意志のなかにいる

コメントあるようでしたらお気兼ねなく、記事に関連があるのが望ましいですね。

『侮辱する』という行為に対しては 殺人も許される (アニメ感想)

2018-01-30 22:02:52 |  アニメ感想2018年・一季







ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第3話 「あなたが、良き自動手記人形になりますように」 △++







「訓練校」とかなにげにアニメではあんましみない舞台やな
そもそも「仕事」を取り扱うアニメ自体がほとんどなかったという
ワーカホリック気味な当邦にしては実に不思議な矛盾ではあるけど
そのなかでもさらに「やりづらい」そうなところではある。
まあでも「失敗」が許容できるのがまずはありがたいね
そしてそれが許される環境と仲間がいるのがいいところだ
ヴァイオレットちゃんが義手なのが「ハンディ」ではなくて
アニメーションとして「美」にまで昇華してるのがまあさすが京都さんの
仕事なわけなのだけど、ここでは同じように「戦争」で体を痛めた
家族がいる人がかかわりを持つきっかけになっているのが
「ハナシづくり」が分かっているひとのやりかたで
24分でまとまったことを1つやろうとするならこういう
ハナシの圧縮の仕方が「自然」とできないといけないのだろう
なんでもかんでも「愛してる、ありがとう」で済めば面倒はないのだろうけどねえ。











ゆるキャン△ 第4話 野クルとソロキャンガール △++








「なでしこ」と「リコ」のダブル主人公体制が面白い。
みんなキャンはいわゆる「きらら漫画」的な和気わいわいな楽しみで
リコの「ひとりキャン」は一人旅のたのしみやね
また、資金がないひとたちが工夫するたのしみと
お金を払ってさまざまなたのしみを得る方向性の違いもたのしい
もしかすると漫画を最初に描く時点では「ひとりキャンプ」の
ハナシだけだったのかもしれんねえ
そこで「もうちょっと女の娘だしましょうよ」ってなって
今に至ったのではないか、ともおもえるね
その結果のこの距離感と便利な通信道具によるゆるやかな
「つながり」がなんだかこう実に「いいかんじ」なのよなあ。









ハクメイとミコチ 第3話 星空とポンカン と 仕事の日 △++








仕事の失敗は仕事でしか取り返せない







サバイバルスキルがあるとそれこそ「外」でも楽しめるのよな
私のような無能だとただ凍えて終わるw
あと、ハクメイたちが「小人」だからこそある程度のサイズで
夜露がしのげるってのがわかる、基本的だけどしっかりそういうのが
わかるしかけでうまい、あと爆発した家をセンがつくりあげる
肯定もファンタジーで、うまみがある贅沢な作品だ。
「仕事モード」とか、真面目に仕事をしている人にはわかるかも
「昼間のパパはちょっと違う」ってやつだ(古い)
ここでも「ちっこいけど器用なやつ」というのが丁寧に描かれている
そいつらでもっても仕事の「失敗」ってのは避けられないのが
社会人ならだれでもわかることだ、まあとにかくいい作品だよ。










Fate/EXTRA Last Encore
第1話 今は旧き辺獄の底 プレテリトゥス・リンブス・ヴォラーゴ △+







自己言及しているとおり「聖杯戦争」のなれの果てのような印象やね
ボクたちがさんざふりまわされたキャラクターのゴーストに
どっかかんかからちょっぱってきた「英雄」を「学園」に召喚すれば
ほら一丁あがり、という寸法だ。この「ゾンビ」のような状況で
何か「目立とう」とするなら「死ぬしかない」のだろうねえ
なにせほとんどの人が「死ぬ」のは心の底から嫌だろうから。
また「学園」が「崩壊」するのも「いつものこと」で
その「~番煎じ」の状況を当作品は正しくトレースしているとおもわれる。
先週までやっていた乱痴気騒ぎでも別の「聖杯戦争」をやっていたしねえ。










ポプテピピック 第4話 SWGP2018 △+







しかしまあ本当に「中の人」で悪ふざけすること以外は
なんにもやっていないような気がするわな、当作品w
「おそ松さん」の方がまだマジメな気がする。
まァこういう「爆発物」はなんか1コぐらい心に残った
とこがあればモトはとれるわけで
で、なにかあったんかというと神谷さんの声ぐらいしか
記憶に残ってねえんだよ、これがw









三ツ星カラーズ 第4話 なつまつり △+







「人が死ぬ」のが「事件レベル1」で「小学校に犬が乱入」が
「事件レベル3」とか実に小学生らしい「リアルさ」だわな
だってテレビやゲームならバンバン人がしんでいるもの。
3人とも同じ小学校じゃなかったのね、ちょっと意外
でもまあ「上野」で遊ぶってハナシだから、そこまでハンディではないね。
「パン屋」を「おにぎり屋」にしようとか逆転しているなあ
まあ米にオカズつめるだけだから、ジャンクさは最高にちかいか
むしろ「パン」がもうすっかり当邦の食文化に根ざしてるのが
まあ時代の流れってやつなのかともおもえるね
「お祭り」を派手派手しくしないでじっくり描いているのが好感やね
「かわいいやつら」が街で気負わずあそびまわるというコンセプトが
よく守られているかとおもう、夜空の輝ける星でなくてええんや
屋台で買える蛍光灯の☆で充分なんだ。



















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最終的に皆うんこになるんだ (アニメ感想)

