意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

ムネンアトヲタノム (アニメ感想)

2018-04-29 22:23:17 | アニメ感想2018年・二季







LOST SONG 第3話  愛慕の歌 △+







歌は愛






皮肉にもリンの夢だった「旅先で歌うたう生活」が実現しているという
ただし熱烈なファンが追いかけてくるというオマケつきでだ。
でもまあ乳のでかい同行者もできて、ひでえ目に逢って
旅だたざるをえなくなったのもこの騒ぎで少しは癒やされるというもので
「ヤなこと忘れる」っちゅう旅の効能の前後がこの子供むけのような
深夜アニメのようなはっきりしない当作品の作風らしいかと。
にしても「歌歌うな」「お付きの騎士といちゃつくな」っていう
お安い「禁止」がまったくの逆効果なのが笑えるというか
そう、因果関係にまつわる「おとぎばなし」のイノセンスさなのよなあ。










Cutie Honey Universe 第3話 私はあなたにふさわしい △+







きたならしいズベ公どもがでてきて「忠実」よなあw
むかしはこういう「3枚目」がでてきて、時間稼いだり
ってのをよくやってもらったわな、当世だと「時間の無駄」
ってことになるんだろうけど、こういう「リスペクト」だと
「それも味わい」ってことで導入できるってわけだ。
ハニーをあの手この手でひん剥こうとする執拗さは
「性欲」に忠実ってことなのかもしれんねえ、今回の場合だと
「友達を攫って・人質にしてそいつと無抵抗なヒロインを手込めにする」
っちゅう鉄板のシュチュエーションですね、まあそこまではやってなかったけど。










こみっくがーるず 第4話 くんずほぐれつランデヴー △++







「エロマンガ家」さんの「日常」ってな結構おいしい話題だわな
「同人」だとひとりでしこしこ創るからあんましカラミがないけど
職業作家なら手伝いがいるかもしれないね、それも現役女子高生なら
それだけで1本ネームが切れるというものだ。
ヒロインの体つきがだんだんモデルの小夢に似てきてるってのは
まあ当然ですわなあ、絵描きとして見えるものに逆らうのはむつかしかろう
ちゅーことはその娘とからんでる男は誰なんだろうかねえ。
とまあこんだけバタバタしてても最後の「人生で一番幸せ」で
申し分なくHAPPY ENDですわな、また作家としての
偽りの無い想いであるともおもえる。










ヲタクに恋は難しい 第3話 即売会とゲーム会 △+







「即売会の売り子を手伝ってくれる異性」とか激レアですぜ。
成海がそこつ者なのがこう「からみやすい」娘になってるね
「趣味」に理解があるならなおのことだ。
彼氏の家に「およばれ」されて「下準備」を気にする一方で
いざ行ってみるとゲーム大会が始まって肩すかしを受けるのが
当作品の「味わい」ってやつだわなあ、セックスとマリカーが
「同価値」なのが「オタク」っちゅうもんではあるね
そしてカラダを通さなくてもコミュがとれる愉しみを
当作品はばっちり提供しているね、ついでに「幼馴染みとの思い出語り」とか
ベタなことも処理してるのもうまいぞー










メガロボクス 第4話 LET'S DANCE WITH DEATH △++








なるほど「ギアなし」を売りにするわけだ
これなら原作のリスペクトも果たせて、いくつもおいしいね
まあ戦うジョー自身がひでえリスクを背負うこと以外はだけど。
才能も努力もあってヘラヘラしてるけどいざ「実戦」で
プレッシャーがかかるのはよい感じ、「生」ってやつだ
この場合は「おやっさん」も浮き足だっていたから
ボクサーとセコンドの関係性がどういうのかよく分かるわなあ。
シャークがやっていたジョーに抱きついてキャンバスに
叩きつける反則が某亀田の反則を想い出させて笑ったw


















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パチンコと競馬が生き甲斐のクズ (アニメ感想)

2018-04-25 22:46:43 | アニメ感想2018年・二季






ソードアート・オンライン オルタナティブ ガンゲイル・オンライン
第2話 GGO と 第3話 ファンレター △+








こういう「オンラインゲームもの」だと「現実はクソ」と称して
「オンライン世界」ばっかし集中して描く傾向があるけど
(そもそもこのSAOの原作は「オンゲーから逃げられない世界」だった)
当作品の主人公であるレン(香蓮)はそこまでドロップアウトしていない感覚だ。
コンプレックスはあるけどそれを仮想世界でうまく発散しているという
まあ望ましいおつきあいをしているといえよう。
そのあたりの「適切さ」がこうレンのキャラクターとして
初心者だけどPKをたのしんだり素人だけど機敏な動きみたいな
「一貫性の無さ」が「現実世界」より可能性があるという印象をうける。
まあこういうのは見る側に「ビンタ」をかますような設定のおはなしより
むつかしいのだけど、流石に銃が出てくるハナシばっかり書いている
ベテラン小説家が書いているだけあって、退屈することはないねw









鬼灯の冷徹 第弐期その弐
第14話 閻魔庁の日々/一汁三菜十肉
第15話 魔女っ娘とはなんぞや/洋装道楽
第16話 お迎え課の荼吉尼/草葉の陰 △++(さぼりすぎ)








閻魔庁に来る亡者は引きも切らないから、安定企業ですわなあw
ゆえに「新人」の獄卒やけだもの達も増え続けるという道理
それはこの「新キャラ」が増え続ける貪欲なおはなしの構造でもあろう。
舞台が「地獄」ゆえに「和モノ」が中心の当作品だけども
「洋モノ」や「現代日本」の文化の摂取も盛んだからまあ
柔軟というか節操がないというか、でもそれらをうまく吸収して
面白い噺に毎回しあげてくるのだから「芸」だわなあ
にしても荼吉尼さんの一件も鬼灯さんの仕事なんだから
この人(鬼)が主人公にして最強っちゅうある種「オレ強ェー」
やってるのよね、いや「オレアタマ良い」、か
それならオンリーワンでナンバーワンだわな。









銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅
第1話 永遠の夜の中で と 第2話 アスターテ会戦 △++








「物量作戦」を破る縦横機敏とその勢いをいなす機略の饗宴ということで
物語の動力に「不思議パワー」はびこる当邦のファンタジー事情においては
未だに「異彩」ではあろうとおもわれる当作品の30年来のリメークだ。
「CG」による「冷たい戦争」はこの「機知」あふれる世界とも相性がよくて
また「戦争」のもっている徹底した物理学的展開とも相容れるものではあろう。
ま、当作品の世界には「AI」が無いんだけどね、相変わらず
頭の硬いオッサンが間抜けをやらかして、そこをイジめるって方式。
でもまあそういう「人間の愚かさ」が対極にあるから英雄どもの活躍が
せいせいするんだよなあ、ってン十年ぶりに想起した次第。










ウマ娘 プリティーダービー 第5話 ライバルとのダービー △++







最も運のいい馬







チームスピカにまた一頭「最強馬」が加わって賑やかになったねえ
この「女の娘(牝馬)」いっぱいって状況は実際の「競走馬」には
あんまし縁がないことで「アニメ」の特有な事情ではあるね
まあいい仲間に囲まれることはものっそい「ラッキー」なことそのもの
であることはいうまでもないわな、ライバルのセイウンとかエルコンとかのが
実際の競馬の事情に近いかもしれない。
事前の練習がしっかり効いていて、今度はしっかり届くという
画に描いたような展開だね、まあそれが「できる」時点で相当だけど
今回はそこに別の「最強」が割り込んでくるという展開
97%ぐらいは差されたら負けるけどそこでまたより返すという
一番アツい展開だね、「現実の」スペシャルウィークも
そんな馬だったはずだったとおもう、そういう「幸せな記憶」が
意外なカタチで甦っている。










刀使ノ巫女 第15話 怠け者の一分 △+







「怠け者」の薫がメインの回にかこつけて
「作画」もしっかり怠けてるぬかりのなさw
ま、でも当作品「斬るべきもの」がハッキリしない曖昧さがあるね
そういう世界観では可奈美をはじめとしてやや「不真面目」な娘が
適応しているフシはある。まあそれを言うならそもそも
「不真面目な天才」が物語においてスタンダートな当邦の物語事情において
「現実に」は無能な下々の人はやさしい「優等生」を求めていることを鑑みると
空想世界は見事にボク達が求めているものの「鏡(鑑)」として
機能しているといえなくもないね、ノロを斬るのかネネを斬るのか
それが問題だ。










ゴールデンカムイ 第3話 カムイモシリ △++







わかっちゃいるけど「アイヌ」的要素が生きているねえ
「明治」が舞台だから、これぐらいのワイルドさがあって当然なわけで
ついでに「敵」も骨のある連中で2粒おいしいね
「江戸時代」のちょんまげやニンジャよりはリアルな敵だ。
あとはまあ「雪」だわな、当然だけど
足跡がついたり、寒かったり、いろいろ大変だけどその「大変さ」が
視聴している側にはいいあんばいだ、「血」も映えるしなあ
そんな感じで「普通に描く」だけでもこんだけ面白いのだから
まあ蝦夷地はいいとこだよ、アシリパさんが都合の悪いことは
ウソを教える翻訳の定番ギャグもできてまあ
「いちばん身近な外国」としての魅力にあふれている。










あまんちゅ!~あどばんす~ 第3話 幸せのプロと達人のコト △+








「ナイトダイブ」とか、絶対にやりたくなる要素だわな
でもまあそこに初心者の「てこ」を扱うことで「直」に触れないように
してるね、「レジャー」のたのしみではなくて(その要素もふんだんだが)
そこに「生きる」ものとしての細やかな心の流れをすくっている感じだ。
てこが海での実地の計器を使った移動の試験をギブアップしたくなるのは
わからんでもないね、海で視界が狭くなった時の心細さといったらないからねえ
あ、それだとその状況はぴかりはてこからギリギリ見えないとこで
待機してたってことだね、そういう感傷的にならずかといって放置もせず
っていう距離感を保つのが、ぴかり、あるいは当作品そのものの美質であるといえよう。





















