意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメーション感想 2017年2期 とまとめ

2017-07-04 23:16:47 | アニメ感想2017年・2期







印象に残ったとこ









エロマンガ先生 より















いろいろすごいっすよねえ、ムラマサせんぱい。
なんちゅうかぐいぐいくるね、それがずしっときて、気持ちいい。
うまいのは「小説家としても好き」って部分
「オトコとして」とかやると定型で甘たるくなるけど
生業のとこを好いてくれるのは新鮮なきもち
当作品はそういう「ラノベ」にまつわる「うまみ」を
存分に利用していたかとおもうね。
また彼女のこういう率直な性格は天性の作家としての資質で
あるともおもわれる。









冴えない彼女の育てかた♭ 







ヒロインがそれぞれぐいぐいくるのは↑と同じで
特にまあ7話以降の加藤さんですかねえ
当作品も「ゲームづくりとサークル活動」が「ラブ」と
同じように大事で(あるいはそれ以上かもだが)
それがこういう「めんどうくさい関係」を作りだしているのね
そしてこの関係性を全部ひっくるめて最も執着してるのは
倫也ではなく恵だということだ、それはたぶん彼女自身も
途中までは気がつかなかったことなんだろうねえ
そう、はっきりとそこで「メインヒロイン」になったのね。









声優部門








男性の部







松岡禎丞さん
(和泉正宗・安芸倫也・ ベル・クラネル)






特徴は「童貞のキョドり方」と「懸命なオトコノコ」よな
こういっちゃアレだけど地の文は結構じっくり聞かせるのよね
頭脳労働的なキャラにも適正があるから重宝するわな
まあだからこそ「相手をなめてる」的なのもできるということだ。





あと「テラ子安」が今期はいっぱいあって、満足やw






女性の部







M・A・Oさん
(桜木ひな子・天月めぐる・徭沙羅花・金山たぐり)






この人は異質な人でキャストロールが出るまで分かることが少ないのよね
↑↑の人ならすぐ「ああ、まっつんだ」ってなるけど
MAOさんは最後まで分からんことが多い
「無個性」って言ってしまってもいいけど、そう言い切るには
欠点があまりにも少ない、そういう「声豚」の試験官みたいな人なのよ。






大和田仁美さん(紗名)もよかったね
「素のままの子供」じゃなくて「うまく演じた子供」という意味で









OP・ED部門



















あ・え・い・う・え・お・あお!!
(ひなこのーと OP)







これはタイトル卑怯だよw
合いの手も一杯入って、歌詞も「練習」だからごちゃごちゃ
そういう混沌とした状況をうまく歌い上げているっちゅう芸

















adrenaline!!!
(エロマンガ先生ED)






途中でテンションが上がる紗霧がかわいい
「ひきこもり」だけど「画」のことと「マサムネ」のことでは
スイッチが入って活発になるのがこのキャラの魅力ですな
で、その後に「そんな恥ずかしい人知らない!」ってなるとこまでよい。


















ソラのパレード
(GRANBLUE_FANTASY_The_Animation ED)






ちょっと聞きで歌詞を理解できた人は洋楽好きか語学力あるね
「ソラへの願い」っちゅう印象の曲だね、エモーショナリーだけど
澄んでいるのが「洋楽」のいいとこだ
「邦楽」だとあんまし純粋な「意思」ってのが感じにくいので。
なんていうか「ゲームだから」っていう重力を振り払う為に
もの凄い手間暇費用をかけた作品だったよなあ
当アニメーションにおいても断固としてそれをやっていたとおもう
そこまでやってこその「ファンタジー」であり「どこまでも蒼いソラ」の
存在を信じられるのだろう。






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もりさきくん ふっとばされた! (アニメ感想)

2017-07-02 22:38:02 | アニメ感想2017年・2期






ゼロから始める魔法の書 第12話 ゼロから始める魔法の書 とまとめ △







なんというか久方ぶりに「きれいにまとめました」ってやって
まとめましたねえ、それもえらくしょっぱく。
異世界から来た主人公がしっちゃかめっちゃかやるだけのハナシが
はびこっているご時世ではかえって珍しい試みではあるかもね
その結果が子安がひたすらソーレナまんせいを歌い上げるだけの
展開になっていて、まあある意味面白かったっすね。
つまりは「構成」を投げ捨てずにそれこそ1からくみ上げて
しかも1クールである程度まとめるとなるとこういった様子になるということで
有為の「小説家志望」の人達は萎えることうけあいではあるという。
なにせ「絶世の美女で最強の魔女」とかいうおいしい設定のゼロさんでも
ほとんどなんちゅうか「萌える」ような機会すらなかったような印象で
ましてや「獣人」とか何の為にいたんだってかんじだったの
これは多分アニメーションの製作だけの問題じゃなくて
「そもそもどうしようもない」というおそるべき単純なむつかしさにやられている
といった感じではある、これじゃみんな異世界から転生して
あとは好き勝手にするっていう形式に走るのも無理からぬとおもわされる。











武装少女マキャヴェリズム 
第12話 少女達の「マキャヴェリズム」 とまとめ △(+)







そもそも「マキャヴェリズム」っちゅう大仰なタイトルだったけど
キルキルさんはまあそれに相応しかったかもねえ
突出した武力を持ったものの子供のような征服欲が
この50年前のオトコノコの恋愛観が支配する世界には相応しかったかと。
「魔弾!」とか漢字技に対する憧れとか、ちょいとノスタルジイやね
使い慣れてはいるけどなんというかココロにズシッと響くのよねえ
横文字は派手だがココロにしっかり当たるのが少ないのよねえ
まあ、そのあたりはおいておいて真剣ふりまわす女の娘を
傷つけない技で納↑村は最後まで押し通したわけで
そのあたりはファンタジーってかんじですわなあ
ただ、キルキルさんだけは「殴り合い友情ごっこ」をやっていて
そのあたりでただ乳繰りあっていた作品から一歩抜け出していて
よかったとおもうのよね、でもこのオトし方も随分古いなあw