2018-01-25 21:32:34 |  アニメ感想2018年・一季






刻刻 第1刻~3刻 △+







チキチキチキチキ






なんか梅津さんっぽい画の作品がはじまったなあってノンキに
視聴していたら本当に梅津さんが画をやっていたというw
「刻の止まったセカイ」だけあって悪さをする奴らが本当に
ロクでもないwそしてそいつらに対する「罰ゲーム」を与える
怪物がマジで恐ろしい仕上がりになっているね
「誘拐」からそこかしこにあふれている「暴力」がちょうど
時の止まったセカイ(止界)においていかにもやりそうな行為で
なまなましい「悪」がおそろしいねえ、これは「止まったセカイ」
っちゅう設定で1つ「超能力設定」が消化されており
それゆえに「不思議パワー」に頼れるところが1つ減っていて
ニートや女子供には狼藉者がほんとうに「怖い」世界になっている
という逆説だ、まあ樹里ちゃんたち「本家」の人等には
さらなる「超能力」があるという結構安易な逃げ方してたけどさw











刀使ノ巫女 
第1話 切っ先の向く先 第2話 二人の距離 第3話 無想の剣 △+








メインの1人可奈美ちゃんの造型がいいね
「天性の剣士」って感じで、性格とその剣の冴えが一致する
そしてそれが感じられる現代的な戦闘シーンの質といったところ。
「怪物退治」なんだけどそれだと折角の「殺陣」が映えないので
「怪物に操られているエラい人」をラスボスにもってくるのが工夫だわな
あとは少女が2人でどったんばったん終末旅行してるんだ
それだけで1クールを消費するのは余裕であろう。








三ツ星カラーズ 
第1話 カラーズ 第2話 かくれんぼ 第3話 チュカブる △++







小学生にゃあ「街」は広いわなあ、そう感じられるね
カラーズが走り回るから、広いとこのように感じる。
「迷い猫」を探すのはすべての物語の基本のひとつやね
別に犬でも大熊猫でもUMAでも女でもいいのだけど
「ちょうどよい難易度」なんだよねえ。
「かくれんぼ」で鬼を置いてきぼりにして泣かすのも基本だw
小学生なんか厳格に「ルール」を守る気ないからねえ
そこで勝手きままにやるのがらしいね、途中で目的をすぐ忘れるのもそう
まあそういう「かわいいやつ」とそれを楽しく見守る
ひとたちがいる「街」って場がよいのよねえ
なにせ世の中にゃ殺し屋が市民の3%もいる街もあるそうだからw










りゅうおうのおしごと! 第3話  研修会試験 △++







あいちゃんのお母さんが次々と不躾なことを言っているのがまあ
「世間の認識」ってやつなんだろうねえ。
仮にも「竜王」っちゅうタイトルホルダーにすべき質問ではないのがいくつか
そこをまあなんというか「小学生を預かる」って弱みにつけこむ
わけじゃないけど、「初心者の為」っていう部分をそこに担わせている気がする
というのも私はちょっとだけ将棋が分かるんで「そんなん当たり前やろ」
っていうそれはそれで「傲慢」があるのね、逆に言えば八一は
タイトルホルダーでありながらそういう所があまり無い、ということだ。
小学生をガチでいじめているところが見物だわな
「遊び」を越えた「ゲーム」をやりだすと本当に「苦しく」なるということだ
「お嬢さんをボクに下さい!」ってスッパリ言うのが男らしいね
と、同時に「決断」ができるのが「勝負師」たる男の魅力であるといえよう。










からかい上手の高木さん 
第3話 コーヒー/空き缶/炭酸/筋トレ/アフレコ/傘 △+








高木さんが「高能力者」なみの凄さだよなあ
西片くんをありとあらゆる手でハメてくるのがおそろしい
腕立ての回数から察するにボクたちが視聴している「からかい」は
ほんの一部で実際はもっとあーんなことやこーんなことをしているらしい
くそっ、うらやましいw
でもまあ「傘」とか流石にやることないわなあ、なにせ何もしなくても
鉄板のドキドキシーンですもの、そういう「おんなのこと2人きり」の
時のきもちのいい高揚感が感じられて、うらやましいやらなんやら。
これで西片くんが「チクショー」とか言ってくれないと
嫉妬でしんでしまいそうだw










オーバーロードII 第3話 集う、蜥蜴人 Lizard men,gathering ○








「対立していたモノ達が力を合わせて強大な敵に立ち向かう」とか
最高に燃えるシュチュエーションですなあ
前提として「ファンタジー」でかつ「亜人」っちゅうのがいいね
これなら「戦闘」に集中できるというしかけだ
そしてまことおそろしいのはこの血湧き肉躍るハナシが
我らがアインズさんの計画の一部にすぎない、ということだ
今回の仕組まれた「負け戦」で「戦争」の感覚とか
周辺国の動向とか部下の教育とかリザードマンの部族の団結とか
いっぺんにまとめて「解決」してしまっているわけで
そういう「戦争」を「イベント」のように催しているあたりが
単なる「オレ強ぇぇ」を描いている凡百の作品とはちがって
ガチで「オレ強い(オーバーロード)」を描いている当作品の
スケールのおおきさといえるのではないか
まああんまりにも今回の件のリザードマンが目立ちすぎて
いったい誰が主役なんだか、分からなくなりそうなのだがw






















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がんばるとき つらいとき 夢が紡ぐお話が好き (アニメ感想)

2018-01-21 23:12:24 |  アニメ感想2018年・一季






グランクレスト戦記 
第1話  契約 と 第2話 野心 と 第3話 戦旗 △+







テオとシルーカの関係性が大きいね
純朴な青年と才知あふるる軍師兼ヒロインの両軸
特にまあシルーカさんがなんというか「ファンタジー」的な要素や
「当代の物語のずんずん感」まで一手に担っていて
「ちょっとやりすぎ」って爺さんに窘められるのも無理からぬといったところ。
まあでもシミュレーションゲームの「地方統一」あたりまでの
最も楽しい時期をやっているね、力もついてきたけど
まだまだ障害も大なり小なり盛りだくさんといった忙しさがそういう感じをうける
あとはまあ「野郎共」が一杯いるのも(男女比が5:5でも脅威的)
当世の「ファンタジー事情」においては気を吐いているといえるかもしれないね
テオさまも含め万能執事・豪傑・イヤミな魔法使い・その他もろもろ
「それっぽい」かたがたを取りそろえているね、ニートの異世界転生した男の主人公と
あとは女の娘ばっかり出てくるハナシを書いているそこの御仁は見習うようにw