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ソトカ・ラキター (アニメ感想)

2018-04-19 22:30:37 | アニメ感想2018年・二季







ヲタクに恋は難しい 
第1話 成海と宏嵩の再会。そして… △+







「自身もオタクでタバコをふかすイケメン」とかいうことないじゃないかw
まあでも若いうちは「自分が見初めたモノ」が全てだから
見落としはあるかもしれんね、あるいは「気安さ」が何か「恋愛」とは
別の価値観で相互不干渉的な考え方があるかもしれぬ
でもまあそんなん大人になったら四の五の言ってられないからね
とりあえず目の前にいるそこそこいい感じのオトコがいればツバを
つけておくのが無難だろうてw まあそういう「ときめき」が
先にたっていたものを今度は「ときめき」を気安さの中に見つけていくという
恋愛観の顚倒がオトナのたのしみってやつではあろうとおもう
あとはまあどう「オタク」を描くかがちょっとむつかしいね
今時分は昔の固定的な「イメージ」からだいぶん流動的になって
しかも結構人口も増えた(その分大衆化もした)から
「作者」の「オタク観」が問われるというのが現代的な状況なんだろう
まあとりあえずボクも加藤ちゃんはかわいいとおもいますw










メガロボクス 第1話 BUY OR DIE? 
第2話 THE MAN ONLY DIES ONCE △++!







突然セル画の調子のアニメが始まったから
なんかの再放送じゃないかと思ってしまったというw
まあこういう「サプライズ」だけでも見る価値はあろうというもの
でも、それだけじゃあないね、こいつを現代の「効率的」な
アニメの製作で作ったら、魅力が半減するのは間違いない(北斗の拳のように)
どういうところかってーと「ブン殴られてひしゃけたり、血を流す」
っていう生物の「こわれかた」のところだ。
当作品は「ノラ犬」っちゅう「汚れ」た部分を異常に「美しく」
描くことに集中していて、その決断自体も「イカれた」ものとして
見る側を魅了するかもしれん、しかしまあなんで「普通に」
ボクシングしないんでしょうね、肩に背負っているシロモンに
なんか意味があるのかないのか、それもこれから分かるのかもしれんけど。









されど罪人は竜と踊る 第1話 咒式と剣の禍唄 と 第2話 枢機卿長の祝祭 △+







おそらく「アニメ化」のオッファー自体は20年も前にあったとおもう
(浅井ラボがまだ富士見でやっていたころだ)
それがまあ一種の「リバイバル枠」で視聴できるのに感慨をおぼえんでもないねえ。
でっぱなの竜退治と戦場における悪口のかけあい、視聴者をおいてきぼりにする
咒式形態の難解さと、政治トークに男女関係の要素とまあ
当時の「ライトノベル」の中では「異端児」であることが許される内容ではあるね。
「アニメーション」としてはまあぶっちゃけ「安い」けど
とりあえずドラッケン族のことわざと家具トークが聞けるだけも
一定の満足はできますわなあ、という次第。
あと男共がちちくりあっている作品っちゅうのも当時としては珍しい
「女性向け」的なおいしさがあったねえ、つまり20年たってようやく
「普通の作品」に当作品はなったということだ。










シュタインズ・ゲート ゼロ 第1話  零化域のミッシングリンク △+







事前にやっていた「再放送」を視聴していた人はわかるけど
完全無欠の「ハッピーエンド」を「選ばなかった」「世界線」だ。
まあまずはそういう「別選択」を描ける時点で当作品が特異な存在
であるとわかるのだけど、ちょっと面白いのはまあ「スマホ」の存在すよね
この世界はおそらく「2010年」の世界で、それはまだ「現実」には「ガラケー」が
全盛だったころで、「LINE」的なのもおそらくは無かったはずで
ところが「この世界」にはあるというのが「異質な世界」とSF的に提示
しているということでもあるといえよう。
まああとすっかり萎れてしまったオカリンやいろいろな意味でオトナになった
まゆしーや嫁と子供がいっぺんにできたダルを見ているだけでも
「旧作」組も満足できるしかけになっているかとおもわれる
「人口知性」とか、挑戦的ですわなあ、いや「時代」がようやく
追いついた、ということか、これも。










Lostorage conflated WIXOSS 第1話 予兆/夜明けと未明 と
第2話  理由/迷いと覚悟 △++








さあ、4度目の「デスゲーム」の開幕ざますw
ってサクっと言ってみたけどこんだけ繰り返した作品って
前例がないかもしれないねえ、当作品がその場その場で
かなり頑張ってきたことのあかしかもしれん。
「区分け」がなくなったことで今までのシリーズの
登場人物からラスボスからごっちゃ混ぜなのがたのしいね
「カードゲーム」をそのままアニメーションとして提示しても
面白くも何ともないけど、「要素」を分解してアニメーションに
取り入れることで提示するのは一見の価値があることは
当作品が証明しつづけている「面白さ」であるといえよう
それは皮肉にも「作品」の「宣伝」としては分かりにくくなっているのだけど。
「商品の説明」ほどクソつまらんものはこの世にはないからねえ。