アリスと蔵六 第12話 ただいま とおか・えり(まとめ) △+







いわゆる「精神世界」的なハナシってあんまし好きじゃないんですよね、実は
「アリス」的な世界観ばっかしで、人のココロってそんなに単純なんか、とおもう。
かといって現代美術みたいな病んでしまいそうな世界を漫画にするのも
できかねるだろうし、となるとこのあたりで落とすということになるわけだ。
いわゆる「樫村紗名」になってから、あるいは「いい子」になってからが
まあたのしいのだけど、「物語」としてはむつかしくなったねえ
「いい子」には「頑固じいさん」の存在はそんなに必要でなくなるから
ふたりして後半はおとなしくなってようなな、それをどう評価するかよねえ。
でもまあ子供を育てたことがある人はもうちょっと思うところがあるかもな
それまではずいぶん手がかかっていた子が急に離れてぽかんとなる時期
当作品の前半後半の温度差はそういう感覚に似ているかもしれん。










ID-0 第12話 実存人格 STILL HERE とまとめ △++







アナタハソコニマスカ






最後のどんぱち騒ぎと、子安語りによるハナシのまとめ方は見事で
流石に↑(50行ぐらい)と同じような評価を下すわけにはいかんわなあ。
3Dと村田蓮爾さんの画を使って、面白いぐらい「SF」的に仕上がってたの
かといって「最新技術バリバリ」ってほどではなくて
あくまで限られた予算と納期の中でこうやるって方向性だったとおもう。
「アイデンティティの喪失」とかヒマな大学生とかがかかりそうな病気だけど
さにはあらじでダルい朝がきて、満員電車のって、何だかよくわからん仕事して
クタクタになって帰って、ビールあおって寝るだけの生活してりゃ
「自我」なんて吹っ飛んでいるような気がしてくるものねえ
そりゃココロのスキマを埋める変なおじさんに騙されるのも無理はないw
それに比べればイッパツ山を当てようとしてるいかがわしい連中が人類まで救ってしまうのだから
ビール片手に拍手喝采をあびせたくもなるってもんですわな
当作品はそういう「SFの引力」と同量の
「社会人」をしっかり楽しませる何かがあり
みんなまとめて救われているようにおもう、こういうのが「よい仕事」
ってやつなのだろう、それで世の中がまわっているのだ。









ソード・オラトリア 第12話 
神々と眷族(ソード・オラトリア) とまとめ △++








最後のきたない巨大植物のボスは「いかにも」って感じやな
下の「すかすか」でも植物みたいな敵が多いのよね
「動物(人間含む)」にコロされるよりも抵抗感が少なくて
いろいろ変なことができるんで、便利ではある。
今回は最初から「強い」かたがたのおはなしなんで
「本当は強いけど弱いフリをした英雄」よりは分かり易いね
しかも「ファミリア(家族)」なんで強い中でももっと強い人や
伸び盛りの新人や、強いけどチンピラみたいな人や
いろいろな人達が見られてお得だったかと。
また「アニメーション」として充分に活劇に耐えうる実力を
有していたのもやりやすかっただろうとおもう。
しかしまあアイズさんってのは不思議な主人公だったねえ
ハナシの中心にいるのにどっかこう人ごとのような
むしろ周りの皆の方が盛り上がっているかのような、そんな感じだ
それでいて「存在感」が無いのとは違う、それこそ「風」のような
あり方で最後まで当話を貫き通したとおもわれる
それは「神話」っちゅう「重い」要素を当邦の「ライトファンタジー」が
どうやっつけたかということの勝利の記録だったといえるのかもしれん。










終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
第12話 世界で一番幸せな女の子 とまとめ △+







恋愛暴君






さいしょから「死」が運命づけられていて
「異世界もの」としてその残酷な設定から「逃げられない」ようにしてるね
ヴィレムもクトリも前者は「絶望の経験者」としてそして後者は
「世界の為のいけにえ」としての役割を理解しているモノとして
そのことでハラをくくっているという。
そこでも人並みに愛情があるわけで、ただしそれが「そりゃそうだろ」っていう
もうほとんど「運命」づけられた愛情でそこが異質だとおもう。
ただまあ「自由恋愛」であろうが戦場でのなぐさみであろうが
「幸福」を個人の自由と規定するなら、余人が言えた口ではなくなるわなあ。
ま、そんな感じで当作品はキャラクターがそれぞれの事情に一杯なんで
「幸福のおすそわけ」なんて余裕はなかったっすね
それこそ「喪失の恐怖」をゆっくりと味わう間もなく
一直線に愛の成立と滅びにむかっていったかとおもう、その身の蓋もなさよな。
ただし「1クールのアニメ」としてこの真っ直ぐな方向性は適切であるともおもえるね
そこでは「勇者」も「英雄」も「幸福」も不要という「自由」があった。












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この面白さ、おしゃカルト (アニメ感想)

2017-06-28 21:53:52 | アニメ感想2017年・2期





冴えない彼女の育てかた♭ 
第11話 再起と新規のゲームスタート とまとめ △++







いやあ、作ってましたねえ、ゲーム。
すごいと思ったのは「同人ゲーム」だから「〆切り」を「落としても」
「よい」ということなのね、いやよくないけど。
例えば他の「商業」のものづくりのおはなしだと
「〆切り」をあの手この手で死守することに「浪漫」があるわけなんだけど
(というかアニメーションを作っている側は「落とす」のを認めるわけにはいかぬのだが)
ここで当作品は「女の娘(えりり)」を選ぶことがギリギリでできたわけで
そこが「ドージンワーク」としてかろうじて「選べた」というとこだ。
これはある意味「僕等の期待」を裏切るもので
「女関係」においては「全部は選べない」っちゅう当たり前だけど
きびしい選択を迫っていたといえよう。
でもまあ「同人」だからねえ、落としたところで責めるのは
自分達だけで(加藤もそうかもだが)、結果としては上々で
「最高に幸せなバッドエンド」を選んだかのような結末であったね。
とまあここまでアップダウンをやりゃあわれらがメインヒロインの
加藤さんも本気を出さざるをえんわけで、ラストはめいっぱい
「ヒロイン」やっとったよなあ、とおもう。
「ゲーム」は「落としても」「ヒロイン」との好感度はアップしてて
そのあり方のねじれ加減と複雑さが「恋愛」というものの「生っぽさ」に
くいこんでいて、で、ありながら生っぽいものの「くさみ」が無いという
とんでもない離れ業を当作品は成し遂げているとおもう。
これは「現実」のスイの甘さも「ゲーム」の嘘くささも両方へどがでるほど
心得た人達が製作しているからできることなんだろうねえ。
あ、あと主人公のオトコノコとくっつかんほうがいいヒロイン(えりり)が
いるのが深い、お互いがダメになるって関係だ
そういうヒロインがいるのも「ギャルゲー」ではなく
「エロゲヱ」をあつかった世界観だからこそ、なんかもしれない。











