魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

安ウマの新ヴィンテージ

2008年07月31日 | ワイン ~2020年
試飲を再開いたしますよー。

実は夏場はワインの動きはおとなしくて、(ビールや中元がメインでしょう)
9月頃から試飲会の流れとなります。
8月くらいまではワイン関連は、正直ヒマで動きも悪いものです。


さてそんな中で、安ウマで有名なこのワイン、早くも2007年ものが
入ってきました。


2007 ラッチ・デ・ライム
(スペイン、赤、千円台前半)


まず色が濃い! そして若い色合いです。
香りはビロードのように、厚手のフルーツ、焼けたお菓子、煮詰めた
ジャムやコンポート、さらにはクリーニングや揮発性のスパイス、
開けたてはキンモクセイやジャスミンなどの芳香剤も。


味わいは、やはり価格のわりに濃くて、しっかりしています。
ただ、千円台のワインですので、濃い割にはシンプルな方でしょう。
タンニンもしっかりとあり、酸もいくぶんかはあるのですが、
あまりに濃くジューシーなので、その陰になってしまいます。

翌日の方が開きが出て美味しいと思います。
つまりやや早いのでしょう。


ガルナッチャ、シラー、カベルネ、メルロ種の混醸でフレンチ&
アメリカンオークが使われているようです。


外交的過ぎず、いや、むしろスパニッシュにしてはやや内向型なの
かも知れません。それはむしろ好結果で、媚びないし、食べ物にも
合わせやすいし、飽きもきづらいでしょう。

2007年って、まだかいもくわかりませんが、スペインに関しては
濃いけどニュアンスはややあっさり目かな~??
当然1本だけで断は下せません。これからたくさん飲んでいくのです。

この高騰している時代でも、スペインは良いですよね~。
ヨーロッパの最終兵器はスペインだと思う。

サッカーも強いしね。ソレトハチガウケド


コメント (2)
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