意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

掃除そっちのけでアニメ(アニメ感想)

2008-12-27 16:47:03 | アニメ感想(07・08・09年)


魍魎の匣 第12話『脳髄の事』 ○+!




これは凄い。人間を扱うウェットさが話を
盛り上げてとんでもない事態を受け入れさせ
ている。アニメを見ていて胸が重くなるのは
ひさかたぶりだ。



もうこういう「重い」話はたぶん現代を舞台に
しては構築できないのではないだろうか
と、ふと思った。全てが切り貼りされて動画
サイトにうpされる時代、そういうのも悪くない
と言えるところがなおさらタチが悪い。


「喰霊」が「神楽と黄泉」という「ふたり」の
関係に焦点を集中していたのに対して
それぞれの人物、それぞれの思惑が強い粘性を
もち、「匡」の中でドロドロに混ぜ合わされている
そしてそれを支えている物語の強靱さと演出の
確かさ、実にマトモなおはなしです。
それが何か?






伯爵と妖精 12話
伯爵と妖精とまとめ △



話はファンタジーを支えうるぐらいの
強さがあるのだから後はアニメーションと
してどう面白いかってとこで、そこが
まあ可もなくなんだから評価も素直に
不可もなくと言わざるを得ないわけで。

まあこういうイチャイチャばなしを
主軸にしたのはベタな展開のほうが多分
脳みそしぼった話より好まれるのだろうから
好きな人らはそうだろう
好きでない人や「卒業」した人らは、どうかな。





とらドラ! 第13話
「大橋高校文化祭【後編】」 ○



小利口な展開に走らないとこがいいなあ
皆さんたぎる想いを持て余していらっしゃる

大河の親父さんは多分後妻の方とつまらん
ケンカでもしてたのでしょう、で落ち着いたら
大河もどうでもよくなった、と。
あるいは大河をダシにして煽って―


そしてアニメーションとしての幸福
走る、騒ぐ、蹴る、投げる、手を取る
踊る―やはりアニメは若人のものなのか
おのれをさらけ出した後はいっとうキズナが
強くなって、そうして多分いっとう痛みも
深くなる、と。






ヒャッコ 12話
「18コメ 一姫二太郎三虎子
19コメ 虎子故に迷う鬼心」
13話「四人虎を成す」
とまとめ(長い △+





美少女達が織りなす学園コメディ
―ただしぱんつ抜きで



気がつくと今年のアニメで気が利いた
話題っていうとぱんつの存在論うんぬん
ぐらいだったのでは、と言ってみる
なんど「ぱんつは私たちの心の中に
在ります」と書いたことか、あほらしい



当ヒャッコでも「スカートめくり」
回という高校生にしてはいささか直線な
おはなしがあったのだけど、そこですら
脚+布+スカートの三点直接描写は見受けられず
今日ではなんともまあストイックなことではある


というか、何ともすれば「ヒャッコ」という
このお話、いったい何をウリにしているのか
と問われると、オタク脳の人としては非常に
困るのではなかろうか。別にそういう萌え記号を
徹底的に排除してやろうってほど力んでいる
わけでもないだろうけど。

で、何が残ったかというとほとんどピュアな
アニメーションとしての楽しさとでもいう
ものなのではないか、と
その証拠としては第1話以前のエピソードを
描いた最終話を挙げればよいのだろうとおもう
各キャラクターに焦点をあてているオムニバス
方式だったのだけど、そこで切り出された映像は
よく「わかっている」人間の手による短時間で
印象深いものだったのではないだろうか
(個人的には虎・雀・歩巳・龍の主要メンバーの
エピソードが良かったと思われます)


ただ、「ぱんつ」を抜いたところで
どう楽しむかってなるとハードルが上がるのは
事実ではある、他にいくらでも楽しい作品が
あるじゃないかと言われると即座に反論が
できないかもしれない
「真水」が人間にとってあまりおいしくないような
そんな感じ。






