意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメ感想2018年・二季 とまとめ

2018-07-08 19:57:49 | アニメ感想2018年・二季






印象に残ったとこ








メガロボクス ROUND11より
















立て!立つんだジョー!!








まさかこの年になってこの言葉が意味をもって襲いかかってくるとは!
しかも原作とは全く違う状況だ、セコンドとは空中分解して
またイカサマをやらされてるっていう「内」との戦いでもあった
そういった絶体絶命の状況をこの名台詞で打開した時の突き抜け感ときたら!









ヒナまつり 第11話「血と暴力と金に飢えた男」より
















おいおい瞬殺かよ







ひどい改竄を見たw 「MAD」っすよね、ニコ動の初期とかは
(あるいは今もこっそりと)動画を「編集」して落差を愉しむ遊びがあって
この場合はそれを民放がやるっちゅう酷さがあるのよねえ
新田さんの冷め切ったリアクションがおよろしいね、それに対する
ごくつぶしの同居人のとどめの一言w









あとはウィクロスのあきらっきーの最後のとことか
ウマ娘のスズカさんまわりのとことかデュランダルの串カツのとことか
ラストピリオドの「けもの」回のとことか









声優部門








男性の部







細谷佳正さん
(ジョー《メガロボクス》 ギギナ《されど罪人は竜と踊る》
谷垣源次郎《ゴールデンカムイ》 沢崎孝《デビルズライン》 など)








「よくピンチになるかっこいい兄ちゃん」っすね、あるいは
ロクでもない相方と組んで「しょうがねえな」って言うのが役どころだw
メガロボクスの南部さんやった斎藤志郎さんとか
ヒナまつりの新田さんやった中島ヨシキさんとか名バイプレイヤーが
多かった印象の今期。








女性の部







楠木ともりさん
(レン《ガンゲイル・オンライン》)








なんだろうねどうやったらこんなにかわいらしく「(ピトさんを)ぶっ殺す!」
って言えるんだろうね、プロだからなのか。ゲーム中は女の娘の主人公っぽく
ぎゃあぎゃあ騒ぎどおしなんだけど「現実世界」だと大人のお姉さんで
そちらも好印象だ、まあ相方(フカ)がぎゃあぎゃあどっちでも騒いでいた
せいかもしれんがw









OP・ED部門

















Break In To Break Out
PERSONA5 the Animation OP 








はいはいオサレオサレw
ちょいとブルース調なんですよね、これは「理不尽に対する怒り」ってのを
表現するのに最高に適している音楽ではあるね。
この映像「セカイ」が「ふつう」に見えるところがほとんどない
スタイリーの押し通すっていう決意の表れともとれるし
あるいは憤りのある青年達にとって「フツーのセカイ」
なんぞ存在しないということなのかもしれない。



















鮭とイクラと893と娘
「ヒナまつり」ED







ん~しみるねぇw
当作品「超能力もの」としてはほとんど機能していないのに
「コメディ」としては実に上手く機能しているのよね
新田さんにしろヒトミちゃんにしろ「有能ないい人」が
誰かの世話をする、という形式が強力で作り手側が当作品の
うまみを実に正確に理解していたとおもう。










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趣味:ボウリング (アニメ感想)

2018-07-06 22:26:13 | アニメ感想2018年・二季







あまんちゅ!~あどばんす~
第12話 いつか、まだ知らない明日のコト とまとめ △++








あんていうか今回は「夢世界」も含んで海はおろか空までが
ハナシの舞台になって、新キャラも一杯出てきて
この欲張りさんめッっておもうw
まあこの縦横への世界の拡張はそのままてこちんの成長ぶりと
照応してるってことなんだろうかね、前向きな向上心といい
後輩たちを相手にしている時の年長者としてのあり方といい
それに「世界」の拡張がダイレクトに反応しているのが
「つごうのよいおはなし」ってことなんだろう。
ただ、この「つごうのよいおはなし」が「ARIA」ほど「ふわっ」と
したものではなくある程度の実感をもって受け止められるのは
今期だと「ピーター」っちゅう「誰かのユメの世界のおはなし」とかはさんで
この伊豆を舞台にしたおはなしが「現実」じみた装いを見せるってとこもあるし
何せまあ「海」を相手にしてるからね、文句を言ってもしょうがないw
このけれんみの無い「充実」ぶりは確かに人生において張りがある時期の
身も蓋もないあり方をトレースしてるといえなくもないわな
それを嫌味がまったくなく人に伝達することのむつかしさを考えると
ちょっとぞっとしませんわなあ。











多田くんは恋をしない 第13話 俺も、一生、忘れない とまとめ △+







「1クール」って時間割はたしかに「人が恋をして、結ばれる」
までにはピッタリな尺かもしれんねえ。
そしてそれは2時間ぐらいの「映画」の尺とも照合する
どれぐらいの時間かっいうとたいがいの人がそれぐらいの時間なら
時間を割くことができて、ハナシに余計な雑念を持ち込まなくて済む
っていうぐらいの時間のあり方だとおもう。
「内緒で留学してるお姫様」とか度胸が要る設定ですわな
ただ、この設定があるからこそ「ふつーの日常」(「日常系」とは違う)
に光があたったわけで、そういう設定を素直に信じてやりきるっていう
できそうでなかなかできないことを当作品の作り手側はやってのいているとおもう。










