魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ワイン名探偵

2009年11月28日 | ワイン ~2019年
ラフィット1982年の大量強奪事件(クリック)


http://www.yomiuri.co.jp/gourmet/drink/wnews/20091127-OYT8T00314.htm


こんなご時世なんですよね~。

しかしワインの価値も変わりました。82ラフィットすごい人気です。
泥棒も狙うくらいなのですらねえ。


私もかつて一度だけ飲んだことがありますが、とんでもない宇宙を
持ったワインです。深くて、深くて・・・・・


私が腕利きのデカで、「この中に犯人がいる!」って状況なら

この1982のラフィットを飲みながら、

「渋くてまずいので、ボジョレー・ヌーヴォーと混ぜよう。
そしたら美味しく飲めるだろう」

と言い放ち、ボジョレーのボトルを出すでしょう。


それを見て、いたたまれなくて、止めたやつが犯人です。



うわっ~、想像しただけで震えが来ますっ!!!






82ラフィットを何かと混ぜる・・・・・たまりません。やめて~!

そうなると、私が犯人か!!! え~~~???






さてと、高い金額を出せば伝説のワインも飲めるのでしょうが、

今日は価格の割には素晴らしく美味しい白と出会いましたよ。



2005 ケラー シャルドネ
   (USA、シャルドネ種、白、4千円台)


パイン、トロピカルフルーツ、その奥に蜂蜜も香ります。
青草、ミント、ミネラルなど。


味わいはタイトでドライ。だが、後々開いて甘さが広がりますが、
だれることなく、タイトなイメージ。

クリーンさ、ミネラルさ、を保ちつつ、きれいな酸と厚みのある
果実味。甘露のようになるかと思いきや、まったくだれなく、
背筋を伸ばしながらもとろみ、オイリーさを現します。

メチャ美味しいです。良いワインでしょう。

冷たい時よりもややぬるくなった時に感じるポテンシャルと
美味しさにニコッと笑顔になります。


まもなくリストを書きますので、ご案内しましょうね。



ラフィット強奪犯も夢想の中で捕まえたし、ひと安心して
寝ましょうか。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする