意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

アニメ感想

2007-09-29 05:11:20 | アニメ感想(07・08・09年)
ゼロの使い魔 双月の騎士 第12話
「さよならの結婚式」と総括


人がコロコロ生き返ったり死んだり
する世界で「死を覚悟しての結婚式」に
感動するやつはどんだけゆとりなんだよ。

なんというか、ヘタクソな積み木を
ヘタクソに壊したような感じがなあ。
圧倒的多人数対1人ってシュチュで
こんだけアドレナリンがでないのはすごいな。

あとヒロインが魔法使いなのにマトモな
魔法は一回も使わなかったとして記憶に
残っていくだろうw「静かなる中条」じゃ
あるまいに



DARKER THAN BLACK -黒の契約者- 第25話
「死神の見る夢は、黒より暗い暗闇か?」と総括 。



この話し、いつぐらいから真面目に見てたかなあ

はじめのほうは
コードギアスの「後番」ってことで
(つまんない考え方だけど)
気の抜けた状態でテレビの前に寝っころ
がってたのを記憶している。

じぶんのブログの最初のほうを見ると
「なんだ、ただの能力者バトルものじゃん」
というような主旨が書かれていて
それはまあ確かにそうといえばそうだった
のだけど、この話しの真意は
「能力者ってなんぞ」
ってことだったのね

ここでいう「能力者」っていうのは
アニメ・まんが・ゲーム一般で
腐るほど目にしている「そういうひとたち」
って拡大解釈しちゃってもまあカン違いでは
ないと思うんだ、だからこそ「どうして
そういうチカラを得たのかは分からない」
ってことなのかと。

そしてはじめはただ「人間」のいいなりだった
そいつらもだんだん腑に落ちないことをしだす
ようになっていくわけだ、「合理性」を捨てて。

これは俗っぽいことをいうと「キャラ立ち」
っていうことともとれるわけで、そういえば
だんだんと「契約者」がただの「邪魔者」から
味わいのあるものになっていったのも分かる

と、同時に「人間」の側からの視点も
リアリティの見地から必要なのであのすばらしい
「岬さん」って女刑事さんにその役目を担って
もらう。と。

そんなこんなで、最後に「本当の空」が
見えるようになったのは「欺瞞」が覆っていた
世界が「契約者」を「認識」したためだという
ことと考えられるわけね。
ただ、「本物の空」ってのはキレイなだけじゃ
なくて、時には人間に災厄ももたらすことも
あるわけで、ヘイが選んだ世界は少なくとも
ヘイ本人にとっては安易なハッピーエンド
それではないのではあろう

最後に、契約者たちが能力のリスクと支払っていた
「契約」ってのは「視聴者のキオクに残させる」
っていうことを目的にしたものだったのかなあと
今まで書いてて思ったわけで
そういえばコードギアスもことの発端は
「契約」だったよなあとも。



ロミオ×ジュリエット 第24話
祈り~きみのいる世界~と総括


原作は「身分」とか「家」とかの
相違がモチベーションになっていた
のだけど、アニメ版だとそのあたりが
そんなに苦しんでいるようには
見えなかったような。
たぶん、モンタギューがけっこうはっちゃけてて
「家」つうのがリアルな重みをもって
いなかったからかと、ただ復讐し復讐される
関係のような。

あと「世界のために犠牲になる」って設定は
やっぱし奴隷根性の染みついた農耕民族には
原作の設定だけじゃリアリティが欠けるって
配慮で併せてこしらえられた超設定だろう
そしてそれ自体はそんなに否定することじゃ
ないのだけどー

最後にオカマシェイクスピアに
「世界は愛によって成り立っている」って
いうのはやりすぎだろうと思ったのよね
というのもジュリエットはその「世界」を
救うためにネオ・ヴェローナの礎になったわけで
「世界は犠牲によって成り立っている」とも
言い換えられるわけなのよん。
その最後も「ロミオが死ぬなら一緒に・・・」
っていう感じで、献身的犠牲っていうとこに
少しケチがついたわけで。

ロミオのほうも
最後死んでもらうために死んでもらったみたいな
感じをちょっと受けたのよね。
あともう少しでいいから世界とジュリエットを
秤にかけて悩んで欲しかったかも
最後けっこう急ぎ足だったから

結局、世界を選ぼうが愛をとろうがこっち
としてはかまわないのだけど、どうせやるなら
もっと激しいところがあったほうがいいと
思ったのよね、「愛」を語るには少し二人とも
「いい子」すぎたような気がする。
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アニメは大事なものを盗んでいきました あなたの時間です