BEATLESS 第1話  Contract △+







責任を取って下さい






「特に何もしなくていいけど権限がないんで責任だけ取って下さい」とか
「AIの時代」が始まった当邦ではなかなか意義深いメッセージだわな
別に架空のおはなしでは「主人公は無能だけど周りの有能な【何か】と
うまくやってゆく」という形態は上記のシルーカさんを引き合いに
ださなくても、ごまんとあるということだ。
そしてそれなら「何で【無能】な奴らにより有能なワレワレが従わにゃ
ならんのだ」という対立項を持ち出せば、ハナシは成立しよう。
しかしまあこうやって「パニックもの」でも無い限り
「一般市民」をほとんど完全に排除して、美少女がバトルするって
ことに関して当邦のアニメーションは異常に技術が発達してしまった
という感慨があるわなあ、それは某ジ●リ的なそれとは正反対の
歪んだ欲望が(元はそうではなかったかもしれんが)
作る側・見る側を巻き込んで螺旋のように駆け上がっていった結果だ
そしてまたボクタチは「こんな娘現実におらんやろ」というファンタジーを
その異常さも織り込んでたのしみつづけるのだ。










キリングバイツ 第1話 牙の鋭い方が勝つ と 
第2話 やっばい惚れちゃいそう △+






やっぱまあ「女を車に連れ込んでパコろうとした所を逆に皆殺しにされる」
ぐらいのことをハナシ上は許容されるぐらいの文化は維持したいとこですわな。
「ゴミ捨て場でストリートファイト」とかこうジャンキーな魂に火がつくシュチュ
こう「男共が見るハナシ」なんで基本的には女の娘が裸にちかい方が
たのしいのだけど、「生物学」的には女性の方が「メタモルフォーゼ」とか
「変化」に強いんで、こういう人体改造モノにおいて女性が活躍するのは
五分の理があるわけだ、と同時に「まだ」女の娘を性的な目で視聴する
たのしみがあるわけだけどもっとこう場が煮詰まってより「獣」に
ちかくなってくるとそういう目で見る愉しみとはまた違う愉しみを
提供しなければならない一種の「試練」が当作品には待ち受けているとおもう。










ハクメイとミコチ 第1話 きのうの茜 と 舟歌の市場 △++







「鳥探し」とかおそらくこの世で最もヒマな人(こびと)が
やることにちがいないw でもまあちょっと前まで人類は
(おそらく今もどっかの子供が)「今日は鳥を一日追いかけよう!」
っておおよそ追いつけないのを前提に、すてきな経験を得ているのに違いない
それが10分でまとまって映像としてでも経験できるのは「もうけ」だろうて。
「市場」の描き方がすごいねえ、市場っちゅうても「効率化」した
現代のそれではなくて、「物々交換はじめました」ってかんじの
「共同体」の暖かさが感じられる場所だね
「市場」が発達した結果「個人裁量のあきない」が「バカものやること」に
なってしまった当邦の商業事情においてはこのホビットたちの生活には
「失われた何か」を感じないでもない。








スロウスタート 第1話  はじまりのどきどき 
と 第2話 うんどうのはぁはぁ と 第3話 なみだのぽろぽろ △+







初日からよい友達を得て、これ以上はないすべり出しだよなあ
でもまあ「きらら4コマまんが」的には珍しいことではないわけで
それがハナシとして成立するのは花名ちゃんが「1年遅れ」
で高校をスタートさせているからで、そうであればこそ
初日の不安も運動不足のからだも友達が遊びに来るのも
「意義」が発生する、というしかけだ。
ま、でも「高校受験浪人」とか「学校にはもう行かない」とか
思ってもおかしくはないかもな、昔は結構そういう人もいたろうけど
このぐらいの年頃の1年違いってのは確かに大きいかもしれない
そういう「違和」を「許容」していくのが当作品が持ち上げたテーマで
そこをないがしろにしないなら当作品は他の無意義な作品よりは
確かに一歩抜きんでることができよう。










ポプテピピック 第1話 出会い と 第2話 異次元遊戯ヴァンヴー と
第3話 ザ・ドキュメント △+!







中指をおっ立てろ!






しかしまあこれぐらいのパンクさで「かぶいてる」って当作品
持て囃されるのだから普段どれぐらい社会に抑圧されて
飼い慣らされているのかね、ボクら(笑)
まったく面白くない視点で見ると、作品を構成している「皮(主に中の人)」の部分で
感想が終止していて、肝心の「中身」について驚くほど印象がうすいのね
まー「えいえい怒った?」とか「もう見た」とかココロが動くワードが
飛び出す時もあるけど、きほんは「パロディばっかのくっだらねー作品」で
あると自己言及しているわけで、しかもその自己認識もそうパンキッシュではない。
とまあとりあえず「アンチ」な意見を言ったんで、満足であるw
あ、あと「中の人」で印象がだいぶん変わるのはちょっと面白いかも
「男」だと「ふざけてる」ってかんじで「女性」だと「ヒステリー」という
印象で本来のポプとピピはポプがキレてピピが抑える形式がやや多いから
やっぱし女性が演じたほうがしっくりくるってのはあるかもね
まあ、こんなクソ作品、どういじろうが勝手だがww










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エンドレス・エバーガーデン (アニメ感想)

