つごうのいい物語の為の優秀さ」なのか
「あるやむをえない試練の中で見せたまことの人間のチカラ」なのか判別しかねる
ってのがあるのね、まあいちいちクラスメーツ全員にスポットをあててたら
このスッキリとした終わり方になるための尺がとれなかったろうから
贅沢なんだろうけど、その「贅沢」を達成しうる特別な「何か」が
当作品にあったかと言われると口ごもってしまうところはあるね
傍観者でいやみなことをタラタラ言ってて最低な奴だけど、そんな印象がぬぐえない。











Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ ツヴァイ ヘルツ!
第10話  世界の片隅で君の名を △+










「スピンオフ」で「平行世界」という概念を持ち出すとはどういうことか
「いくつもの正編」という時の平等感と無力感とそれに対抗する
「今ここにある事態」ということの主張、何だかよくわからなくなってきたけど
「聖杯」としてイリヤと美遊が世界を隔てた「双子」であるのはきまりがいいね
そして双子の片割れがピンチの時、もう片方がそれを救うといううつくしさ
しかも失われた片方の武器を手に二刀流で闘うというのが覚醒の説得力を増させる
おそらくはほうぼうの「聖杯戦争」においてキーパーソンとして狩り出された
金色の王がラスボスをやってくれたのもまた都合がよい、そうやって
現代的「正義」たる「殺さない大火力」と「友情」でうまくカタをつけましたね
「stay night」のほうはあんまし「友情」を押してないんで
こっちの方面で勝負していくのは正しいとおもう、そして友情に伴う「日常」成分は
今回充分にあったかとおもうね、美羽のイリヤに対する想いが
イリヤまわりの友達にも少しづつ広がっているのも覗える、そんな夏休みだった。





























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リアルは地獄 (アニメ感想)

2015-09-24 22:28:42 | アニメの感想2015年Season3








アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第23話  Glass Slippers. △++








「シンデレラは遅れて舞踏会に行くもの」と相場は決まっているけど
「新世代」としてはその遅れていくシンデレラの不安に焦点をあてるのが
まあ現代的な「おとぎばなし」の適切な態度とはいえよう。
よー考えるとしまむーは当作品においてずーっと放置されてきたと
いえなくもないわけで、嫌なハナシだけど涙を流してようやく一個の
キャラクターとしてちょっと深いところで受け止められたような印象
まあでもしまむーだけじゃないよね「1クール」っちゅう縛りの中で
キャラが立たずに使い捨てられていく娘がごまんといるわけで
しまむーはそういう葬られた娘達の叫びを代弁しているといえんくもない
ただギリギリのとこだったね、ほんといろいろな意味で。
クオリティが高いはなしなのに自分で自分を追い詰めていくのがこの
「アイマス」に課せられた「魔法」の「対価」なのかもしれない。











Charlotte 第12話  約束 △+








How do you do ?







「全能力者の能力没収しかも期限付き」とか大きくでましたねえ
いやでもここまでデカいふろしきだと逆に省略ができるのか
肥大化した物語の始末をするのが主人公ってもんだわな、古典的だけど。
仲間や妹とのじゃれあいは流石に長年やってるだけあってうまいもの
できれば1話ぐらいかけてじっくりとリハビリをはかりたかったけど押してるからね
逆に友利とはこんぐらい短くてサッパリしているのがよい
「謎の少女がヒロイン」って概念と随分長い付き合いだった
ビジュアルアーツが出してきた、ウェットじゃなくてフレンド的な関係だけど
想うところはあるっていうそういう現代的なヒロインといえよう
もしかすると彼女に逢うための旅、だったのかもしれん。










監獄学園 プリズンスクール 
第11話 エリンギ・ブロコビッチ △++








「情が移ったのじゃなくて?」って言葉は別の人にかけるべきでしたなあ
ガクトが悲鳴をあげるたびに笑ってしまうねえ、アンドレが痛い目にあっても
面白くないのね、あいつは喜んでるから、つまらん。
キヨシと花さんの「主導権争い」の空気は異常なリアルさやな
いや、馬鹿馬鹿しいのは重々承知なんだけど、なんだろう性器を
晒しあったもの同士の異様な関係性みたいなそういう空気
そういう小学生とかが「やらかした記憶」がハナシとして現前している凄さ
女性器が「メデューサー」のように見えるなまなましさ
オトコノコによって「滅茶苦茶」にされるオンナノコの気持ち
そういうのが「遮光」されることなく現前していることがまあありがてえことです。