ひそねとまそたん 第12話 無敵の私たち とまとめ △++







はい、百万円







「竜に乗っていけにえの巫女のお先棒をかつげ」とか
大したブラック企業だわなあw でもこれ実際の「戦争」に
なったら対して変わらないリスクが現前するわけで
そう考えると「自衛隊」っていう舞台は適切だったかもしれないねえ。
よく「社会人のキツさ」ってのを描く時あまりにも主人公がへたれか
あるいは所属組織がクソすぎるか、どっちか極端にふれがちだけど
当作品は調度いいあんばいぐらいの「人生のきびしさ」だったかとおもう。
その「人生のきびしさ」ってのはドラマとしては調度いいぐらいの振幅なのよね
最初は仕事に対する無茶ぶりから人間関係のこと、恋愛のこと
そして最後は命の選択のことと、きれいにドラマしていたとおもう。
ま、竜に飲まれるハードなおしごとだろうと、生け贄を要求するクソ仕事だろうと
「私がやりたいからやります!」って開き直っちゃったらなんないわな
そういう「無敵感」に当作品は見事に到達していたかとおもう
命の価値が「ブラック企業の過労死」とは同じような様相で全然違う
ように見えるのは不思議なことよな。










メガロボクス 第13話 BORN TO DIE とまとめ △++








最後の最後は完璧な「ギアレス」になってたんでようやく「原作」に
到達したような印象ではあるね、こういう「原作」に対する潔癖なまでの
リスペクトと謙虚さは当邦の「師弟関係」そのものような姿だ。
言っておくとボクはそういう姿を手放しで賞賛する気はないのね
そういう「美しい師弟関係」ってのはすぐに「師」の側が悪用しがちだし
「弟子」の側だって人形じゃないんだから上手くいかないことの方が多かろう。
しかし、だ、この未来の世界のイカサマ試合をしていた最下層民達が
「あしたのジョー」をめざして命を張ってボクシングに関わる姿は
確かに「アニメのような美しさ」にみちみちていたかとおもう。
「ジョー」とか「立て、立つんだ!」とかがハナシの中でまったく違和感なく
受け入れられたのはそういう緊張感が作品に最後まであったからだとおもう
そういう「何かをやってのけた男達」に同じ男として先棒と嫉妬をおぼえる。










鬼灯の冷徹 第弐期その弐
第26話 ポーカーなら無敵/逝き先は地獄の方で宜しかったでしょうか と統括 △++








鬼灯さん、いつも真顔で仕事をバリバリやってるけど確かに「地獄」の
お偉いさんなんだよなあ、冷静だけど恨み辛みの世界そのものに
生きているんだよな(死んでいるけどw)
まあそれを言ったら当作品そのものが「冷静」に「ひでえこと」を
描いているってことなんだけどね、その乖離が「うそつき」の領域を
とっくに越えて「学術」の領域にまで到達しているとおもう。
この「仕事」を通してその鬱屈とか拡張性まで込み込みで受け入れて
新しい発想とかのパワーに変えていく貪欲ぶりは「鬼」っちゅうか
「昭和の男」のような仕事力に満ちているといえなくもないね
そういう「知的パワフルさ」がこの作品の魅力になっているとおもう
これは「地獄」っちゅう「死後」を描いたものとしては矛盾しているのか
あるいは一度死んだからこそこの元気さ加減なのか、興味ぶかいとこだ。


















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この雑菌野郎ぉぉぉっ! (アニメ感想)

2018-07-03 22:36:01 | アニメ感想2018年・二季









ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
第12話 拍手 とまとめ △++







ゲームの達人






「スピンオフもの」ちゅうとただ単に作中で人気の出たキャラを
間借りしたぬるいハナシをするような印象があるのだけど当作品は
「キャラクター」はほとんど新品で、「設定」だけ借りたような作品なのね
対して当作品は「世界観」に対してどんどん掘っていく感じが気分がよかった
「射撃」に関する現実との差異とか、乗り物の活用とか
懐の広いゲームを遊んでいるときの自由さ加減を満喫していかとおもう。
トドメがもうナイフですらなく「噛みつき攻撃」とか
「銃と硝煙のセカイ」はどこへいったのかw
いやまあそもそも原作が「高速移動の剣使いと狙撃兵」っちゅう
「生っぽい」感じがあんましない設定だったけど
こちらは「ゲーム」であるがゆえにそこにはない「生の高揚」を
目指してずんずん詰めていったのが「らしい」とおもう。
あるいは「快楽」を「ゲーム」で目指すっていう単純な動機を
やりたかったのかもね、それは「スピンオフ」ちゅう土壌なら
むやみやたらに動かせない「本編」よりもやりやすいだろうし
あるいは「ゲーム」を舞台にしているくせに妙に真面目くさった
「SAO」に対する反論といえなくもないね
この場合はどっちがレン(蓮)でとっちがピトフーイ(神崎エルザ)なのか。










刀使ノ巫女 第24話 結びの巫女 とまとめ △+








きわめて当たり前のハナシだけど人は刃物で斬られたら「死ぬ」わけで→条件1
そして現状「女の娘がいっぱいでてくるハナシ」が一番ウケがいいわけで→条件2
では条件1と2は相容れないモノなのではないか、とふつうは思うわけで
でもまあ当作品に限らず「そういうおはなし」は結構あってそこで
「アニメ的お約束」がそれは一杯発生するのよね。
「人間同士の斬り合い」がアニメーション的には一番映えるけど
やっちゃうとこういろいろ困るから「ノロ」っちゅう憑依モンスターをこさえて
「分け身」的な無敵モードをつくって、って感じでむしろそういう「無理」を
消化していくこと自体が「物語」をつくっているような感じをうける。
最後は「物質」としてのカラダもなくなって純粋に「穢れを祓う為の刀と巫女」に
なって母親と剣をあい結ぶのがこの「殺さないおはなし」の到達点で
そしておそらくは「女の娘がいっぱいでてくるおはなし」の大方の到達点でもあろう
そしてそれは当邦のアニメーションにおける「戦闘」の大方の到達点でもある。










