魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

ポテチにルジェ-金と銀のヌラシウス

2017年04月11日 | ワイン ~2019年
ポテトチップスがなくなると大騒ぎ。

しきゃ~し、ジタバタしない。私はポテトチップスがなくなってもまったく困らない!

ポテトチップスとちぢれ麺はなくてもまったく影響を受けません。キッパリ~

ついでに醤油ラーメン、塩ラーメン、味噌ラーメンもなくてもまったく困らない!(豚骨野郎ですけんね)


・・・でも、もちろん赤ワインがなくなると生きていく自信がありません。




最近ワイン誌「リアルワインガイド」を読んだら、2014年もののエマニュエル・ルジェの
ワインが大変な評価となっていました。常軌を逸したとしか思えないほどの高評価で、
第2のアンリ・ジャイエ(神様ワイン)になるのかもしれないですね。


そこへ、インデント輸入の案内がありました。

噂の2014のエマニュエル・ルジェですが、ヴォーヌ・ロマネ(村名)で2万円後半、3万円手前(税込み)します。
エシェゾー(特級畑)はジョルジュ・ジャイエのラベルもの(中身は同じ)が8万円後半、9万円手前程度します。
ニュイ・サン・ジョルジュ村名はヴォーヌ・ロマネより3千円程度安いです。
すごいことになっていますね。

でも、さらに偉大と言われる2015年ものが出たらこれの2倍くらいはしそうな予感もします。
そして高騰・・・? 需要と供給の関係ですからあくまでひとつの予想でしかありませんし、
この予感が外れる方が幸せなことではあります。

おお、恐ろしいけど、美味いんだろうなあ・・・私も乗じて1本だけ買ってみようかなとつい思っています。
オーダー出しても買えるかどうかわからないんですけどね。




さて、今夜はこれ。




2015 ヌラシウス ラングドック
  (仏、シラー、グルナッシュ種など、赤、千円未満)

香りはプラムやスグリ、ブルーベリーなどに柑橘も混ざり、明るくいわゆる南仏臭があります。
肉といってもハム程度の軽いもの、ミネラルもあり、スパイス、革などはあまりしません。
フルーツ主体です。


味わいはほど良い濃度と、シルキーなタンニン。均整がとれていてソフトさがあります。
2015年のせいかもしれません。渋いのが苦手な方にもちゃんと対応できると思います。
ただ、南仏的、牧歌的風味が好みは分かれるかもしれません。明るく開放的です。



ところでこのヌラシウスには「金のヌラシウス」と「銀のヌラシウス」とがあります。

銀の方はこちら。



銀は「ペイ・ド・エロー」(エロー県の地酒)ということで、金の方は「ACラングドック」。
金の方がクラスとしてはほんのちょっと格上になることでしょう。金額はほとんど変わりません。
当店では800円台です。

銀はカリニャン、グルナッシュ種主体、金はシラー、グルナッシュ種主体で、やや風味が違います。
飲み比べられても楽しいでしょう。

ただしお断りしておきますが、くちばしのエンゼルマークはもらえません。
斧ももらえません。あしからず。


コメント
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