干物妹!うまるちゃん 第11話  うまるの日々 △+






うめなぁ♡





食ってばっかりやなwでもこっちの腹はすかない
ポテイトとかスイーツとかあんましこっちの食欲を喚起するものでないし
また、そうしたいわけでもなくそれに伴う「笑顔」が見たいわけで
海老名ちゃんはまさしくそういうお兄ちゃんの気持ちを
見事に理解していたかとおもう。
うまるちゃんの脳内会議で一匹だけお兄ちゃんの為に何かを
買おうとする奴がいて、そいつの意見が通るのがうるわしいね
これぐらいの割合で存在するのが適度だとおもうし
有象無象の「多数派」の意見がたったひとつの正しい意見によって却下される快感がある。











下ネタという概念が存在しない退屈な世界
第12話 下ネタよ永遠に とま○め △+









私は下ネタになりたい







「たかが言葉」でありながらみんな気をつけている
っていうのが「隠語」や「下ネタ」であって
その秩序をブチ破るってなるとそれだけでその人は一定の覚悟を
しなければならないってところはあるね、それこそ何かの「使命感」の
ような何かがないと、やっていられないかと。
まあでも「言葉」も「裸」も一回晒してしまえばお終いだからね
本当に感心すべきはその持続力と下ネタに対する「愛」なんじゃないのか
何にでも下ネタに変換する綾女、何にでも本のネタにする早乙女先輩
奥間きゅんの為にモンスターになるアンナ先輩、その「愛」のひたむきさが
「抑圧」された世界において美しいもののように見えるね
最後「秘宝館」か、いいところをもってくる。
きほん秘宝館のブツを見ても興奮したりはしないのね
ただ、コレを見て、作りだした人達に対する「自分と同じいやらしい人間」
という同胞意識が時代を超えてつながるってのにロマンがあるわけで
そういう「健全な精神」ってのに触れていたような、そんな気がする
ただの勘違いかもしれないがw











モンスター娘のいる日常 第12話 モンスター娘たちのいる日常 とまとめ △+








あれですね「年齢・体型どこまでならOK」的なオトコノコの趣味を
マンガ的に拡張したのが当作品といったところで
まあ主人公の公人クンの「許容範囲」の広さは実際におつきあいしたことのない
童貞の元中二病的なそれといっていいのかもしれないねえ
お色気コメディアニメーション的には笑っていればいいのだけど
さて、「素」に戻ってどの娘までならOKとか考え出すと結構やばいかもしれん
まあ逆に言えばそういうのもやんわり着地できる「アニメーション」として
本領を発揮していたともいえなくはない、ダーリンはその主人公にして象徴かと。
「脱皮」とか「産卵」とか結構攻めてたよなあ、そういう「MON」としての
あり方が従来のおっぱいアニメとは一線を画していたかとおもう
ここまでではないけれど女の娘と付き合ったりするといろいろ「生物」として
違うところがあるのがわかって驚くってのはあるよね
「モンスター」である以前に「娘」ってだけでそれは異形で
不思議にみちみちているものなのだ。





























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前期のアニメのキャラの名前がもう思い出せない (アニメ感想)

2015-09-19 18:29:09 | アニメの感想2015年Season3






↑「響け!ユーフォニアム」のチューバの娘とか








のんのんびより りぴーと 第11話  甘えんぼうになった △++








ほたるんとこまちゃんが一緒にいる時の安定感はすごいね
あん×きらのような絵面、お姫様だっこが出来る程の体格差がすごい
・・・という前フリがあってほたるんがお家に帰ると
もの凄い甘えんぼさんになるのが展開としてよい
この娘はちょっと漫画のためにあつらえたような設定の娘なんで
こういう背伸びしないところが出ると親近感がグッと増すなあ。
妹にからむひかげがリアルな姉妹っぽーい
基本的に「次女」ってのはあんまし人からかまってもらえないから
自分からからんでいくスタイルによくなるのだけど当作品でも例に漏れず
って次回はもう最終回「一年がたった」か! はええよ











うしおととら 第11話  一撃の鏡 △(+)