ツインエンジェルBREAK 
第12話 運命のゆくえ!みんなの笑顔が見たいから とまとめ △(+)







「だれかの願いはだれかの笑顔ではない」というのはよくあることね
それを取り扱うととたんに「アニメーション」としての楽しみが半減するから
徹頭徹尾アホみたいに敵を調伏するか、ややこしくしてうまくまとめるか悩ましいとこだ。
メアリさんが「悪役」としてそれを徹底してくれていたからなんとか
スジが通ったものとして見られるものになっていたような印象やね
思えば新生ツインエンジェルを戦士として鍛えるきっかけを与えて
にーさまを敵側に寝返らせてハナシにモチベーションを与えて
兄弟を人形にしたのも、全部彼女の仕事だ。
こういう「大切な人間を失った女性」ってのは一定の説得力があるよなあ
ま、「未練」っちゅうことならもうおそらくはこういう「パチ」原作の
「アニメーション」ってのは無くなっていくんだろうともおもわれて
確かにあれは「多数の人から幸せ(お金)」を巻き上げている業界だった
と思い出さされたという。










エロマンガ先生 第12話  エロマンガフェスティバル とまとめ ○







なんというか「ラノベ」の「うまみ」をよく知っている人が
処女作を経ていろいろ学んで得た結果のままにその力をそのままに
次回作にふるっているような、そんな印象やね
他の人がひよって「方向転換」をしてその速力を失うのに対して
当作品はその圧倒的な「ラノベ力」でもってこっちのハートを
ぐいぐいつかみにくるわけで、その気持ちのいい敗北感よな。
まあこんだけモノにしている人なら「ラノベ」そのものを
扱ったハナシでもこんだけふかすことができるわな
創作にまつわる地味なとこはほとんどなくて
ただただ才能ある若人が己の気ままにそれを書き、成功する場所だ
そんなとてつもなくうわついた展開をキャラクターの魅力と
怒濤のイベントでまるめこむというとても危ない橋渡のような芸が
この作品ではなされていて、そしてアニメーションとしてはその
呼吸をさらに新鮮にして吹き込んでいるという凄さがある。
あるいは今やン百万もいるであろうネットを媒介として
小説を綴る人や、絵を描く人、そういった人達の「夢」を
ごろっと目の前に転がしてきたということにすぎなにのかもしれない
僕だって、かつてはそういう想いを抱いてなかったとは言えない
そういう夢だ。










GRANBLUE FANTASY The Animation
第13話  もう一つの空 とまとめ △++






「裏面」だ、あるいはこっちが「本編」かもしれんけど。
グランの側は「冒険」の厳しさと愉しさを描いて
ジータ側は「和製RPG」的な軽めのたのしさを描いていて
同じ舞台でどっちも違う興味をそそられるね(主に女性陣にw)
こうやって見るとグランの時はつぎつぎとピンチが訪れて
それを必死に解決して、また次にってかんじだったけど
ジータの時は彼女も含んでキャラクター達をじっくり見られるというか
まあいろんな部位を見たいというかwそういう違いがあるね
ま、グランの側で充分に「ファンタジー」分を堪能したっちゅうか
何て言うか「ファンタジー」を「信じる」のに足りるつくりだったかと
これは昔ならもっとハードルが低かったはずのそれが
「ファミコン」が30年前に現れてからゲームが好きな人は
「ファンタジー」とずっと不断に接していて
すごい画や演出、優れた物語を経て、凡庸なものには満足できなくなったわけで
当作品はそういう人達を満足させる為のものに「今風に」仕上がっていたわけだ
これは「スマホ」を介せば「今風」になるというのではなく
逆に「今通用する何か」をスマホでできるようにした、ということで
それは「スマホ原作のゲーム」がこれからアニメーションにするのにあたって
どういう方向に向かうべきか、その指標に当作品はなるのではないか、とおもわれる。







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勝った!勝った! (アニメ感想)

2017-06-24 22:10:07 | アニメ感想2017年・2期







フレームアームズ・ガール 
第12話 ラストバトル/君に贈るもの とまとめ △+








ざっくり言うと前半は勢いがあって、後半は息切れしてたような印象。
皮肉にもバトルとFAガールズの紹介がメインの前半と
その娘たちとの情緒あふれる生活がメインの後半部分といった構成で
昨今のアニメだと後半部分のほうが「あり」なんかもしれないねえ
「踊ってみた・歌ってみた」とかな、まそうなるとフレスとの
最後の方のバトルはなんだったんだ、とかなるが。
アニメ的には「たのしいまいにち」を取ったカタチになったけど
そもそもFAガールズってなんでおるん、っていうギモンがあるのね
もしフレスの言うとおり「戦い」が本来の役目で、それに沿って描く
ガッチリ「戦いの日々」の中で最後に絞るように出てくる感情・涙と
のんのんな日々の中でとってつけたような別れでの涙が等価値であるとは
流石におもえないよなあ、といったところで
もしかするとこれからのアニメは「たのしいまいにち」よりも
「プレスチックな何か」の方が「これから」なのかもしれないなあ
と思った次第。










ロクでなし魔術講師と禁忌教典
第12話  見つけた居場所 とまとめ △(+)







こういう「昼行灯もの」ってのはモードの切り替えがキモで
最初はいきがってたグレン先生も段々切れ味が鈍ってったかんじやね
最後は「何マジになっちゃってんですか、ププッ」とか馬鹿なこと
いいたくなるかもなあ、といったところで。
「碌でなし」になるならマジでそれをやりきるべきで
もっとヒロイン陣に不逞をはたらいてみたり、同僚をおとしいれたり
ぐうたらな毎日を楽しんでみたかったとおもうのね
そこではっちゃけるからこそ「夜」が来たら大活躍できるという形式のはず。
あとはまあその「真剣モード」に入るきっかけかなあ
ちょいと「ラノベだから」に甘えた展開だったかもしれん
こういう「ハナシの盛り上げ方」ってのも昔は教科書どおりのカタが
あったような気がするけど、今はその「定型」すら個人の努力と才能に
帰属しているような気がせんでもないわな、え、もうみんなそういう
「しっかりした構成」とか誰も気にしないって?それもそうですなあ










クロックワーク・プラネット 
第12話 終焉機動(スティール・ウェイト) とまとめ △(+)







時計的ガジェット用語によるオレ強ェー劇って寸法ですわな
こういう言葉を振り回してオレに騙されろってやり口も、懐かしいかもね。
「いきもの」の政治的判断は常に悪で、「天才」や「人形ちゃんへの愛」は
常に正しいとか実にすがすがしいことだと思いますわん。
ま、そういう世界観でマリーさんがほとんどその間にたって
主人公的な、あるいは「人間的な」苦労を買っていたような気がするね
あるいは「ドール」たるリューズさんやアンクルちゃんが
「毒舌」だったりあるいは「娘」だったりしてハナシをこう
やんわりとさせていたような気はするわな
そういう和らげる必要があるぐらいの「独善」が感じられる作品
ってのもあっていいのかもしれないね。










ひなこのーと 第12話  あこがれのばしょ とまとめ △+






舞台のない演劇





ガッチリやったのは文化祭の時ぐらいかねえ
あとは「舞台」自体はサックリあつかっていたような感じだわな
そもそも特技がかかしのひなちゃんが演劇を目指した動機に
なったきっかけの舞台も曖昧模糊だし、こう熱意と
日々の生活の温度差にギャップがあるようなかんじだわな
もっとこう「ゆる」な感じでやってもよかったろうけど
なんか「演劇もの」っていい加減にできないような空気があるわな
多分演劇ってのは演じる側が「ガチ」でないと全く面白くも何ともない
ものになるからで、多分作り手側もそれが分かっているからこその
この距離感だったのかもしれないなあとおもうのね。
しかしまあこのキュンキュンするための4コマ雑誌ではたして
「ガチ」なんてのが求められているのかどうか、わからんね
「かわいいは正義」の名の下に「何も演じなくていい」という
許可証をいただいた妖精たちのごっこ遊びのようにもみえんくはない。



















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武井壮のしらじらしさに殺意がわく (アニメ感想)

2017-06-20 19:55:12 | アニメ感想2017年・2期






ソード・オラトリア 第11話  冒険と未知 △+






ミノタウロス・スレイヤー





「ミノタウロス」ってのは当邦のファンタジーもの的には
ちょうど中堅どころ、倒せれば一人前ってなかんじだ
まあもともとはテセウスもこいつを討伐して英雄への道を歩み出したという
伝統と格式にもとづいたお相手なのだ。
ベルくんとアイズさんが接近してるんで前回のダンまちをそのまま
見ているような印象があるね、それが関係性の接近とわかり、うまいやり方。
差異としては成長著しいレフィーヤと大人数で「遠征」する
ワクワク感があることかなあ、「未踏」の領域なんで
少人数で行くとかそういう馬鹿な真似をしないのは(剣姫はあぶなかしいが)
おりこうさんで、同時にダンジョンのきびしさがわかるというもの
で、ありながら多人数であることの行楽気分もどっかあるのが
「それっぽい」とおもう。










ひなこのーと 第11話  ゆくとしくるとし △+






ぶっちゃけひなこ達を巫女にしたかっただけなのではないかw
でもまあえげつない萌絵やからね、それで場はもつ
勘ぐれば「演劇」をやっているのもそういう「お着替え」の
場がもうけられるからなのではいか、とすらおもえるほどだ。
馬鹿にしているとおもわれるかもだけどこれはこれで
ボク達が余計なコトを考えずにたのしむ為に発達した形式ともいえる
他の「演劇」を主題にした作品だと「萌え」なんぞ楽しむ余裕は
あましないからねえ、「作中内の仮構のおはなし」ってのは
真剣に取り扱う傾向があって、それは「ほんわか4コマ」には
そぐわないものであるかもしれん。










エロマンガ先生 第11話  二人の出会いと未来の兄妹(ふたり) △++







こんなんもう嫁にもらうしかないやん、と言わんばかりに
関係性を構築しまくっちゃってますね
山田さんにしろ千寿先輩にしろガツガツきてて
「浮気性」が現実のうしろめたさを越えてスッキリ
「みんな大好きだぁーーっ!!」ってレベルになってるねえ
まあ、そんなこと紗霧に言ったら刺されるかもしれんがw
「ブログ小説」に「LINE」に「いまどき」のガジェットが
ふんだんに取り入れられているね、というかそれがないと
「エロマンガ先生」がただの非登校児になっちまうわな
それらの媒介は「創作」への敷居を著しく下げ同時に
「おもしろい小説」や「うまい絵」が氾濫するもの凄い
過当競争にさらされているのが当邦の現実なんだろうけど
その中でも浮き上がる才能が当作品のメイン登場人物にはあり
その「才能の過多」がイヤミにならずに日々を楽しく過ごしているのが
当作品の持ち味であるといえよう。









武装少女マキャヴェリズム 
第11話  胸に残るあの日の「弾丸」 △(+)






カカカータカターオモイー






「覇道」を歩む女の娘に紛れを生じさせたわけで
なるほど「マキャベリズム」というタイトルに偽りはないわけだ。
あんまりおりこうさんなおはなしはではないけど
恋路に迷った人間というのはこういうものかもしれないね。
因幡たんが当作品のもち味である「剣術要素の解説」を担当してるね
耳が効いて、おしゃべりなのはうなずけるねえ、と同時に
相当の武力ももっているわけで、男塾でいうと「雷電」みたいなポジションだw









つぐもも 第12話  パートナー とまとめ △+







「決闘」の内容がよいねえ、お互いの特性が活かされて濃ゆい
「ワンパンチ」で決着がつくような、オシャレのようでいて
くそみたいな内容のとはだいぶん趣がちがうね。
この内容なら「守る強さ」と「切り拓く強さ」の相違が
あっさりと理解できるというものやね
一也が「待ち」を捨てて勝利を自ら掴みにいくのがオトコノコやなあ。
まあこんなかんじでこのおはなし、1クールかけてふつーの童貞を
いっちょまえの「男」に仕上げる為のおはなしだったような印象がある
ふんだんな「お色気」も諸兄の性欲を満たすためにではなく
一人前なら「女」との情の通わせ方ぐらい知っとけという「勉強」みたいな
そういう感じをうけるのよね、そういうところも当作品から感じる
「懐かしさ」と脈が通じるものであるとおもわされた。