魔法少女サイト 第1話 魔法少女サイト
第2話 テンペスト △(+)







安っぽい説明に堕ちるなら「まどマギ乙」で済む。
「チャンピオン枠」らしい「乱暴な女の娘への扱い」が
どれだけお好みかにこの作品の最初の価値決定がかかっている。
くり返される「踏切」の描写が「あざとい」すよね
見ている側が「もう、わかってるよ」って思うところを
「あえて」提示してみせているとこにこの作品のまあ
「ねちっこさ」というか陰湿さがでているわな
あえて「嫌われてやろう」というのは最高度にむつかしい芸だ。










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ワガママな幼女の総帥が世界征服をもくろむアニメってなーんだ (アニメ感想)

2018-04-18 02:47:34 | アニメ感想2018年・二季







↑ズヴィズダー









ハイスクールD×D HERO 
第1話 life.00 体育館裏のホーリー △








さて、見れば分かるとおりマトモなハナシをする気はもうないw
大悪魔や英霊達との戦いと体育祭と「おっぱい」だものねえ
まあこういうやらずぶったくりな設定も結構好きだけどね
アニメーションとして全ての価値観が融解して全て「おっぱい」に
収斂していくその様の無力感がいっそたのしいかもしれん。
でもまあ、その「おっぱい」とその持ち主そのものに対する
愛着や執着自体もなんか最近は「経済的」に処理されてしまって
こうオジサンのムスコも興奮しないってのはあるね
当作品はそういう「肝心要」が最初からブロウクンしてるっていう
ところからスタートしている極めて現代的な作品といえよう。











Cutie Honey Universe 第1話 あなたは全てが完璧 △+







まだこっちの方が「ボッキ」するかもしれんなあw
にしても最初にアニメになってからもう45年たって
ようやく一番「忠実」なリメークになっているかもしれんね
時間帯も相応しいかとおもわれる。
警察もテケトーでハナシのスジもテケトーなのが「昭和」のかおりで
その中でリビドーが全開なのがおよろしいかとおもわれますね
平成が終わろうとしている世でも昭和の世でも変わらないのは
人間は「スケベ」なことで、それを当作品を視聴していて
感慨をおぼえないこともないわけだ、なにがすごいって
多分昭和当時の「スケベ心」でこさえた子供達が当作品を
「作る側」にまわっているであろう、という事実だ。










多田くんは恋をしない 
第1話 ほっとけないだろ と 第2話 まぁ、間違っちゃいない △+








「恋をしない」ってタイトルだけあって実に落ち着いて
ボーイ・ミーツ・ガールやっとるねえ。
「異国に留学しにきた王女の案内をする」とか1話消化しても
まあいいですわな、あんましベタすぎてかえって新しいかもしれぬ
それと「お調子者の男友達」って設定もさいきんはあんまし
見なくなった設定かもしれないね、なぜなら最近は主人公自体が
「お調子者」かあるいは「チート」あるいは「ぼっち」設定であることが
多いからで、こういう「無印」な主人公は流行ではないのかもしれん。
「写真」が主題のおはなしなんだけど、なんというか日本人は
「決定的瞬間」を感性を全開にして捕らえてやろうってよりは
身近な幸福を手元に置いて満足するっていう方向性があって
当作品もそういうじわっとした方向性でいこうとしている気がする
まあ、それなら見る側もそう付き合おうとおもうわけで
まずはよろしくお願いします。










こみっくがーるず 
第1話 アンケート ビリですか!? と 第2話 今日から学校でした △+








かおす先生の次回作にご期待下さい







「漫画雑誌のアンケートで最下位になる」ってどんな気持ちなんでしょうねえ
まあ、どんな下らない意見でも他者の批判が気になるって日本人的思考なら
死にたくなるような気持ちになるのは無理のないところではある。
まあ当作品は「きらら的優しいセカイ」だろうからかおす先生の
「リアリティ」の無い漫画をあんまし直截に見せたりはせんで
薫子ちゃんの「あばばばば」ぶりでそれを表現してみせているわけで
それ自体はある程度見物になるっちゅう不思議な矛盾があるわけだ。
まあ、見る側としては別に「リアルな漫画界の生存競争」とか
見たいような、そうでないような所ではあるのだけど
案外翼のようにアタマのネジが飛んでしまっているような人か
姫子ちゃんのようにエロエロな作品を描いているような人でないと
生き残っていけないっていうリアリズムが当作品にもあるのかもしれん
そういう意味では彼女たちは「よい先輩」なんだろう。










ひそねとまそたん 第1話 正気の沙汰ではないんです △+







我が竜を見よ







「いきなりわけのわからん部署に飛ばされて珍生物のご機嫌取りをしろ」
とか、新人だねえ、ブラックだねえw
まあでもその「無茶振り」が見る側には愉しい見世物になっているのよねえ
なんにしろ「ヤバい生物を乗り回す」だけで「アニメーション」としては
その意義を発揮できるわけで、あとはキャラがどうなろうがしったこっちゃないw
まあでも例えば主人公のひそねちゃんとか「今時の新人」としての造型が
リアルに感じるよね、いつもボソボソ声で何考えてるのかわからんけど
ネットでは大いばりかあるいはただのアホか、ってのが「今時の新人」
に対する評価って感じで、調度それが当作品も揃っているかんじだ
あとはまあ「ブラック」ほど露骨じゃないけど当人の意思なんか
無視してずんずん状況を進めるのが「企業」って感じでこれもリアルやね
「社会」ってのは自己の主張とそのための努力が無いやつには
「苦役」を課してくるということでもある。















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これが童貞の力じゃ! (アニメ感想)

2018-04-12 21:36:05 | アニメ感想2018年・二季







ウマ娘 プリティーダービー 第1話 夢のゲートっ! 
第2話 いきなりのデビュー戦 第3話 初めての大一番 △+








「戦艦」から「馬」にコンバートして、さて、といったところ
「船」はもともと「女性」的な扱いをうけていたから「女体化」
しやすかったろうけど、こっちは牡馬(オス)もメスになってるからねえ
まあもともとの名馬を知らなければオスメスの違いなんてわからんだろうが。
知ってのとおり「徒競走」を主題にした作品はむずかしいのね
だって見ている人はよっぽどくそ速く無い限り感動を共有しづらいもの
そこを競馬は「エンタメ」として長い時間をかけて伝統ある娯楽に
してきたわけで、それをスマホゲーらしく「パクって」いるわけだ
まあアニメーションとしてはそれを補完してやるのがうまい役どころだ。
さて山育ちの田舎娘って設定が主人公のスペシャルウィークの設定やね
まあたいがいの馬は仔馬の時は山っぽいとこで育てられるのだけど
ここでは主人公特権で「印つき」というかんじにしあげてる
そんな「おぼこい」感じで誤魔化されているけどデビュー戦から3連勝とか
1万頭ぐらい生産される馬の中でもほんの数頭の才能と運の持ち主なわけで
正しい意味で「オレ強い」やってるわけだ、ただしこれはもともとのモデルの馬が
「実際」にそれをやっているわけで、それをトレースしたに過ぎないといえる
ただ、そうなるとこの「ドリームレース」的なゲームとどう折り合いを
つけていくのか、というのが問題になっていくとおもわれる
ちなみに現実のスペシャルウィークはダービーまで含んでG1を3つぐらい勝ってる
その時は当作品でもでてくるように史上最強世代で
そいつらがシノギを削りあっていたそれこそアニメみたいな時代だったのを記憶してる。











Caligula -カリギュラ- 
第1話 冷静さを見失うと、真実と真理にたどり着くことはできない。 △+








「たのしいゲームのせかい」をブチ壊そうなんて、お前はかあちゃんかw
まあ「オンラインゲーム」ってのが現実のものになってからすぐに
「でも現実とはちがうよね」ってハナシはでてきたわけで
それは貨幣ってのが発明された次の年にはニセモノが作られたのと同じ理屈。
あとは「空想科学モノ」らしくながながとした台詞とサイケデリコな展開で
糊塗されている、という次第、私はこの展開があんまし好きではないのよね
「たのしい日常」がさし挟まる余裕がないのよね「シュタゲ」はそこも秀逸に描かれていて
キャラクターを充分理解して「仲間」と思うまであっためてくれたのがよかった
したがってこのシリーズはこの後の2話ぐらいでほぼ作品の評価が決まって
しまうとおもわれる、たといハナシの中でどんなにすごい「どんでん返し」が
あったとしても、だ(もっともシュタゲはそのどんでん返しも10年に1度のデキだったが)











かくりよの宿飯 第1話 あやかしお宿に嫁入りします。 △(+)







おや、あんましにも「魔法使いの嫁」と設定がカブっていたから
ちょっと驚いたね、まあまほよめよりは大分やわめだけど
少女漫画だとよくこういうふうに主人公の女の娘が
どっかわけのわからんとこに売り飛ばされるような設定があるね
これは多分女の娘が「嫁に行く」ということに常に付きまとう「孤独」
なんだろう、そしてそれを埋めるのは「恋愛」という次第。
そうなると大旦那さんが「鬼」なのもちょっと意義があるかもね
まあ妖怪アパートほどでなくても「新人」は環境の変化があって
それは大概の人にとっては「冒険」ではあろう、そして大概の人が
理解できるもので深く感動できるかはちょっとわからないねえ。











ゴールデンカムイ 第1話 ウェンカムイ △++!