主人公を修行の旅に出しておいて地元に残したヒロインを
どう助けるか、というおはなし。きょうびだと設定が無茶だから
なるたけやりたくない展開だけど、無理矢理やったね。
「説明」の為にけっこう「過去話」をいれてくるよね
聞ける内容だからいちおう聞くけど昔はもうちょっとこう
こういう過去話も含めて「人がつくった作り話」ってのを
もっと真面目にとりあっていた気がする
犬と喧嘩したり、誰かをおんぶしたり、独りのオトナになって
縁が無くなった行為にちょっと憧憬がある
とりあえず野犬と闘ってくるか(おい)












オーバーロード 第11話  混乱と把握 △+








宝物庫







課金アイテムをロスした時の腹立ちかげんはわからんでもないw
仲が良かったペペロンチーノさんとのことを語ったりしている時のモモンさんと
「ゲームのキャラだから」っちゅうことであっさりと残虐なこともできるアインズさんの
ギャップがおおきく、それを糊代してる「オンラインゲーム」って設定が
最高度に生かされているよねえ。
「やむをえない事態」により自分の黒歴史が眠る宝物庫に行って
めためたにされるモモンさんがたのしいw
その一方で一騎打ちに臨むことをめぐり交わされるアルベドさんとの
芝居がかった会話にもチカラがこもる、この「モード」の複雑さが
「仮想世界」を取り扱うハナシのたのしさで、そのモードの性質の違いを
よく知悉した作り手が状況に応じてくりだしてきているからこその鮮度なんだろう。











乱歩奇譚 Game of Laplace 第11話  白昼夢 とまとめ △(+)








自由落下






ケーサツ(社会)が無能だから「復讐」を復活させようぜという
もともとは「復讐」による混沌が先にあったものを苦労して「ケーサツ」とかに
任せるようになったのにその秩序の有り難さを忘れる程に飼い慣らされた
ボク達がそれに逆らってみる、というのがてけとうなまとめ。
SF的に「治安」がスッポリ抜け落ちているってんならそういう見方もできるのだけど
そういうぐらいには「極端」にいってないのね、「無能」だけどギリギリ存在するような
そういうリアリティが残されているのがいやらしい。
(毒を所持している容疑者を放置する程の阿保さ加減だけど)
しかしまあ解き明かした「数式」において人間の命の軽さはニュートリノよりも軽い
っちゅう「理系」の人間ってこわいわーという世界観が
「探偵病」的犯罪者・探偵ともに「人間止めました」を通して描かれているわな
現代では笑いバナシにしかならんのだろうけど50年ぐらい前は
そういう「理系的発展」が脅威に思われていた時期もあったかもしらん
しかし、「軽い」よね、たぶんコバヤシ君は中性子よりも軽いのだろう
じゃなきゃ飛び降りた人間を後からおいかけてつかまえるなんてことはできん
その軽さは「フジテレビ」っちゅう「重さ」を描くことが機能不全になってしまった場の
真夜中に視る「うつつのゆめ」としては相応しいものだったのかもしれない。













城下町のダンデライオン 第12話  王冠は誰に輝く とまとめ △++







「ハプニング」がいつも「上(天)から降ってくる」んですよね、当作品
「ヨコ(人間)」であることがきわめて少ない
つまり「王族」をいじって遊ぶぐらいの余裕がある善良な臣民によって
「国家」が成り立っているというファンタジーが前提となっているのね
あとはじっくりと櫻田さん家の家族を観察してれば、ほらね、もう終わったw
肝心の「選挙」も「決断」のためではなくて「成長」のための王様からの
豪勢なテストみたいなものだと考えればまあ恵まれた人達の「日常」では
あったかもしれない、必要なモノは全部もってるものね
そしてそれをあますことなく描けば事が足りるというそういうことなのかも
「何かが足りない」から「何もかも持ってる」という「日常系」を発見した
ここ5年のアニメ界隈で「いやらしいところを全部排除したセレビリティ」の
作品としてボク達の記憶にひっそりと残ることと思われる
たんぽぽ(ダンデライオン)のように。
















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大人を騙して儲けよう (アニメ感想)

2015-09-15 19:54:34 | アニメの感想2015年Season3






がっこうぐらし! 第10話  あめのひ ○!