CHAOS;HEAD -カオスヘッド-
第12話「使命 mission」とまとめ




妄想は終わり、創造がはじまるの・・・




序盤のサスペンスで話をひっぱる展開も
いかがかと思ってたけど、後半の量子力学かぶれの
展開はいっそうひどい。小萌センセイにでも
させときゃいいんだよ、そんなもん。


ただ「それっぽい」話を美少女でくるんで
ダラダラとやるってのはまさしく「妄想」で
最後までそこを映像的に一歩も抜け出して
いないってのがまあある種の反面教師的効果を
狙ったのかもしれないけれども
悪い見本だけ見せられても困る






ロザリオとバンパイア CAPU2
「十字架と家族とバンパイア」とまとめ △



最後は「お嬢さんを僕に下さい」ばなしデスカ
お前の律儀さに俺が泣いた


ヒャッコがほとんどピュアな動画としての
楽しみを追求していたのに対してこちらの
ぱんつとの蜜月ぶりはいかほどか

ストライクウィッチーズなんかだと
ぱんつとかにも見せ方のこだわりが
あったのだけど、こちらはあえてそういう
衒いを捨てているようにも見え
1ナノミリほども心を動かさないぱんつを
えんえんと描き続けるっていうのも
面白いつまらないの領域を通り越して
ある種の哲学的境地に達しているかもしれない
・・・すいません、ただの妄想です
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クリスマスは延期になりました(アニメ感想)

2008-12-24 17:58:25 | アニメ感想(07・08・09年)


屍姫 赫 第12話「夜明け」 △+



うむ、このお話は景世さんがいちばん
「血肉」を切っていた、彼がいちばん
活きていた、だからこそ死ねた、と。


そういうわけで、今度はヘタレ旺里クンが
その偉大なる兄越えをしていくって展開かね
ん、なんかこの構図どっかで見たことがある
ような―


グレンガランじゃん


眞姫那が景世抱いて絶叫するシーンは
まあうまいけど、ズルイ。
次はちゃんと「声」つきで聞きたいすね
中の人の成長具合次第かしら。






とある魔術の禁書目録 第12話
「絶対能力(レベル6)」 △




シュレディンガーを一石ぶってる間に
肉は消えw



このお話の基本構造は
登場人物同士がちょこちょこと仲良くなって
そこにイベントを放り込んでいくって
スタンスでなく、まずはトンデモな事態が
発生してそれをトンデモな力や精神力で解決して
いつのまにか仲良しさんって展開なんで
すごい転倒があるわけで
ある種ラノベの精神の体現者と言えなくもない
で、その死線をくぐりぬけたヒロインは今なに
してるかって言うと

焼き肉食ってますw


もうちょっと展開をゆるめれば相当
面白そうなのだけど、原作のもってる上記の
ラノベ的美質とは相反するものなので
うまくいかなさそう、そろそろ原作も
見てみようかなあ。






喰霊-零- 第12話
「祈 焦 ―いのりのこがれ―」 
と、まとめだってヴァ△+



さいしょに主要キャラぽい人らを
皆殺しにして「なんでもあり」な世界を
演出しといて、それでいて壊れて欲しくない
「日常」がヘーゼンとあるのはちょっと
ズルいと最初に言っておく。



しかしまあ「姉妹愛」を詩い上げるのに
ここまでやるかっていう執念はすごいってか
スカスカなキャラ造形がいいんじゃんって
のにずいぶん毒されていたからかえって
新鮮というか、まあ続けて見たら飽きそうだけど。


「屍姫」とも設定がかぶっているけど
とりあえずの「敵」がゾンビというのがまあ
大定番というか、ムリすれば「お家」って
「制度」も生きた人間を無視したモノとも
言えるし、そもそもわれらとてズンビーで
ないのかと言い切れるかどうか。


ただ、活きた人間を導き出してそれでおしまい
っていうのが物語を小品のようにしてしまって
いるような気はする、随分派手に話を展開した
わりには損をしているようなそんな気も。
1クールで話をつくるってことはそのあたりを
覚悟しなければならないのかもしれない。







あかね色に染まる坂
第12話「あかね色に染まる坂」
とまとめ



ようやく昇りはじめた
はてしなく遠いあかね坂


馬鹿になりきれなかったおはなし
ってことで、スクールデイズから
最終話を抜いたような感じ。


なにひとっつ面白くないんならいっそ
それを美点にしてクソアニメでも
つくればいいものを、原作つきだから
できないか、そんな暴挙。
画もそこそこっていうのがかえって損して
いるような、あと声優さんね。






ケメコデラックス! 第12話
「キリコVSケメコ」とまとめ △




馬鹿になりきれなかったなにか
その2



あかね坂よりアニメしていたからまだ
なんぼかマシに見られていたけど
それでも多分「狂乱家族日記」の
ハチャメチャさには劣る。
え、他の美点?んー女の子がかわいいかも。


同系統の強者としてアニメの「瀬戸の花嫁」を
ひきあいにだすと、主人公の永澄クンなんか
だとじゅうぶんに壊れちゃっていて
彼を見ていて安心して笑えるわけだ。
つっこむ側っていうのは真人間でも変人でも
駄目っていう綱渡りが出来る人間じゃないと
イカンので、三平太クンはまだその芸域には
達していないかと思われる。
コメント (2)
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今年のアニメ、今年の内に(アニメ感想)

2008-12-21 13:12:48 | アニメ感想(07・08・09年)

CLANNAD ~AFTER STORY~
第12話 「突然の出来事」 △+




いつ見ても波乱万丈



あるろっけんろーな男の人生のあれやこれや
素直に受け入れられるのはこれもひとつの
詩(うた)だからなのかもしれませぬ



>自分の為の歌、人の為の歌


そんなもんないのにねえ、最初から。
でもまあ自分が火山の火口で踊っていたのに
気付いてゾッとするってのは無くはない
別にそれは歌だけじゃなくてアニメもそうだし
そしてそれらのレビューも程度の差こそ
あれ他者に対する「責任」を負っているのよね
やれやれ耳が痛いね



>芳野と朋也父


ここにも大事な物を見失った男がひとり
だからこそ捨て鉢な行動もとることが出来た



>結婚しよう


なんだか負の連鎖的でなし崩し的に
モヤモヤっとした感じがかえって良い
実際そんなもんじゃないかなあプロポーズって
あとなんでか分からないけどふと
「マイセルフ・ユアセルフ」って去年やってた
アニメ思い出した。







かんなぎ 11話 でも、あやふや △+




穢れ―ある勤めを果たすための障害となるもの



しかしその「お勤め」が無いのだから
困ったものだ、産砂で育った子らはカミサマが
手なんぞ差し伸べないでも勝手にどこへでも
突っ走っていく、仕事を失ったカミサマは
「自分探し」なんてはじめてしまう
なんちゅー時代か。


あるいは、だ、「神」を捨てて乗り換えた
新しいシステムにぎゅうぎゅうとなっている
子らに対するちょっとした気晴らしを提供
してくれているのかもしれんなあ
自作自演劇っていうおしばいでさ。







ロザリオとバンパイア CAPU2
12話  封印とバンパイア △



物語の締め役(水戸黄門の印籠)を
全面に押し出してくることのおかしみ
でも大した話今までしてこなかったから
そんなにおもしろいモンでもないわなあ
まあゆるゆるーでいいんだけどさ










夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~
第12話「サクラマウ」と総括 △




サクラフリシキルセカイ



でも、あやふや
なんか「妖怪」とか出して「人間」とは
違うよねー苦しいよねーってのをちょろっと
やってるわけで、肉体を乗っ取られたとか
どうとかやってたけど、別にちょっと行き違った
幼なじみとえんえんと喧嘩してたって言っても
そう画的には変わらないのでは。


ま、別にソフトな「気晴らし」をやっても
一向にかまわないのだけど「あやふや」で
あることに自覚的であるはずの「かんなぎ」に
比べて興味をおぼえるハナシであったかと
いうとどうか。圧倒的に爽快でもなく
悲劇的でも喜劇的でもなく
オチは桜振りしきる空でチャンバラごっこ
1目話と最終話のちがいは桜の名残の有無程度
人生なんてこんなものなのかもしれませんが。







まかでみ・WAっしょい!
11話 なんか可能性の問題なんですけど。
と、まとめである △





もうこういう「何でもあり話」で
「平行世界」のことを取り扱うのでさえ
「陳腐」になっちゃったねえ
新しいシュレディンガーはまだか



とはいえおさななじみ病弱娘(という設定の)
鈴穂から「セックス、しようか」ってせりふが
飛び出してきたのはなかなか、いやかなり
面白かった。まあ定番だけど急にボールが
来たからって感じで。





召喚にはじまって、魔法学校・天使・悪魔
ロボ・メイドなどまあ日頃から僕たちが
お世話になっている設定を、萌え記号が強い
キャラ達でまとめる、と
いや逆に言えばそういう手法以外では
収まりがつかないというか

視聴していて感じていたことは
ああ、これはまあ作り手側がのびのび
やっているなあ、ってことで
オタクな文化を愛しているのでしょうなあ
榮太郎みたくさ。
話自体がどうのこうのっていうより
愛子(まなこ)が砂場で泥んこになって
遊んでいるのをめでている楽しみがあった
こういうのもたまには悪くないとおもう

ただ何か気の利いたことをするっていうなら
かわいい子にも旅をさせなきゃならんわけで
そういうことをすると「狂乱家族日記」とか
「撲殺天使ドクロちゃん」のようになる
旅に出て行ったきり還ってこなそうだが(笑
それもまたよし
神、空にしろしめし 世は全てこともなし
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アニメ予報士(アニメ感想)

2008-12-18 09:33:38 | アニメ感想(07・08・09年)

あかね色に染まる坂 第11話 
『あかね色のパズルメント』 △



主人公がいないと盛り上がるなあw




いや、冗談ではなく。
今までのこのあかね色のお話で準一(だったっけ?)が
必要だった瞬間というのがどれぐらいあったか
はなはだ心もとない
「ホントどうしてこんな奴好きになっちゃたんだろ」
ホントどうしてかねえ

まあ、男主人公が唐変木なのはこの手の
おはなしではほぼテンプレなので
あとはどう「責任」を果たしていくかが
見所なワケで



「両方選ぶ」(あるいは選ばない)なんて
するぐらいなら刺された方がマシかも―






とらドラ! 第12話
「大橋高校文化祭【中編】」 △+



気付く人は気付くのだけど
大河が「お父さん」に見せる為のおしばいを
する(リアルの視聴)時間なんてなかったから
結果は先にわかっていたというか


いちおうこの世界は「竜児」クンの視点を
中心に回っている感じなのだけど
その視点を離れたところは「善意」に
満ち満ちているかというと必ずしもそうとは
言い難い、身近な大河やみのりんや北村とかで
さえ心中を計るのは容易ではないんだから
大河は深い所は見えづらいし、みのりんや北村は
演技上手だからわかりづらい
わからないから知りたい、そういうこと


あと、もうリアルにほとんどの女の子が
ぞろっぺえ言葉を心中でつぶやいているのを
ウブな男どもは覚悟しなきゃいけません
リリアンなお嬢様なんて都市伝説です
女の子に対して夢なんて見んなよー






ミチコとハッチン 第10話
「ハイエナどものカーニバル」 △+



もう先週あたりからサトシが最高
こういうチンピラがでるといやおうなく
盛り上がるのがいやだねえ、いいねえ
ニセ丁寧語→罵言って黄金パターンやね


いっぽうの主人公のハッチンはおろか
ミチコでさえなんかボコられてるだけって
凄い度胸だ、世界観に相当自身がある証でせう
そこに回想でハッチンにそっくりのヒロシを
放り込んでくるうまさ、今までほとんど出番が
なかったマチコまわりの話の高速チャージの
手際の良さ、イケてます。






ヒャッコ 11話
14コメ 虎口を逃れる △+



まあキャラクタ紹介がほとんど
終わったからみんなで何かしようってことで


ちょっと面白かったところは
「パンツで組分け」と「ドラゴンプリンセス」とこ
ぐらいかなあ、これらも悪くはないのだけど
やっぱり傘叶センセがよかった。
ボコボコにされてフゴフ語しゃべってる
あたりが涙と笑いをさそうw
藤原啓治、おそるべし
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パーティしようぜ(アニメ感想)

2008-12-14 13:01:01 | アニメ感想(07・08・09年)
のだめカンタービレ 巴里編
Leçon 10 △




さすがに音楽回がくれば様々なToらぶるも
万事解決ってのも飽きてきたですぅ


巴里くんだりまできてもこう、なんちゅうか
いつもと変わらんのだめで千明サマなんだよねえ
ちょこちょこと障害物を置いておいて
それを「才能」で解決っていうのは現代ドラマの
黄金律なんだろうけど、そんで3べんやって飽きたら
同じパターンで違う設定の話をつくるってこと
なんかねえ。






夜桜四重奏 ~ヨザクラカルテット~
11話 キミノマエ △




ご近所妖怪退治譚



うしおととらにもCLANNADにもなれない
ヌルい世界、と毒づいてみる
半妖(キメラ)のつらいところだねえ
ヌルくやるなら「とことん」そうすればいいのに

ヒメさんが自分の力不足を嘆いていたけど
それはある意味正しい
それへの返答が「愛されていたから」
だったのだけど、愛に逃げるのってどうだろ。
同じ「愛」でも芳野祐介が言うところのそれとは
どう違うか、一考に値すると思う






鉄のラインバレル
第11話 「SUPER NOVA」 ○+




春原(笑)



今回のお話はつかみで勝負ありだったねえ
☆になった同士にカンパイ


なんちゅうか最近はここまで徹底的に爽快な
話が滅多になかったからいっそう愉快というか
そうだ「最高にイイ気分」だあねえ
戦場で友情を培って、正義のヒーローになって
きれいどころにはモテモテ
中二病でなんか文句あっか!って感じ
道明寺とか理沙子とかもうまいタイミングで
差し挟んでくるし、アニメっていいよね!
そして便座カバー!






機動戦士ガンダム00
第11話「ダブルオーの声」 △+




ダ、ダモクレス・・・
(別解ラピュタの雷)



後番組が前番組の解答をどう導くのか
まあ大量破壊兵器を容認するおはなしは
滅多にないけれど


そしてラストみんな裸でひとつになったw
これもGN粒子のちょっとした応用だ
ん、これも前番組で同趣旨のセカイを
つくりだそうとしていた御仁がいたような
1クール目のラスト1ハロンでこの話題に触れるのは
いいタイミングだと思う、映像内容とは
ちょっと別でこの手の命題にどういう結論を出すかは
現代でちょっとマトモな話を創る人たちには
避けて通れない道ではある。








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アニメの感想、をミサカは綴ります

2008-12-12 07:34:46 | アニメ感想(07・08・09年)


とある魔術の禁書目録
第10話「お姉様(みさかみこと)」 △




妹いっぱい幸せいっぱい?




ああ、ビリビリが当麻クンのこと
気に入らないのは(あるいは気になるのは)
自分が「努力」でのし上がってきたのを
根っこから否定するインチキ「能力」を
もってるからだったのねー、ようやく合点。
にしても女のコのほうが活動的で努力してる
ってのはいかにも現代的といおうかなんというか



それとまた猫「拾った」ねえ
毎回毎回なにかを拾って、そこで話が進んでく
出てくる「異人」も「努力」ではなく
天与(ギフト)によるところが大きい
それがいいコトなのかわるいコトなのかは
ちょっとわからないけれど






魍魎の匣 第10話 「鬼の事」 ○



京極堂、御出座―



インチキな奴をあふれる知性と啖呵と言霊で
もって調伏していく様はいかにも
ミステリ、あるいはこの時間帯のアニメ
ならでは。楽しいっ・・・


「匡」をめぐるフェチッシュなおはなし
なのだけど、和風テイストにすると妙に
トチ狂っていてもしっくりくるから困る
バラバラ殺人事件とか平気で受け入れている
自分がこわい。