2007-09-28 06:11:02 | アニメ感想(07・08・09年)
魔法少女リリカルなのはStrikerS
第26話 「約束の空へ」と総括


作り手側が進歩してないのに
卒業もへったくれもないだろ
ってのが結論なの。

単に今まで1クールでやってたのが
2クールになって駄目になったというか
いや、もともと半年耐えられるものでは
なかった、と言った方が正しいか。

元々持ち合わせていたエモーションを
衒い無く高めるメソッドが効果を発揮
しなかったのは、世界が「拡大」したからで
それを言い訳にせずに「成長」するチャンス
としてより「(物語的な意味で)強く」なるなり
あるいは「変化」するなりして欲しかった
「全力全開」が根拠のない空言のように
聞こえるのはそれはそれは悲しいことだった。



モノノ怪 第12話 「化猫 大詰め」
と全体のレビュウ。


>あなたの「真」お聞かせ願いたく
御座候


本当は前回の話しの「鵺」のほうが
演出や話し的にもオソロシーと思うのよ
もちろん他のくだらんアニメに比べるべくも
ないのだけど、今回の話しも。

やっぱりもうこの世界は「江戸っぽい」
とこでしか成立しないわけで、しかし
それはどれだけ独特な世界を構築しているか
ということの証明だと思う。

もともと「アニメ絵」ってのは抽象度の
高いしろものだから、デフォルメとか
トンデモな話しを展開するのに適した
媒介なのだけど、いっそう抽象度の高い
「和画」をそのままもってくることにより
いっそうやりたい放題になったといえよう
画が不自由なほうが自由にやれるっていうのは
不思議なことだけれども。
こういう「不自由だけど自由」ってアニメは
もっと増えていいのではないかと思う。



おおきく振りかぶって 
第25話 「ひとつ勝って」と反省会 。



>俺たちは普通、普通に野球やってる
だけだから


まずは本当に最後まで「普通に」野球を
していたことに惜しみない賞賛を送りたい。
いや、なんか変なテニスとかばっか
見ていたもので、最近
あれはあれなんだけど。

にしても「三橋」っていう臆病な小動物を
うまく使って「クッセー友情」を違和感なく
放り込んでくることはまったくたまげたなあ
汚れ無きセイシュンってみかけだけど
話し作っている側はけっこう狡猾かもよ

もちろんこういう狡猾さは大歓迎で
脳のないピュアさよりはよほどよろしい

もうちょっとぜいたくを言えばも少し
「土臭い」ところがあってもそれがスパイスに
なってかえってよかったのではないかと思うの
だけど、そのあたりのバランスが非常に厳しいので
制作の判断には満足しています。

ところで、でてくるキャラたちの明るい
「生々しさって」すごいよかったと
思い出す。三橋はさすがにあれだけど
他の部員や登場人物たちが嫌味なく
「明るい」ってのは特筆ものかと
人のダークサイド面だけを白々しいほどに
繰り出してくる「スクールデイズ」とは
恐ろしいほどに対照的な世界だよなあと
しみじみ思ったとさ。



School Days 第12話
「スクールデイズ」 と総括 。!


なんか見られたので


思い出はいつもキレイだけど
それだけじゃお腹がすくの

このセカイ「思い出」での誠は
けっこういいやつで、「現実」は
ピーなやつなのよね。

「思い出」は表現されない限り視聴者と
共有されえないから、こまされていくナオン
たちと視聴者の距離はどんどん離れていくの
だよね。

かといって時系列の話しはおおよそ説得力を
持ち得ないので、「誠くんが変わっちゃった」
なんて都合のいい考え方は言の葉以外は無理なわけだ。
このセカイにおいては「思い出」は誠と
くっつためのエサにしかすぎない。

最終話で誠が言の葉との「思い出」を急に
もち出したのもやっぱしどう考えても不自然で
最後まで彼は残酷な神の操り人形だったといえよう
ま、単にガキ孕んだとかいってる女がメンドーに
なっただけかもしらんが

ちょっと意外かもしれないけど、
誠は交尾がほんとうは
あまり好きではなかったのかもしれない。
言の葉との「思い出」がプレイバックしてたとき
今まで抱いてきた女のぬくもり、甘いかおり、
柔らかいはだ、愛のささやきとかなんかを
これっぽっちも思い出さなかったのだろうか
いやもともとそんなもんなのかもしれないけれども。
原作がエロゲーだということを考えると少し
面白いかも。