宇宙戦艦ティラミス 第13話 ATMOSPHERIC REENTRY/TO EARTH △+







あれっすねえ「命がけの戦闘」において割愛されている「日常」を
ぶっこんでくるのが当作品の持ち味で、その差異のスケールの大きさが
「こまけえこと」ばかり取り扱う現代のギャグ事情では目が啓くってのはある。
にしても「聖域」たるコクピットの中は汚しまくりで他人はズカズカ
入り込みまくっていたねえw っちゅうことは他の真面目なロボットものでは
コクピットとその中での主人公はまさしく「聖者」で「孤独」で
そういった事情を当作品から教わった気がするのね、別にこれは「リアルじゃない」
と文句をつけたいわけではなく普段は当作品のように「日常」はウザいぐらい
「邪魔者」が僕達に干渉してくるからで、せめてアニメの中ではっていう願いがあるからだ
と、同時に「でも現実はそうじゃないよね」というのもあるのが正常な人間ってもので
ということはこのおはなしはとても真面目なお話だったのかもしれない
スバル・イチノセ君のようにw










Cutie Honey Universe 
第10話 あなたの思いやり、励ましに感謝します とまとめ △(+)!








「100人のハニー」とか凄いオチをもってきたなあ
途中「復讐」の為にひとりで全部しょいこもうとしてたのはえれえ違いだ。
この「大量のハニー」ってのは原作によって生み出された
「リビドー」(あるいは精子)みたいなものかもしれんねえ。
あまたの「愛」によって物理法則無視のラスボスも
復讐のくるしみも、あるいは「スピンオフ」のお行儀の良さも
全てを克服してしまうのがボクみたいなこざかしい奴にはおそろしくも感じる。
でもまあこのきち○いみたいなオハナシができたのも「永井豪」大将の
原作に「忠実」に描いたからできたのかもしれん
というのも流石に現代においては先生の「画」がボッキの為のそれではなく
「永井豪風の作風」っていう枠の中におさまるからで
たとえば憂姫はぐれさんの画風で描かれていたら(およそなさそうだけど)
エロ、じゃなくて別の意味でえらいことになったかもしれないということだw











ゴールデンカムイ 第12話 誑かす狐 とまとめ △++








「人間とけもの」が一緒に旅をするハナシもキャッチーなおはなしで
ただ当作品は「同行者」じゃなくて「食料兼たまに味方」って違いがある。
そしてそのけものに対する扱いがそのまま「人間」っちゅうけものにも
適応されるわけでそのあたりの「境界線の無さ」がそのまま「残虐」っていう
ネガティブな感情をチタタプにして、わかりにくくしているっていうとこがある。
しかも舞台が明治で北海道だからねえ
何でいままでこういう設定がなかったんだろうって思えるぐらい「おいしい」設定だ。
しかしまあ「黄金」に「オソマ」に「なまぐさ」に「殺人鬼」にその他いろいろ
「穢い」ものだらけで構成されているよなあ、それの何という面白さか
そしてその中で杉本さんとアシリパの「信頼関係」だけがそれこそ黄金のように
美しく維持されているんだよなあ。





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おいおい瞬殺だよ (アニメ感想)

2018-06-26 20:41:44 | アニメ感想2018年・二季






こみっくがーるず 第12話
いってらっしゃいませ 立派な漫画家さまたち とまとめ △+








かおす先生の次回作にご期待下さい







アンケート最下位だったかおす先生が「こみっくがーるず」っちゅう
見た感じ当たり障りのないガールズ4コマを上梓してるのが、ちと思うとこあり。
「最下位」ってのは何かが決定的に足りないのか、あるいは異質なのかその両方か
ってわけで、「何かたりないモノ」をこの1クールで補ったようなカタチなわけで
「同業者・同志」に囲まれて揉まれるのが一番早いのは確かで
また当作品自体が「萌えまんが」というカテゴリーである以上
そこに女の娘がキャッキャウフフする動機を見いだしているっても
「はたらく女の娘」モノが見いだしたメソッドに従っているといえよう。
とまあ、「漫画家自身を描く漫画」っちゅうなんとなく「闇」をあばき
たくなる構造の中で「女の娘いっぱいでてくる漫画」の枠にきっちり収まって
いるのが当作品の持ち味で、期待されているところであり同時に限界でも
あるってとこでもあるとおもう、「何者かになろうとしているだれか」を
延々と見続けているのが当邦のまんが・アニメ事情における「呪い」で
立派になった誰かを見とどけて、そしてまた未熟な誰かに視点を変えるのだ
変わらないのは「かわいい」ってことだけでそれが何か悪いことなのか、というはなし。











ヲタクに恋は難しい 第11話 ヲタクに恋は難しい とまとめ △+







まあ「たのしいヲタクライフ」ってやつですわな
皆さんきちんと社会人としてもやっていますし恋愛も愉しんでいらっしゃる
これだけだと「リア充爆発しろ!」ってなるけど
問題は「オタク趣味」が「まっとうな社会人」と矛盾していない場合のことで
そこをオタク趣味をもつボクのような人種としては
看過できない、という動機になるわけで
まあ、結局は「少女漫画」のようにまっとうな恋愛漫画
やっとったと思うね、それも「恋に夢中」となりゃ綺麗ごとだけでは済まないかもだが
「恋愛?それよりゲームしようぜ(^^)/」っていうバランスだからねえ
そこに交尾目的とは違う難しさがあり、同時に教科書にのってるような「理想の恋愛」が
アホくさくなく達成されているというきわめて現代的で都市的ななにかが
達成されているのかもしれないとおもうわけで
「感情教育」と切り離されたセカイを当邦の漫画・ゲームそしてアニメーションは
描くことができるってのがすごいとおもう。