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朝食はファミチキ (アニメ感想)

2017-06-16 09:54:37 | アニメ感想2017年・2期






ゼロから始める魔法の書 第11話  魔女と魔術師 △(+)







結局は子安が中の人がラスボスでOKなんだろうかw
人類に火の技術を与えればどう使うかは明々白々なのに
そんなこともわからなかったのかねえ
・・・と冷たいことを言うのはやめておくかね
「まだ」教えていない内は「希望」っちゅうやつがどんな
ものにもあって、実際に「絶望」するまではどんな先見の明が
あるやつでも「やらかす」ことはあるわけだ、とおもう。
まあ「ファンタジーもの」が最初に有しているセカイへの「期待感」も
そういうものかもしれんね、美少女と冒険を共にするあたりまではそれがあって
そしていつのまにか「子安がたり」になって、落胆する。










ID-0 第10話  縮退履歴 COMPRESSED SIN △+






結局は子安が(r
でもまあ当作品の場合は「前フリ」でぷんぷん臭わせてたものね
失う以前の人格がクズ野郎ってのはまあお約束やねえ
というか「主人公」が「クズ野郎」のおはなしってのをやるのは
相当度胸が必要で、こういうギミックがないとむつかしかろう
そしてそれが成立する世界観・演出をきちんとこなしてきたから
こういう「人格・記憶の入れ替わり」が成立するむきになるわけだ。
主人公をめった打ちにしながらラスボスがべらべらとネタばらしを
するのがハリウッド映画っぽいね、ご都合主義ともとれるけど
これは他人をどつき回している興奮状態では人間はどういう
行動をとるのかというリアルな表現にもなっているかもね
日本人だと不思議と「暴力」が「快楽・解放」に結びつかないのよね
そのあたりが農耕民族と狩猟民族の差異なのかもしれん。










ロクでなし魔術講師と禁忌教典
第11話  決戦!魔導兵団戦 △(+)






「集団戦」ってたから、まあ難しいことしないなら、こんなとこだろう
グレン先生に「天才軍師」まではやってもらわなくてもいいだろうしな
けっきょくのところ「女の娘のピンチ」に普段はおちゃらけた
オトコノコがかけつける、という至極ありふれた形式を守っているかと。
「魔術の無効化」もネタが割れれば対処可能で、もちろん
そういった状況も込み込みでわれらがグレン先生は勝つのだろうけど
なんだろうねこの人「ろくでなし」にもなりきれず
かといって「オレ強ェー」にも徹しきれず
なんかはなしを盛り上げる為にそのつどそのつど「道化師」を演じているような。










サクラクエスト 第11話  忘却のレクイエム △+







「よその人を楽しませる」為のツアーが不思議と自分達も
楽しんでいるねえ、魔の山ちほーや自分達のことに向き合う
よい機会になっている。
保守派の代表のババアの機嫌をとるために、自然と地元のことに
詳しくなっていくねえ、そのあたりはチュパチュパはしゃぐだけの
ジジイとは違うとこやね(反面教師的なものかもだけど)
「踊り」どうしてもイヤな人っているよねえ
あれは「他の人」と「同じ動き」を「強制」するから
そこが魅力で、、同時に欠点になっているね
そう、「地元愛」的なしがらみと、愛着のワンセットのような矛盾
ただ、自分で理解して、そしてそれゆえに「歌える」ってのは
あるかもしれないね、その為の「伝統」やあるいは自分への
理解があって、そのあたりの「理知」への信頼が当作品にはあるなあ。











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それでも誰かに見つけて欲しくて夜空見上げて叫んでいる (アニメ感想)

2017-06-11 20:44:37 | アニメ感想2017年・2期







武装少女マキャヴェリズム
第9話 「愛」が壊れた日 △(+)






「前回倒した相手が新しい敵の斬られ役」という形式やね
「クロコダインの法則」とでもいおうかw
そしてさらに以前に倒した相手は道化まわしを担う、と
心理学的に「敵意」→「好意」→「親しみ」の順番だ「愛」は最後。
その「敵」が2種類、五剣最後の居合い切りの盲目のちびっこと
カッチカチなキルキルさんで、目まぐるしいけど調子がよくて
このまま最後までいけそうではあるね。
ちびっこが今更「風紀を正す」なんて五剣のあり方に忠実なのはかえって
おかしいね、何せ当の他の五剣が風紀を乱しているのだから。








フレームアームズ・ガール 
第10話  鍋のある日/バトル!バトル!!バトル!!! △+







てめーはおれを怒らせた






季節感ないねえ、そもそもFAガールズは食品を摂取せんわな。
これを視聴する理由は「ちっさくてやさしいもの」に説明をさせているという
ことにかかっているね、生硬な文章で「説明」するのより
「簡単そう」と思わせることも重視しているってのが現代なのだ
まあそんなこと言ったら当邦のメディアってのはとにかく敷居を下げて
「どんなアホでもウエルカム」ってのがやり口みたいだから
そしてそのアホを小馬鹿にしていきがらせてもらう
大して違いもないボクみたいなアホもいるわけだ。
「バトル」に「情」をもちこむのは本来は好ましくないよねえ
ただまあ轟雷の場合はメンタルモデル的成長を要求しているわけで
それにはバトッっちゃうのがいちばんてっとり早いのはたしかである
ほとんど「1クール」しか許されないアニメ環境においてはこの
「てっとりばやさ」とも我々はうまく付き合っていかねばなるまい
「消費」でカタつくけど、それだけもつまらない気がする。










サクラダリセット 第10話  MEMORY in CHILDREN 3/3 △+







絵にかいたような冴えたやり方






パズルを解くようにみごとにピースを集めて「画」を完成させましたねえ
こういうふうにただただ「目的」の達成の為に「理知」を果断無く
用いるのが当作品の、あるいは「SF的」志向とでもいおうか
まあとにかく商業的目的のために作品の結論をダラダラと先延ばしする
てあいとは一線を画しているのは確かではある。
ただまあこういう「きれいなやり方」に「不安」をおぼえるのも確かで
相麻が「記憶と存在」を巡るパラドクス的問いかけをケイにしていたのも
無理からぬことではある、というか当作品は不断に「SF的三段論法」と
対峙しているようにもおもえるね、それはケイのように理性に支配されている
人間がどのようにセカイとむきあっているのか、ということも顕れているわけだ。










