魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

I社長崎試飲会

2014年10月03日 | ワイン ~2019年
輸入元のI社(株式会社 飯田)の試飲会がありました。





アイテム数は約70。


これくらいだとわりと分かりやすいですね。


私が気になったワインを挙げておきましょう。

やはり常識的に価格が高いワインは美味しいです。




チリのテラノブレ、ここの上のクラスのカルメネーレ種。
当店にはカルメネーレのグラン・リゼルヴァを定番として置いてはいますが、これは
さらに上のクラス。さすがに美味しいけど、チリとして頭の中では「コノスル」の
20バレルクラスが比較対象になっています。


あと、当店に在庫している「クリアンサ」の上のクラス。



これも結構良いと思います。濃く、熟した甘さもあって満足できるでしょう。



美味しいボルドーはこちら。



右側は「Ch.オー・バージュ・リベラル」の3rdラベルになるということでした。
折り目正しいボルドーの味わいです。

やはり価格が良いと味も良いです。


面白かったのはこちら。



プティ・ヴェルド種がメインで、結構タニックでガチガチなんだけど、キャラはしっかり
あって、ドライフルーツ、ブラックチョコやココア、コーヒー、革などのイメージです。
これぞ大人のブラックって感じの渋めのワイン。



とても印象的だったのがこの2アイテム。




ミレーの晩鐘のラベル。
濃く、ムンムンと漂う香り、濃厚ではっきりした輪郭と骨格。
これは素晴らしいワインです。普通の感覚だと5~10年寝かせてからがちょうど良い
くらいでしょう。豊かで凝縮しています。


そしてこれ。



ドイツの赤、ピノ種です。
何といっても余韻がギュイーーーンと伸びるのでとてもきれいで美しいです。
いいですねーーー。


そんなこんなの試飲会。新しいアイテムを追加したいと思います。

今月はまだまだ試飲会が続いていて、ちょっと卒倒しそうです。
大好きなワインだから飽きないのか? それともワインの群れに立つライオンなのか?
単にお仕事なのか? やけくそなのか???


いずれにしてもワインとの対峙は、好奇心であり、探究心でもあり、お仕事でもあり、
好きでもあり、嫌いでもあり、苦痛でもあり・・・でも素晴らしい喜びでもあるのです。


そして輸入元の方々がわざわざ長崎遠征して試飲会までやって頂くお手数、ご足労には
感謝の気持ちでいっぱいです。I社のスタッフの皆様、ありがとうございます。
ご参加の皆様にも感謝ですが、同時にこの輸入元さんへの感謝の気持ちを持って
いただきたいと強く思います。臨まれた皆様、お疲れ様でした。


コメント
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