でっぱなから人もケモノもぶっ殺しまくって皮をはいで臓物を
あさっているのがまあなんというかw
みんなあんましやりたくなかったから頑張って機械とかに
押しつけてきた行為が華麗に無視されて、目の前にドン!と置かれるという。
でもまあこの生臭さが「明治」でかつ「蝦夷地」なら納得もいくという
それも「脅しつけてやろう」っていうハレっけっちゅうか「漫画的」に
ふつうに描いてみせた、という力強さを感じるね
あと人間の極限状況として「戦争」っちゅう人間同士の戦いと
日本の最強生物「クマ」との戦いの対比でこの血なまぐさいハナシの闘争の頂点が
最初からきわだって提示されていて、その出し惜しみのない
贅沢さにおなかいっぱいだお。











東京喰種:re 第1話 狩る者たち START と 第2話 欠片 member △(+)







ぶっちゃけると私はこの作品残酷設定で脅しつけた「だけ」のような感じがして
あんまし好きじゃないんだけど、この「Re」ってのは作者自身もそれが
イヤになってこういう「ぬるい」自前のスピンオフを始めたような気がするのね。
当作品はのっけの「読者にビンタする為の残酷設定」がなくなって
頑張って書いてた前作の残り遺産で食いつないでいるような印象なのね
まあそれは「強者を狩る為に強者の因子を取り入れたモノたち」の物語としては
適切なのかもしれないけど、ま、早く月山パイセンでてきてください。










3D彼女 リアルガール 第1話 オレがあいつと出会ってしまった件について。
と 第2話 オレの貞操がピンチになった件について。 △(+)








まあ「腐女子」も「オタク」も「恋愛」させたがるのだから
どんだけ女の娘はその設定が好きなんだ、ってハナシだわな。
まあでもここで描かれるつっつんぐらいは昔だったら「オタク」でも
なんでもないわな、オタクのことよう知らん人が描く「オタク」みたいな
ぬるさがある。まあ別にコイバナができればいいわけでとりあえず
「魔法少女」的なやつだしとけばリアルな女の娘達は納得するだろうという次第
でもだからといって「ラブやん」のカズフサのようなのに恋したら
消化するのがえらい大変になるから、むつかしいよねえw
ああでも今期はもうひとつノイタミナに「オタク」が恋愛するそうだから
そっちはどうやっつけにきてるのか、見てみたい。










宇宙戦艦ティラミス 第1話 FLY IN SPACE/NAKED DANCE
第2話 MY CUTE PUPPY/DO NOT DISTURB △++!








ひさかたぶりのロボットものだなあなんてノンキに見てたら
神聖なコクピットで串カツ食べ出したからバカ笑いしてたw
真空状態で飛び散った串カツのカスとキャベツがひどい画だw
まあでもこういう「ささくれーしょん」的な日常の観察と
「ロボットもの」っていう「様式美」の王者との取り合わせは以外と
無かったかもしれないねえ、まああとは石川界人使うのはおいしいねえ
ちゃんと「こういうハナシ」って知っていていつもどおりくそ真面目に
やっているんで、うまうまですわなあ。










あまんちゅ!~あどばんす~ 第1話 ある夏の夜と告白のコト △++








あーもうなんでしょうねえ「恥ずかしいセリフ禁止!」としか言えぬ
リアルだともの凄くピュアな人間のごく一部の時期にしか見られない
純粋さというか、それが2人もそろったらえらいことだ。
まあでもこの「気の合う人と出会う」っていうよろこびがこれでもかって
ぐらいに描かれているよねえ、「海」っちゅうロケーションも自然と
それが発展しそうなところではある。あとまあ当作品の作品としては
貴重なぐらいに「ポロリ」があったねえ、シャワーシーンとか
風呂とかいきなりぶっこんできた、現状のアニメ事情だと「デフォ」
なぐらいだけど、当作品の作風だとこいつはちょっと予想外だったか
ああでも年頃のダイビングやってる女の娘ならこれぐらいは「普通」かもな
「媚び」ではなくきちんと生活を「描いた」にすぎないのかもしれない
まあそれはそれで「貴重」だけど。















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アニメ感想2018年・一季 とまとめ

2018-04-06 04:31:15 |  アニメ感想2018年・一季







ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第13話 自動手記人形と「愛してる」 とまとめ ○







「感情表現の乏しい娘を無理矢理1作品かけて笑わせる」とか
すっかりやらなくなったよねえ、で視聴している側は号泣、という筋。
オッサンはそういうのが流行っていた時期もすごしていたから
それほど涙腺も緩まなかったが、ポプテピピックがクールに映るような
ヤングメンたちにはこいつは刺激が強すぎたかもしれん。
「人形(ドール)」とか「義手」とか「取り替え可能」をにおわせながら
全くもって取り替え不可能なおはなしをしているのだから
こいつはとんでもない嘘吐きといえるかもしれん、それを言うなら
手間暇かけてこさえた「異国感」、仕事に対する執拗な義務感
そして「戦争」と「愛」という概念そのものももはや当邦では
全く「流行らない」ものになってしまったものの総体で当作品は成り立っていて
そしてそういう「こわれもの」を視聴者のゲスな視線から護るために
宝石のように堅固な外装で護られている、というのが当作品のつくり
ということなんだろうとおもう、「宝石」は綺麗なのでそれでよいということだ
しかしここまで「希少性」を主張して胸ぐらをつかまれたら
「アニメなんて適当に無料で視聴してりゃいいや」というボクみたいな輩には
いささかの居心地の悪さを感じぬでもないね、そしてそういった自虐をも
たまさかに愉しんでいる、ということだ。












印象に残ったとこ









おそ松さん 19話 「バレンタインデー」 より







去年の「クリスマス」回の時におとらぬ御乱行ぶりw
いや、むしろそれを越えていたかもね、なにせ「兄弟」で
チョコを渡しあっていたのだから、クリスマスもそうだけど
実物の「贈呈」が発生する時にいろいろと「やりやすく」なるのだけど
そういう時にもっとも自分が「社会」から「ハブられてる」
とわかるわけで、それを「6つ子」として傷をぺろぺろお互いに
ナメあっているのが心底「みじめ」なんだよなあ。









オーバーロードII 第3話 集う、蜥蜴人  より







というかトカゲ族との戦い全般かねえアインズ側も魅せるけど
それに「弱者」なりに果敢に立ち向かう姿が「滅びの美学」を
感じさせるぐらいにしあがっているかとおもう
「戦争を弄ぶ」とかヒデーはなしだけど、いいんです
「ヒデーはなし」なのだから。









ヴァイオレット・エヴァーガーデン 第10話
「愛する人は ずっと見守っている」 より







「50年分の手紙をしたためる」とかまさしく「愛」のみによって
為せる業といえよう、そしてそのチカラによってひとりの女の娘が
恋をして、結ばれて、そして子供を持つまでになるというのを
説得力をもって提示できるわけでその「時を越える」という
偉業を成し遂げているわけで、まあ敬服するしかないね。









声優部門








男性の部







平田広明さん
(近藤正己《恋は雨上がりのように》
ツブヤッキー《タイムボカン 逆襲の三悪人》)







「いい大人」ですよね、オツムがそこそこよい人が
社会にでてそれなりに苦労してそれなりに人格が陶冶された、という
けして希少ではないけれどみんながそう、というわけではないそういう人
ただしそれを「演じる」ことができる人はさらに希少ではあろうけど。








女性の部







高橋李依さん
(高木さん《からかい上手の高木さん》・斉藤恵那《ゆるキャン》
ゼナ《デスマーチからはじまる異世界狂想曲》)






もう「からかい上手の高橋さん」でいいじゃないか、というw
冗談じゃなくてある個人をプロデュースするやり方として
最も成功する例なんだろうねえ。「あたり役」を通して
しぜんとそれを演じる人に興味をおぼえる、ということだからね
でもまありえりーさんはその割合がとても高いかもしれん。











OP・ED部門

















「SHINY DAYS」
ゆるキャン△ OP 







これぞアニソンぽっ(以下略)
やわらかいピクトグラムの列挙がそのまま作品の「やわさ」だ
そこに登場するキャラクターもそのままに「やわい」しな
でも「山」はそのままに「かたい」のでキリッとしてる、その対比と
いいとこどりのおいしさ。




















Flashback
刻刻 OP








「フラッシュバック」っちゅうタイトルそのままにドラッギーな映像。
ここでは内容の「説明」ではなく「視覚」に訴えかけることが重視される
それもまあ一瞬なら耐えられるっていうケバいシロモノだ
でも大人ならそういうのも嗜んでええんちゃう。



















Harvest Moon Night
「ハクメイとミコチ」ED








こういう作品は普通にしれっと朝のキッズが視聴できる時間に放送して
将来の同好の士の為の栄養にしていただきたいw
「収穫祭のうた」が異国風味たっぷりに
2人の歌姫によって豊にうたいあげられている。






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今期も再放送やってた(でも見る) アニメ感想

2018-04-02 23:46:21 |  アニメ感想2018年・一季






デスマーチからはじまる異世界狂想曲 
第12話 デスマーチからはじまる異(世)界旅情 とまとめ △(+)








サトーさんよく「なるほど」っつってるのよねえ
まるで文化人類学者のフィールドワークのように「未開地」を
探索しているね、「異世界チートもの」がこういう学術的な
たのしみにいけるのはまあ大分この設定を「掘った」ってことかもなあ。
でもまあ視聴している側はそこまで小躍りしてたのしめるもの
だったかはギモンがあるわな、水戸黄門的権力者の道楽漫遊記的な
まったり感が持ち味だったかとおもう、そういうオンゲーもあるしな。
レベルはマックス、アイテムはいっぱい、女遊びも飽きた
そういう人が辿り着く穏やかな楽しみ方、そこにはもう
「デスマーチ」を生きていた人物のサツバツさ加減はなくて
そこをリタイアした人の養生のたのしみが残るのみだ
ここ数年の「異世界転生もの」のインフレーションは
こういう段階までもう来ているのか、とおもわされるね
それは何かの終わりなのか、始まりなのか。