GRANBLUE FANTASY 第11話  ルリアの想い △+






非常に真正面から「ココロ」を救う回す
「サイコダイバー」的な設定は20年ぐらい前に流行った概念で
おじさんはちょっとなつかしいです。
その心理学的な正しさはともかく、「いわくつき」のヒロインを
あの手この手で救うのが王道ってなかんじですな。
海に森に、背景とそれに関連するキャラクターがでてくるのが
自然ななりゆきでよいね、また、凄い手間暇かけてそれを描いている。
じつは、なにげに凄いのはあのやられキャラのボンメルンのおっさんが
この事態をひきおこしていることだったりするのね
的確にルリアを言葉責めする様は同一人物か疑わしいぐらいだったw
こんなかんじで「悪役」が活き活きとしているのはわかりやすい
物語の「面白さ」の指標になるとおもう。









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ゲームは(最低)一日一時間 (アニメ感想)

2017-06-05 22:46:20 | アニメ感想2017年・2期






アリスと蔵六 第8話  悪い魔女 △+






だめなものはだめなのだー






新しい魔女の誕生だ、紗名と違って生まれた時から「能力」持ちではなく
後天的に「能力」を得たタイプね、つまり当(日本)社会や環境に
何らかの不平不満があるものが「変化」を
求めるべく身につけた異能ということ。
不特定多数の人間をデクにするとかえげつなく強力な能力に
とまどう羽鳥っちゅう少女はちょっと前までの紗名自身ともかぶるね
「バトル漫画」だったら容赦なく戦闘になったろうけど
お互いの能力に戸惑い、行動に迷いがあるからこそ
なんちゅうか「感情」が行動の基準になるというか
紗名が能力に訴えることなくぽかぽかぱんちっちゅう手段を
とったことに「教育」の効果や、当作品の「理性」をかんじる。










サクラクエスト 第9話  淑女の天秤 △+







「そうめん祭」とかいいね、この場合は「実際に」やっちまえる程の
グッドアイディアという意味だ、つまり当作品は「村おこし」の
シュミレートをそのまま「作品」にしているということだ
「食べ物」を使ったイベントなんで、食べる側も食べさせる側も
食いつきがいいねえw うまければそれでよし、まずくてもネタになるという
「イベント」としては実においしい。
今回のアイディアは地元出身のしおりちゃんからのもので
「保守層」からのもの、ゆえに地元のものの延長で、無理が無い
それが彼女の個性とそのままに結びついていて同時におっとりしていて
しっかりものという「デキる女」とはちょいと違う視点の
女性の魅力を提示しているかとおもわれる
勘ぐれば「資本主義」としての労働力でも「性対象」としての価値でもなく
女の娘ってそれだけじゃないでしょということを彼女に託しているようにもおもえる。










ひなこのーと 第9話  がっしゅくします △+







「合宿」って実際に技量を磨く場っていうか
場所を変えて、それだけ集中して行うことによってモチベーションを高め
仲間とのコミュニケーションをはかる場って感じだから
真面目半分、気楽半分っていう珍しい状態になるのよね。
作風的には舞台を実際にやっている時以外はのんのんしてるから
合宿も「お泊まり会」ぐらいの調子にみえるねえ
ゆあちゃんのリアクションを見てそこで完結しているようなな
くいなちゃんがちょいとキャラをもてあましてるねえ
ひなちゃんと一緒にいる時でないと「脚本家」としても
「メインキャラ」としてもクセが少ないというか、なんか足りない。
でも「ネタでねー、ホン書けねー」って言い続けるのもつまらんし
そのあたり「エロマンガ先生」はうまく「作家」っていうのを
「キャラクター小説」のおとしこんでいると感心するよ。









ソード・オラトリア 第8話  穢れと少女 △++







「周囲を不幸にするぼっち」を籠絡するたのしみよなあ
そういうところをサブ主人公のレフィーヤに担わせてるのがよいかと
そもそもパーティー構成がいいね、あの乱暴者の狼くんとワンセットで
関係性が進捗するし、精神的な成長がそのまま戦闘面での成長につながり
いいことづくめで、これぞ冒険の醍醐味ってかんじだ。
逆にアイズさんのほうは「レベルアップ」とかいう
ある意味インチキ臭いRPG的「成長」で
このまえ負けた赤髪さんを圧倒するって展開で、格好いいけど
地に足がついていないって感じだわな
そんな感じで「アイズ・ヴァレンシュタイン」ってキャラは
主人公なのになんかハナシのフワッとしたところを担っているような
役どころのようにおもえる、一概に否定的なわけではなくて
「強者」のあり方とはそういうもののように思えるし
「神話」の英雄譚ってのはそういう雰囲気を有するものであるということでもある。











エロマンガ先生 第9話  妹と妖精の島 ○







正宗の人間関係(特に女性まわり)の充実ぶりが異常なり
さすが「俺の妹が~」を書いてた人達の作品よな、といったとこ。
ムラマサせんぱいが直接的にぐいぐいプロポーズしてきたのに対して
山田エミリーさんは用意周到、華麗にきますねえ
そういうところからも「作風」が想像できそうで
まあどっちにしろ引きこもりの妹もふくんで壁がいくらあっても足りない
ぐらいいやらうらやましいハーレムっぷりでさあね。
しかもさらに業腹なのはなにげに正宗がそれに
相応しいハイスペック野郎だということなんだ
高校生で、ラノベ作家で、顔も悪くなく
しかもすでに人を養うすべを有しているという
まことご都合主義なれどその言葉を吹き飛ばす豪腕と
ラノベ的な展開をさらに押し越えてくる踏破感が当作品を
「ライトノベル Of ライトノベル」の域へと押し上げているね。










