私に天使が舞い降りた! 第12話 天使のまなざし とまとめ △++
小さな精たち舞い降りる
最後はがっつりミュージカル回で、当然小学生の領分を超えている
これは「リアルな小学生」の観察記ではなく、あくまで
「かたよった」視点によるものであるということだ、それが何か問題か。
自分より「ちっさいもの」を愛でる視点ってのはたしかに「現実」から
逃避するのには適していて、そして当作品はそれの中心に
「みゃーねー」っちゅう主人公を配していて、彼女とそのゆがんだ視点を
肯定していくさま、ってのが「逃避」の裏側に隠れているとおもう
「現実」の存在ではないのに我々下々の者を元気づけるアイコン
それが「天使」でなくてなんであるというのか。
当作品はそういう非現実的存在をまさしく「仮構のおはなし」として
じゅうぶんに信じられるレベルでアニメーションさせていたかとおもう。
ケムリクサ 第12話 とまとめ △++
煙か土か食い物
「3DCGアニメ」として最初にこのおはなしは
いろいろなことを「リセット」してるのよね
既存のアニメーションのあり方もそうだし、併せて「記憶」も
喪失しているという次第、あとはそれを「回復」させりゃいい。
「ケムリクサ」っちゅうナノマシン的アイテムが
「ゲーム」的効能を有していて、「物語」のメイン機能で
そしてそれを開発して「赤いやつ」を討伐していく様が
乱暴で、気持ちいい作品だったね、この「新しいせかい」には
余計なしがらみがないものの「物理学」てきな清々しさがある
と同時にこのものがたりを貫通しているシンプルな「想い」がよい
「好きだ」というひとことで充分に完結するわけで
それはこの「なにもない」世界では最も適したメソッドではあろう
まあこの「なにもない」をやろうという勇気と胆力が作り手側に
なければできないことだけれどもそれも「好きだから」なんだろか。
BanG Dream! 2nd Season
第13話 キズナミュージック♪ とまとめ △++
もう合同新曲ライブでいいじゃないかw
まあこの「ウチも負けられないな」っていう感じが
ガルパのユニット同士の関係性ではあるわな
そしてそれは「仮構のおはなし」あるいは「美少女」
としての麗しい関係性であり、それを「音楽」が繋いでいるということだ。
うまいのはチュチュが創り出そうとしている「最強のバンド」が
ポピパにゆさぶりをかけるとこも「音楽」てきなやり方だったことで
「ガールズバンド」っちゅう流行り物のなかで「音楽」に
真剣に賭けているというのが当作品の持ち味だったかとおもう
「アニメーション」も画付きになっただけで音楽活動のいっかん
ということなんだろうねえ、まあ「アニメと心中」っちゅう作品も
もう流行ではないのだろうけど、「音楽と心中」あるいは「仲間と心中」
ってならいつまでも変わらずに人のココロをつかむだろう
それこそが「永遠の歌」だ。
約束のネバーランド 第12話 150146 とまとめ △++
レイメイ
子供達が「逃げる」のは皮肉にもイザベラさんちゅう
「大人」が唯一いるからなのよね、「子供だけの世界」なら
そこで「完結」してしまうかもしれないけど
「生きながらえた人間」がいることが「希望」になっている
それは現実の僕らが「老人」をある程度の尊敬の念をもって
遇する理由ともつながっている。
と、同時に「大人」にたいする「嫌悪」も確実に埋め込まれてるね
「こども」がしたいことを確実に「大人」は邪魔してくるわけで
この場合は「生存」っちゅうどうにも譲れないところで
やっているから、まあもう身もふたも無い闘いではあったね
少年誌お得意の「暴力」はこの場合無意味なんで「知恵」を
必死に絞るさまがこちらの「エモーション」をうごかしていたかとおもう
脱出計画において「小さい子は置いていく」というのが賢明な決断で
ひにくにもこの件でエマは随分「おとな」になったかとおもう
まあそこはノーマンと引きはがされたってのもあってのことで
このゆがんだ形が最も「成長」の説得力を持っているのが
「リアル」な味わいではあるね。でもそうでもなければ「この先」を
生き延びることはできまい。