「脱出用の通路が見つかった」とか言えばもう終局がちかい
と同時に「時間稼ぎ」の為のいろいろな何かも壊れだすという当然のあり方。
冷静に見るとりーさんが記帳していた出納帳も資源は残りわずかで
全てが何かの終わりに向かって確実に進行している。
このゾンビは「段差」に弱いみたいので「上」にいる内は
比較的安全っぽいというゲーム的設定、なので「下」にいくということは
危険があぶないというわけだ。ゲームみたく「火器」でも見つかれば
なんぼか安心感があるんだろうけどね、当邦は安全で平和な国(だった)なので
それらがほとんど無いというのが冷たい現実として重くのしかかってきてる
もちろんそれが「へいわなにちじょう」を保証しているのだけど
そして仮にそれがあったとしてもかつての笑顔を知っているものを殺せるかというと
全く別のおはなしで、現実の「脅威」となったソレと親愛なるアレとの
瞬間的なくるみちゃんの葛藤が、見ている側の脳幹も痺れさせる。
その後の「回復フェーズ」も、ね、りーさんが「いっそ腕を切り落として
しまった方が・・・」と逡巡するとこも、静かに絶望できる。











城下町のダンデライオン 
第10話 さーち☆らいとの行方/兄貴面するお兄ちゃん と
第11話  さようならスカーレットブルーム △++








それぞれのキャラクターの現在と過去とそして未来
明るいところと暗いところ、それらを隠し立てすることなく
まるっと晒して、それが実に受け入れやすくできている
しかも家族みんなにきっちりライトを当ててくる公平感は
デレマスにひけをとらず、派手ではないけどよくできてるよ
あと「能力」の使用方法だよね、「敵」がいない世界において
どうやってそれとともに生きるのか、みなさんよく理解してる
小さい頃の「失敗」とかもあって説得力があるのよねえ
こうなると櫻田さん家の誰が王様になっても文句はないという
そういう「幸福な民主主義」が成立しているとおもう
「誰がなっても駄目だから同じ」ではなく「誰でも良い」という
見かけは同じでもその内容が180°違う同じシステムのおはなし
でもたぶんここで王様が決まってもまた何年後かに再選挙をするんでしょ?
民主主義ですもの。












戦姫絶唱シンフォギアGX 第10話  こんなにも、残酷だけど △+










前期で退場したバカのまさかの再登場で茶番劇がにぎわうことw
でもまあ一本調子でやられるよりあの手この手で攻めてくるほうが、てごわい
エルフナインちゃんの「トロイの木馬」としての目的も判明
まあ分かってて受け入れてたからね、やむなし
そういうさまざな障害を歌劇のチカラで乗り越えて進んでいく劇として
洗練の極みにあるよなあ、それも「障害」が「過去」からきてるからこその
納得感があるっちゃあるね、けして絶賛ばかりではなかった1期2期が
あってこそ今があるといったところだ。











アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第22話  The best place to see the stars. △++









「競争相手」でもお互いに協力することを辞さずに
自分達の糧にしていくシンデレラ達のたくましさがすごいっすね
こんな完璧な連中、人間じゃねーよ(あたりまえだけど)といった
やっかみもでかねないようなダイアモンドぶりってとこに
一点しまむーの穴が開いていて、そこを埋めるのが最後のお仕事になるうまさ
「シンデレラ」と「クローネ」もそれぞれ方向性の違いが出てたかと
「POP」と「COOL」的な棲み分けで、充分可能かとおもわれる。
しぶりんが歌い終わった後Pさんに「どうだった?」と聴いて
「すばらしいステージでした」とお褒めの言葉をもらえるまでの
その静かなやりとりに最高の賛辞をかんじるねえ
そしてそれは視聴していた多くの聴衆の感想でもあったにちがいない。











Classroom☆Crisis 第11話  それぞれの逆襲 △+









伏せていた札を全部オープンにして心を折りにきてるね
それは資本主義的「脅迫」ともとれる、あくまで「合法的」なな
単純な暴力にはそれでもって応えればいいのだけど
そうでないこういうのに直面した時にどうなるのかってこと
親しい人に支えてもらったり、そもそも馬鹿だから気にしないとか
いろいろ理想的な解答をだしてくるねえ
「軍事」ってのは「必要」に迫られた時には価値が跳ね上がるけど
「まだ」その時ではないのだから「軍事」で儲けようとすることを
公表すれば一般企業としてはダメージが大きいだろうから
そのあたりに活路がありそうだ、と同時により効率的なエンジンが
開発できれば「資源」を巡る争いに一石を投じることもできるというのが
ありそうなおとしどころかなあ、といったところで
退場したはずのお兄様によってナギサが刺されたというとこで〆るのがうまい
「単純な暴力」がハナシとしては効能を発揮しているという皮肉