2018-01-18 22:34:29 |  アニメ感想2018年・一季







オーバーロードII 
第1話 絶望の幕開け The dawn of Despair △+






リザードマンが活躍する作品は名作






世界観が広がりまくりんぐ、といったところで
各勢力の人達を紹介しているだけで、一杯いけるという次第。
「オーバーロード」っちゅうタイトルだけあって
その戦闘力のたかさを伺わせる人達がゴロゴロ
というわけで「ファンタジーハイバトルもの」として
われらがアインズも驀進しているところだけど
この作品の出だしが「終了したオンラインゲーム」という出自で
あることがモモンさんの発言以外からはもはや感じられない
ってのは、この作品がうまくいっているのかあるいはそうではないのか
議論の余地があるかもしれん、とりあえずアルベドさんが
モモンさんにラブラブな内は、大丈夫だろうw









デスマーチからはじまる異世界狂想曲
第1話 デスマーチからはじまる天変地異 △+







もともとは浮き世のウサを晴らすためにある「ゲーム」で
抑圧されにゃならんってことは結構「つらい」ことですわな
「無職者」にしろ「有職者」にしろなにか「詰んでいる」ということだ。
サトゥーさんの造詣がなかなか興味深いね
「リアル」なら相応に優秀なゲーム開発者でそれがそのままに
「異世界」においてもアドバンテージになっているといううまみ
「チート」だけど「神様からのギフト」でないところが当作品の
出発点であるといえよう、あとは女の娘はべらせて
キャッキャウフフするだけだw









ヴァイオレット・エヴァーガーデン
第1話 「愛してる」と自動手記人形 △++






世界の美しさを知るために






まあまずはざっくり作品を見るだけでも「もうけ」た気がしますわな
「メイドラゴン」なんかは珍妙なドラゴンの言行で「笑って」
はじめてモトが取れたような気がしたけど、まずは「見ろ」と。
「戦争」をとり扱っているってのはベースとして「むずかしさ」が
あるのだけど、ヨーロッパのよい映画のように「戦争」が
グロにも青臭い道義論にもいかず、「現象」にように見られるね
ヒロインが両手を失うような事態なのにまだ「綺麗なモンだのー」
とかって思えるのはかえって異常な事態であるわな
それに「戦争の傷跡」があるとは思えん美しい街並みだ
とまあまずはその「異常さ」に触れられるだけでも
当作品とうまくやっていけそうではある。










ラーメン大好き小泉さん 
第1話  ヤサイマシニンニクカラメ/まーゆ/こってり
と 第2話  北極/コココココイズミサン △+








もう「ラーメン」が主題な時点でなんというか諦められる、なにかをw
まあでもカタギの人らに「現代ラーメン俯瞰図」を提供している
という面でもなかなかに優れているとおもう
「昔ながらの中華めん」ではなかなか商売はできず
こうやって「濃いめ」のがシノギを削りあっている、という感覚だ。
まあでも「かわいい女の娘」が出てくる漫画は捨てるぐらいあるけど
ラーメンすする女の娘はレアだろうから、発想の時点で勝っているかもな
空想の少女なら、「次郎」も「北極」も完食できて、その説明も可能ではあろう。










恋は雨上がりのように 第1話  雨音(あまおと) △+







こうやって浮ついていない現役女子高生をじっと観察するのはよいね
なんというか汚れちまったオジサンの心が浄化されるかのようだよw
まあなんというか「心への入り込みかた」のうまさだよな
別に大したことをしているワケじゃあない、でも確かに「すっ」と
入り込むというのはあるかもしれない、その瑞々しさ。
あとはまあ「タイミング」のよさだよな、「部活」を止めざるを
えなくなって、まあ分かり易くは落ち込んでいなかったろうけど
それを一瞬でも忘れさせるような「なにか」が実にタイミングよく
飛び込んできたってことなんだろうねえ
「被服の臭いを嗅ぐ」シーンはやはりよい、なんというか
「オッサン」はいろいろ弱点だらけなんでそこを女性に許容してもらうと
ほんとうに有難いのよね、そういうのが描ける感性のよさ。










ゆるキャン△ 第1話  ふじさんとカレーめん 
第2話 ようこそ 野クルへ! △+








リンちゃんの「ひとりキャンプ」でハナシが進んでいるね
別に深刻な理由はなくて「たのしみ」としてそれを享受しているのが
しっかりと描かれており、東山さんも好演。
と、そこに騒がしいなでしこが場をかき混ぜにくるのよねえ
こちらが「みんなでキャンプ」の方向性かと
でもこの1話2話はまだ「2人」なのね
ゆきずりで不意のイベントだけど「他人」ではなくなった
距離感がここちよい、そういうのが「ゆる」と「山」という
環境でしっかりと描かれているのがとてもよろしいかとおもう
まあとりあえず「山」をしっかり描いていればそれだけで
ある程度見物になるってのは証明済みだけどさ。










だがしかし2 第1話 ビッグカツとペペロンチーノと…
と たくのみ。 第1話 エビスビール △+








1話目だから気合いいれて「伝家の宝刀」を切ってきましたね
「ビッグカツ」に「エビスビール」とか「これこれ」って感じだ。
ビッグカツの原材料が「イカ」とかエビスビールに「イラスト違い」が
あるとか、トリビアを織り交ぜつつ「ちょっとした幸せ」を
かみしめる様が持ち味ではあるわな、でも本当にこの幸せを
成立させているのはそれを共に共有している「仲間」がいるからで
「ぼっち」で味わってもうまみは半減する
たといエビスビールをあおりながらビッグカツを噛んでも、だ。
























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いいから水浴びしているエルフを出すんだ! (アニメ感想)