グランクレスト戦記 第24話 皇帝聖印 とまとめ △+








「レベル99で何にもしない主人公」っちゅうハナシが幅を効かすなかで
過程はともあれ「何か大望を成し遂げるハナシ」が完結したことに
まずは一定の評価を与えるべきだとおもう。しかしまあいろいろと
「オレ強い」を排除するために苦労していたよねえ
ヒロインのシルーカちゃんも天才魔導師的な触れ込みだったけど
そもそも「魔術師」が「あんまし使えない」っていう珍しい設定で
「魔術師」=「バランスブレーカー」っていう方式を否定していたわけだ
(某とあるなんちゃかとは真逆の関係)
終わってから考えてみるとこの魔術師の「使えなさ」ってのは
「混沌」の状態を維持する為に「あえて」そうだったようなフシがあって
かといってあんましにも弱いと今度は「大統一(グランクレスト)」しようと
する輩がでてきてしまうからある程度は「調整」できるような力量だったわけだ。
まあ結局それも破られるのが「宿命」で、ヒトがもつ根本的な願いが
達成されたような、そういうまとめ方だったとはおもう。
ただまあそれは「破滅のはじまり」だというイヤミも兼ねているわけで
また当作品の過程過程の演出にいささか不満があることもあって
達成された英雄譚に全くの白旗を挙げるほどではないという感もある
まあボクみたいな何もしない不平野郎ばっかりになったから
こういう「大団円」ではなくJKが何も無い日常で戯れる作品になったのだろうけど。










Lostorage conflated WIXOSS 第12話 光 とまとめ ○









何だかんだでもう4年間も「少女ドボンゲーム」を視聴してきたのか
もちろんここ数年「そういうハナシ」も随分いろいろあったけど
これだけ執拗に、かつ1つ1つが上手くまとまっていたのは
他にはなかったものとおもう。
「外のセカイを知らずに死んでいった少女の呪い」がカードゲームと
結びついて「闇のゲーム」となって、そこから始まって集まった
もろもろの因縁を解消するという「4年」もかけにゃならなかった
マッチポンプが綺麗に完結したのがまずはまあ「奇跡」だとおもう。
これだけ緊張感をもってハナシが進行できたのはそもそもに
「カードゲーム」を「他媒介」に持ち出した時に発生する
「カードゲーム=知的競技」とはおおよそ無関係な
「見た目優先のマンガ的馬鹿展開」をいつも否定しつづけてきたからだとおもう。
命がけで少女達が戦ってきた姿は「ガチ勢」の面白くもなんともない
ゲームプレーのような様相だったわけで、それが「エンタメ」として
成立してしまった当作品の作り手の執念と知力には敬意を覚えるところだ。
でもまあこの作品「カードゲーム」としての売り上げには貢献したのだろうかw










ヒナまつり 第12話 雪まつり とまとめ △++








このおはなしいつも誰かが「苦しい」そうなんだよねえ
新田さんもアンズちゃんもヒトミもなんか苦しい目にあってる
一番楽そうなのはヒナだったんじゃないかというw
この「苦しい」ってのは「酷い」ってのではなくて(そういう時もあるがw)
なんちゅうか「リアル」な「くるしさ」なのよね
ってこうやると「ささくれ日常もの」になってしまうけど
そこで「超能力」の出番があって一見無駄な「不思議設定」が
ハナシを「ありがち」にさせない味わいをもたらしていたかとおもう。
あとその苦しい目にあっている新田さんやヒトミちゃんのリアクションがよいね
大げさな否定ではなく諦めが大半のぼやきが共感をさそう。
と、ここでマオちゃんがなんで「正当派」の「超能力者もの」を
アニメの冒頭と〆でやっていたのかがわかるのね、あいつが来たら
このハナシは台無しになってしまうことはうけあいである
この物語が求めているのは「ヒロイン」ではなく
生活無能の役立たずとそいつを養う人達の日常だからだ
それが「不快」にならないようなフィクションのバランスをとりながら。












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高度の柔軟性を維持しつつ臨機応変に対応 (アニメ感想)

2018-06-19 19:01:20 | アニメ感想2018年・二季







グランクレスト戦記 第23話 城壁 △+








「聖杯を戴いて闇を退ける」とか、どこの英雄っすか。
今まで敵味方に分かれて戦っていたつわものどもが集まっているから
ぬくぬく影で暗躍していた連中に対して戦場で圧倒的な差を見せてるね
そしてそれがわかってるから「闇」の側は
うしろめたい方法論で対抗せざるをえないという
ここで、ファンタジー的な「光と闇の戦い」が「戦争」を通して
きれいに成立しているような光景を目の当たりにすることになる。
まあ「城壁」ってもそれは時間稼ぎが状況を好転させる機会になるからで
大勢が動くことはないだろうからねえ、そしてそこまで固執する信念
「混沌」とは何なのだろうかね、どの道人間の統治させても勝手に
「混沌」にいずれはなるのにね。