つぐもも 第10話  はだかふとん △+







間接的にとはいえ「自分のせい」で他人が一生モンの傷を負えば
普通の人間のハートならひきこもりたくもなりますわなあ
奏歌さんが度量が深いねえ、そしてめっちゃおせっかいやきだ
当世ではこういう御仁はちょっと珍しくなってしまったのではないかと。
ハダカで抱きつかれたら逃げるわけにも、ハナシを聞かないわけにも
いかないわな。なんちゅうか桐葉さんも「童貞にいろいろ教えるおねいさん」
的な役どころを楽しんでいるようなところがあるな
性を金で売り買いするのでも恋愛ゲームに興じるのでもなく
かつての主への約束と、男女の情愛へのおおらかなかかわり
そういうのがタイトルそのままに覗える一話だったかとおもう
さて、あとは一皮むけたオトコノコが頑張るだけだ。










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おか→えり (アニメ感想)

2017-06-01 05:04:05 | アニメ感想2017年・2期






冴えない彼女の育てかた♭ 第7話 リベンジまみれの新企画 △+







ネクスト・ワン






とりあえずは処女作が成功と言っていい結果がでて
もっとはしゃいでいいところではあろうに
詩羽せんぱいは本業と卒業が、英梨々は力作を仕上げた後のたるみ
そして恵とはまだしこりがとれず、といったところで
折角のバレンティヌスデーも盛り上がらずといったのが当作品らしいねえ。
美智留がなんかハブられてるみたいだけど、何かあるんだろうかw
まあでもこういう創作物が出来上がった後の「何か足りない感」が
ラブコメとしてのテンションとリンクしており「感傷」によって
おどしつけるのではなくあくまで「創作業」のつらつらの中でこそ
活き活きとなにかを「育てて」いることがこの「中だるみの7話」で
明らかになることが有意義であるといえよう
もちろん1度目よりは2度目のほうがもっとやれるという自信と
逆に2度目だからこその問題も発生するだろうけど
「2度目」をやるのも「初めて」なんだからたのしめばよろしいのである
「繰り返すセカイ」的なはやりもの(創作モノもはやりものか)とは
方向性が異なる「予測不能さ」のみずみずしさよな、勿論恋愛もそう。










サクラダリセット 第8話  PICTURE and RED EYE GIRL 3/3 △+







ケイには最初から「敵」なんていない、という認識が冷たいね
少年漫画よろしく犬のように噛みつきあう作風ではおおよそなく
むしろ「やさしいせかい」を造ろうとしているのだから
自分のエゴでくだらない闘争なんかしているヒマはないわけだ。
原作もおそらくはそういう大昔の推理小説みたく「理知」に
満ち満ちた文章であり、アニメーションになってようやく
なんぼか活き活きとしたセカイに見えるのではないか、と推測する。
まあそういうケイくんに春埼以上の関係性を求めるのに岡ちゃんが
やっきになってるところを魔女さんとかが便乗したかたちだね
ここでは「ン十年前からの想い」と「記憶の操作」という題材がからんでいる
何十年も前の想いだけでその後は何もそれを保証するイベントがなければ
勝手な妄想だったかもとおもっても仕方ないだろうねえ
でも約束を果たしたわけで、まこと「純愛」ということになろう
一方で自分の「記憶」が弄られてもケイからの指示の方が「信頼」できる
と言い切る娘もいるわけで、ここにはそういう「きれいなもの」が「強い」という
当邦では珍しい理想論が顕現しているともいえよう。











終末なにしてますか?忙しいですか?救ってもらっていいですか?
第7話  ただいま帰りました △+







「人類が滅亡」したのならこれを視聴しているおサルさんとしては
「理由」に興味がひかれるのはしぜんなことやね
思い当たるフシは山のようにあるがw
「十七の獣」とかいう化け物がその原因で、それも人間達が生み出したモノ
らしいのだけど、では今のセカイの主人公である亜人さんたちは誰が生み出したのか
それもヒューマンが一枚噛んでそうではあるけれど、何せ滅亡しちまったからねえ
張り倒して聞き出すこともできないね。このおはなしはそういう
「失ってしまったが故のどうしようもなさ」が全能感あふれるラノベ界隈において
珍しく展開しているというところに特性があるといえよう
そしてそれだからこそ生きて帰って食べるパンケーキの味もみずみずしかろう
と、おもわれる。










GRANBLUE FANTASY The Animation
第9話  雲上の水平線 △+







ラカムが父ちゃんでカタリナさんが母ちゃんかw
まあそれだけ仲が良いパーティーに見えるんだろうね
昔のRPGとかだと全くと言っていいほど仲間同士で仲の良い様子が
うかがえるシーンやイベントがなかったからねえ
でも命を賭けて旅をしているのだから「絆」があるのでせう
そこを想像でおぎなってやるのもたのしみのひとつだったね
今は容量も余裕があるからそういうのが実際に楽しめるイベントとかも
たっぷり盛り込まれるようになったけど
「アニメーション」としてはそういう「人間関係」をゲームよりも
しっかりと扱えるつよみがあるわな、そして当作品は「絆」を結ぶことを
実にしっかりと扱ってきたとおもう。










Re:CREATORS 第8話  わたしにできるすべてのこと △+







すっかり「魔法少女」にハッキングされたおはなしになってるのう
「体制側」についた連中はおとなしくなってるし
無力な主人公はさらに存在感がなくなって、過去のトラウマでも
引っ張りださざるを得ない状況。
そもそも「スピンオフ」という展開において「魔法少女」ってのは
非常に強力で便利な概念なんで「2次創作でも人気がある」のが
このセカイでは重要なので、そういう意味でも正しい展開になっている
と言えるのかもしれない。
原作を不当(正当でも)にバッシングされたらクリエイターとしちゃ
死にたくなるか殺したくなるかしたくなるわなあ
この現代版英雄戦争も裏にはそういう創作業の生っぽい感情が
渦巻いているようにもおもえる。










ゼロから始める魔法の書 第8話 ソーレナの孫娘 △(+)








うーむ、なんなんだろうねえこの「とってつけた」感
物語の重要な部分がメインの何人かで全部まかなわれていて
それらを性急にくっつけようとハナシができているような感じ。
ファンタジー世界なんでそこで「遊ばせて」もらいつつ
人間関係(獣人だけど)を構築するのがよいと思うのだけど
当作品だとどうも逆に関係を構築するために世界が都合よく利用
されているような、そんな気がするのね。
ほかにもまあ「魔女」とか流石に安易に取り扱っている気がするし
子安声の魔術師にホイホイ騙されるキャラや国家ってさすがにこう
なめられているような印象をうけるね、「アジテーション」は
まさしく言語芸で、しかも日本語はアジに向いていない性質で
大変難しいことをしようとしているのにそれをさっくりやるのが
ちょいと気になるのよなあ。
















