終末トレインどこへいく?
第12話 いつもって何だっけ とまとめ △ ++
非常識の辿り着く先
ホラー映画とかSFとかもうとっくに使い古された「設定」ね
ただ、たしかにそれ自体は使えないけどどっかで「生きて」いて
その細胞はいろんなところで散見するわけなんだけど
それを「原液」のままにどう提供するかというわけで
「吾野⇔池袋」っちゅうビミョーな距離感を目的にしたのよね
そう、すべては「既知」であとはその距離感の問題とあいなるわけだ
これは意図的なものでいわゆる「なろう的テキトーさ」とは真逆の
「買ってでた混沌」で、まあそのたくましさはしっかりしてるような
投げやりなような、そういう魅力だったかとおもう
こうして強くもなく、萌えもなく、ときめきも安らぎもなく
それでいて見られるヘンなおはなしができあがったというわけで
「非日常系」とでもいうおそらくはカテゴライズ拒否の作品が
この作品乱造の時代にあったことをとりあえずは1年ぐらいは
おぼえていられるのかとおもう。
月が導く異世界道中 第二幕 第25話 月下祭宴 とまとめ △+
一番盛り上がったとこは「バトル」じゃなくて
「商会」のとこで拡大の為に既得権益からふっかけられたとこやね
「暴力」に訴えてもいいけどそれだと負けだからね
「チート」で良質な商品があってもそれが商売になるかは
多くの障害があって、そこが生っぽくて面白かったかと。
で、この作品が面白いのはミスミマコトっちゅうある種
無味無臭の主人公がゆるやかに「闇墜ち」してってるとこかと
そもそも「女神」の「加護」がなかったんだよね
だから「人間」の味方をする必要がなくなって
そこから「魔人」になっていったということでそしてそれを
周りの連中も「セカイ」もそれを望んでいるということなんだよね
あんまりにもクソみたいな「俺だけレベルアップ」みたいな世界観だと
アホらしくて見る気もなくなるけど、こういう「生っぽいしんどさ」
をゆるゆると愉しむのも一興かとおもう。
Lv2からチートだった元勇者候補のまったり異世界ライフ
第12話 湯けむり温泉旅行・後編 とまとめ △+
ずっと「ぬるま湯」につかっていたような作品だったわなあ
しかし「コンセプト」あるいは「主義」として「穏健主義」なのよね
まあその背後には核兵器のような武力があって
危害がおよぶのならば相応に武力がふるわれるという
からーい前提があるのだけどさ。となるとこのあやふやで
そしてハーレムの維持がだいいちのこの世界観は
われわれが一番思い描きやすい「理想郷」なのかもしれん。
でもまあかわりに「勇者」が結構冒険していたかもね
馬鹿で、それなりの武力しかないけどなんか生き残るという
でもそれでも凡人のボクにはうらやましいなあ(乳でかいスケもいるし)
神は遊戯に飢えている。 第13話 Good Game Well Played △(+)
さすがにおじいちゃんおばあちゃんでもなければ
「ゲーム」しない現代人はだいぶん減りましたわな
それは「ネット」とかと繋がっていれば隣にあるもので
つまり「人間」は大分「遊戯」過剰気味なのかもしれんのね
(個人的な印象です)
つまり「ゲーム」を新鮮にたのしんでいるのは「神」か「子供」で
この作品ではそれが主人公とヒロインと「敵」になるわけだ。
しかしこの「いかにもラノベ」で「新鮮さ」をどこに感じるかというと
むつかしいですわなw 「頭脳戦」で「感動」を得るには
見る側も相当頭脳つかわんとならんわけで、その「説明」が
死ぬほど面倒くさいというのがあるのよね、そして「面白さ」が
神髄に達するのはとても面倒ななにかを経なければならないという
身もふたも無い結論に至るわけだ、そんなん「ラノベ」に要求
されてるのかね、そうはおもえんけど。