Lostorage conflated WIXOSS 第11話 選択/バトルとバトル △++







終戦






「バトル馬鹿」達を両サイドで撃破したかたち
一方は正攻法で、そしてもう一方は「自爆」を誘うようなカタチで。
こいつら「カードゲーム」としての知的側面もチート能力で少年誌的に破壊
していたから、「絶対にゆるさない」やつにいろいろな点でなってたね
そういうところもアニメの作り手の意識のもち方とやり方がうまかったとおもう。
「清衣」という名そのままにこの汚れちまったゲームの哀しみをすすぎに
「はじまりのばしょ」に行く姿の清らかさはまさしく「清少女」のそれだ
もちろんそこに辿り着くまでにそれに劣らず清らかな少女達の助力が
あってのことで「4期」の目的であった「集合・突破」はまずは見事に
達成されていたかとおもう。










ヒナまつり 第11話 血と暴力と金に餓えた男 △++







このおはなしのもうひとりの主人公の
新田さんの弄り方の上手さスゲーなw
たしかに「おいしい設定」いっぱいなのよな
金を持ってるヤクザとか、いくらでもハナシが転がりそうなのに
でも本人はつまんねーまっとうな人間というw
「ねつ造ドキュメンタリー」とか今のご時世じゃ洒落にならないww
ここではヒナの扱いがうまいね、調子が低いわけわからん娘なんで
そこが「心に傷を負った子供」みたいな様子に見える
そしてヒナとアンズを比較することで身も蓋もない「いい娘」の
ハナシが光をおびるっていう「ハナシのつくりかた」が大体
決まったような感じをうけた。











弱虫ペダル GLORY LINE 第24話 小さな峠 △+








「ライバル」だからね、「インターハイ」じゃなくても
存分に愉しいことができるっていうわけだ。
っちゅうかその肝心の「インターハイ」も長期連載漫画らしく
いったい3日間のハナシを何年掛けて描いてるんだっていう
ジレンマがある、いや面白いのだけど、「レース」っちゅう
時間を競う競技で「間延び」する矛盾ってのは悩ましいわな。
ここでは尊敬する先輩方がそういう状況に一匙のスパイスを
加えてくれたわけで、本当に有難い存在だわなあ。
他にもその巻島・東堂にちゃんと付いていってる小野田くんの
成長もうかがえるし、こういうのをはさめるのはやっぱり
優れた漫画家の仕事ってことなんだろう。










ウマ娘 プリティーダービー 
第13話 響け、ファンファーレ! とまとめ △++







ちゃんと比較したわけじゃないけどスペちゃん大きくなったかもなあ
スズカさんと同じぐらいの身長になってるね、馬ってのは人間よりもずっと
早く成長するんで1クールでその差がうまっても違和感はない。
「いっぱい女の娘が出てくるモノ」の常として「主人公」への焦点が
散漫になるっている弱点があるのだけど、当話は見事にスペちゃんを
軸に1クールを駆け抜けていったような印象があるね
「レースもの」としてそれだけで印象に残る見物になるし
また「現実」の名馬がそれだけで「ドラマ」を持っているというのがあって
それをただなぞらえるだけでなく、それでいて敬意も失わず
というむつかしい仕事を見事にやってのいているという作り手側の
うまさが見て取れるたというところではある
「ゲーム」の方がこの後どう展開するかは知らないけどとりあえずは
最高に近い出だしになったのは間違いなかろうとはおもう
それにしてもPAさんの「馬」に対する愛着と扱いのうまさ、よな。























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試合の延長により今週は休みです (アニメ感想)

2018-06-15 22:34:47 | アニメ感想2018年・二季






LOST SONG 第9話 郷愁の歌 △+







律儀に主人公の出自についてアニメガタリをしているのがらしいというか
しかしまあ「歌」なんでそれはおおむね「未来」へのPowerであることが
おおいんで「過去」っていう「静けさ」を扱うのはどうかね
まあ、そんなのあんまし関係ないままにハナシがとにかく進んでくね
メガネがだいたい予想通りピンチに駆けつけて、おいしいとこもってくw
しかしまあじいちゃんが過去にいろいろとリンを助けて
そして現在はメガネが助ける、という「代替わり」がしっかり行われているのも
「昔風」のアニメかもしれんねえ、現代のアニメは「老人」を扱うのがすっかり
苦手になってしまったからね。











ラストピリオド -終わりなき螺旋の物語- 第10話 はぴえれ怪 △+








なんか「Caligula」みたいなことになってるぞw
他のスマホゲーを自作品で宣伝のごとく扱うのが当作品らしいわな
男共がアイドルやってたり、女の娘をつっついてみたり
どこかで見たことがあるような光景ではある
つーことは「スマホゲー」ってのも「過去の資産」ってのが構築されつつあり
「どこかで見た」ということが発生しているということでもある
花江夏樹くんは「生まれ出ずる悩み」をやらせるとうまいですねえ
その前提として「純情なオトコノコ」っていうのがあるのだろうけど。










メガロボクス 第11話 A DEADMARCH ○







「セコンドも戦っている」っていうのをガチでやってるね
1クールでカタをつけなきゃいけないハナシはこういう
「過去の消化がめんどくさい設定」ってのは大概ウヤムヤにされるのに
「八百長試合」をやってた頃がそのままに目の前に差し出されるすごさ。
ま、でもここまで過去なりなんなりに追い詰めさせたから
ハラをくくれるってことなんだろうね、動機も戦う理由も
曖昧模糊な現代の「バトルもの」に真正面から噛みついてる
「目」はなくしたくないわな、こういう「いいモノ」が見られなくなる。












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木戸にたてかけし衣食住 (アニメ感想)