>中に誰もいませんよ

そりゃそうでしょう「人形」なんだから
ワタと黒い血ぐらいしか出んわなあ

>Nice boat
ではいおしまい、イヤー凄かった
・・・と言いたかったのだけど
「それにしても関羽め、首になっても
二国を震え上がらせおるわ・・・」
っていうのをどうしても思い出してしまって
半笑いで見てました、サーセン

けっきょく、「エロゲー」の俗悪な部分を
これでもかってぐらいとりだしてそれを
見せつけるという悪露主義がこのスクイズ
とかを作っている人達の意図なのだろうかと。
しかも最後は残虐なシーンでオチをつけつつ
記憶をゆさぶり、ビッチなキャラクター達に
責任転嫁をしスタートボタンを押せば
元のセカイだ。
そういう手で「趣味が悪いのは見ている
連中もいっしょ」ってことを気付かせないの
だからいっそうタチが悪いといえよう
そして放送に規制がかかったのも真にもっともな
ことだったわけだと今なら言えるわけだ。
そしてそのことを達成するというただ
その一点においてイノセントだったわけで
それは見事に達成されたのでは
ないかと思う、あー面白かった
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オススメされたらつまらない アニメ感想

2007-09-27 06:07:27 | アニメ感想(07・08・09年)
ながされて藍蘭島 第26話
「飛び出して、藍蘭島」と総括


ポロリもあるよ(うそだよ)


後半になるにつれてエロ要素が
減っていったのだけど、ま何度も
鑑賞に耐えるものでは無かったからなあ
勢いをつけるための推進剤みたいなものか

何というか、ココロに残るところがないから
えんえんと推進剤を使っていたような感じ
新キャラがそれ、というか最終回にまで
だしてきたからなあ、自分で証明しているYo

すずと征人の関係ぐらいか、変わったのって
まあでも「男女二人が同じ屋根の下で暮らしてて
ねんごろになる程度」をオーバーフロー
してたわけではないからなあ、
というか他の大工とかロリとかチャイナとか
サムライガールとかと全然ってのはすごいよな。

ああ、あと「繰り返し」で許せていたのは
「まちとあやね」だったよなあ、最後まで
やってたし。 彼女らがこのアニメの
ホームラン王ですな。

ところで後番組の実写版「ネギま!」の
予告のせいで最終話の余韻がぜんぶふっとんだ
ようなw



もえたん 第12話(最終話)
「スキップ!」とそうかつ 。


>受験は自分との戦いなのよ!

ちょ、先生設定全否定w


>もえたんのアフレコは朝10時から
やってます、正直眠いです

中の人が?スタッフ?
両方か!


こうやって考えると「萌え」のシチュって
そんなに深い鉱脈じゃないのかもなあって
気がする、パンツみせて風呂のぞいて触手
からませたりして、あとは角度変えたり
キャラかえたりかあ。

こっちとしては「エッチ」っていわせたり
風邪引いてとこをお着替えさせたり
生着替え(きがえばっかだな)とか
そういうところがツボだったり。

序盤なんかは勢いがあって、股間とかの
アップとかあった気がするけど、放送禁止
くらった6話あたりから去勢されたような。

こういう「なんかひとつの要素」を中心に
やるっていうのはアニメーションっていう
いろいろな可能性のあるメディアでは
なんかものたりないことになることが多いの
だけど、これはなんとか息切れせずにゴール
できたような、アニメーターさんの汗と涙の
おかげだろうなあ
脚本さんはどうかなー



機神大戦ギガンティック・フォーミュラ
総括



家族ゲーム


めいめいが「国家」や「軍隊」の
ためじゃなく自分たちのもっと身近な
モノのために戦っているって最後に
言ってたけども、「個人」が「軍隊規模」
(あるいはそれ以上の)力を手にする
「ロボットもの」においてはそういう
考え方は「しごくあたりまえ」なわけで
あって、その辺りの葛藤が描ききれていたか
というと、どうも国家や軍隊がただのお邪魔虫
のようなものだったような気がする。

この話しは要約すると「ゼウス」っちゅう
なんか凄い力を持った巨神象が愚かな人類を
滅ぼさんとする、ゼウスの「家族」をまきこんだ
デキレースだったわけで、最後はそれに対して
戦いを通し「想い」をひとつにして
皆兄弟になった者たちがNoという結論をだした
っていうことなわけだ。

ただ、その想いをひとつにした、ってとこが
どうなのか。
まず、パイロットがことごとく「いいひと」
っていうことがあるし、あの覗きシステムで
いろんな人達の気持ちを理解したってのも
どうか。

確かに「アニメーション」においては
「視る」ってことはほぼ全知全能の力を
有しているわけで、まさしく色即是空
と言えようが。

だけど、そういうアニメーションの
ほぼ絶対的な力をある意味「悪用」し
パイロットはみんないいひとっていう
これもある種の「神話」を利用している
人達が「神」はもういらないって否定するのは
ちょっとブリッ娘にすぎやしないかと思った。



アイドルマスター XENOGLOSSIA
総括 ?



