マクロスFRONTIER 第12話
「ファステスト・デリバリー」 ○
冒頭の状況説明シーンを異言語
(ゼントラーディー語)でやるのは
お手軽だけど有効、つーか歌でケンカが
止まるって設定自体けっこうお手軽感は
あるっつうか、いやいや相手は異星人だし
というマクロス好きな人が25年前に
通りすぎた話題。
あいかわらずいいとことあぶなっかしい所が
同居しながらずんずん進んでいくなあ
「実は密かに開発していた・・・」とか
人質のズサンな管理とかは後者で
それを踏み台にしてのランカちゃんの
ステージとか、格ゲーよろしくの高速戦闘とかは
前者、うむまさしく二律背反。
ああ、あとなにげに橙色の空が非常に美しいのも
覚えておいて損はなさそうだった。
PERSONA ~トリニティ・ソウル~
25話 謂れなき喪失 △
もう既に最終話が放映されているのは
ちょっとつらい。
ココロの領域が薄れてうんぬんとかの状態
なんで今更何が起きたところで驚きもせず
真相の暴露ばなしやあったかもしれない世界の
はなしをしてもそう問題はなし。
というかこれがやりたかったからココロが
どうとかペルソナがうんぬんとかってやってた
のだろうしなあ。
ただまあ、今更どうこうもないのだけど
ペルソナの扱い方がもうちょっとなんとか
ならなかったのかなあと思うわけで。
あーんまし興奮しない戦闘シーンとか
ちょーっと「化け物感」が足りないデザイン
とか、せっかくの慎クンの「親殺し」も
媒介がもの足りないので押しが弱かった。
本人はさぞやショックなのはわからぬでも
ないのだけど。
コードギアス 反逆のルルーシュ
R2 第12話 「ラブ アタック !」 △
気が休まらないよ~
なんか最近はマネージャーさんみたいな
ポジションの人がやりたい放題やってるなあ
今まででも相当モテていたはずなんで
のらりくらりとかわしていたのだろうと
思われるが、イメージのままにやっちゃうと
御覧の通りということで。
こういうバカばなしは実はまわりのキャラが
おいしい、ルルにちょびっと思慕の念のある
ミレイさんや婚約解消されたロイド
復活のコーネリア姉さんにナナリーとカレン
天子さまのロリ担当後任のアーニャに
みんな大好きなオレンジ卿が還ってきました
よっと。次回以降のToらぶるの種はじゅうぶんに
仕込まれたかと思われます。
D.C.II S.S. ~ダ・カーポII セカンドシーズン~
第13話 最終回 巡りくる季節 と総括
ダ・カーポっぽいもの
このお話をアニメ版の初代からえんえんと
追いかけている身としてはまあ、いろいろ
あることないこと言いたいことはあるワケで
分かりやすく結論を言うと、初代にはあった
ヒロイン(音夢)と設定(魔法)を巡る葛藤が
このⅡにはなかったわけで、その時点で何か
別の「力点」が必要になっていたのだけど
義之と初音島に住むひとびとっていう
「どうでもいいもの」と「どうでもいいもの」
じゃ葛藤は生まれないわなあ。
前作までの流れを踏襲するなら、たとえば
義之をもっと魅力的に描いたり、初音島そのものを
魅力的に描く必要があったわけだ。
方向性を変えるなら、まわりのキャラとの
小粋なやりとりや、気の利いた演出が必要に
なってくるわけで。
2期にわたってまあ視聴してしまったのだけど
どうも上記のようなものがこれっぽっちも
見受けられなかったわけで、本当にただただ
それっぽいものをソツなく演じていた、という印象。
じゃあなんでそんなものがこの世に存在するのか
制作サイドの自己満足なのか、他メディアにおける
販売促進目的なのかそれは分からないけど
桜の花が毎年毎春繰り返し(ダ・カーポ)咲くことを
それを見る人間が喜ぶのは、それを見る側が
この世のうつろい易さを腹の底で知っているからこそ
貴いわけで、それっぽい画、それっぽい声優
それっぽい設定、それっぽいお話でそういう
エモーションを醸造できると考えているならずいぶん
馬鹿にした話しだと思うし、あるいはそもそも
そんなオエライ目的なんかなくて、ただただ商業なり
なんなりの目的で作品をこの世に送り出したのだと
したらそれはそれで寒々しいはなしだとは思う。