魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

良いヴィンテージなのだが・・・。

2006年02月23日 | ワイン ~2019年
2000 ラ・バンディーナ ヴァルポリチェッラ (テヌータ・サンアントニオ、赤、伊)

優れたアマローネの造り手です。うちでも1998を扱っていました。98がお気に入りで99はそれに比べ、少し物足りなかったので取り扱いませんでした。現在は2000年が入ってきています。年が良いだけに期待しながら早速試飲してみました。ちなみに上のクラスになりますが、この造り手のアマローネは本当に美味しいです。

2000年は色はしっかり濃く、香りはココアやブラックチェリー、焦げたロースト香、柑橘、赤土やレンガ等。酸がかなりしっかりしていて現段階ではちょっとバランス的には出ているかな。果実味はアマローネっぽく奥行き、深みがあります。良いワインではあります。しかし、98年のバランス程の調和はない、あくまで現段階でのことだけど・・・と感じる。
1998と2000、大方は大当たり年の2000の方が果実味、タンニン、酸などほとんどの要素で98より上・・・・のはず。しかしそうはいかないところがワインの面白さでもあって、今飲むなら98取りたいな。 そんな訳で2000年の仕入れは見送り。きっとこの年が美味しくなってきた頃は2003年あたりがリリースされて、市場から2000年は消えていることでしょう。後悔するかも・・・。でもその頃本当に美味しくなっているかどうかの保証はないのです。

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