2018-06-12 21:07:37 | アニメ感想2018年・二季





ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
第9話 十分間の鏖殺 △+








優勝候補の2人が無双してるってとこだ、画的にはおいしいシーン。
またこういう「接近戦無敵」ってのはきわめて「仮構のおはなし」的な
見栄え重点のおはなしで、現実的ではないわな
ケチをつけたいわけではなくてそもそも「これはゲームだ」だし。
ただまあ「ゲーム」的にあつかったとしてもモブのみなさんが
ちょいと不甲斐ないのがおもしろくないかもしれないねえ
レンのほうにはちょっとからんできた人がいて面白いけど
そう、「面白い」ハナシをやるのに「第三者」ってのを「モブ」的にあつかうか
それとも血肉を通わせるかで趣が異なるものになるってのはある
当作品はラノベ的な面白さを維持しつつ最低限の血肉を「モブ」に
あたえているいいとこどりのように感じるね。










鬼灯の冷徹 第弐期その弐 
第23話 こんぽんてきに/異種格闘技戦 △+







現世では相当やんちゃしてた人達も地獄で仕事に就くと
なんかこう皆さんけっこう落ち着いちゃってるのがそれっぽいというかw
でもここでは「興業」的に元のワイルドさを解放してるねえ
なにせババア汁にしたタヌキを痛めつけて海に沈めるっちゅう
当邦のむかしばなしでも1,2を争う野蛮なハナシの主人公やしなw
なんというか、この「うらみはらさでおくべきか」の率直さが
現代人としてはまぶしいというか、それがこの「芥子」に集約してる。
「動物最強決定戦」ってのも一昔前に流行った話題だわな
(え、今もまだ流行ってる?)、パクるもなにもこのおはなし「地獄」が
題材だから「何でもアリ」だわな、まあウサギちゃんが最強に近い
ってのは「修行」できるからで、その時点で「けだもの」の領分は
とっくに越えているわな、彼等ももう立派な「獣闘士(ブルート)」だ。










刀使ノ巫女 第22話 隠世の門 △+







あれっすよねえ「斬られても死なないシステム」ってのがあるから
当作品「喜怒哀楽」に訴えかけるのに随分ともってまわった感はあるねえ。
また、「クリーチャー退治」はそれだけで面白くするのに相当な努力が要るから
結果「憑依」っちゅうカタチにするのが最も落ち着きがよかったということか。
結果「斬る」って行為が「物理的に生命を奪う」ってのより
呪術的な行為として「門」を啓いて友達を救い出すってカタチになったような画だ
そしてこれは当邦で最も望むべき「ハッピーエンド」のカタチのひとつだろう
「剣術」っていう暴力に限りなく近いそれでそれができる、という離れ業でだ。










ゴールデンカムイ 第10話 道連れ △++







勃起!!







このおはなし「クマ」を味方につけた方が勝つなあw
あるいは「マタギ」VS「狙撃兵」っちゅう異種格闘戦みたいなものかもな
もっと俯瞰すると人間と動物の境目が薄くなるってことなのね
谷垣がすっかりもう「アイヌの男」になっちゃってる
まあ命を助けられて、飯ももらって、ってなったらねえ
それにもともとマタギだから親和性はあるわな、オソマも懐いてるしw
「黄金」っちゅう自然がくれる最高のギフトのひとつを巡って
「現代人」になりかけている明治の男共の闘争劇の野蛮に素敵なこった。










宇宙戦艦ティラミス 第11話 NON-FICTION/REUNION WITH CHIBI △+








チビが生きてた!って宇宙空間で生存していたってどんだけ
ヤバイ生命力の生き物なんだ、エイリアンかw(そうです)
国民を騙す、もとい真実の姿を知ってもらう為の「広報活動」とか
まあ苦笑いっすよね、聖域であるコクピットまで上がり込んでくる
ずうずうしさが笑い事でないのは困ったことではあるね。
でもまあそれが「バレーボールの時間延長」で潰れるってのがまあ
当作品の「嫌な日常ネタ」のキレの凄さではあるな。












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べじいた (アニメ感想)

2018-06-08 19:22:39 | アニメ感想2018年・二季







あまんちゅ!~あどばんす~ 
第9話 終わりのない夢とナミダのコト △+








「ゆめのせかい」を扱ったハナシにしては「しつこい」こっちゃね
「終わらない夢」ってなら別のおもむきがあるけど
「1回こっきりのへんなはなし」だからこそ「夢」ってとこもある
(フリップフラッパーズ的なやつ)
まあでもそういう「ものがたりを面白くするためのオトナの都合」ってのに
あい逆らっているともいえるかもね、モヤっとした乙女心なめんな、って。
ま、あるいはセンセと「三角関係」」にならないようにこの「夢世界」を
もちだしたと言えるかもしれないねえ、やさしすぎやせんかともおもえるけど
そもそも赤ン坊としてこの世に生まれ落ちた時にもう充分泣いてるんで
せめて物語の上では「みんなハッピー」であって欲しいという恋愛観なんかもしれん
ハタチを越えて他人にいったらたぶん苦笑いされるであろうけど。










多田くんは恋をしない 第10話 本物、じゃないよな △++








身も蓋もないぐらい正当派なおデートでございますなあ。
それもこれも「れいん坊侍」なるガジェットからお姫様が
一念発起してわざわざ海外まで留学してきてるってことやね
でもまあ「海外」に行こうと思うのならなんかこう「信仰」的な
なにかがないとむつかしいかもしれないねえ。
しかしまあここまで「今風なアニメ的な羞恥」的な茶化しが
ほとんどないよね、この作品。それはヒロインが高貴な身分
ってとこもあるし「一期一会」であるがゆえの「礼」を守って
「ラブコメ」をやっているような、そんな印象をおぼえる
何も言わずに去って行くとこまで律儀に、だ。