ケメコデラックス! 第10話「花火」 △




ケメコの「笑い」とMMの「恥じらい」を
ギャップに盛り上げようとしてるのかも
しれないけどねえ、なんかチグハグなのよ。

「笑い」を話のエンジンにして時折フッと
シリアスになるのが常套手段だと思うのだけど
ケメコっていつでも離脱可能だから単に
分裂症ぎみな話になっちゃっている
そして分裂症であることに対してもそんなに深刻じゃ
ないから見ててエモーションがうごきづらい。






とらドラ! 第11話
「大橋高校文化祭(前編)」 △+




しかしまあホント腹の読みにくい人たちである。
メインの連中はもちろん、今回の大河パパなんかも
ホントのとこはとうてい結論はだせず
いいパパかもしれないし、あるいは。
なんか芝居っ気のある御仁なので信用は
できないのだよね。


いっぽうで、学園祭のお祭りさわぎが下手すりゃ
三文芝居になりそうな大河の家族周りの話を
影から支えているといううまいやり口
文化祭編はあと2話残っていてまだ楽しませて
くれるつもりのようで、いやあ心強い。






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ハピマテを1位にしようってあったよね(アニメ感想)

2008-12-08 23:07:51 | アニメ感想(07・08・09年)


かんなぎ 第9話
恥ずかしい学園コメディ △+




恥ずかしい学園コメディ禁止




こんだけ直球に「幼なじみ」やってるのって
もうかえって新鮮に写るなあ、いやいや流石です
昔はずいぶんお世話になりました?


しかしまあ「偽装工作」の好きなおはなしでは
あるな。ナギさまがある程度受け入れられつつ
あるから方向性が変わったという
あるいは「隠す」という行為にニヤニヤできる
ぐらい情がキャラクターにうつったのかも。





黒執事 第10話 その執事、氷上 △+



英国風情は執事よりおもしろい



まあアレなんだけど、正直瀟洒で悪魔な執事が
どうちゃらってのより英国の風物のほうが
大いに興味があるわけで、これでマトモな
メイドでもでてくりゃ完璧なんだけど・・・
って「エマ」でも見てろって話だな


でもまあセバスも変態バトルやってるより
まだ4回転決めてたほうがマシだと思うんだ
なにげに話もちょこちょこワキで進めてたし






喰霊―零― 第10話
悲劇 裏 ―ひげきのうら― △



個人的には裏でコソコソ糸ひいて事が
成ったら瞬間移動でサヨナラってキャラは
物語論的にキライである。
なんか気の利いた話のように見えるから
タチが悪いと思うので。



しかしまあ、相応の画と演出でハナシを
つくっているのでこういう「えげつない」のを
見るのもたまには悪くはないか、えてして
こういう人間の業がどうちゃらみたいなのだと
「上手い構成」がかえって邪魔になることも
なきにしもあらずだし、でもこの先このお話
血しぶきビュービュー以外で楽しいことあるのかね
物語的にこれ以上盛り上げるのが大変そうだ
これはこれで修羅の道かと。
もどれないー
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おでん食べながらアニメ見よう(アニメ感想)

2008-12-06 03:01:39 | アニメ感想(07・08・09年)

魍魎の匣 第9話 「娘人形の事」 △+




関口と榎木津の関係は古式ゆかしい
ホームズ×ワトソン
じゃなくてホームズとワトソンの関係を
ほうふつとさせる。
傲慢な天才と常識的な人とのとりあわせ
そこに京極堂はさむのが現代的なんだろう
ちょうどハルヒとキョンにフツーでない
おまけが3つついてくるみたいにさ


まあ実にイキイキとしたサスペンスではある
輪廻だの宗教だの「それっぽい」要素を
バラ撒いて盛り上げる方式
それらの混ぜ具合がしっかりしてるのだよねえ




とらドラ! 第10話
「花火」 ○




「実はみのりんはホラーが大好き!」

あらホントだw




いわゆる「吊り橋効果」の変形バージョン
かなあ、ホラーにかこつけた恋愛効果を
狙ってる、朝のやりとりもけっして印象が
薄いわけではないのだけど、洞窟探検から
花火にかけてのうす暗い中での鮮やかさは
しゅごい、否、凄い。


