魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

クラインの秘密

2014年10月02日 | ワイン ~2019年
facebookでは告知してまいりましたが、本日は輸入元「飯田」の長崎試飲会です。

ワインをお取り扱いのレストランや食堂、居酒屋やその他業務店関係の方、
ぜひお越しください。

詳細はこちら。



もちろん無料です。

今から申し込むことも出来ない方は、当店から案内を受けた旨を受付にて告知いただけ
れば入場できると思います。

いろいろと多くのワインを経験してみたいと思われたら、必ずプラスの体験になるか
と思います。ぜひどうぞ。



ところでアジア大会の女子サッカー、北朝鮮見事な作戦勝ちでしたね。
先取点を取った後は、引いて守りつつの見事なカウンターが決まりました。

なでしこジャパンはしてやられた感じでしょう。
悔しかったけど、逆にお見事ともいえる内容でした。

V・ファーレン長崎もあれくらい試合巧者になって欲しいです。





さて、そんな今夜はこれ。




2013 クライン エンシャント・ヴァイン ジンファンデル
  (USA、ジンファンデル種、赤、2千円台前半)


写真は昔のもの。07年ですが、飲んだのは新ヴィンテージの2013。

最近の潮流でワインはビオへと来ています。さらに「食べものに合わせるもの」と
いう考え方が主流となってきているのでしょう。優しい味わいが増えてきました。
(私はこれを良しとしない考え方です。すべてのワインがそうなってしまっては困る
んです。ワインこそ多様性が大事だという考えなんです)

このクラインというワイナリーは、もともととてもしっかりした造りをして
いたのですが、ここ10年程度は柔らかな造りにどんどん変わってきました。

その過渡期には正直あまり良いとは思わなくなってしまいましたが、このところ
そのスタイルが地に着いてきて、これから新しいスタイルとしてぐんぐん良くなり
そうな感じがします。


さて、香りですが、黒系ベリーに黒土、ドライフルーツ、ドライフラワー、
ブラックチョコにブラックコーヒーなど。その中にどことなく軽い華やかさが
スパイシーに出ています。

味わいは黒く沈んで、いわゆるジンファンデル特有の甘さが前面には出てきません。
確かにフルーティーで柔らかではあるものの、ブラックチョコ、ブラックコーヒー
のイメージが強いと思われます。キャラメルチックの派手な味わいでなく、ちょっと
紳士、ダンディーな、分別をわきまえたそんなジンファンデルです。


これは、ジンファンデルの新しいベクトルを垣間見た思いです。
アリでしょう。そして今後こういったスタイルで進化していくのでしょう。

とても良いワインだと思います。


ところでいつも小浜温泉や雲仙方面、げんこつ家などに向かう途中に
「Cline」というラブホテル(クリック)があるのですが、いつも通るたびにこの
クライン(Cline)を思い出してしまい、心の中で「違うよなー」と叫んでしまいます。
シーラインと読むらしい。紛らわしいことこの上ないのさ。


コメント
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