そういえば「人類は月に行ってない」
って言ってた人がいましたね


最終話で誰かが言っていたけど
インベルは「ついでに」地球も救ってくれる
だろう、と。つまりこの世界では地球や
人類はその程度の価値しかない話しだったわけ。

だから、この話しはもともと「みんなの」
IdolM@sterはおろか
「舞ーHIME」や「舞乙ーHIME」
よりさらにとんがった関係、つまり
ロボットと私、他イラネって世界を
描いていたのであったとわかる。

ただ、その関係が他者にはどうにも
理解不能であって、結局「春香とインベルは
こんなに仲よしさんなんだよー」って
見せつけるために隕石落としたりオセロ
したり昔のオンナ出したり衛星攻撃したり
地球を救ってみせたりしてたように感じてしまう。

これだけなら「キスダム2」でおしまい
なのだけど、個々の演出がみられる所が
あって「とりあえずは見てしまう」ってことに
なってしまった。

だから最後なんかは心はしらけているのだけど
映像はなんかいいなあ、っていうチグハグな
状態で見ていたような気がする。
エンタテインメントとしてはイケてたが
そういう視点を持ちづらかった作品だった。
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もうちょっとだけ続くんじゃアニメ感想

2007-09-26 05:45:47 | アニメ感想(07・08・09年)
キスダム (総括)!


>どんな絶望でも人は乗り越え
 なきゃならないんだな
 いや、乗り越えなきゃいけないんだ!


まずはそれなりにカタチをつけてエンド
できたことを祝おうではないか
いやめでたい

初期の制作サイドのバタバタがあったから
上記の最終話の言葉も重みがあるよなあ、と。

結論からいうとこれ「由乃の死から立ち直れない
野郎どものドタバタ話」だったわけだ。
最後のほうで何か進化がどうたらこうたらとか
いってたのも結局は由乃に似た人を生き返らそう
ってことだったってことでOkなんか?

あの精神世界がキモかったのはもともと
キモい世界の話しが視覚化しただけだった
とそういうことだったのかもしれないなあ
そしてこの世界はおろかいろんな違う世界も
結局は由乃(に似た人)を生き返らせるための
「実験場」みたいなものだったということか
ホントにそこに住んでて犠牲になったヒトたちは
ご愁傷というほかない。

最後もなあ、「由乃の死」をふっきるために
当の由乃の「幽霊」に説得されるザマだし
それでさとったというか、何かヤケになって剣を
ブッ刺しただけのように見えるねえぇ、ありゃ。

にしても、その「由乃」って存在が視聴者に
とってどんぐらいの価値があったか、
あの話しの中ではほとんど感情移入できな
かったのだよねえ、むしろその妹のほうが
視聴者とのキョリは近かったろうに。

たしかにリアルな意味で恋人同士の絆なんて
易々と理解できるなんて思わないけど
それもやるだけやって分かんないのと
ハナっから諦めてるのじゃだいぶん違う
のではないか。

けっきょく、この「キスダム」は「内容」と
その「演出」がもうほとんど滑稽なまでに
乖離していて、どんな感動的なセリフを
言ってもどんな熱い展開をやっても
「バカだなこいつら」で済んでしまうわけだ
ひとりのオンナに未練タラタラな話しだったのだから。
その辺狙ってやってたのだとしたら大したもの
だけどそんなわけわねーわな



大江戸ロケット (総括) 。


キスダムとは実に対照的だった。

というのもこの話し、キャラクタをいきいき
と動かしながら各所に視聴者が拾いきれない
ぐらいのパロディとかネタを仕込んで
ときには涙もちょうだいしてみたりして
それでいて結局結論は「花火あげてみました」
だったから。内容がないよう、なんてな。

