やって来たのは長崎市興善町にある「BABAKE」(ババケ)。
表の看板も引っ込んでたし、店内のメニューにもなかったけど訊いてみた。
「冷たい担々麺はあるとですか?」
すると「良いですよ」と作っていただくことが出来ました。ありがたい。
過行く夏に向けて、いや、過行く暖かった時期に向けて、最後の軌跡を残そう。
冷やし担々麺。大辛で。
ではと、しっかりとまぜまぜします。
そしていただきます。
麺はコシとモチモチ感がしっかり。良く出来ています。
出汁というかタレもパンチ、コクがありはっきりした味わい。
〆は残ったライスをダ~ンク!
そしてまぜまぜしてフィニッシュ。
いいね~。
きっと次は温かい担々麺だ。季節は過行く。でも個人的には冷たいものが美味しい時期が好きだ。
そして夜はこれ。
2016 セリエール・ピニョール ラッチ・デ・ライム
(スペイン、ガルナッチャ・ネグラ&サンソ―種、赤、千円台前半)
香りはプラム、ブラックチェリー、カシス、ブル-ベリーなどのフルーツにスミレ、ペッパーなど。
味わいは濃いけど重たさが少ないミディアム。しっかりとジューシーな部分と明るく広がる開放的な
部分を持ち合わせています。濃いのが好きな方には普段着のお気楽な感じで、優しいのがお好きな方には
ちょっぴりペッパー的アクセントの効いた若さのはち切れるイメージで楽しめるワインでしょう。
元々、濃くてパンチのある感じのワインでしたが、近年造り手はもともとブルゴーニュ(ピノ・ノワール種)
が好きなので、パワーで押すのではなく、広がりのあるスタイルへと変貌しているようです。
ワイン好きの行きつくところはブルゴーニュかボルドー、はたまたローヌスタイルが王道なのでよくわかります。
(ここで異を唱える方もいらっしゃることでしょうね。例えばいや、アマローネだとかいや、貴腐ワインだとか
最後にはいや、安旨だとか・・・まっ、それはそれよね)
この造り手は濃いながらも広がりや立体感のあるスタイルを目指しているということがわります。
季節は確かに変わり、長崎市では「長崎くんち」が始まりました。