放浪息子 第6話 「文化祭 ~Dream of butterfly~」 ○
ユメもキボーも
いやあ、このご時世に「自分の希望を舞台に仮託する」なんてのが
成立するなんてなあ。これもそれも世界(舞台)構築の尋常じゃない強さと
「主人公」にそれをさせるのではなくそこから1歩引いた誠クンに
まかせた演劇的配慮とか、「中学生」っていうギリギリ仮構と現実が
未分化で許される期間であるとか、探せばいっぱいあるだろうけど。
私個人的にはさっこんの「男の娘」ブームにはいささか辟易していたのだけど
劇的強度がここまで高いと流石に流行ではカタがつかない所がでてくるね
逆に言えば「時代の追い風」より早く強く飛べない鳥でないとたどり着けない
トコロがある、ということ
IS<インフィニット・ストラトス>
第8話 「ファインド・アウト・マイ・マインド」 △
「ホントのアタシ」なんて「語って」るんぢゃねーよとか
「憎からず想っている相手と敵味方」っておいしい状況をこんな
アッサリ片付けてええんか、とか
「トーナメント」って「NARUTO中忍試験」あたりからマトモに終わらなくなった
よなあ、とかいろいろ思うところはある
「萌え」の皮をかぶって「駒」をそろえる、っていうただそれだけの
冷徹さに徹しているのならQB並の残酷さと物語論的にはいえんくもないな
そのしわよせはシャロにかかってくるわけで、それでもあの笑顔
なんてええ娘なんや、君は
GOSICK -ゴシック- 第8話 「過去の王国に遠吠えがこだまする」 △+
「閉鎖的なムラ」を「近代の科学・知性」が切り裂くって画は
当邦でもおなじみですよね。「殺人事件」をダシにしながらサスペンス調で
ハナシを進めることによって説教臭さを回避している
と、同時に現代的な要素として「キャラクター」を押し出す面があり
「孤独な知性者」としての「探偵」にワトソンをつけることによって
そこを回収しているわけだ。あえて言うと最後の燃えさかる橋のシーンでの
クジョー君の殺陣の蛇足は物語の幕おろしとともにそれを兼ねているというわけか
ちょっとスッキリしないけどまあそんぐらいの「カオス」は容認せよ
ってことなんかも、「活字」て追っていると勢いで読めちゃうのだろうなあ。
魔法少女まどか☆マギカ 第8話 「あたしって、ほんとバカ」 △+
QBが黒いとか言ってる内にセカイ色がえれー黒(ほむら)を基調にしたのになってたぜ
トリックなんてちゃっちいもんじゃなかったぜ、どこの漂流街だよw
逆に言えば「蒼木うめ引力」から振り払うのにこんだけの労力が必要
だったってことかもしらんなあ、さすがに「ひだまり」を口にする
御仁ももうなかろ。さてさてほとんどの英雄的加護がズダズダに引き裂かれた
世界でかそけきキボーを胸に戦う魔法処女、じゃなくて少女達に
救済は訪れるのか、「BADEND」を想像するぐらいにはもう十分に
脅しつけられたんでそろそろ勘弁してください(泣