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20年前に道を踏み外した (アニメ感想)

2017-05-24 20:40:20 | アニメ感想2017年・2期






ひなこのーと 第7話  まよえるみずぎ △+







恒例の「水着回」ですぜ、けしからんのが2人と
いろんな意味でけしからんのが3人と揃っております。
「萌え4コマ」的な作品にしては等身がやや高めなんで
「欲情」まで達するいやらしさがあるね、ひけらかす
いやらしさではなくて自然と持ち合わせたいやらしさ
そしてそういう素材をいやらしく撮るキャメラ、といったとこ。
ひなこをはじめとして精神年齢が小学生並なのに
性的にはオトナの扱いをうけて舞台をやっている、という
チグハグなあり方が「萌え4コマ」っちゅう一種の非日常空間を
創りだしているともいえよう。「水着回」だからスマホで連絡
とれんから迷子になる、というのは実際によくあること。









ソード・オラトリア 第6話  討伐と逃亡 △++






チャララチャッチャッチャー






こうやってアイズさんの目を通してベルくんを見るのは面白いね
あやまろうと思っても何度も機会をのがして逃げられるのが
お前ははぐれメタルか、ってなかんじでw
でもまあそういう男女のかけひきが力でねじ伏せるモンスターとの
戦いとは違う側面を見せて、よいものではある。
ついでに膝枕をしたら逃げられたってアイズに言われたときの
リベリア姉さんが吹き出すとこもおいしいね、見ているこっちと同じリアクションだ
戦闘LVは並んでも一人の女性としてはまだまだかけだしの後輩が
愛おしくてたまらないのだろう、「オラトリア」は「冒険者」としては
既に熟達しつつあっても「(男女の)なれそめ」に関しては
「初心」という視点を維持しているのかと、正解である。










エロマンガ先生 第7話  妹と世界で一番面白い小説 △++






大西沙織さんがもの凄い勢いでまっつんに詰め寄っている作品その2。
正宗が村正のコンパチではなくて村正が正宗をリスペクトしてたのね
なんちゃらはなんちゃらより芳し、ってな感じで
でもまあ発行部数がン十倍とかあるのが創作物の「戦闘力」には
還元できない何かではあるね。
おそらく小説ではもうちょっと「間」をとっているムラマサ先生のハナシだけど
アニメーションらしくぐいぐいくるねえ、「個人もその創作物もまるっと
引っくるめて全部好き、愛してる、養わせて下さい」、とか、すげえw
そのあたりの率直さが彼女個人の魅力であり、同時に彼女が創作者として
すぐれた個性を有しているともうかがえるわけで、うまいね。
「キャラクター小説」的なキャラの大盤振る舞いぶりのうまさと
それを「現実」に落とし込む「創作者」っていう胡散臭い連中の「日常」が
とてもうまく噛み合っている作品ですなあ。









ツインエンジェルBREAK 第7話 
念願の学院生活☆ヴェイルの部活訪問 △(+)







自分もちょっと前までは「転校生」って立場だった
めぐるがヴェイルに学校案内ってことはめぐるも「なじんだ」
っちゅうことやね、見ているこっちも調度そんなあたりだ。
すみれちゃんから兄ちゃんを取り上げて、めぐるもちょっと
貸し出しておくのがいいタイミングだ
いくらぼっち好きでも「戦友」を取り上げられて何も感じないほど枯れてはいない
ってのもわかり、まあ「転校生」の正しい使い方をしているといえよう
普段はなじんでない犬に慰められるとこもいいね。









つぐもも 第8話 ある日の加賀見家/モテモテフレグランス △+






>Aパート




「サイレント劇」っておもむきだけど、基本的にうるさいハナシなんで
ちっともサイレントになっていないというw
「歌」つけるのは「総合芸術」たるアニメーションのたのしみのひとつだね
ちょいとあざとい演出だから最近のアニメではあんまし視なくなったけど
当作品はけっこうおおざっぱなんで大丈夫だろうw





>Bパート




「惚れ薬」だ、この手のおはなしは基本「モテ」な男主人公からその女を
「略奪」するかどうかで大分おもむきが変わるね
かどわかしてしまえばハンパじゃない恨み辛みになるから当作品ではせんわな
ってなったらあとはおきまりのおっぱいいっぱいボク元気ってとこでオトすわな。









sin 七つの大罪 第5話  憂鬱なる歌姫 △+







「動画の再生数で勝負」とかナウいねw
ルシファーさんも意外とノリノリで、中の人的にもおいしい
アスタルトのガールズラップが意外に(失礼だが)クオリティが高い
これは田所さんのもち芸なのか、それとも声優としての職人の芸なのか
判別はつかないけれど、このおっぱいだけが取り柄(失礼だが)
と思っていた作品で意外なうまみがあったとおもう
と同時に「おっぱい」だけで一本作品をつくっていたものが
こういう「アイドル」的なものにも目線をくばらなければならないのが
時代の変化を感じないでもない。









弱虫ペダル NEW GENERATION 第20話  鏑木、全開! △++







スプリント勝負は相変わらずアドレナリンが出るしあがり
途中で漫画的演出もたっぷりまぶしてあり「動と静」が同居してる当作品。
青八木とか銅橋とか見るにつけ当邦の漫画では珍しく
「筋肉」にある程度の敬意をはらっているね。
「スピード」と「ワッザ」が「カッコイイ」当邦のマンガ事情において
「自転車」っていう特殊な競技においてその意義(格好良さ)が復活しているのが凄い
某巨人漫画とともにそういう「身体性」が、最近最もヒットした漫画において
よみがえっているのが興味深いところではある。










武装少女マキャヴェリズム 第7話  妖しき刃「眠目さとり」 △(+)








折角の「風呂回」なのに「戦闘中」だとボッキしてる暇もないねえw
カラダを使って攻撃してきた相手にこっちも一肌脱いで対抗とか
あいかわらずアタマが悪いw わらびんのほうがまだマトモに
戦っているようにも見えるという。
まあでも一見「無感情」な娘に「羞恥心」があることに賭けた
というのがオトコノコらしい潔さかもしれんな
そういう50年も前に滅びた「男らしい軟派さ」が
この平成の端で甦っているのかもしれん。









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