恋は雨上がりのように 第12話 つゆのあとさき とまとめ △++








このおはなしはアキラちゃんが主人公のようで
近藤のオッサンがメインだわなあ、まあ当然だけど。
もちろんアキラちゃんが魅力的ではないわけではなく
むしろ逆に純粋な若さでピカピカしているからこそ
近藤さんが「若さ」を取り戻すことができるわけで
そういう「設定」を読者を脅しつける為だけにただぶっこむだけでなく
忠実にそれと生きているってのが当作品の誠実さだったとおもう。
たしかにまあ「年齢差のある恋愛」って当邦の漫画的「常識」だと
あんまりやらないよね、少女漫画でいくつかあるぐらいか
あとはとりあえず年が近そうなら外国人だろうが、異世界人だろうが
亜人だろうがモンスターだろうがやりたい放題って次第だから
当作品はそういうごっちゃ混ぜで見失いがちな「恋」のチカラを
歪んだ設定からパッと取り出してみせたといったところだ
しかしまあなんとキレイなおはなしなんだろうねえ
その清々しさはオジサン(僕)にはまぶしすぎるよ。










だがしかし2 第12話 ただいまとおかえりと… とまとめ △++







いつもどおりの「ほたるさんワールド」やねえ
ただし、その前段階としての「ほたるさんがいないワールド」の
つらさと寂しさがこの「2期」の持ち味だったかとおもう。
あと、この冬のストーブのある駅の待合室と
ほたるさんと別れる前の花火大会のジュブナイルさ加減もなかなか
この駄菓子小話の作品にこういう繊細さがあることに正直ナメてたとおもう。
しかしまああの「終わらない夏休み」ってのはやっぱり「浮かれていた」
ってことだわな、流行らない駄菓子屋に突如来た
駄菓子大好きすぎる美少女とか「エロゲか!」ってなるものw
この2期はその浮かれ加減を調度よく冷ましていることで
「1発ネタ」的なものから非常にうまく脱却したような意味で
面白かったとおもう、こっから元のようにまたあったまるのか
あるいはどうなるのかわからないけど、とりあえず
ほたるさんがいるなら、見る価値はあるのだとおもう。











たくのみ。 第12話 アサヒスーパードライ とまとめ △+







エビスにはじまりスパードルァァァァイにおわるのは美しい〆やね。
「飲食材もの」として「新人(候補)」のみちるや真を使っていくのは
うまいやり方だったかとおもうね、実に自然なハナシの段取りなんで。
しかしまあこうやって「酒の歴史」のうんちくを聞くと
「当たり前」になったスーパードライもはじめはいろいろ迷いが
あったのにちょっと驚くね、まあ当たり前と言えばそうだけど
そのあたりの「当然のもの」がいいものであることを再発見するのが
こういう「うんちくもの」の効能で、当作品はそれに見事に成功
していたとおもう、「説明」そのものがうまみを持つということは
刺身のツマまで美味しいような贅沢加減ではある。










ハクメイとミコチ 第12話 紅髪の記憶 とまとめ △++







こんだけマキナタに馴染んでるハクメイも着倒したばかりの頃は
いろいろあって、なんやかやでミコチに拾われるまでまた1つエピソードが
あるんだろうなあとおもわされるねえ。
「動物の背中に乗って駆け回る」ってのは今の子供達には
ジブリの作品でしか見られない光景かもね、アニメーション的には
もう伝統芸の領域になってしまっている、これはCGとかで
やろうとすると均質な動きが逆に不自然におもえてしまうからねえ
ま、当作品はさすがにある程度の「自然な」動きを再現していたかと。
しかしまあこうなんでこの作品、はしばしまで瑞々しいのかねえ
ひとつひとつの行動、言動、エピソード、街や自然の美しさ
それが実に手間暇かけて丁寧に描かれていたかとおもう
これは原作がもともとそういう風につくられていて
それをアニメーションの側でも忠実に従っているからだとおもわれる
作中の小人達がじっくりと生活と仕事に集中しているのだから
それを描く側も手は抜けない、という次第なんだろうか。












キリングバイツ 第12話 今までありがとな とまとめ △+







出だしの車で拉致強姦未遂事件とラストの〆方が繋がるのが
このおおよそ繊細さとは無縁そうな当作品にしてはなかなかの構築主義。
ちゅうか「本能的」にそれを選んだようなとこがある。
すぐに女の娘をなぶり者にしようとするのは他作品でも一緒だけど
ギリギリのとこで「獣」の野生が勝つのが当作品の「牙」ってとこかもしれん。
そういう「媚びているようで、媚びていない」っていう態度が
当作品の持ち味で、最後までそれを徹底したのがうつくしいとおもう
あるいは「強い」のか、もうまんがの中にしか見られないそれ。








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