今回に限ったことじゃないんだけど
とらドラは「水着回」や「花火回」っていう
萌え豚を釣るためのテンプレ的なたのしみ
ではなくてキチッとドラマをつくっているわけで
ゆえにみのりんだのばかちーだのがたまに
ボロっというあの長ーい独白が有効になってくる
わけで、とある魔術の~の当麻クンの言葉が
腹に座らないのはそのあたりの事情にもよる





CLANNAD ~AFTER STORY~
第10話 「始まりの季節」 △+




岡崎のダッセーTシャツはなかなか
面白いけど、笑っているじぶんもそんな
大してセンスが良いわけでないんで
笑えないってばよ


なんというか「制服」って記号はけっこう
強烈で、こいつさえあればなんとかなって
しまうというのはある。それは見る側だけで
なく多分制作する側にも無視できないもののはず
そしてそこからはずれていこうとしているって
のがしんしんと感じられる。


最後にもうひとつ
今回の話しでマトモに「動き」ってのが
感じられたのが朋也と秋生のキャッチボールの
シーンぐらいってのがまあなんというか
切ない。
春原とかが智代に蹴っ飛ばされてふっ飛んでたのが
嘘のようだ。
社会人になると本当に楽しんで「動く」って
機会が少なくなる。
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半年前のアニメすら覚えていない(アニメ感想)

2008-12-02 04:57:23 | アニメ感想(07・08・09年)

かんなぎ 第8話 迷走嵐が丘 △+




仁×大鉄



げんしけん2の「マダラメ総ウケ」回で立証
されたようにホモいじりはキャッチーなネタな
わけで、流石に件ほどの風速はなかったけども。


実際、話は大鉄くんの妄想と裏ナギさま
ちょっとだしてはい、おしまいなんだけどね
ナギと仁の夫婦漫才と大鉄くんのカン違いぶりが
すがすがしいんだよなあ。
みなさん美術をやるだけあって想像力が豊だにゃ







機動戦士ガンダムOO 2nd Season
第9話 「拭えぬ過去」 △



新兵器ホイホイ


また新兵器かよw
作中内でもぼやいてたけど敵味方とも
どんだけ確かな資金と地盤があんのかねえ
いや、今更リアル志向に走っても困るけど
00だと「戦闘」が据えものに近いから
そのあたり気にはならないのだけど



そんなわけで、パイロット連中よりも
オペレーター・メカニック、そして
アルコールの抜けた戦術予報士さんたちの
ほうが働きがあるように見えるわけで
カタルシスって面では微妙ではあるのだけど
そのあたりの「戦争」を描こうって心意気は
買えるのだよねえ、楽しく見たいなら別だけど。
ああ、でもブシドーさんとかコーラさんとかも
悪くないよね。







喰霊-零- 第9話
「罪螺旋(つみのらせん)」 △+




どS



肉体・精神、両面からの美少女苛め
楽しい
わけても「声」を奪うのはアニメーションって
媒介であるわけだから強烈に効果を発揮する
そんで百合姉妹をはさんで最後は強姦洗脳と
公共の電波に乗せてだいじょうぶかなあこのアニメ







あかね色に染まる坂 第9話
「あかね色のバースディ」




こち亀とか出すまでもなく
「金持ち自慢ネタ」ってのはほんと
どうしようもなくつまらない
いやいやルサンチマンってわけでなく
単純に空想の世界だとどんなホラも成立
しちゃうから、子供しか面白がらないと




そういうわけでBパートのお部屋探索の
ほうが相対的には見られたものだったかと
まあもっとキワものがあっても良かったとは
思うけど、まあ「あかね色」だしなあ

ちなみにただの恋愛話は興味がありません
あしからず







とある魔術の禁書目録 第9話
「吸血殺し(ディープブラッド)」 △



吸血鬼ホイホイ



というか巫女さんでラノベ脳の人がホイホイ
錬金術でホイホイ、最後のオチは怒って説教
→殴る
オー マイ ゴッド トゥビィーコンテニュード

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