2018-01-16 20:51:12 |  アニメ感想2018年・一季







りゅうおうのおしごと! 
第1話 押しかけ弟子 と 第2話 弟子のいる日常 △+







同時期に「将棋」の題材作品がやっているので
そちらと比べてみるのも一興かと。
こっちは「ラノベ」的にいろいろと「かまし」をやっているのに対して
「漫画」のほうがいろいろと無理なくやっている感じはある
どっちがどっちってわけではないけれども。
でもまあ「タイトルホルダー」を10代でとらせて幼女の弟子をとるとか
「ラノベ」的には「自然」なこと、のように思えるのがこわいw
まあでもこの小学生ヒロインのあいちゃんのさじ加減ひとつで
当作品の味わいは変わるわな、ちゅうのも「幼い」ってことの
度胸と無理加減、ヨミの鋭さと感情によるヨレの大きさもろもろが
すべてこの小学生にかかっているのだから、考えてみればけっこうな
バクチをうっているような気もするね、でもまあそれが「将棋」っていう
けして「騒がしい」だけではない題目に足りない「活気」を与えている気もする。









おそ松さん 第14話  連続テレビドラマ 実松さん 第九話
 と 第15話 びん/カラ松タクシー △++








>実松さん





毎回これを見ると血圧が上がるw
しかしまあこの「実写パート」なにげに上手いよねえ
なにせ普段の「クズニート」の世界が天国に見えるぐらいだ。
オチ自体は「世にも奇妙な物語」ではありそうな落とし方だけど
「アニメ」で急にやられるとなかなかおっつけないかも
そういう「距離感」がいんだよなあ、この作品。






> びん





おそらく世界で初めて「びん」が発明されてからこの
「なぜか取れなくなる」現象に人類はずっと苦しめられてきたに違いないw
状況的には「日常生活で最も握力が試される状況」だろうから
無駄にいきむのと諦めた時のあっけなさが、それっぽいね。







>カラ松タクシー






イグニッションw 
いかにも「お笑い」のコントでありそうな流れ
実際にそれを描けるのがつよみではあるね
そして「実物のダメ人間」を出さなくてもいいのもそうだ
オチでトト子が「新人説明会」にいくのも「実物」では
たぶんやっても面白くないとおもわれるね。まあ当作品が
ほぼ一手にアニメーションにおける「笑い」を担っている
ということを感じさせるねえ。










弱虫ペダル GLORY LINE 第1話 最終局面へ と 
第2話 2人のエース!! △+







にしても不思議な競技ですわな、ロードって
途中途中で「トップ取り」の要素があるのに
その一発勝負で決まるわけではない、ってのが
なんというか「助け合い」的な甘さが入り込む
とこに繋がって、作品の長期化に一役かっているとおもう。
まあ、でもきっちり「勝負」に拘る側面もあるからね
総北なら鳴子や今泉がうるさいわな
そして京都伏見ならモンスターがいるからねえw
彼がマンガ的にうまく「逸脱」しているからこそ
なんというか勝負の「熱」を失わないでいる気がする
ついでに人間性も失いかけている気もするがw










宇宙よりも遠い場所 
第1話 青春しゃくまんえん と 第2話 歌舞伎町フリーマントル △+







なにせ天下無敵の「JK」だからねえ、「JK」
と、ここでボク達はガチな「JK」とアニメ的に期待する「JK」に
考えが別れることに気づく、ギャル語とガキみたいな言葉しか言えない
いつもスマホいじっている猿みたいなイメージの娘と
「スロウスタート」に出てくる娘が同じ「JK」なんだ。
当作品はちょうどその「両方」を描き出しているかんじではある
「キラキラ」してるけど浮ついているアニメっぽい娘と
「リアル」だけどつまらん娘が両方登場する。
「しゃくまんえん」とか「歌舞伎町」とかいいものもってくるね
どっちも「JK」にはちょいとハードルの高い
「オトナ」が現実にあつかう何かだ、そしてそれらに
はじめて触れる時のJKのはしゃぎようと、うわつき加減が
みずみずしいのね、何せ「南極」っちゅう多くの人にとって
「初体験」のシロモノがさらにその先に待ち構えていて
いきなりそれにぶつかったら、爆発しちまうに違いないw










からかい上手の高木さん 
第1話  消しゴム/日直/変顔/百円 △++







高木(りえりー)さんが西片をハメて笑う時の魅力よな
そりゃ現役男子高生だったら(そうでなくても)めろめろになるわw
というのも「笑う」時は比較的「無防備」なんだよね
「打算」がないと思われるから、男共は女の娘を「笑わそう」と
一生懸命になっちゃうフシがある、そこが「かわいい」のだろう。
そのあたりの西片の「男子小学生」みたいなけなげさを
梶さんがひじょーに上手く演じているね、あるいはりえりーさん以上に。







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2017年アニメアウォーズ!(補遺)

2018-01-13 23:00:38 | アニメ感想2017年・4期






「アニメアウォーズ!」で指定項目に
ないけど勝手に評価したい与太をこちらで







人外キャラ部門









ガガンポさん
(異世界食堂)








「爬虫類とか獣人が人間より礼儀正しい」って設定、大好きなんですよw
カタコトの言葉でも「食堂」に臨むのにあたり万全の配慮を行うとこに
「文化」のあり方をまざまざと感じる。








男性声優部門







石田彰さん
(「昭和元禄落語心中」の八雲 「3月のライオン」の宗谷冬司
「チェインクロニクル」のユーリ 「UQ HOLDER!」のフェイト
「食戟のソーマ」の司 「夏目友人帳」の名取
「血界戦線」の堕落王フェムト 「少女終末旅行」のカナザワ など)






「名人」か「ラスボス格のあやしい人」という、言葉もねえw
でもまあ最近は名取やカナザワのように若輩をみちびく役どころも
視聴しているとしっかり説得されてしまうので
「目立たない凄さ」にも惹かれるところがある
そうでありながら「闇堕ち」しそうな危うさもまた魅力かw




あと斧アツシさんが
(リクリエイターズのブリッツやサクラクエストの門田丑松とか)
「渋いオッサン」役でいっぱいでてたのが個人的にうれしいw











女性声優賞







悠木碧さん
(「幼女戦記」のターニャ・デグレチャフ 「ACCA」のロッタ
「戦姫絶唱シンフォギア」の立花響 「サクラダリセット」の相麻菫
「アホガール」の花畑よしこ 「キノの旅」のキノ など)







すっかりとっかえひっかえな業界になってしまった「声優業界」のなかで
「不動の実力派」としてカウントしてよい人になりましたねえ(「人気」も相当だろうけど)
「新人」の頃からもう10年ぐらい経過してしまって「悠木碧の声」として
脳のけっこう深い位置にインプットされてしまっているね
それでも2代目「キノ」とかすぐに分からなかったから、すごい
これ以上まで「すごい」ことができるのだろうか。








新人賞(男性)





竹内良太さん
(「魔法使いの嫁」のエリアス 「ALL OUT!!」の和田敏郎
「プリキュアアラモード」のディアブル など)






「新人」としてカウントしていいか微妙なとこだけど
まあ今まで挙げてなかった人すぐに思いついたのがこの人なんで
というか「エリアス」だけで決めてあとは後から知ったという次第
「そんな装備で大丈夫か?」って言っていたことも後付け。








新人賞(女性)







鬼頭明里さん
(「ブレンド・S」の日向夏帆 「ようこそ実力至上主義の教室へ」の堀北鈴音
「アリスと蔵六」の雛霧よなが 「UQ HOLDER!」の雪平みぞれ など)







「目下売り出し中!」がぴったりの元気な方、という印象
「これ」って感じのはまり役ってほどのはないけど
いろいろな役がまわってきてそれを目まぐるしくやっているのが
「新人」って感じがしますわなあ、勿論「恵まれた」なにかなんだろうけど。








制作部門







MAPPA
(神撃のバハムート VIRGIN SOUL 賭ケグルイ
将国のアルタイル いぬやしき など)






あとはまーヤオヨロズとか
「けもフレ」のサプライズヒットとその後の騒動まで含んで
どったんばったんしとったw








監督賞






京極尚彦さん
(宝石の国・まけるな!!あくのぐんだん!)






あとは「GATE」とか「ラブライブ!」でみたことがある記憶
ま、今年は「宝石の国」でド肝を抜かされた印象やね
発展いちじるしい「3Dの女の娘を動かす」ってとこで
最前線にいるような、そんな印象。






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2017年アニメアウォーズ!

2018-01-09 22:18:03 | アニメ感想2017年・4期














おちゃつのちょっとマイルドなblogさんで
やっている企画です
新鮮な気持ちはもうないけどアニメはいつも新しいので大丈夫









最優秀作品賞








昭和元禄落語心中 -助六再び篇-






「落語」が好きで「アニメ」が好きなら視聴必須
どちらか片方だけでも見ないと損、どっちも好きでは無いなら
まアそう言わんとちょいとどうです、といった出来映え。
凄いのは「人生」と「生業」がそのままに「くっついている」
ということで、「落語」を通してそれでなんもかんも
「語れる」ということの凄さと伝統芸のうらやましさだ。
しかもまあそれを「声優」がやることの意欲と発見ですよね
声優業界も50年ちかくの歴史になって、いよいよ
「もう一段上の価値」を付与してもいいのではないか、と
思わされるね、少なくとも当作品の仕事に関してだけは
その異議を認めぬ。









ブレンド・S→「ポップカルチャー」の端の端の端
結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-/-勇者の章-→端正で残酷なシステムとその描写
クジラの子らは砂上に歌う→「犠牲」の誠実な支払いと生命の賛歌
宝石の国→「こわれやすい宝石の世界」と少女達の「こころ」
キノの旅 -the Beautiful World- the Animated Series→「代替わり」の約束された成功
NEW GAME!!→「たのしいおしごと」の身も蓋もないファンタジー性
ひなろじ~from Luck & Logic~→「雛」して正しい「学園モノ」
プリンセス・プリンシパル→最も過酷な「たのしいおいしごと」
メイドインアビス→「子供の視線」の回復と「リスク」による刺激
恋と嘘→封印された「うつくしいおもい」
神撃のバハムート VIRGIN SOUL→ファンタジー的熱気と物語の逸脱への回帰
ソード・オラトリア→「完璧な彼女」の描き方
サクラクエスト→「そこにある困難」への真摯な解答
サクラダリセット→「文芸」の側からの「ラノベ」への回答状
GRANBLUE FANTASY The Animation→「アニメに耐えうる」スマホ原作の発見
エロマンガ先生→「ラノベ的展開」の王者的質
冴えない彼女の育てかた♭→「冴えない」なにかの「芽生えさせ方」のドラマ性
進撃の巨人 Season2→不倶戴天の「敵」の変質の衝撃
ID-0→「カラダ」が無いことによる自由とドラマ
亜人ちゃんは語りたい→人間がいないからこその「倫理」
小林さんちのメイドラゴン→「破壊」をはらむ最良の「ホームラドラマ」
テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス→「原作」への最大のリスペクト
クズの本懐→「うつくしくないおもい」のうつくしい描き方
機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ→「流血」の行き着く先








特別賞







けものフレンズ







ようこんな珍妙な何かを発見したものよな、っておもう
CGつかってるけどのんびりと動かしているのが「生モノ」の
魅力に繋がっているね、そしてのけものはいない
なぜなら「対立」なんてしているヒマはないから
そういうゆるやかな合理性、「新しい自然」を発見した気分。







鬼灯の冷徹(第弐期)→「地獄」という名の「おもちゃ箱」の再発見
少女終末旅行→「文明」の枷がはずれた少女2人のふるまい
セントールの悩み→「亜人」だから描けるキュートさと一滴のにがみ
異世界食堂→「文化」による「異世界征服」の快感
徒然チルドレン→男女ともに「うぶな」恋愛のもどかしさと生々しさ
賭ケグルイ→ギャンブルを契機とした「解放劇」と顔芸
ガヴリールドロップアウト→ニッポン人の正しい「天使」と「悪魔」観








男性キャラ部門







有楽亭八雲師匠
(昭和元禄落語心中-助六再び篇-)








ついに一人の人生とある所行をはじめからおわりまで見通してしまったねえ
という満足感とさびしさがありましたわなあ
でもただの漠然とした「人生」ではない、迂路曲折そしてすごい仕事を
やってのけている時の確かなきらめきがそこにはあった
ここまで「昭和」を賛美できたモノは他にはない。








女性キャラ部門








三ノ輪銀
(結城友奈は勇者である -鷲尾須美の章-)







もの凄く「いい娘」のままに逝ってしまったから
欠点とかほとんどない娘のような印象ですわな
消費さるる「キャラクター」としてはそれでよいのだろうけど
一方できれいなだけではない「生きる」娘たちも当作品は描き出していて
ちょうどそのあわいでもがく娘達の一方の極まで到達していたかとおもう
もう一方はもちろん「結城友奈の章」の主人公でしょう








OP部門



















ようこそジャパリパークへ
(けものフレンズOP)







たまーにある「無条件でハジけちゃう曲」ってやつだ
むずかしいコトバもややこしい感情もここにはない
けもののように楽しむべし、大丈夫みな同じフレンズだ








ED部門


















ソラのパレード
(グランブルーファンタジーED)







こちらはカラオケで歌うのには練習が必要だろう
「すっごーい冒険」を描く為にもの凄い努力と費用が
このEDにまではらわれている、といった印象







過去の分はこちら↓に関連動画はリンクが切れちゃっているけど



2016年版

2015年版

2014年版

2013年版

2012年版

2011年版

2010年版

2009年版

2008年版

2007年版

コメント (1)
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アニメーション感想 2017年4期 とまとめ

2018-01-06 20:56:47 | アニメ感想2017年・4期







結城友奈は勇者である -勇者の章- 第12話 君ありて幸福 とまとめ △++








満願







よくわからんままにハッピーエンドになってるw
というか最初からよくわからないままに「四国以外滅亡」みたいな
状態だったからねえww これは設定がいい加減ってことではなく
「巨大な理不尽」に対する理解を超えた無力・帰属感ってところだ。
それに対して実効的には「戦闘魔法少女」をもちだし
それを支えるシステム的には神道的呪術設定を裏につけるのが
日本人としては「むきになる」設定ではあるね。
当作品はアニメーションとしては「劇場版」ではんぶん
そして「テレビ放送」としてもうはんぶんで構成していて
それがこう当邦の「深夜アニメーション」としての現在の
立ち位置そのものを表しているかもしれないね
勿論それだけではなくて「犠牲がでるけど面白い」半分と
「みんな助かるけどもどかしい」半分が向かい合っているというしかけだ
これは人類が長い間向き合っている「犠牲⇔発達」のシステムの略図で
その大きな変換点に調度立ち会ったってことなのかもしれないねえ
勇者部みんなと300年ちかくの勇者達の犠牲と神樹のチカラを全部ふるって
「神」の怒りの炎を祓ったって考えるとあまりの途方のなさに、ぼうっとなるね。
当作品は当邦のアニメーションの主流である「箱庭で少女を愛でるしあわせ」を
端正にぶち壊してみせた数少ない作品として記憶に残ることとおもう
そして少女達は荒野に旅立っていくのだ、笑顔とともに。











印象に残ったとこ









結城友奈は勇者である 鷲尾須美の章 第4話 たましい より


















「犠牲」になった「最後の勇者」の勇姿っちゅうことで
現代のアニメらしくぴょんぴょん飛び回るのと肉がちぎれる生々しさが伴って
心の芯までじんじん痺れる一幕だったかとおもう
そしてそれは次のお話の「葬式」まで続く
「哀しい」とはこういうことだ。










いぬやしき 第6話 2chの人たち より



















「オレ以外全員死ね!」を本気でやってて、笑うしかないw
ガチなのは「死ぬ側」のリアクションで、みんなこんな感じで
「オレは死なない」って死ぬまで思わないんだろうなー、ってとこ
逆に言えばここまでやらんと「おっ」とも思ってくれないと
表現する側は考えている、ということだ
まあ単純に「無責任に批判している奴は死刑!」ってのがやりたかった
だけなのかもしれんがw










妹さえいればいい。 第11話 主人公にさえなればいい。






「ワンス・アポン・ア・タイム」っちゅうゲームやってたとこ
最終的にはおちん○んで世界を救っていたような気がするw
この作品ボードゲームが間を取りつなぐのとよいスパイスになってるのね
この「遊び」がラノベ作家っちゅう「仕事」と隣り合っているのね
遊びのような仕事のようなものが「ラノベ作家」なんだろう
じゃなきゃ「妹さえいればいい」なんて妄想をはく奴が
当邦で生きていけるわけがないじゃないかw










声優部門








男性の部







平川大輔さん
(ダミアン・グレイ【Infini-T Force】 桃太郎【鬼灯の冷徹】
サン=ジェルマン【Code:Realize ~創世の姫君~】カルバハル【将国のアルタイル】)







うさんくささが大爆発しちょるw
Tフォースの前半戦はこの人の「た~け~しぃ~」だけで
持っていたような感じだわなあw
「いぬやしき」の小日向さんはさすがの怪演だった








女性の部







悠木碧さん
(キノ【キノの旅TAS】 香坂秋穂【僕の彼女がマジメ過ぎるしょびっちな件】
甲本明【ボールルームへようこそ】)