つまり「空の獣」とか「ロケット」打ち上げ
ってのはぜーんぶ話しをおもしろおかしく
進めるための起爆剤で、プロジェクト某みたいな
話しぢゃなかったわけだ。

逆に言えば赤井と青い空の獣とのロマンスとか
銀さんの過去話とか天保の改革まわりとか
遠山の金さんとかもろもろぜーんぶが見所
だったともいえるわけで。

つまり何かオモシロイことをやるけども
見たいやつだけ見ろって感じで
しかもそれでいてそういう態度にとんがっている
ところがまるでなかったりする。
「パロディやりましたよ
ハイオモシロイデスネー」みたいな
そういうところが大江戸ロケットの他には
ない美質だったと思う、いや「粋」って言った
ほうがいいか。

最後にOP曲がながれてきて
「なんちゃって、全部嘘☆」って
見事にこの話しを要約しているフレーズ
だよなあ、ってしみじみ感心した。



クレイモア(総括)



おいおい、テレサの首何回
飛ばすんだよww
こりゃ浮かばれんわなあ

もともとは畏怖の念のシンボルであった
「クレイモア(大剣)」が最後の
覚醒者バトルでは人間に近いモノであった
ことの最後のなごりになっていたのは感慨深かった。

あそこまで化け物になっちゃったらもう少年の
説得だけじゃどうもならんくてジーンの
犠牲が上乗せされた、と。

その少年の説得も結局は「クレアもプリシラも
死んでほしくないっ!」っていう気持ちばかりで
結局、戦闘力もなく精神も子供のそれのままだった
ああ、少年はあまりに無力だ

最後はENDの為の超展開だった、でいいのでは。
であるがゆえに皮肉にもラキの無力さがいっそう
目につくようになったということだろう
あるいは制作側の無力さなのかもしれないけど。

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nice anime(アニメ感想)

2007-09-25 05:56:41 | アニメ感想(07・08・09年)
エル・カザド 第26話 「輝く女」と総括


真下耕一劇場これにて幕
どっとはらい。

くどいぐらい真下作品は設定が同一で
あると言ってきたけど、このエルガザド
っていうのは設定はいつもどうりだが
ちょっと趣が異なるように感じた。

最終回を見ると、旅を終えて穏やかな日々を
新しく始めたけどやっぱりまた旅にって内容
だったのだが、そういうありきたりなラストが
今までの類似作品にはなかったなあと思った。

まあでもこれは新機軸ってほどのことはなくて
たぶんこのエルガザドって作品は「真下ワールド」で
くつろいで遊んでみましたよ
ってことなのだと思う。

その証拠に最終回、話しを煽ってきた「謎の男」
(この話しではローゼンバーグ)に似た男を
ブルーアイズのちょっと頼りない部下として
パロディでだしてきたりしたわけだ。

つまり今まで「NOIR」に追いつけ追い越せ
だった真下世界にちょっと休息をあたえたような
形になったのがこの作品じゃないかなあと
思ったのだ。
この後「新しい世界」に旅立つのか
それとも「ここでおしまい」かは分からないけれども。
あと、どうでもいいけどいつもタコスが
出るたびに腹が減って困ったw



ぽてまよ 総括 。


うん、「ぽてまよ」や「ぐちゅ子」に
あわせて回りの人もだんだんヘンに
なっていってるw
まともなのは飼い主だけという

初期はみかんちゃんが「恋する乙女」で
ユカイな方だったが弟くんが出てきてから
だいぶんふつうに近づいた気がする。

あるいは周りにヘンなのが増えたから
そういう風に見えるようになったのかも
知れないなあ、そして見ているこっちまで
そういうのを「あたりまえ」のように
受け入れてしまわせるのがあの妙な小生物の
魅力だったといえよう。

ところで森山未来(素直の母)兼
ナレーション役の井上喜久子さんの
存在は大きかったのではなかったかと思う。
なんかどこにでも飛んでいってしまいそうな
このぽてまよワールドに
あのナレーションがいい感じに
重みを与えていたような気がする。
これで17歳なのだから恐ろしい(笑
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30分のアニメに1時間かけて考えた感想

2007-09-24 06:05:51 | アニメ感想(07・08・09年)
スカイガールズ 12話
「さよなら追浜」 。


>腹は立つけれど、負けは負けだから
約束は守る


これはいいロリデコですね。
こういう性格は99,979%の人に
好まれるだろうなあ。

>可憐まわりの話しにエリーゼをからませて
好感度をあげつつ新しい舞台の船とその
クルーを紹介して追浜を懐かしみながら
ソニックダイバー計画のエライひとを出して
風呂に入ったりもした。

