魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

言葉ん出ん!

2013年09月28日 | ワイン ~2019年
奥さんと話をしていると二人とも言葉が出なくて、おろおろしました。

喉まで出かかっているのに出ない!

もう私たちも歳やねー。と頷いてしまう。


例えばこう。


そー、あそこはもともとセントラルボールやった。あんビル何やったかなー???

ふたりとも「うーーーん」。

たしかカフェのあって、あんカフェはあそこん何やったかなー、みずほ銀行
の斜め前にちょっと薄青か色ん店のあったろうが、何やったかなー。
あそこが経営しとるうーん・・・・・

何となく言っていることはわかるけれど、二人して言葉ん出ん!


そして翌日、そうそう思い出したよ。「あいはプラザLやったばい」。
「そう、私も思い出したエルパナリやったよね。カフェはニルスタイル」

横文字というのもあるんだろうか。時間がかかる。


私の場合、ワイン名をいうと昔はすぐあれ、とピンと来ていたが、最近は
やはり考え込むようになったよお。

めちゃくちゃ数も種類も多かけんねー。と言い訳をしておこう。





さて、今夜はこれ。





2008 ヒューイットソン ネッド&ヘンリーズ シラーズ
  (豪、シラーズ種、赤、2千円台)


濃い色合いに香りはブラックチェリー、プラム、カシスなどのベリー、そして
スミレ、リコリス、セルロイド、革、ミント、甘いお菓子など。


味わいは濃いです。濃いけど、どことなく細い。でも開いてくるとまったく
細さは気にならなくて、むしろスタイリッシュに上手に旨味を出している感じ
さえしてきます。

スマートで旨味満載といったイメージです。シラー種の愛想の良いところが
良く出ていて、親しみやすいワインでしょう。

飲むたびに「美味いね~」と頷きます。


問題は当店で扱っている他のシラー種との位置関係です。
同価格帯でいろいろとありますので悩んでしまいます。

でもとても良いワインです。

酔いが覚めたら、このワインの名前覚えとるとやろうか???


コメント
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