魅惑のワインと出会う100の方法

デイリーからカルトワインまで、日々探し求めては飲んだくれているワイン屋のおはなし。

新しいデイリーの仲間

2007年10月04日 | ワイン ~2020年
試飲会で気に入ったので連れてきました。
新しいデイリーワインの仲間入りです。

「ほら、あいさつは?」

「こ、こんにちは、ぼく・・・スペインの赤ワインで、
2002 トスカール クリアンサ(サルヴァドール・ポヴェダ)です。よろしく。」

なーんてはもちろん言いませんが、ちょっと最初は恥ずかしがり屋さんです。

1杯目はなんのこっちゃ訳分かりません。(どのワインでもたいていそうです)
時間の関係でしょうか、2杯目からどんどん濃く感じるようになります。

焼き菓子の甘い香りと少しだけ焼けたレンガ、太陽を感じる香りです。
きれいな果実味とミンティーさを感じつつ、飲んでみますと、
この価格とは思えないほど充実しています。甘さは慎ましやかに控えめで、
堂々として真っ向からぶつかってきます。
濃いだけでなくある程度の深みも感じることもできますので、コストパ
フォーマンスは良いと思いますよー。千円切りますので、ぜひお試し下さい。


今日も2005年ものやインデント輸入の案内がありました。
とにかく上がっているのでショックを受けながら、それでも探しています。

どこかのブログで、この世界的な値上がりを「ショップはぼったくりで
山のようなマージンを乗せてるんじゃないか?」のような発言が書いて
ありました。読んでると悲しくなります。ショップに入ってくる価格自体が
すでにメチャ高なのです。誤解しないで!と言っておきます。

これからどんどん飛んでもないオファーが来て、それをお客様に紹介する度、
クレームが来ないか不安です。それくらい上がっております。
ワイン以外でも最近いろんな物が値上がりを始めましたね。
困った・・・・・。

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3 コメント

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円が・・・ (tantan)
2007-10-04 07:25:02
ワインは・・・
・高級品に限れば中国市場での需給関係
・良年に蔵出し価格が値上げしそのまま定着
・極端な円安
というのが原因のようですが・・・

円安ひどすぎます。
イギリスで地下鉄一区画乗って1000円、生ビール1パウンド1000円
パリの街角のカフェで生ビール250ccくらいで800-1000円
2002年に行った時1ポンド170円だったのが今250円
2000年頃1ユーロ100円だったのが今170円弱

ユーロスターなんか二等で199ユーロだから3万4000円(日本の新幹線だったら2万円くらいで乗れる距離です。)

こんなんじゃヨーロッパ旅行なんてやめたほうが・・・(アメリカはまだまし・・・お勧めはオーストラリア、こちらは物価安い。中華の結構いい店でさんざん食べまくってビール飲んで3000円位だし、ワインは持込が普通だし・・・)


円頑張れ!

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追記 (tantan)
2007-10-04 07:47:59
>「ショップはぼったくりで
山のようなマージンを乗せてるんじゃないか?」

これだけネット販売(特に楽天)が普及して、ワインのだいたいの価格が一目瞭然となった今となってはやろうとしてもとても無理ですね。ぼったくりやろうとしても・・・

中にはないこともないですが・・・(某空港内ワインショップなんかインポーターの定価で売ってるし・・・ここはネットにも店出してますが、こちらは適正価格です。何も知らない旅行客からボッタクロウとしているとしか思えません。)
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Unknown (ラリラリ・ピノ)
2007-10-04 11:46:27
tantanさん、

ヨーロッパ出張では、相当頭に血が上ってしまわれたこと
が想像できます。(笑)

全体の価格では為替相場による高値ですが、高級品に関し
ては投機対象にもなっておりますのでもう大変です。

どこぞのブログでは、自分が安く買った時は天下を取った
ように自慢し、高騰したオファーの価格を見ると、けなし
てボッタクリだという。分かりやすいといえば、分かりや
すいのですが、これも人間の欲望の一端なのでしょう。
(私自身も五十歩百歩です)

私が一番心配するのは、「日本でのワインの需要が極端に
落ち込むこと」です。やはりワインの文化や習慣は根付い
て欲しいですから。

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