うーん、やっぱりこういうのをいっぺんに
処理する手際はすごいなあ
しかもそれぞれがそれほど無理なく繋がっている
のが素晴らしい

ところで、今更だけどナノスキンの耐久時間が
ちょうどアニメ放送1回分ぐらいっていうのは
ちょっと面白いかも。



天元突破グレンラガン
第26話 「いくぜ ダチ公」 。



最後には幸せな記憶を


たんとサブキャラが死んでるのに
みんな元気だ、それが単純にいいかげんな
意味で無いのはすごい

>多元宇宙

うん、ここを越えないとTVの「エヴァ」に
対する解答にならないからな
そしてその答えには満足した。
ガイナはここまでできるようになりましたよ、と

量子論関係はヒロイックエイジとかにでてくる
時間をコントロールする人の話しとか見ると
よりワケが分からなくなれます。

>アニキ

ああ、確かにアニキは「私たち」の
胸の中に生きたいたんだなあ
ここまでほとんど姿を見せなかったのに
(死んでいたから当然だ!
心を鷲づかみにされた。

>ヴィラルさん一家

朝っぱらから泣かせるなよな、もう


「2クール」なんてアニメの「枠」すら
越えようとするこのグレンラガン
もう黙って見るだけしか。



ハヤテのごとく! 第26話
「お届けまで29分でしたので、
規定通りの料金でお支払いお願いします……は、
遠い前世紀の話」 。


なんか面白かった
「ハヤテ」はどこが面白いのか
わかりにくいのだけど

結局、パロディを真摯にやったり
ちょっとディープなネタやったり
するとこっちもコロリとだまされてやろう
という気になるのかも。
にしてもやはりハムはスタッフに愛されているな。



地球へ… 第24話 総括 。


「母性回帰」「進化した人類」「環境問題」
こういうタームが原作の「地球へ・・・」が
あった頃とは同じそれでも
相当に意味するところが変わっていて
そのあたりをどう扱うかがひとつの
ポイントだったわけだ

端的に言うと「荒廃した地球」って設定は
「今を生きる」ぼくらにとってはどれぐらいの
切実さを持つかということで、ジョミィら
ミュウの人達がたくさんの犠牲をはらいながら
目指した地球はただの「ゴールっ」にすぎなかった
といいたい。

それはたぶん原作のころには「宇宙船地球号」は
「自明の理」として大事なものだっただろうからで
リアルな話しではもちろん大事なのだろうけど
私個人はそういう「描写」がなされなければ
その大事さが感じられなくなったぐらい
鈍感になってしまったのだと感じた。

だけど、キャラクターたちのやりとりには
魅力を感じていたし、「次世代」が出てくる
ことには懐かしいロマンを感じたりもした
結局「設定」は古びても「「人間」は古びない
いやむしろ魅力的ですらあるってことを再確認
したのではないかと思う。




さよなら絶望先生 第12話
「なんたる迷惑である事か!」と総括 。


>加害者意識

最後にすごいとこ持ってきたな
でも被害者意識が酷い国をださない
のはちょっと甘い。あ、言うまでもない
から出さなかったのか(笑

W杯とかで外国の選手とかすげえ傲慢太郎な
やつとかいるよねえ、でもそんぐらいの
メンタリティじゃねえと勝てないのかもなあ。



シャフトっつうか新房さんらしさかったわなあ
いい意味でも悪い意味でも。
それはどういうものかっていうと、ともかく
空間と空間の「間」をあれやこれやで埋めよう
ってスタイルなんだと思う。
それはたとえばあの独特なセンスの浪漫耽美世界を
はじめとして、あとは黒板の戯れ言だったり
手抜きスレスレの演出とかだったりするわけだ。

でもまあそういうなんか「にぎやかな世界」で
真に絶望することができるかどうか、というと、ね
原作のシニカルさを感じるということはなかったかも。
そういえば「原作どおり」って話しもあったけなあ
そういう話しを「これはこれで面白い」のを作ることの
上手のシャフトがやったっていうのは皮肉があるなあ
それすらネタなのかもしれないが。




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アニメ感想その128

2007-09-22 16:07:27 | アニメ感想(07・08・09年)
魔法少女リリカルなのはStrikerS
第25話 「ファイナル・リミット」


見よ、なのは様の足が哭(な)いておられる!