ひそねとまそたん 第9話 ギャーーー!! △+







昔っから「好意のあるおさななじみキャラ」ってのはだいたいこうだわな
「なれなれなれしい」ってのを合理的にやる方便。
まあ最近の小此木との関係を見りゃ「ただの同僚」じゃないのはわかるね
でもまあひそねにしろ絵瑠にしろ20もいってるかいってないかの
「女の娘」なら恋の味もしらんかもしれんね、「自衛官」ならなおのことだ。
まあ当作品「自衛隊」っていう(あるいは「巫女」)っちゅう偏見を
受けがちなとこを取り扱って「ふつうの人」的に描くってのが目的に
あるかもしれんねえ、だったら恋だってしますわな
でもそこに「ドラゴン」ちゃんが邪魔をしているようなわけだ
「生き物」だからままならないのは仕方ないことで
この世はそういうので溢れているわな、仕事にしろ、恋にしろ。










ヲタクに恋は難しい 第9話 デートへ行こうよ! △+







いつもどおり成海と宏嵩をダシにして花ちゃんが楽しんでるねえ
「オタクトーク禁止」縛りはまあわからんでもないね
あれはしゃべり出すと止まらなくて、何をしてるのかわからんくなるw
宏嵩けなげよなあ、別に成海が嫌な女ってワケじゃなくてむしろ「いいやつ」
なんだけど、それにいくらでもからむネタがあるのだけど
いやそうであるからこそこの関係をどう「特別」なのにするかが、むつかしい。
世間一般のカップルなら型どおりのことやってりゃ「それっぽく」なるのに
もうとっくにそんなん越えた関係を共有してるもんだから、どうしたものか
我慢強く何遍も抱きしめて、「好きだ」って言ってやるしかないね
ずーーーーっと昔からそうしてきたし、これからもそうだろう。














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タダで寄付してくれる人に頼んだら? (アニメ感想)

2018-06-05 22:33:50 | アニメ感想2018年・二季







シュタインズ・ゲート ゼロ 第8話 二律背反のデュアル △++








「生きている助手」を見ることの感慨の深さはまあ言葉もねえ
それは「アマデウス」っちゅう設定がその感じを一層深くさせていて
同時にそこにはまゆりがいない世界線というのも加味されているという。
助手がここにいるってことは大学の研究は一時ストップしてるのか
止めるのに近いカタチで日本にまだ滞在してるってことなんだろうねえ
それはまあ愛情と贖罪が交じった非常に複雑な趣で、嘆息する。
でもまあ紅莉栖といるだけで「事態が解決する」って方向性に
進んでいってる感があるのがよいね、それは名軍師を得た君主のように
世界が啓ける感覚だ。「この世界のオカリン」はたぶん絶望しちゃって
もうがんばる気力もなくなってそうだけど
「今回のはなし」のオカリン(ややこしいなあ)は
「異邦者」としてまだ足が動いたから紅莉栖にとっては「救い」に
なったかもしれないね、まあまゆりと紅莉栖はどんなオカリンでも
大切な存在なんだろうけど。










グランクレスト戦記 第21話 粛清 △+







ああ、今まで当作品で「魔術師」が何となく役立たずだったのは
戦いの継続を望む「協会」の思惑があったから、っておもえるね
つまり「モブ」的な連中は自分達の利権の存続のための「戦い」を望む、と
それはたしかにまあ「リアルな戦争の理由」のひとつにはなるかもしれん。
「通信手段」と「魔術的補助」のロッドを奪うのがいいやり方だわな
この世界の魔法大系はどんなんだか、ようわからんけど
「相手の戦力を削ぎ落とす」という地味に有効なやりかただ
あるいは協会の側も「粛正」なんて強硬手段にでたってことは
事態の深刻さと長期戦は下々の賛成を得られない分不利っていう
計算があるからかもしれない、そんな感じで当作品そこそこ「戦争もの」
としてのアタマを働かせるたのしみがあるなあと感じる次第
でも「英雄譚」を取り込んでの完璧なハナシってのには流石に足りないかもしれん
まあ、それはアニメーションのはなしで原作小説では達成しているのかもだけど。










ヒナまつり 第9話 人生はサバイバル △+







ごはーん






折角超能力少女を召喚してもその後投げっぱなしなのが
まあ当作品らしいというか、でもまあ「サバイバル」的な状況だと
超能力が役に立っているね、衣食住の確保と孤独を埋める手段。
組長がヒナを孫かわいがりしてるのがまあ「かわいいは正義」だな
実際の世話は新田がしているわけで、祖父母はかわいがればいいだけだ。
普段は「ヤクザ設定」ってのは某ジャンプでやってたラブコメみたく
「邪魔者」になるのが常だけど、当作品はビターな味付けを取り戻す為に
使われているのがうまいとおもう、なんもかんも「かわいい~」って
言ってればよくなった当邦のボケた物語事情で手っ取り早く「現実」を
取り戻す為の手段になっているとおもう、コンクリ詰めの新田を
囲んでみんなが誤魔化そうとはやし立てている絵面が最高ですねw
おとなってきたない!










ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
第8話 ブービートラップ △+








ちょっと前まで新兵だったレンがフカちゃんにレクチャーしてる姿が
「それっぽい」とおもうね、積んだ経験を教えたくてたまらないのもあるし
「オンゲー」なら生兵法もやりやすかろうし、またリアルの友達とのトーク的な
味わいもあり、こういうのがいっぺんに処理できてるのが上手というものだ。
「脚を失う状況」が「オンゲー」のあじわいで、そうでなきゃいや大変だw
その状況がピンク色の悪魔たるレンちゃんの「オレつえー」の演出で
オンラインゲーの協力プレーのたのしみで、そしてフカがこの後挽回する
動機ともなるという基本的な動かし方の洗練ぶりを感じる当作品。










ウマ娘 プリティーダービー 第11話 おかえりなさい! ○!








「現実」には「サイレンススズカの復帰レース」なんてあるわけないから
このレースこそ「ドリームレース」といえよう
と、同時にジャパンカップに挑むスペには凱旋門賞馬のブロワイエがお相手で
これは「モンジュー」として現実の記憶がある人にはちょっと面白い趣向ではある。
後方からレースをするスズカが見物で、限界を超えて故障した前走とは
別の趣向かもしれんし、あるいは久しぶりのレースによるアクシデントかもしれんし
そういういろいろな思い入れが発生するのがうまい、そして最後は全部
まくっちゃうのだから、おいしすぎてハナシにならないね
でもこれは「追い込み」の名馬を見るときの興奮で、競馬好きな人達が
作品を創っているんだなあってひしひしと感じさせられるという
これだけでも充分だけど、そのままスペちゃんのレースにバトンタッチするのが
演出と省略として非常にうまい展開かとおもう。「次は私!」って印象だし
インターバルをはさむとどうしても湿っぽくなるから、その間を奪った
ということにもなる、そういう「友愛」と「戦闘」あるいは「現実」と「理想」の
バランスがもの凄く見事な当作品、っちゅうかPAさんらしいかと。






























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ラーメンの画像しかあがってない (アニメ感想)

2018-06-01 22:36:24 | アニメ感想2018年・二季








刀使ノ巫女 第20話 最後の女神 △+







人間とは一線を画していた「3女神」がだんだん人間となれ合う
ってなどこかで聞いたような聞いてないような。
「憤怒」を軸にしたタギツちゃんもちょいと「人間」ぽくなった
まあ「怒る」ってことは裏側に「情」があってのことで
何にもないのに怒るのはむずかしいからねえ。
そういう感じで「荒魂」なるギミックで「人間」と「そうでないもの」を
行ったり来たりするのが当作品の動力源になっているね
その間の「線引き」に「刀」が使用されているということで
それを「巫女」が手に持って戦うという設定がすぐれている。
あと、オトナになった「かつての刀自」だった学長さんたちも
若い刀自たちの味方になったり敵になったり、よい仕事をしているかと。









ゴールデンカムイ 第8話 殺人鬼の目 △+






この前までボッキしていた奴と戦って倒したとおもったら
またぞろボッキするやつが出てきて、どうなっておるかw
その辺見の造型がよいね「ただのキレたやつ」だとしょうもないけど
「なんかのはずみで生殺与奪のタガがはずれた」的な理由付けがあり
ジャック・ザ・リッパーは「都市的」だけどこっちは
「自然の生み出した化け物」っちゅう印象
「遠野物語」とかにいそうな人物像ではある。
まあ辺見ほどイカれちゃいないけどこのおはなしを見ていると
「生き物⇔肉」の境目がうすくなるよね、現代人は自己保存マンセーだから
異常に見えるけど、昔の人は多かれ少なかれ「どうせすぐ死ぬもの」っちゅう
意識があったようにもおもえるね「あはれ」って高尚さではなく「肉」の臭いだ。
鍋よく食うよねえ、このおはなし自身も「鍋」的なうまみあり
キャラクターは「肉」で出汁は「北海道」、オソマではないw









こみっくがーるず 第9話 かおスパイラル △+







恋愛漫画家の法則







最近売り出し中の(中の人的にも)小夢ちゃんに焦点
テンションがあがらないといい漫画が描けないってのは
やったことがある人は分かるかもね、人によってさまざまだけど
やってることの労力は相当で、心にエンジンがかからんとできないのも事実。
そのエンジンをかける為に不規則な生活をしたり、食事をしたり
ってのもまあわかるわな、野郎はいくらでもディブになればいいけど
女の娘はいろいろ大変ではあるな。
翼ちゃんも「女」を捨てているところがあったわけで
まあただの「JK」ではいられないってのが「職業」たるゆえんかもしれん
そう考えるとまだ「捨てていない」かおすちゃんは
「漫画家」になれていない、ともいえるかもなあ。











メガロボクス 第9話 A DEAD FLOWER SHALL NEVER BLOOM △++








「ノーガードだ!」って思わず叫んじまったじゃないかw
自分の生身を脅威にさらす、実に愚かな行為、だがそれがいい。
「当初」この「ギア」っちゅう設定を見て「ボクシング」やないやん
って思っていたけど、まあ実にうまいぐあいに「現代」との距離を
埋めるのに使っていたような印象ではあるね
もう少し深く考えると「AI」に「動かされている」っていう
今回の戦いのテーマはそのまま現代のアニメーションにおいて
「コンピューター」的に動かされている「キャラクター」そのものとも
言ってもいいわけで、当作品は「それ」とも闘っているともいえよう
そして今回でおおむね「それ」に対して「勝利」したのではないか
ジョーがミキオにカウンターアッパーを決めた瞬間の
シビれるような感覚のなんと気持ちのいい「誤作動」であろう。




















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