WORKING!!! 第10話  その女シズカ △+








手のかからない子







高梨母と店長代理、どっちも「空気が読める」タイプの
人間ではないけれども社会的には「上司」のように
必要な人種なんだろうなあとおもわせるハナシ。
そういう人達が見るのは「長所」じゃなくて
「手がかかる短所」なのよねえ、あるいはなんか変なところ。
「ファミレス」っちゅう日常的な舞台でマンガ的に
どうあれば「見てくれる」のか、当作品のキャラクター達は
それを等身大に(ちっちゃくないよ!)描いているとおもう。
かたなし君と伊波さんの手がかかりそうで、かからないそういう距離
かからなければわからなくて、かかってしまえば終わる、そういう距離。


































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I AM AHO (アニメ感想)

2015-09-10 21:16:32 | アニメの感想2015年Season3





Charlotte 第10話  略奪 △++








未来を略奪







「強き者」ってことよなあ、いや「略奪」の能力のことじゃなく
何度も訪れる苦難に耐え忍ぶことと、そこから学ぶこと、そのこと
そうやって手に入れた「残酷な未来を変えるチカラ」こそが
人間として持ちうる真の強さであって、「学校」こそが
それを涵養する場であると主張したいのだろうねえ
おまえらも馬鹿やってるのもいいけど「勉強」もしとけよってこと。
と、ここまでなら「タイムリープもの」としては「模範生」的な
解答ではあるね、ここまででも及第点は保証できるけど
まだおはなしを残していてそしてここからが「真」に近づいてゆくことになる
それは苦学して手に入れた未来がまた「不明」になっているおはなしで
物語の深意の紬手はそここそを取り扱うものではある。










監獄学園 プリズンスクール 第9話  体液がいっぱい △++








ぼちぼち「1回休み」的な他作品が増えてきた中
「腕相撲」だけで1話消費しようなんて考える作品はやはり違うね(気が)
でも底の底では「目的」に叶っているのねそう「時間稼ぎ」ってやつに
「ナンセンス」すれすれだけどそこをアホな理由で回避する離れ業。
あとこの作品には「青春」の浪費がみごとに描かれているね
男共が集まってヒマをもてあましていると「よしいっちょ腕相撲でもやるか」
ってなる気分はオトコノコには理解できんくもないわな。
しかしまあ芽衣子姉目的さんもたいがいアホだなw
アホな連中と関わってるとアホになるといういい例ではあるね
だけどそのアホさかげんがかわいいかもしれん。











下ネタという概念が存在しない退屈な世界
第10話 ジイ級クエスト △(+)








私が知っている(ナニ)と違う







なんだかさっきから「筋肉を露出した男の時間稼ぎ」が多発してるw
そう「筋肉」ってのは「日本人」にとってみれば「晒す」べきものではない
それをあえてそうすることによって「時間」を稼ぐ程度のことはできるということね
「バスジャック」とかよく「乗り物」を妨害することによって
当作品は刺激を得ているね、機械文明の象徴にまっ裸で立ち向かうこと
それができているとおもう。たぬきちと綾女のトークもだいぶんこなれてきたね
戦場でいつも悪口を言い合っている同僚に芽生える信頼感といったところ
よごれちまった悲しみの中でその信頼関係だけが純粋にうつくしい。










アクエリオンロゴス 第10話 届け!本当の声 △(+)








「創作劇」として「誰でも知ってるおとぎばなし」を無茶苦茶に
改変することは基本的な手筋で、とても「勝手」にやりやすいのね。
内気なシンデレラの心の声を解き放つってのは僕達もよく慣れ親しんだメソッド
河森さんは若人をおもしろおかしくこき使いながら彼等に成長を促すのがうまい
そしてその「場」としてさまざまな現代的ガジェットを自在に行使すること
そのことに関する柔軟性がすばらしいとおもう、古風で新鮮という境地。
あと「敵」ってのが「不倶戴天」のそれではなくて若人に成長の機会を
与える「試験官」みたいな役どころだね、現実にもよくいる
「容認できなくはないけどちょっと嫌だな」ってかんじのそれ
もの足りないかもしれないけど「敵」って言う時の馬鹿馬鹿しさが
ないのがありがたいっちゃありがたい。












実は私は 第10話  素直になろう! △(+)