今期最傷デバイス・・・グラーフアイゼン
次点・・・マッハキャリバー 


もともと「道具」に近かったヴィータが
一番痛々しく傷ついて
もとから人間(?)だった連中があまり
傷がついていないのはちょっと面白い

「魔法」っていう「それでふっとばせば
なんとかなる」っていう設定、ラスボスは
誰かに「あやつられている」って設定
そういう「人畜無害」なそれが
リアリティを視野に入れるぐらい肥大化した
なのはワールドを支えきれたかどうか
なんてことを「残酷描写」でバタバタしてる
状況とあわせて考えてた。



彩雲国物語 「頭隠して尻隠さず」 。


うーんまさにカタルシス
「弾劾裁判」で
自分は妨害を排除しながらそこへ
向かっていて、まわりは遠山左右衛門
みたいな人等がつぎつぎと合力してくれる
という展開。
なんか最近は爽快さにかけたラストのアニメばっか
見ていたのでよけいに気分が晴れたという。



Darker than BLACK -黒の契約者-
第24話「流星雨」 。



「見よ、あの煌々と輝いているのがわしの宿星じゃ
いま滅亡前の最後の輝きを見せている」
「見ていよ 今に落ちるであろう」


だんだん「感情」がないはずの「契約者」達に
感情移入をさせていって
「感情」があるはずの「人間」に
非人道的行為をさせるってか

確かに「大人の考え」だと日本が消滅
するような事態は避けなければならない
けれども、ここまで「異端なるモノ」を
丁寧に描かれると、彼らが消滅するのにも
思わないところがないわけでもなく
そういった所を代表しているのが岬さんや
黄だったのだろうなあ、と。


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都合により、番組を変更してお送りしています。(アニメ感想)

2007-09-20 06:24:56 | アニメ感想(07・08・09年)
ながされて藍蘭島 第25話
鍛えて、へなちょこ


いつもより多めに動かしております
ってな感じ、そして多分その発想は正しい
「修行の成果」を見せたいだろうから。
しかし「なんかちがう」って感じがぬぐえない
あるいは「なにをいまさら」か



もえたん 第11話「負けるな受験生!」 。


ものすごく好きな話しだ。

女の子ムきまくった回があって
あれはあれでいいのだけど
今回のようにアタマつかったのも
好きなのである

とりわけ「変身できなくなった」のを
逆手にとって生お着替えのシーンを
もちだした所はイブに智恵の実を食べさせた
サタンがごとき狡猾さといえよう。

あと、真冬のさなかあの「コスプレ」で
鼻水たらしながら外で待っているとこも
ナイス

ところでこの「ナオ君」って最初から
ぱすてるいんくの正体わかっているよなあ。



アイドルマスター XENOGLOSSIA
第25話 「春の雪」 。



斧を持ったゴスロリ少女


言ってみただけ



何も捨てない人と
たったひとつだけのものを欲する人

うん「舞ーHIME」の定番テーマ
きたね。ある傲慢さと
また別種の傲慢さの戦い。
そしてその決着はまあ「つかない」
のだよね、これまた定番だけど。
というもの「やったー勝ったぞォー」
って展開はたしかにカタルシスがあるの
だけど、そういう安易な発想はこの
「いろんなひとたち」が出てくる世界
では選択しづらいところがあるわけで
そこまでの「過程」を重視するというか。
まあ、それじゃあんあんまりなので
衛星攻撃をしてみたり隕石を落としたり
して代価行為にしているのだけど。

>バカなの?

誰も否定しねぇw
こちとらバカで結構よぉ~

大質量攻撃ってかならず「かばう」が
ワンセットだよなあ
ヒント)ヤシマ作戦



風の聖痕 総括


>「人が苦しむ姿がユカイだからやってる」


って連中がラスボスっぽいので、もうこのへんで
本をなげちゃってもいいころだ。

あと最近は「まだまですね、もっと強くなってから
戦いましょうフハハハ」→ワープ
っていうのも嫌気がさしているのよ、私。

ところで「劇場版機動戦艦ナデシコ」の
ラピス・ラズリの声優って仲間由紀恵さん
だったってご存知ですか?



怪物王女 総括


もう・・・ゴールでもいいよね?
次、番外編だし

「萌え怪物くん」って言えば
おどろくほどピッタリだ。
ホンモンの怪物はクレイモアに
おまかせ。

しかもご成人なさるとフェニックスに
なるとかいってやがるw
俺は怪物やめて不死鳥になるぞ
JoJoォーッ!
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シャープな角度でアニメ感想

2007-09-20 01:16:02 | アニメ感想(07・08・09年)


キスダム 第25話 「無眩」 !


