福岡の天神にてL社の試飲会でした。
ブルゴーニュワインが約30アイテム+αというラインナップ。
アイテム数は少なかったが、やはりブルゴーニュワインとなると行かざるを得ない。
いくつかご紹介しましょう。
この中で当店のラインナップに加わるワインもあります。
2017 ブルゴーニュ シャルドネ(セリニー)
これは価格の割りに厚みもあってとても良かった。
アーモンドなどのナッツや蜜も感じるほど。2千円台でいけると思います。
あと、ボーヌの白。
2019 ボーヌ 1er エイグロ ブラン(アルベール・モロ)
芳醇でとても美味しい白。
ボーヌは村名と言われますが、人口が多く「町」です。
赤も白も突出してメジャーではありませんが、実は大変良く出来ているものがたくさんあります。
赤は心をつかんだのは何たって「ドメーヌ・ユベール・リニエ」
ジュヴレ・シャンベルタン村と、
モレ・サン・ドニ村のトリロジーという赤。
何と言っても質感の良さが素晴らしい。
不思議なことに1週目と2週目(全部テイスティングしてもう1度)では味わいが変わっていて、
開いているものはビックリの美味しさ。
この辺りがワインの面白さで、はまる方も多いと思います。
メインはこちらの特級畑(グランクリュ)。
さらに質感が違います。香りも味わいも深みとニュアンスの豊かさがありました。
通常吐き出すのですが、ちょとだけ飲んしまいます。
エレガントで余韻の長さはさらに増します。ホテルの窓から梅雨明けの空と街並みを眺めながら
飛び立ちたい気持ち、そして、今日も私は生きてるって気持ちになります。
こういう美味しいワインに出会えて感謝でいっぱいです。
はっきり言います。
通常、お手軽なワインたちで満足している私を含め、多くの方々・・・
一度こんなワインに出会っていただきたい!
もちろんいつもこれを飲んで欲しいというわけではなくて、人生のその節目やひと息の時に、
飲むと必ず心満たされ幸せになるワインというものがあります。その存在は知っていただきたいと思うのです。
数十万円とか数百万円とか、そんなのも確かにありますが、それはともかく、
普段よりも価格的にもうちょっとがんばれば心に残り、刻み込まれるような魅惑のワインと出会うことが出来るのです。
生涯忘れられない感動や思いにどこまで求めることが出来るか?ということでしょう。
ぜひ1度経験していただきたいと思います。