幼馴染みの権利と義務







「つきあいが長いおさななじみとの距離」ってのを付喪神のメガネに
託して消化したカタチやね、「外道設定」はやっぱり女の娘としてはどうなん
ってのがあって早めに印象を修正にきたかんじだそしてそれに間に合ったかと。
今までの悪行をすすぐべく幼馴染みとの想いを訥々と語るとこはいいシーン
「秘密が隠せない」ことを誤魔化すためにいろいろなリアクションをとるのが
当作品の面白さだろうけど、それを一番長くかつ執拗にやってきたのが
メガネの彼女ってことで、理解すると情もわくわな
そしてキャラクターがみんな「隠せない」もんだから多人数になると
秘密の告白大会みたいになって大騒ぎになるね、そのたのしさ。










モンスター娘のいる日常 第10話 Dのいる日常 △(+)










Dの馬鹿はどこだ!! D出てこい!!!









スーがすっかり便利キャラ化してるね、誰とからんでもイケる口
乳を吸って解決とか「タルるーとくん」以来のご都合主義だw
あれっすね乳が過剰であることを「モンスター」ということで
ギリギリ処理しているフシがあるね、それも差別感スレスレのとこで
成立しているといえんくもないけれど
当邦のメディアにおけるある種フリーキーな乳事情をうまい落としどころで
やってのけているのかもしれないねえ。
公人がセントレアに跨がって落ち着けさせるところは率直に格好がいい
駄目なところもやんわりと受け入れてやって、その上でアタマを
使ってそれに向き合わせるという理想的なダーリンだよな。




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面白い番組は深夜にしかやってない (アニメ感想)

2015-09-05 21:44:46 | アニメの感想2015年Season3








干物妹!うまるちゃん 第8話 うまるとクリスマスと正月 △+









恐怖の怠惰装置KOTATUがでましたね、季節外れだけど
だいじょうぶ、あっという間に季節の方が追いつく
こたつ自体もあったかいのだけど人間同士の距離がいいんですよね
許されるギリギリの距離に自然となるつくり、調度当作品の距離感と一致。
うまるとぼんばが酒飲み友達のようになってるね、キャラクターごとに
それぞれ違う関係性で、それでいて仲が良いというリア充的社交性
新登場の叶さんは最近ちょろちょろ目に付く「働く女の娘」的キャラ
立派な社会人だけどすり切れる程には絞られていない塩梅が
同じような社会人視聴者からはウケがいいのだろうとおもわれる
同級生が3人同じ会社とかあれか、みんなして同じ会社に就活したら
そのままみんな採用されたってことなのか、珍しいけどなくはないかもな
そういう「偶々偶然のつながり」ってのがマンガ的に配置されていて
イチから人間の関係性を構築しなければならない社会人には
うらやましくおもう。











実は私は 第9話 水着に着替えよう! △+








お約束の「水着回」なんだけど
はて当作品に感じる違和感はなんだろう。
あれかもな「ハナシの都合」ってか朝陽くんが率直に
「水泳に行こう!」って誘ったのがいいのかもな
絵柄もそこまで当今の「萌え」的なとこに媚びてないかんじだし
なんちゅうかそこまでがっついてない男子高生のたのしみ
ってのが当作品の良さだわな、まあ退屈ともいえるかもだけど。










GOD EATER 第6話  泥中の蓮 △+







「おんなのこと2人旅」とか焦がれるねェ
いやらしい気持ちを抜きにしても何というかある人間と
緊密に何かをやっていくってのは心がさわぐってのがあるね
「危なっかしい美人」ということに関しては真綾さんの領域。
「無くした武器を探しにいく」ってのもよい
普段どれだけ頼っていたかってのがよくわかるね
当作品いろいろなものを「喪失」することによって
物語のテリをつけているのよね、ゲーム的「主人公無双」には反する
アニメ側の提示する「まともなハナシ」ってことなのかもな











オーバーロード 第9話 漆黒の戦士 ○








デカブツとの戦いは最近のはやりの演出
そこまで負担がかからずにこういうことができるようになった
ナーベさんも召喚主のハゲのおっさんをすぐに殺してもよかったのにね
わざわざデカブツの相手をするあたりがモモンさんの流儀を理解してる
「戦士として」優れた技とかをその身に受けてその上で
力任せにハッグして倒してしまうのが身も蓋もなくて凄い演出
魔法とかで一瞬で蒸発させるのとは違ってさんざんに生き物として
見苦しい様を晒させるのが残酷で、そして当然の報いではある
それを演じる2人も見事なものだったかと
ダークファンタジーとして充分にひたれる当作品なんだけど
造反の報告を受けてモモンさんが「は?」とか時折素に戻るのが
面白いね、設定上のそれがいい息抜きになっている。


















