魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

「一蘭」再確認

2011年06月17日 | ワイン ~2019年
福岡での試飲会行ってきました。



家内が「一蘭」を食べたことがなく、私も数年ぶりに再確認してみたかったので、





一蘭といえば、長崎なら文明堂や福紗屋のカステラ、江山楼の中華、みたいな
ラーメン界のビッグネームです。


さてと、うーーーん、不満は出ない美味しさ・・・。




これがメニューです。







まあ潔くはありますよね。トンコツメインで、今流行りの赤(辛子味噌)も黒(マー油)
もメニュー上ではないしね。

でも赤に匹敵する辛子味噌は「秘伝のたれ」(辛味スパイス)として乗っかります。
私は途中から投入していただきました。

味わいは微妙にタレ味(スパイスでない元ダレ)が強めですが、ちゃんと美味しくて、旨味
や甘さがリフレインします。悪くはありません。ただ、あの店構え、あの価格で、仰々しく
演出された上で、惚れんで足繁く通うかと言うと・・・そこまではいかないでしょうかねえ。


何と言ってもこのお店はめっちゃ高い!

しびれるほど高い!


テーブルにはコショウ、ゴマ、紅ショウガなど、ちょっとした味変も許さなくて、何も
置いてありません。トッピングメニューに至ってはめちゃ高くて、心の中で「許して下
さい」と唱えたほど。

量も少なかったので「半替え玉」だけしましたが、どこか割り切れない気分。

やはり高いの当たり前の、首都圏からの観光客が行くお店ですね、と再確認。






さて昨日からこのワインを飲んでおります。





2010 バロン・ド・ランクロ
  (仏、コート・ド・ガスコーニュ地区、赤、700円台)


香りは人工的な甘い香り、焼き菓子やお化粧。フランボワーズやチェリー、
プラムはあるのですが、前者が目立ちます。


味わいは甘いくて媚びてきます。価格として程よい厚さの果実味はありますが、
ちょと化粧した感じの果実はややケバイです。ただ時間をおくと落ち着いては
きます。セパージュは分かりませんが、多分カリニャン、サンソー、グルナッ
シュなどではないでしょうか。

本日飲んできたカリフォルニアワインたちよりも遥かに媚びるフランスワインです。


カリフォルニアワインのことをあまりご存じない方は、きっとケバイ、厚化粧の
媚びるワインだと思い込んでいる方も多いのではないでしょうか。


そのご報告はまた明日いたします。

コメント (2)
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