どの娘にもそれぞれ違った魅力があるけどまあ
「2代目」キノさんが凄かったね
こういうのは先代を越えられないのが通例だろうけど
今回に関しては川上ともこさんを越えているといっていいのではないか
何というか上手すぎて「本音」が聞こえないというか
まあ「役者」すよね、千両の。










OP・ED部門





















here and there
キノの旅 -the Beautiful World- OP









この1クールの「旅」の過程で出てくる人達がサッとよぎっていく
これだけだと情報が少なすぎてなんのことやらってなるけど
それでいいのね、だってこれからそれらの人達に出会いにいくのだから。
ただもの凄く綺麗な声と映像が目の前を通り過ぎて行く、その清涼感。

















ぼなぺてぃーと♡S
ブレンド・S OP







これぞアニソンポップOFアニソンポップってな感じで
こんな方向性と質と画と音の動かし方って世界中探しても
ウチの国以外では存在しないんじゃなかろうか、とおもう
こうやって「2次元」のかわいい女の娘たちが毎クールいるから
もうちょっとだけ生きていこうと思えるンだw



















More One Night
少女終末旅行 ED







究極まで「ゆるっと」歌うとこんな感じかもなあ
というのも歌っても聞いてくれる人自体が(彼女たちの世界では)
ほとんどいないからだ、そういう空虚さすれすれの
歌なのかなんなのか、わからぬ少女2人の声がきこえてくる
それがデッサン画で描かれているのがまたすごいのよ
精密だけど全く力んでいないすごさ。



























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最も流行る流行語はいつもネガティブ (アニメ感想)

2018-01-04 21:31:31 | アニメ感想2017年・4期






Fate/Apocrypha 第25話 Apocrypha とまとめ △+







ぶっちゃけると「聖杯を違う場所へ持って行く」だけで
願いが無効になるとかお手軽すぎやせんかいとおもうw
まあそれを言うなら「英霊の数が倍だから倍面白い」とか考えるぐらい
当作品に期待するようなもので、ふつうに視聴するなら
「バトルもの」として満足のいくものだったかとおもう。
ただまあ「あのFateシリーズ」として考えた時に期待する
震えるような戦闘シーンやくっさい台詞やそれぞれの英雄の「理想」
への殉じ方が「うすい」と感じるだけのはなしで
それはもともと当作品が原点たる「神話」と直に向かい合ってのから
「ステイナイト」等々を通して向かい合うようになった
「親近感」と「安心感」と交換で失った何かだろうとおもうわけで
一般に流行り物はすべからく同じような道を辿っているとおもわれる。
とまあいつもどおりの無い物ねだりの知ったかぶりで当作品の感想を締めようと
おもうわけだけれども、最後に一点
ジャンヌがジーク君に告白するシーンやね、あれがいかにも「型月」の〆方で
当邦のオトコノコにとって理想的な「恋愛像」のひとつではあるとおもう
では、その後の女の色香に惑わされたオトコノコが見たい人は―
映画館に行こう(まだやってるかわからんが)









鬼灯の冷徹(第弐期) 第13話 地獄太夫/酒盛って休め とまとめ △++








「普通って何?」って質問とか高校生の内に止めておかないと
「かぶき・ばさら者」の扱いを受けるのよねえ
というのも「大人」にそんな発言・思想を許していたら
社会秩序のおさまりがつかないからだw
でもまあむしろ「この世間知らずめ」っていいながらそういう人達を
笑うってのは社会通念的には「健康」ではあるわなあ。
まあ「地獄」すからね、俗世よりはある程度「自由」だわな
鬼灯さんのぼやきも「年末の飲み会」で最後で
時節柄最高のシンクロ率だ、仕事もきっちり片付かんと
気分だけ「飲み会」で誤魔化そうとするのがニッポンの正しいすがたですね
とまあ「地獄」っちゅう当の日本人にとっても「忘れ去られた」概念が
鬼灯さんの明晰さによっていきいきと現代の日本人に甦るのが
まあずっと言い続けているけど、すごいことで
しかも「ペダンチック」な退屈さを避ける為に現代の「風刺」を
盛り込んでいるのがまたアタマのよい人間のやりかたで
おそらく「地獄」って概念を最初に発明したひとも同じように
頭脳明晰で、そしてヒマで、恨み深い人間だったとおもわされるw










ラブライブ!サンシャイン!!(第2期) 
第13話 私たちの輝き とまとめ △+







スクールアイドルの「止め方」







もはや踊るまでも無く「優勝」してるんだからよっぽど
「ラブライブの大会」とかやりたくなかったんだろうねえ
「技術」とか「パフォーマンス」とかの「クォリティの高さ」
うんぬんとかうんざりするもの
それどころか最後のほうは「栄光への道」すらはずれて
まあ自分達のやりたいことをやっておった感じだわな。
μ’sがどこかで掴んだ「輝き」をAqoursは「自分の中」に
見いだした感じではある、まあ厳しいことを言うと自分達と
裏ノ星のみんな以外の「他者」には見いだせなかったということでもある。
じゃあダメなんかというと、そういうわけではなく
そんなに前期と何かが変わっているってわけではないとおもう
少なくともアニメーションを見て「スクールアイドル」ってのを
愛でているおじさんからすると「べつにわるくない」ってしか言えん。
ちゅうことは「一番星」を得るには「悪くない」を越えて異質な
「何か」であらねばならないことで、「続編」「外典」にはそれがなんとなく
「できるだろう」というおそろしい「呪い」がかかっているということが
分かるわけで、実際は血のにじむような「努力」とそれに加えて「運」が必要で
それを求めるのを当作品は途中で「やめた」ということだろう
敗北主義的な考えではあるが余人が口をはさむことではないね
「よい深夜アニメーション」としては満足のいくデキだったもの
でもそれが「許されない」時がひたひたと近づいているのも
当作品を視聴していてちらりとアタマをかすめた次第。






















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