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日本の夏、ゾンビの夏 (アニメ感想)

2015-09-01 23:17:24 | アニメの感想2015年Season3








がっこうぐらし! 第8話 しょうらい △++








りーさんの目が開いていることが多くなってきたねえ
見たくないものも見なければならなくなってきている、ということか
りーさんがみーくんを抱きしめるとこがうつくしい
2人とも就寝前で結構しどけない格好をしているけど
それ以上に逼迫した状況が別のエモーションをもたらすね
何かをハグしたり(エ)モノを所有し続けることは
人間に安心感をもたらすね、今回はそういうのがちらほら見受けた
ゆきが見つけてきた人形とか寝袋も見方をかえれば
非常時のモノであったり旧日本軍のモルモットのようにもみえんくもない
そう、「見え方」を天国と地獄を通して問うているのだ。











アイドルマスター シンデレラガールズ 2nd SEASON
第20話  Which way should I go to get to the castle? △++








もっと前に出たい







しかしまあ贅沢なことよなあ、とおもう
手持ちの駒にはずれが無くて「それぞれの道」って言われると
こちらとしてはうぐぅと口をつぐまざるをえない、という。
それはたぶん「アイドルもの」っていうのを10年かそれ以上
流行っているときもそうでない時もこつこつやってきた下地があるからで
その上に種々の花が咲き乱れているという状態なわけだ
その花をどう取り合わせて飾るのも自由であるという状況で
そんなら「選ばれたアイドル」を提示して有象無象の偶像が
乱立している当今の芸能事情に異をとなえるのもまた自由であるという
そういう大手事務所の内実がうかがえるとこが凄いね
そしてそこで吹く風に揺れる花々を見るのも実に剣呑なたのしみではある
でもまあこのお話を見てるともう「アニメ」は「現実」の「アイドル」を
「越えてる」といえるかもしれないね、今は調度そのはさかいのところで
僕等はその現場の見物人といったところだ。










Classroom☆Crisis 第9話 歓喜なき勝利 △+








アニメで「利益当事者以外は極めてどうでもいい政治ごっこ」を
やるということ、それをやりきったということを評価しよう。
それはアニメの「前に出る感」に抵抗する、そしてリアルでは
きわめてよくある「人間同士の足のひっぱりあい」だ
この停滞はもちろん「アニメ」的にはその後の「解放」のための
「ため」になるはずでそのあたり踏み台としては
あの小物のユウジ兄さんで充分であったとおもう。
ただ、この後だよね、この状況をいったいどういう「創意と工夫」で
ひっくり返すのか、分かり易い「長所・短所」がない当作品では
そこが非常にウェートがかかるわけで、この真面目さは
最近の「ぬるっと」した作品群の中では貴重なものかもしれない。











戦姫絶唱シンフォギアGX 第8話 向き合う勇気 △+







「果たされるべき理想と責任」を巡って相違や紛糾があるのが
「拳で解決できることは少ない」ってことのようで、リアル
そしてそのあたりに「世界の悪意」ってものをもぐりこませることもできよう。
そのあたりの仲裁を「シンフォギア」っちゅう完璧だけど不安定な
「歌」を主題にした作品に託しているのがよくわかる1話だったかと。
きりちゃんとしらべちゃんを迎えに来て叱っている指令とクリスちゃんが
完全に旦那と若奥さんだったなw くずみたいな親もいれば
こういう立派なのもいることに救われるということだ。











WORKING!!! 第8話 ミスティック・シュガー △(+)








おにいちゃんは厳しいけど







山田母がワグナリアのみなさんに「ご迷惑をおかけしました」って
かぼそい声でも言っているのが、事情が分かっているとすごいことだ。
ゲスのように勘ぐると「吃音者」のような印象だね、ニコラスさんのように
そしてそれを「翻訳」できるのが山田兄の兄たるほとんど唯一の由縁だろう
でもその分、山田(妹)は「妹」として受けられる愛情が不足していたかもしれない
ともおもえるねえ、古びた言葉でいうと「不憫」ってやつだ。
ともすれば「お涙ちょうだい」的ないやな流れになるのだけど
それが「まんが」の中で見られうる微妙な距離が保たれているとおもう
その「なんやかや生きてる」っていう「ふいんき」の現前性。









コメント
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