異世界薬局 第12話 彼が治せなかったもの とまとめ △+
「現代医学(薬学)」は高度に(魔法のように)発展してるんで
それこそ「転生」ぐらいしてイチから教え治す必要があるんで
そういう意味ではかつて「おとぎばなし」が担っていた役目を
「転生もの」が「基本書」としての役目を担っている、というのも
ちらちら視るようになって、そしてそういう「やくにたつもの」
には一定の評価を下さざるをえない、という側面はある。
この作品は「チート能力」に正当に「畏れ」を抱いているのがよい
そうでないと「病気」に対しても「恐れ」を抱けないからね
そういう意味でもファルマくんは神医として正確に
バンピー(われわれ)を導いているといえよう
そして最後の相手、黒死をバラ撒いていたイカレ野郎だけは
焼き払ってしまったのは、異世界ものとしての要素(カタルシス)として
そして「心の病」だけは直せない当然の限界を提示していたかとおもう。
連盟空軍航空魔法音楽隊ルミナスウィッチーズ
第12話 みんなの世界 (そして) Flying Skyhigh とまとめ △++
「戦わないウィッチ」ってのはいままで「ワールドウィッチーズ」
シリーズとは趣を異なっているわけで、当初はその「新しい試み」
だけでシリーズを追っていた人たちには一見の価値があったかと。
当然だけど一般市民とのふれあいがずっと多かったかと
と、同時にキャラクターの成長を掘るエピソードもいつもどおり
提供してきて、新鮮みといつものうまみが十分に味わえたかとおもう。
そしてその「成長」が「演出」として動画的にダイレクトに
跳ね返ってくるのが「歌劇もの」のおもしろさで
同時に「異動」による人生の自然な別れがあるのは
ようやく「平和」が少しづつ近づいてきたというあかしでもあり
その「戦争」と「自由」のはざかいのむずかしさと解放感を
聖歌隊は存分に提示してくれたとおもう。
オーバーロードⅣ 第13話 滅国の魔女 とまとめ △++
一瞬で殺戮するだけでなく「無力化」して「なぶる」のが
当作品のおそろしさですよねえ、そしてその恐怖によって
「ゲームのキャラ」がぼくたちにとってただ者では無くなっているかと。
「国崩し」とか男の夢ですわな、それに併せてナザリックの
守護者たちがいろいろ仕事をして、出番が増えるのが
自然な流れで、と同時に彼らの成長もうながしているかと
そのあたりはアインズさんの目するところでそれと引き替えに
たくさんの国々が踏みつぶされていくというカタルシスがある
そしてその前提には「ゲーム」の「世界」で「幸福」を維持するために
シミュレーションゲームのように自分たちに覇権を集めておく
必要があり、そしてそれができる力を有している、という
「リタイアもの」のようなヌルい異世界転生とはやっぱり
違う覇者の道を歩んでいるともいえよう、そしてその力は
フィクションでも「自分たちの保身の為に無限に力を集めたい」
という心持ちはフィクションではなく極めてリアルな人間があるかとおもう。
はたらく魔王さま!!
第12話 魔王と勇者、とりあえず目の前の出来事に集中する とまとめ △+
作品が始まってから10年ちかくなって突然のように
「逆異世界転生もの」とかはじめたもんだからまあ拙いっすねえw
逆に農家の手伝いをしたり、テレビを買いにいくところは
流石にこなれていて「しっくりくる」かんじやね
で、それを繋いでいるのはアラスラムスっちゅう
まおとエミリアの「子供(?)」で、このあたりの
ちぐはぐさが面白さだったかとおもう。
しかしまあ「日常もの」ももちろん「異世界転生もの」も
一回りしてしまって、さて何をしようか、という令和の現在の物語状況を
当作品は端的に引き受けているのかもしれないね、変わらないのは
ちーちゃんのかわいさだけだ。
よふかしのうた 第13話 よふかしのうた とまとめ △++
オンナどもがいくら誘惑しても折れんのでついにオトコノコだしてきたw
まあそれだけ事態が逼迫しているということかもね
ただ、冗談めかしていても「好意などどうでもいいから
事態を収めるために好きなふりをしろ」ってのは当作品の主題にふれるね。
そう、「いい子」の「ふり」をするのがイヤだから
学校をサボって「よる」の街に繰り出しているわけで
それは「ありふれた存在」だけどそこに「吸血鬼」っちゅう
「ありふれた存在(仮構のおはなしではだけど)」が
同じように「いい子」が「めんどくせー」レアな吸血鬼っちゅう
はぐれ者同士がからんで、うまい具合に活き活きしたハナシ
になっていたかとおもう。それにしても当作品で描かれる背景の
「よる」のあやしくて、美しいことよな、これはアニメでないと
できなかったことだ。