なんか視聴者の精神に挑戦する!
って感じになってきた。

何か熱帯ぽい、あと「生命の樹」
そのココロは「気持ち悪い」

人間が紐状になって分解するのは
お手軽にできる演出だけど結構
効果的だなあ。

この期に及んでまだ「由乃ォーーーーッ!」
っていってられるシュウはある意味合格。



CLAYMOR Store25 誰が為に 。


キスダムから続いて異形がいっぱいおっぱい。

何というかたぶんこれ
現代の「ドラゴンボール」
だよって見ていて感じた。

しかしまあ今「ドラゴンボール」を
しようということはこれぐらい
やらなきゃダメだよっていうのは
感慨深いというか。


復讐が生きる目的で

人間の姿はもうほとんどとどめず

そして「少年」はあまりにも無力だ



ドージンワーク
第12刷 『まだまだやりたい、もっとしたい』
と総括


なんというか、ある種すごいと思うんだ。
「ドージン」なのにその同人まわりのことを
ただ純粋に話しを繋ぐためのものにしか
使っていない。そしてそれによって導かれた
話しがおそろしいほど面白くないときた。

つまり、もう本当に面白くなもなんともない
ものになっちまうぐらいユルユルな世界で
ここまでつかみどころがないといっそ才能
なのかもしれないなあ。うん、こんなことが
できるのも「ドージン」の立場ならでは、か
ほんまかいな



あ、あとBパートの試みは買おう、と。
一時期の「声優ブーム」の時代のしょうもない
やりかたを越えて、「声優」が「露出する」
ということの新しい可能性を見いだして欲しい。
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アニメの極み(アニメ感想)

2007-09-18 05:39:11 | アニメ感想(07・08・09年)

ひぐらしのなく頃に解 第11話
皆殺し編 其の六 「強い意志」


沙都子の件、けっこうあっさり
カタをつけちまったなあ、原作未見の
人にはこんなもんでいいのかな、かな

うーんでも寸の関係でいうならやっぱり
こんな感じになるかも、これが正解かどうかは
この後の制作を見なきゃ判断できないか。



ななついろ★ドロップス(総括)


結局、「魔法」って設定は主人公を
マスコットにして、フレンドリーさと憧れを
両立させるためのと、最後の記憶がどうちゃら
とかのための設定のための設定じゃなかった
のではないだろうか、そしてそういうのは「不純」
なんじゃないかなあ、と。

あとはどーでもいいことだけど
見ていてなんか目がつらかったような。
昼はいうまでもないけれど
夜中のシーンでさえも星が綺羅綺羅してて
なんか落ち着かない、恋っていつもドキドキ
ワクワクなのかもしれないけどさあ。
この前に「ぽてまよ」がこっちの地方では
放送されるので落差が余計に目立つという。




らきすた 24話「未定」
と総括 。

>占いの館

長門ネタのために自分のクラスの
出し物を「占いの館」にするのは
みょうにリアリティがあるなあ
(しかも長門が着ていたのは、いかにもな黒魔術師の
コスプレだからパロディのパロディみたいなもの)
オタクのかがみだな、こなただけどw
ところで「ハミガキ体操」に
7も票が入っていた件。


>平野綾握手会チケット

心情的には最後のダメ押しで使われた物と
考えたいねー

>あきら様と白石みのる

やっぱり最後までこうか(笑
まあでもこの二人はこうでないと

>ラストダンス前

白石みのる最後に気をきかせたかと
心情的には思いたいねー



最後のダンスが「リハーサル」であるように
このお話には「本番」がずっとこないわけで
つまり永遠に「未定」なわけだ

そも、話しにエントロピーがないのだから
ネタが煮詰まってきたら「新キャラ」を
だして世界を攪拌して以下ってわけ。
(らっきー☆ちゃんねるは例外)

その証拠に、気がつくとダンスがすげえ
とか聖地騒ぎとかの「本編」とは関係が薄い
とことか、かがみはええのういやいやみさおが
とかのキャラクタまわりのことばかりに感心が
あって、内容自体は「そーそー」って
一なぜしておしまいだったなあって思いだす。

そしてその「そーそー」を「私たち」に言わせるために
らきすたは完全に奉仕しているがゆえに
かえってその個性を失っているというのが
その個性だったのではないかと思った。
こなた(あなた)のものがたり
だから永遠に「未定」
あなたが「終わり」を迎えるまでは
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