3月のライオン 第15話 月光/自我のカタマリ △+
「負けた後の人間」と「勝ち残った人間」でそれぞれひとまく
「仕事の恥は仕事でしかぬぐえない」ってのは業がふかいよねえ
そしてその「仕事(なりわい)」を奪われた女ストーカーにつきまとわれとる
理不尽ではあろうが、自分がもし同じ立場ならと考えてしまうとソデにもできぬのな。
勝ち残った人間同士のがっぷりのぶつかりあいで、普段「勝負」とは
無縁の世界の人間にはこの緊張感はなかなかあじわえないね
彼等は勝者だから当然強いのだけどいっぽうで「人間」としては
普通の人が出さずにいられる「エゴ」を晒される場に挑まざるをえず
それゆえに醜いところも目にかけることもあるのだけど
そこにはまやかしのない何かがあるともいえるのだ
「将棋」は思考の流れがだいぶんわかるのでそういう純粋さに
ふれられるのがたのしみなのよな、若いならなおのこと。
亜人ちゃんは語りたい 第4話 高橋鉄男は守りたい △++
「陰口」については「やめい」のひとことだわなあ
あれはクソを口からたらしているのと対してかわらない行為なので
「注意」する人がすくないのは当然で、だって「糞の処理」を
させられるようなものだからね、自分も嫌な目にあうのだ。
と、まあこれだけなら「アニメ」にのっけるのは面倒だけど
ここで「亜人」っちゅうマイノリティ要素があるんで、正当性が生まれる
それは「ずるい」ことかもしれんけど、では健常(笑)な人間だけの
世界観のまんがでお説教くささなくそれができたかというと難しいだろうねえ。
こんな感じで「異物(まんが)」であることの責任を当作品はストレートに
引き受けているとおもわれる、「吸血鬼」であるひかりちゃんがもつ
「人間」としての高潔さこそが「守るべきもの」の最たるものであろう。
この素晴らしい世界に祝福を!2 第3話 この迷宮の主に安らぎを! △++
「ダンジョン内」なんで薄暗いね「アニメーション」としては
困るから妙に明るいようにしがちだけど、なに、当作品はそんなに
綺麗に見せたいモンでもないから、暗くても困らないというw
カズマやアクアのスキルが活躍しているのがたのしいね
この「役に立つとき」と「役に立たないとき」のギャップが当作品の
持ち味かとおもう、めぐみんなんて外でエクスプロージョンの素振りだぞw
あわあわ(酒)をふるまってのバカ騒ぎがたのしそうだよねえ
億単位の借金をせおって、裁判で死刑寸前までいっても人生を謳歌してる
このアホさを同居した楽天主義こそが「祝福」なのかもねえ
ヒロインがゲロを吐いたので当作品も成功間違いなしでありますw
魔法つかいプリキュア! 第50話
キュアップ・ラパパ!未来(あした)もいい日になあれ!! とまとめ △+
「今回で最終回の作品」から「次回からはじまる新作」への引き継ぎだ
10話で終わるのがデフォルトになっているアニメ事情では奇跡的な行為ではある。
「おとな」になったみらい達ももう一度中学生だ
おもえば「魔法使いはじめました」の頃や「ヨクバール様」とやり合ってた頃
の方がワクワクしてたかもなあ、「ナシマホウ回」に戻ってきて
それからモチベーションを維持するのが大変だったかとおもう
「敵」もなんか動機が曖昧だったし、かといって「成長物語」としては
「5人」のプリキュアの時ほどがんばっていたようでもないし
「魔法」って要素が都合のよい「道具」になっていたような気がする
この都合の良さってのは「ある目的を達成するための道具」としててではなく
「プリキュア」としての体をなすためのそれって意味で
それは歴代のプリキュアがそれぞれ必死につかんでいた
「友情・愛情のうつくしさ」や「夢に向けて努力することの尊さ」や「自分と向き合うことの大事さ」を
覆い隠してしまうことになっていたような気がする。
そもそも当邦においては「魔法使い(魔女)」っていうものの扱いが
西洋人が「ニンジャ」を扱う時のような「インスタントなシンボル」になりがちな
きらいがあるわな、最近はそれを逆用してえげつないことをやったりする芸もみられるけど
さすがに対象の年齢層を考えるとそういうこともできぬ、となるとこのおはなしは
随分と難しいことにチャレンジしていたのだと今更ながらに気づくのね
そもそも「プリキュア(魔法少女)であり続けること」そのものがある種の奇跡なんだけど。